夢の中とはいえ、無駄に近未来的で悪い組織バージョンのギンガ団を正面突破してちょっとブルーになった私。
組織に捕まっていたアグノム、ユクシー、エムリットを解放した。
その途中でボコボコにした男オウメから、アカギさんがあかいくさりを手に入れて、テンガン山の頂上に向かったことを教えてもらえた。
どういうこと?
アグノムたちを苦しめて、あかいくさりを無理やり作ったのは悪い事だけど。
あかいくさりって、ディアルガとパルキアを鎮めるためのものよね?
ってことは今、このシンオウ地方で2匹が暴走しているってこと?
それをアカギさんは止めようとしている?
自分だけが汚名を背負って、それでもみんなのために・・・
つまりそういうことなのね。さすが男シマボシ隊長。
これは私が見届けなきゃ!
ということで到着テンガン山の頂上、槍の柱。
いつ来てもここは空気が重い気がするわ。夢の中でもこんなに重いなんて。
でもこれで最後。きっと最後の戦いになる。そして夢から覚める。
「今、全てが終わり、そして全てが始まる。このあかいくさりを使い、異次元の扉を開いてやる。そしてわたしのためにその力を使え。時を司る神話のポケモン、ディアルガよ」
アカギさん。ついにその時が来たのね。
でも私の想像だけど、女ウォロが姿を現して悪さをしていて、そこにアカギさんが登場って流れだと思ってた。
女ウォロの姿は無い。代わりにヒナツちゃんと・・・えっと、紫団子のお姉さんがいた。
そっそうだ、ジュピターだ!
そして姿を現したのは、あかいくさりに包まれたディアルガ。
「これですべてが破壊される。全てが無くなり、争いも無くなる。この捻じれていく時間、わたしにしか止められない」
あれ? アカギさん? 空の模様が禍々しい状態になってるよ?
うっ、この空・・・私のトラウマ。うぅ、デンボク団長に追放される・・・でもシマボシ隊長が、アカギさんが助けてくれる。
「これがシンオウを生み出した神話に残っているポケモン、時間の神ディアルガ。今の世界をわたしが望む究極の世界にするより! 新しい世界を作り出す! そしてわたしはその世界での神となる!」
え?
アカギさん?
その宣言・・・
ウォロ的に聞こえるのは・・・私だけ?
まさか・・・そこにいたのねウォロ因子!
ってことは女ウォロ。シロナさん・・・すっごくミスリード!
紛らわしいったらありゃしないわ。
でも残念ねアカギ。ここにいるのはただの女の子じゃないのよ!
ギンガ団マンテンボシ。そしてディアルガとこの空が初見じゃないポケモントレーナー。
ショウが参上したからには、あなたの悪事もこれまでよ!
ということで私は先鋒のヒナツちゃん、ならぬマーズを泣く泣く蹴散らしたわ。
(ジュピターは、ここで急遽加勢してくれたジュンくんとまとめて、ギャラドスのじしんとたきのぼりで沈めてやったわ)
暴走を始めたディアルガも、ユクシーやエムリット、アグノムが現れてあかいくさりを壊してくれた。
あかいくさりを・・・壊してくれた?
暴走を止めて鎮めるためのあかいくさりが壊れて、ディアルガが鎮まったってことは・・・ディアルガの暴走・・・原因アカギってことじゃない!
ということでアカギを叩きのめしてやったわ。
そしてどこかに消えて行ってしまったアカギとヒナツちゃ・・マーズ。あとジュピター。
残されたのは私とディアルガ。あとナナカマド博士とコウキくんが全部解決してから来てくれた。
ディアルガがなにかを言いたそうにこちらを見ている。ってナナカマド博士も言ってくれたから、とりあえず私はディアルガと対話しに行くことに。
と言ってもポケモンとお話ってできないからなぁ。
なんとなくコミュニケーションは取れるけど、察してあげるくらいしかできないよね。
『よく来てくれましたね、ショウ』
え? ナナカマド博士の声じゃない。コウキくんの声でもない。
この声、もしかしてディアルガ?
『時の狭間に迷い込んだ人間の子、ショウ。私はあなたが来るのをずっと待っていました』
ディアルガの声、博士やコウキくんには聞こえていないのか、2人は特に無反応だったけど。
時の狭間? 迷い込んだ? 私のこと?
どういうこと?っていう私の困惑を察してくれたのか、ディアルガは優しい声でこう続けたわ。
『ここシンオウは、かつてあなたがいたヒスイの時代から遥か未来の世界。あなたは時の狭間に迷い込み、この世界にやってきたのです』