ヒスイの世界。コトブキムラに戻るため。
ディアルガに認めてもらうため、私は最強のチャンピオンを目指すことにした。
ということで、や~ってやろうじゃん!
まずはナギサシティに到着。
したら赤いアフロのお兄さん、シンオウ四天王のオーバさんに遭遇。
親友でナギサジムのジムリーダーのやる気がないのを心配しているんだって。
なるほど。私にやる気スイッチを押してほしいってことね。
でもね、今の私は過去に戻るために勢いで満ちているの。
殺る気スイッチがオンになっちゃってるから、手荒いよ!
ということでサクッと攻略ナギサジム。
そしてその勢いのまま突入チャンピオンロード。
そのままの勢いで突入ポケモンリーグ!
ポケモンリーグは四天王っていう4人のポケモントレーナーと戦って、その後でシンオウのチャンピオンに挑戦して、勝ったらその人が新チャンピオンになれるシステムなんだって。
では行きますかリーグ戦!
の前にいつもの唐突で心臓に悪いジュンくん戦。もう、そういうところよアナタ!
さて四天王1人目、リョウさん。
続いて四天王2人目はおばあちゃんになったオマツっていうかんじのキクノさん。
うん、さすが四天王と言われるだけあるわね。強い。
はじめてよ。私をここまでおいつめたトレーナーは。
私に、戦闘中にかいふくのくすりを使わせたトレーナーは、あなたたちが初めて!
さて次はアフロのオーバさん。
そして4人目のゴヨウさん。
ついに最後、チャンピオン。
これが本当の最後。新チャンピオンになって、私はヒスイに帰ってみせる!
こうして最後の部屋に入った私。
そこにいたのは・・
「元気にしてた?」
あなたは予感はしていなかったわけじゃないわ。
私の前に最後に立ちはだかるのは、やっぱり女ウォロ。そうね紛らわしいシロナさん!
「どんな困難にぶつかってもポケモンと乗り越えてきたのね。それはどんなときでも、自分に勝ってきたということ。そうして学んだ強さ、きみたちから伝わってくる!」
さすがシロナさん。シンオウで私も強くなったと思う。
ヒスイで培った強さと、シンオウで出会ったポケモンたちと培った強さ。
それを感じてくれるなんて。チャンピオンに太鼓判押してもらえるなら、ディアルガに認めてもらえる強さが私に身についてきているって自信になるわ。
「さてと! ここに来た目的はわかってます。ポケモンリーグチャンピオンとして、きみと戦います!」
ええ、シロナさん。私も本気で行きます!
こうして始まったシロナさんとの戦い。
シロナさんが最初に出してきたのはミカルゲ。
おっと? これは?
続くシロナさんのポケモンは、ロズレイドやルカリオ、ガブリアスといったメンバー。
そう、ウォロとそっくりの構成。どの子も強いポケモンばかり。
私もすごく苦戦したわ。初見だったら負けていたわね。
そう、初見だったら。
こちとら女ウォロが黒幕だって警戒していたから、対策は万全なのよ。
そう、私を警戒させた。それがシロナさん、あなたの敗因よ!
こうして長い戦いの末、私はシロナさんに勝利したの!
ここまで追いつめられたのは、いつぶりかしら?
「お見事です。素晴らしい戦いだったわ。ポケモンが最大限力を発揮できるよう応援しつつ、冷静な判断で見事勝利した。その情熱と落ち着き、二つをあわせ持つ。きみとポケモンならいつだってどこでだって、どんなことだって乗り越えられる。戦っていてそう思ったの。シンオウ地方の新しいチャンピオン誕生!」
戦いが終わったばかりだっていうのに、心の底から私を褒めてくれるシロナさん。
あなた、本当に良い人なのね。
最初の頃の親切や、旅の途中でちょくちょく私に目をかけてくれていたのも、本心の優しさだったのね。
紛らわしいのは、全部ウォロという前例があったせい。それさえなければ私も本当にあなたと仲良くなりたかったわ。
こうして私はシンオウ地方のチャンピオンになった。
最強のポケモントレーナー。
ディアルガに認めてもらえる。
過去に帰ることができる・・・・
え? ばとるたわあ?
【完】
後にとあるポケモントレーナーが語った。
最強のポケモントレーナーとは誰か?
そりゃあ文句なしの最強と言えば【シンオウの悪魔】だな。
あれはトレーナーじゃない。7匹目のポケモンだ。
バトルの強さだってもちろんだが。
彼女は避けるんだ。それに耐えるんだ。ポケモンの攻撃を。生身で。
完璧な人間じゃないぜ? 泳ぐの下手だし、笛を吹くのも下手。
だが投球。これに関してはマジだ。一流としか言いようがない。
噂では、素手で制圧できるらしいぜ。ウィンディ程度なら。
ただ気になるのが、もう引退しちまったらしい。勿体ない話だろ?
うんともすんとも。すっかり鳴りを潜めちまって。
今じゃ普通の女の子してるってさ。
彼女が引退する直前。手持ちのディアルガを手放す時に立ち会った人に話を聞いたことがあるんだが、その時彼女、妙な事を口にしてたらしい。
『え? 元の世界に戻りたいなら先にそう言っておいてくださいよ、って?』って。