元気爆発シンフォギアー!!   作:一種の信者

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小説に元気爆発ガンバルガー(単発物)が無かったので書いてみました。

っと言うのも亜衣子先生がヤミノリウスを説得する姿が響でも違和感無さそうに感じたんで。
後、亜衣子先生の苗字も立花です。

※ロボットは出ません。


1話 大魔界

 

 

 

遥か過去の地球。

赤く燃え上がる大地に巨大な何本もの竜の首を持つ赤い化け物が居る。特徴は胴体部分に巨大で禍々しい四つの眼がある事だ。

 

『この暗黒魔王ゴクアーク様にまだ逆らうか!エルドランにエンキよ!』

 

ゴクアークと名乗った赤い化け物が遠く空を見る。其処には光り輝く人と青い髪の褐色の肌をした男性が居た。

白く光り輝くのがエルドラン。褐色の肌をし青い髪の人物がエンキだ。

 

「当たり前だ!この星を好き勝手にはさせん!」

「動物にされた同胞の仇、取らせてもらうぞ!」

 

『ほざけ!お前達も動物にしてやる!!』

 

巨大な赤い竜に白い光と青い光がぶつかり合う。戦いは激しさを極め、その戦闘は長時間が過ぎた。そして

 

『ぬわーーー!!まさかこのゴクアーク様が!!』

 

長い戦いの果てにエンキの攻撃にエルドランが先ずかな隙を見つけ要石に封印しようとした。ゴクアークは抵抗するが既に体の半分以上が要石に封印されつつある。

 

「終わりだ、ゴクアーク!」

「我々の勝ちだ!」

 

『生意気な、我を封印した所で地上を大魔界に変えるのは諦めんぞ!例え千年たとうとな!それに封印程度で我が呪いは解けん、絶対にな!!』

 

最後の捨て台詞を残してゴクアークは要石に完全に封印された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数千年の時が経ち、人間が地球に繁栄し西暦が二千年を過ぎたある年の事、ある敷地に注連縄の付けられた大岩が置かれた場所がある。私有地の為、滅多に人は来ないがその日は少々違った。

 

「コラーッ!〇太郎、修行をせんか!修行を!」

「今日は友達と遊びに行く約束してるんだ!また今度!」

「そう言ってまたサボる気か!全く父は情けないぞ、緒川殿を見習え!」

「慎司兄ちゃんは才能があり過ぎるだけだね」

 

通りすがりの忍者が口論をしていた。いや、二人共古風な忍者スタイルで父親と思しき忍者が子供の忍者にクナイを投げつける。そして、待ってましたとばかりに木の棒でクナイを打ち返す。

 

「ホームラン!」

「お前、忍者の道具を何と心得る!!」

 

クナイが空高く飛んでいくのを見た子供の忍者が自慢げにするがそれが父親の逆鱗に触れた。二人に争いはもう少し続くが今はどうでもいい。

 

重要なのは飛んで行ったクナイが重力の力が働き落下していたのだ。

落下先は、先程紹介した大岩だった。通常なら岩の硬さにクナイは弾かれる筈だったが、余程高く飛んだのか落下によってスピードが付き物の見事に大岩に突き刺さる。

 

こうなっては外から誰かが触れない限りクナイはビクともしない筈だった。僅かな時間が過ぎると刺さっていたクナイがガタガタと揺れ出す。地震でもないし誰かが触ってる訳でもない。()()()()()()()()()()()()()()()

やがて、ガタガタと揺れていたクナイは独りでに抜け地面へと落ちる。

 

『!封印に僅かな綻び!?行け、ヤミノリウスⅢ世。地上を混乱に陥れるのだ!!』

「ハハァァ!」

 

地獄から響きそうな声がした直後に大岩に空いた穴から黒い玉の様な物が出て来る。人魂の様にも見えるそれは夕暮れ近い街の方に向かって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

街のとあるコンサート会場。

会場では今をトキメクアイドルユニット、ツヴァイウイングのライブをしている最中だった。

二人の歌である「逆光のフリューゲル」は大いに盛り上がり会場は一体となっていた。観客たちの持つケミカルライトも動きが激しかった。

 

━━━ドキドキして目が離せない!凄いよ、これがライブなんだ!

 

その中の一人である少女もツヴァイウイングのライブに見せられていた。

本当ならば無二の親友と共に来るはずがドタキャンされ落ち込んでいたがそんな気分も打ち消す程の感動だった。初めてのライブながらも感極まりドタキャンした親友にも自慢できると思っていた。

 

しかし、彼らは知らない。

地下ではツヴァイウイングのライブでの実験を行ってる事を。

 

 

 

 

 

 

 

「フォニックゲイン、想定内の伸び率を示してます」

「成功みたいね、お疲れ様!」

 

職員の報告に髪を束ね赤いフレームの眼鏡をした白い白衣を着ていた女性の言葉に職員から歓声があがる。

その横にはホッと胸を撫でおろした赤いスーツの男性もいる。

このまま順調に終わろうかとした時だった。

 

「ん?博士、妙な反応が…」

「妙な反応?どれ…」

 

一人の科学者が妙な反応を見つけ報告する。コップを片手に何だろうとコンソールを弄ってその反応を見る。

最初は大した反応が無かったが一瞬目を見開き持っていたコップを落とす。

 

「嘘でしょ!?」

 

 

 

 

 

同じ頃、会場でもツヴァイウイングの一人である天羽奏がもう一曲いくと宣言し少女の期待が高まる。が、

 

「おい、なんだありゃ?」

「何かの演出?」

「そうじゃねえの?」

 

会場内の人間達の困惑する声が響き、少女も観客の指さした方を見る。

 

━━━何だろアレ?

 

少女の疑問はそれだけである。

黒い霧状の玉が風や空気の流れに逆らいそのまま飛んでいく。逆光の中、それはとても目立っており舞台の上に居たツヴァイウイングの二人、天羽奏と風鳴翼もそれに気付く。

そして、黒い玉はツヴァイウイングの横を通り過ぎ、床へと落ちた。直後、其処から一人の男性が現れる。

その男は青白い顔に青い髪、額や目じり付近に痣の様な物があった。

 

「誰だアレ?」

「やっぱり演出?」

「それともお上りさんか?引っ込めぇ!」

 

突然現れた男に困惑する観客たちだが次第に文句が飛んでいくさっきまでの会場とは思えない程の空気になる。天羽奏も風鳴翼もやや距離をとりスタッフが来るのを待つがそれをよりも先に男が動き出した。

 

「ハアアアアアアアアッ!!!」

 

目を見開き瞳が怪しく光った直後に男は後ろを向いて飛び上がる。

目的は後ろのライブの為に用意されたステンドグラスだ。

一瞬にして男はステンドグラスに何かを書く。それは大きな逆三角形に中には勾玉のような陰と陽のマークに三つの端には長く細い楕円形の丸に逆三角の外側には文字の様な物が書かれた。

 

「ゾイワコノイワコマカイヤゾイワコ…」

 

「…呪文?」

「見て、奏。あの男から本が飛び出た!」

 

男が自分達に構わず何かしてる事に不気味に感じながらも様子を見ていた二人。これには文句を言っていた観客たちも黙り込んでしまう。

そして、男から事典の様な分厚い本が出てきて浮かび上がり独りでにページが開く。

 

「暗く湿った魔界の森より今こそ出でよ我が前に。ハズラムサライヤ~!」

 

男が呪文を唱えながら両手を開き目が赤く光る。直後にページはピタッと止まり一枚のページが上を向く。

そして、そのページが破れ風も吹いてないのに男の書いた物の中心部に吸い込まれるように張り付く。

直後、引っ付いたページが黒くなりその黒が周りに広がっていく。

 

「おいおい、嘘だろ」

「何の演出よ、これ」

 

観客たちからは相変わらず戸惑いの声が漏れ、天羽奏や風鳴翼も固唾を呑んで様子を見ている。

逆光してるとはいえステンドグラスが黒くシミのように染まっていく事に驚きを感じつつ相手の正体を探ろうとしていたのだ。

そして、黒シミは完全にステンドグラスを覆いつくすと男の書いた逆三角形は消え中心部が割れて何かが出て来る。

 

「か、怪物!?」

「新しいノイズ!?」

 

間近で見ていた天羽奏と風鳴翼の驚愕の声を出す。

現れたのは、高さ数メートルはある、四つの鎌状の腕を持ち足の生えた、馬鹿でかいハサミだった。

彼女達は知らないが、それは大魔界と呼ばれる世界の生き物だ。

 

魔界獣 ジョキラー

 

見守っていた観客たちもこれには驚愕し浮足立っている。中にはこれも演出だと思い込んでいる者も居るが皆が皆不安になっている。

 

「何あれ?未来怖いよ」

 

先程までツヴァイウイングのライブを見ていた少女も不安に塗り潰されていた。

しかし、男はそんな事もお構いなく笑い声を上げる。

 

「フッハハハハハハハハハハッ!!魔界獣 ジョキラーよ、人間界を混乱に「待ちな!!」ん?」

 

今まさに魔界獣に命令を出そうとした男だったが横からの声に反応し見ると赤みがかった長髪の女性…天羽奏がマイクを握り締めて男に向かって指を指している。

 

「何か用か?女」

 

「「何か用か?」じゃねえ、人様のライブを邪魔しやがって!何者だ」

 

魔界獣を見てオドオドする風鳴翼とは対照的に天羽奏は怖いもの知らずかの様に言い放つ。

それを見て鼻で笑う男。

 

「私か?良かろう、名乗ってやる。私こそ偉大なりし大魔界の魔導士ヤミノ…「はっ、ノイズが来る!」リ…オイ!!聞いておいてその反応は何だ!?」

 

赤髪の女の筆問に答えようとした青白い顔の男だったが途中で女が別の事を話し腰を折られた事に怒りの声を上げる。

しかし、青白い顔の男も次の瞬間には茫然とする。会場の中心部が爆発を起こして人々の悲鳴が木霊した。

 

「一体何だというんだ?…ん?」

 

男がそう呟くと会場の空に何かが飛んでいる事に気付き見上げる。

丁度、空には薄緑色をした飛行する何かが恐ろしいスピードで通り過ぎる。

 

「地上の生物は変わっているな」

 

男の呟く声に誰も反応しなかった。

それは生物ではなくノイズと呼ばれる得意災害だった。

 

 

 

 




たぶん、珍しい組み合わせのクロス物。
自分はエルドランシリーズで元気爆発ガンバルガーが一番好きです。

劇中だと名乗ろうとしたヤミノリウスも変装中だったので止めましたが今回は楓に遮られてしまいました。

因みにこの世界の地球にいる動物はゴクアークの呪いで動物にされたカストディアンやルルアメル(人類)の子孫です

簡単な設定でも


エルドラン

年齢=地球と同じという凄い人。
シンフォギア世界でも此処まで長く生きてる人は居ないかと。


ゴクアーク

地球とは別の世界である大魔界を統べる大魔王。
突如、地球を大魔界に変えようと襲い掛かる。
原作でも一話で月破壊したり最終話で地球を砕いたりやりたい放題だった。
弱点、部下に恵まれない。



亀更新になるでしょうがよろしくお願いいたします。
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