ゼロの人造人間使い魔   作:筆名 弘

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第十三話をお送りします。

今回でゼロ魔1巻の内容が終了となります。


 第十三話

 

 

 ズズズズズ

 

 質量の大半を失ったゴーレムは、静かに構成物質である土へと還った。自分がゴーレムを撃破したことが信じられないルイズは尻餅をついたまま、目をパチクリさせながら呟いた。

 

 「こ、これが、「破壊の篭手」の威力。私なんかでも、こんなことができるなんて……」

 

 「ルイズ、それは違う。これは、きみ自身の力だ」

 

 ルイズの呟きを、背後にいたセルが訂正する。

 

 「え、それって……」

 

 「やったわね、ヴァリエール!! すっごい光だったわよ!!」

 

 ルイズの元へキュルケとタバサが駆けつける。セルの手を借りて立ち上がったルイズは二人にぎこちない笑みを浮かべながら言った。

 

 「セルと「破壊の篭手」のおかげよ……それより、フーケは?」

 

 「それが、近くにはいないみたいなの」

 

 「……ミス・ロングビルが来た」

 

 タバサが指差した方から、息を切らせながら、ロングビルが走り寄ってきた。

 

 「はあ、はあ、みなさん、さきほどの光はいったい? こ、これは……」

 

 ルイズと「破壊の篭手」がもたらした蹂躙の痕跡を目の当たりにしたロングビルが絶句する。ゴーレムの背後にあった森の木々はトンネル状に大きくなぎ倒され、わずかな煙をくゆらせるばかりとなっていた。

 

 「さすがのフーケも、この威力を見せ付けられたら、尻尾を巻いて逃げるしかないわね」

 

 「近くに我々以外の「気」は、相変わらず感じられない」

 

 キュルケの楽観的な言葉に合わせて、セルの「気」による探索の結果を聞いたルイズたちは緊張を弛緩させた。フーケは逃がしたが、「破壊の篭手」は取り戻した上に被害もなし。戦果は上々といっていいだろう。

 

 「でしたら、ミス・ヴァリエール。「破壊の篭手」を確認させていただいてもよろしいでしょうか?」

 

 「あ、はい。どうぞ、ミス・ロングビル」

 

 ルイズは右腕から取り外した「破壊の篭手」をロングビルに渡す。他の人間から見えないように唇を歪めたロングビルは篭手を受け取るやいなや、自らの右腕に装着して、ルイズたちから距離を取る。

 

 「……え、ミス・ロングビル?」

 

 思わず、呆気に取られる三人。だが、セルだけは落ち着き払った様子でルイズたちより前に進み出る。

 

 「……やはり、おまえがフーケか」

 

 「え、ちょっと、セル? あんた、なにを言って……」

 

 「はっ、鈍い貴族の小娘どもとは違って、なかなかするどいじゃないのさ。お察しのとおり、あたしが「土くれのフーケ」さ! あんたはどうやら、ずいぶん前からあたしがくさいとふんでたらしいが、どうして、そう思ったのか聞いてもいいかい?」

 

 冷静沈着な学院長秘書という才女の仮面を脱ぎ捨てたロングビルことフーケはあけすけな口調でセルに問いかけた。

 

 「簡単なことだ。おまえは、近隣の農民にこの森の小屋について聞いたと言った。だが、最も近い集落から数時間も離れた鬱蒼とした不気味な森の中心部まで農民が来るわけがない。まして、フーケの犯行からは、一晩しか経っていない。おまえの調査とやらも、時間的に考えて不自然だ」

 

 「へぇ~、見かけによらず、大したもんだ。威張り散らすしか能のない貴族の教師どもより、亜人のあんたのほうがよっぽど切れるじゃないか! おまけに「破壊の篭手」の使い方まで知っているなんてね……」

 

 フーケとセルの会話をよそに、タバサが小さく詠唱を行おうとするが、フーケもそれを見逃さない。篭手の砲門をタバサたちに向けながら、恫喝する。

 

 「下手な真似はよしな! あんたらもこの「破壊の篭手」の威力は見ただろう? さあ、大人しく全員、杖を捨ててもらおうか!」

 

 選択の余地はなかった。ルイズたちは、それぞれの杖を地面に放り投げた。

 

 「さて、肝心の篭手の使い方もわかったことだし、あんたたちともお別れかねぇ……」

 

 「一つ、聞きたい。おまえは、その篭手の由来を知っているのか?」

 

 絶対絶命の危機にいるにもかかわらず、いつもと変わらない調子でセルが尋ねた。

 

 「由来だって? そんなもの、知ったこっちゃないよ。ただ、あの宝物庫じゃあ一番得体が知れない分、一番高く売れると踏んだまでさ! まさか、こんなとんでもない代物だとは思わなかったけどね! あの王立アカデミーが欲しがるだけのことはあったってわけさ!」

 

 「そうか。ならば、もうおまえに用はない」

 

 「ああァ!? 状況がわかってモノを言ってんのかい!?」

 

 セルはフーケになおも近づきながら、何気ない口調で言った。

 

 「その篭手は、単発式の使い捨てだ。すでに単なる篭手でしかない」

 

 「な、なんだって?……がッ!?」

 

 セルの言葉に動揺したフーケの後頭部に衝撃が走る。フーケとの会話の間、セルは密かに自分の尾を伸ばし、森の下草に紛れさせてフーケの背後を取っていたのだ。先端の極々軽い一撃を受けたフーケは即座に昏倒する。セルは静かにフーケへと歩み寄り、右腕の篭手を奪った上で彼女が落とした杖を踏み砕く。

 

 「フーケの捕縛、完了だ」

 

 振り返ったセルの言葉にそれまで、呆気にとられていたルイズたちは思わず、顔を見合わせてから、お互いに抱擁し合った。

 

 

 フーケ探索隊は、その任務を完全に遂行したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「まさか、ミス・ロングビルが「土くれのフーケ」だったとはのう……」

 

 学院に帰還したフーケ探索隊から、事の顛末を聞いたオールド・オスマンは自身の椅子に深く身を預けながら、そう呟いた。

 

 「いったい、どこで採用されたのですか?」

 

 オスマンの隣に控えていたコルベールが尋ねる。オスマンは少しはずかしそうに話し出した。

 

 「いやあ、わしのいきつけの酒場で給仕をしておっての、美人な上に尻も抜群! しかも、その尻を撫でても怒りもせんときた。さらに聞けば、魔法まで使えるという。もう、わしはこの娘っきゃない、と思って即採用したんじゃ。いま、思えば、あれはわしに取り入る為の演技じゃったのかのう……」

 

 遠い目をしだしたオスマンに、ありったけの罵声を浴びせようとしたコルベールは自分もフーケことロングビルの色香にほだされ、宝物庫の物理的衝撃に関する弱点を得意げに話してしまったことに思い当たり、あわててオスマンの擁護にまわる。

 

 「そ、そうですな! 美女とはまさに魔性のもの!! わ、われわれ男にとってはそれだけで恐るべき魔法使いといえるでしょう!!」

 

 「おおう、そのとおりじゃ! コルベール君、きみも話がわかるのう!!」

 

 無様に互いを庇い合う、大の男二人。そんな彼らをみつめるルイズたち三人の少女たちの視線は、氷点下をはるかに下回っていた。彼女たちの思いは一つ。

 

 (今すぐ、二人とも死ねばいいのに……)

 

 そんな、生徒たちの視線にさらされることに耐えかねたのか、大きく咳払いしたオスマンが椅子から立ち上がり、ルイズたちの頭を一人ずつ撫でながらその功績を称える。

 

 「きみ達のおかげで、王国を騒がせていた盗賊は捕まり、「破壊の篭手」は宝物庫に戻った! 本当によくやってくれた。きみたちのような生徒をもてたことをわしは誇りに思う。そして、その功績に報いるために、きみたちの「シュヴァリエ」爵位の申請を王宮に出すつもりじゃ……まあ、ミス・タバサはすでに称号を持っているから、精霊勲章の授与申請になるがのう」

 

 「ほ、ほんとうですか!?」

 

 思わぬご褒美に顔を輝かせるキュルケ。ルイズも一瞬、うれしそうな顔をするが、後ろで控えるセルのことを考えてしまう。今回のフーケ捕縛は、ほぼすべてセルの手柄だったが、さすがに王宮や学院が亜人に対して、なんらかの褒賞を行うわけがないと理解していた。だが、彼女自身は納得できなかった。 

 

 「さて、今夜は「フリッグの舞踏会」じゃ。「破壊の篭手」も無事に戻ってきたし、予定通りに執り行う」

 

 キュルケの顔がさらに輝いた。

 

 「そうでしたわ! 昨晩からの騒動ですっかり、忘れていましたわ!」

 

 「今夜の主役は間違いなく君たちじゃ。念入りに着飾るんじゃぞ」

 

 三人は学院長室から退室しようとしたが、セルのみがなぜか、オールド・オスマンに残るように申し渡される。ルイズが若干心配そうな顔を向けるが、セルの視線を受けると、小さく頷いて部屋を辞した。さらにコルベールも一礼してから、部屋を去る。学院長室にはセルとオールド・オスマンのみが残された。

 

 「……こうして、話すのは初めてじゃな。セルくんだったかの?」

 

 「セルで結構だ、学院長殿。確かに話すのは初めてだが、学院長は私に興味がおありのようだ。いままでに何度か、あなたのモノと思われる視線を感じていた」

 

 「ほほう、やはり勘付いておったか……ところで、きみもわしに聞きたい事があるのではないかね?」 

 

 「……「破壊の篭手」、どこで手に入れた?」

 

 「あれはのう、わしの命の恩人の持ち物でな……」

 

 オスマンは立ち上がり、窓際からトリステインの地を眺めながら、昔話をはじめた。

 

 「いまから、三十年ほど前になるかのう。わしは王宮からの依頼で、王家所有の森に飛来したワイバーンの討伐に出向いたのじゃ。霧が立ち込める森の中で、わしはどうにか一頭のワイバーンを仕留めた。ところがじゃ、ほっと一息ついたところにもう一頭のワイバーンが現れたのじゃ。わしは王宮の情報官を呪いながら、自身の最期を覚悟した。その時、すさまじい光がワイバーンを貫いたのじゃ。光を放った見知らぬ男の右腕に「破壊の篭手」が着けられておった。今、思い返しても妙な鎧をつけておったよ。しかも、その男は一目見ただけわかるほどの致命傷を負っておったのじゃ。男はワイバーンを倒した後、すぐに息を引き取った。彼の最期の言葉は「申し訳ありません、クウラ様」じゃった。もしかして、きみならそのクウラという人物を知っておるかのう?」

 

 (クウラ? フリーザではないのか?)

 

 オスマンの話に出てきた名前はセルの予想から外れていた。セルが予想していたフリーザという存在は、かつて地球に襲来した凶暴な異星人である。そして、フリーザとその父親の細胞はセルを完成させるための要素として、スパイロボットによって採取されていた。その際に収集された画像データに「破壊の篭手」ことビーム銃が収められていたのだ。コンピューターの解析によれば、ビーム銃は装着者の「気」を増幅して気功波を放つ兵器であり、フリーザの配下でも、「気」の弱い下級兵士の補助兵器だとされていた。この世界の人間は基本的に「気」が弱すぎるため、最低出力に達しないために起動できないのだろうとセルは推測していた。つまり、フーケに言った単発の使い捨てというのは彼女の動揺を誘う方便だった。

 

 「いや、クウラという人物には私も心当たりはない」

 

 「ふむ、そうか。ところで、きみの左手に刻まれたルーンについてなのじゃが、いずれ、それについても詳しく話したいと思っておる。その時が来たら、時間をとってくれるかのう?」

 

 「承知した。主を待たせているので、これで失礼する」

 

 学院長室を辞するセルを見送ったオスマンは、椅子に座り、深いため息をつく。

 

 「……「ガンダールヴ」か、もしかしたら、あの亜人はそれすら、問題にならんとてつもない存在かもしれんな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「フリッグの舞踏会」は、アルヴィーズの食堂の上部に位置する大ホールで開催されていた。大勢の生徒や教師たちが、これぞ貴族といわんばかりの豪奢なドレスやタキシードに身を包み、ワインを片手に談笑していた。会場のテーブルには、ところ狭しと豪華な料理が並べられており、タバサなどは他には目もくれず、料理との格闘に精を出していた。キュルケは複数の男子生徒を侍らせながら、舞踏会を満喫していた。

 そんな華やかな会場を外周バルコニーの手すりに浮遊しながら、見つめるセル。その足元にはルイズの杖と融合したデルフリンガーが置かれていた。

 

 「旦那も楽しんで来ちゃあどうですかい?」

 

 「亜人である私が出向く場所ではない」

 

 「……亜人ねぇ、まあ、そういうことにしといてやるかねぇ」

 

 「なにが言いたい?」

 

 「べ~つに、な~んも言いたかねぇですよ~。誰かさんのせいで長らく親しんだ身体をぶっ壊されたと思ったら、よりによって杖なんかに作り替えられて、あげくに馬鹿でかいゴーレムとの鉄火場に放り出されて、気づいたら記憶のほとんどがすっ飛んじまったデル公にゃ、言いたいことなんかな~んもありやしませんぜ。だいたい、俺様はね……」

 

 デルフリンガーが長々と自分は何も気にしていない旨をセルに力説していた、ちょうどその時、舞踏会のホールに続く荘厳な扉が開き、一人の少女が姿を見せる。扉の脇に控える衛士がひときわ大きな声でその到着を告げる。

 

 「ヴァリエール公爵家が第三息女、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール嬢のおな~~~~り~~~~!!」

 

 姿を見せたルイズは、桃色の美しい髪をバレッタにまとめ、純白のパーティドレスにその身を包んでいた。肘まである長く白い手袋がルイズの高貴さをさらに引き立てる。主役が全員そろったことを確認したホールの楽師たちが、ダンスのための音楽を奏で始める。

 ルイズの美貌に驚愕していた男子生徒たちは、たちまち、我先にとダンスのパートナーをルイズに申し込む。ルイズはそれらの誘いをすべて断ると、誰かを探すようにホールを進む。

 

 「おまえの失われた記憶は、どうすれば戻る」

 

 「……さてねぇ、俺様の長い長い人生?でも、この一両日のドタバタは経験したことがねぇほどだったからなぁ。まあ、忘れてるだけかもしれねぇけどよ。ただ、記憶を失っちまった俺様にもわかることはあるぜ、旦那……そいつは、あんたのことだ。あんたは、ただの亜人じゃあねぇ、いや、亜人なんてくくりはどうでもいい。あんたは、なにもかも、そう、このハルケギニアって世界そのものすらも、めちゃくちゃにしちまう……そんな、恐ろしいほどに禍々しいなにかだ」

 

 「……見る目だけはあるようだな、デルフリンガー」

 

 「へっ、目ん玉はねぇけどな、旦那」

 

 

 「こんなところにいたのね、セル」

 

 ようやく、お目当ての相手を見つけたルイズはバルコニーに出て、セルとデルフリンガーに歩み寄りながら言った。

 

 「ルイズ、こんなところに来ないで舞踏会を楽しんだらどうだ。きみたちが今夜の主役ではないか」

 

 「……この私に釣り合う相手がいないんだもの。退屈だわ」

 

 「そうか」

 

 ルイズはバルコニーの手すりに寄りかかりながら、セルの顔色を窺うように言った。しびれを切らしたようにデルフリンガーがセルに吠え立てる。

 

 「かぁ~、旦那! あんたはすげえ力を持ってるかも知れねぇが、女心ってやつがちっともわかりやがらねぇみてぇだなぁ!! 嬢ちゃんはあんたに誘ってもらいてぇんだよ!!」

 

 「ふんっ!!」

 

 抜く手も見せずに、つかんだデルフリンガーを即座にバルコニー脇の観葉植物の鉢に投げ捨てるルイズ。

 

 「まったく、あの不良品は余計なことばっかり……困ったものね」

 

 ルイズはそわそわしながら、バルコニーを歩き回り、セルの前に来ると上目使いでこう言った。

 

 「……このまま、壁の花になるのもなんだし、そのぉ、ど、どうしてもっていうなら、踊ってあげなくもないわよ、セル」

 

 セルがその場に跪きながら、ルイズの手を取ったのは、とびっきりの美少女の上目使いにやられたからではないと断言しておく。例によって例のごとく、セルはとびっきりの良い声で応えた。

 

 「人ならぬ我が身でよろしければ、喜んで」

 

 セルとルイズが連れ立って、ホールに入り、華麗なダンスのステップを披露すると、会場で複数の男子生徒から愛を囁かれていたキュルケも、最後のはしばみ草のサラダに手をのばしたタバサも、給仕に駆け回っていたシエスタも、必死にモンモランシーをダンスに誘おうとしていたギーシュも、その場にいたすべての人々が目を奪われた。

 二メイルを超える長身異形、まるで神話の怪物が具現化したような亜人セルと眉目秀麗、こちらもお伽噺からぬけだしたお姫様そのままのルイズ、この二人の組み合わせはあまりにも幻想的であった。プロの楽師も思わず、演奏の手を止めてしまう。

 

 「上手いじゃない、セル。ダンスまでできるのね」

 

 「きみのリードのおかげだ、ルイズ」

 

 「……ねえ、セル。あなた、言ったわよね?私の力が何なのか知りたいって」

 

 「そのとおりだ」

 

 「あの「破壊の籠手」を使ったとき、私も自分の中の何かが目覚めたような気がしたわ」

 

 ルイズは決意に満ちた瞳をセルに向けながら、言った。

 

 「私にどんな力があるのかはわからないけど、力があるなら、使いこなしてみせるわ!そして、あなたの主としてふさわしいメイジになってみせる!」

 

 「それでこそ、我が主だ。ルイズ」

 

 演奏の絶えたホールを二人の主従のダンスだけが続く。その時、バルコニーから大音量の声が響いた。観葉植物に突っ込まれたデルフリンガーだ。

 

 「……音楽はどぉうしたぁぁ!?」

 

 その大声にはっとした楽師隊が大慌てで演奏を再開する。

 

 「こいつは、てぇしたもんだぁ!! まったく、長生きはするもんだぜぇ、こんな場面に出くわすたぁな!! 世界を滅ぼす怪物と世界を救うかもしれない少女のダンスたぁ、おでれーた!! まったくもって、おでれーたぁ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

この日の「フリッグの舞踏会」は、その後、永く魔法学院に語り継がれることになる。後世において、「運命の舞踏」と称される一夜であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ゼロの人造人間使い魔   第一章 召喚  完




第十三話をお送りしました。

次話からゼロ魔原作第2巻の内容に入りますが、徐々に原作ブレイクが入ることになります。

どうか、ご期待ください。

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