ゼロの人造人間使い魔   作:筆名 弘

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第三十七話をお送りします。

セル作成のための細胞採取者には、ヤムチャやチャオズ、ナッパも含まれていると作者は考えています。


 第三十七話

 

 

 故国の英雄となったルイズだが、彼女が未だ十六歳の少女であり、魔法学院に在籍する一学生だという事実は、何ら変わってはいなかった。近衛特務官という官職にも就いてはいたが、アンリエッタ王女の計らいで有事以外は、学生としての身分を優先してかまわない、との職務規定を与えられていた。

 

 今、ルイズは学院の図書室で、主君にして幼馴染であるアンリエッタの心遣いを、若干恨めしく思っていた。彼女の目の前には、教科書や資料集、課題集などが積み上げられていた。

 

 「期末の試験の代替課題が全教科分に、休暇中の選択教科分の課題集に問題集一式、ね。提出期限は、ふふ、今週末かぁ……」

 

 使い魔品評会から、アルビオン潜入、そして「王権守護戦争」まで、激動の数ヶ月を過ごしてきたルイズは、突如襲来してきた日常の難敵を前に虚ろな瞳で呟いた。

 

 「うふふきのうのちゃかいのおかしとおちゃほんとうにおいしかったなぁ」

 

 「ルイズ、現実逃避したところで、課題が目の前から消えることはないぞ」

 

 背後に控える亜人の使い魔の容赦ない言葉に、机に突っ伏したルイズが、全く覇気を感じさせない口調で言った。

 

 「わぁかってるわよぉ、そんなことは。いいじゃない、少しぐらい、逃避したって……」

 

 「きみの学力ならば、この程度の課題、集中して取り組めば、二日とかからないだろう」

 

 魔法の実践を除く座学においてルイズの成績は、学院トップクラスである。使い魔の言う通り、集中さえできれば、騒ぐほどの分量の課題ではなかった。

 しかし、戦乱の大陸への単独潜入、大規模戦争への参陣と終結、宝探し旅行といった重要イベントを立て続けにこなしてきたルイズにとって、突然降って沸いたような、学院の課題処理などには、なかなか取り組む気力が湧かなかった。なにしろルイズは、宝探しで一気に暖かくなった懐具合も相まって、久しぶりにセルと二人っきりで王都にでも、繰り出そうかと考えていたところだったのだ。

 

 「そりゃあ、そうだけど……あ、セル、そういえば、あんたも頭は、かなり切れるわよね!?」

 

 顔を上げたルイズが、セルを振り返る。その顔には懇願の眼差しと期待の表情が浮かぶ。

 

 「わたしは、この地の文字を読み書きできないのでな。それに、救国の英雄にして名門ヴァリエール公爵家の令嬢ともあろうお方が、亜人の使い魔に学院の課題を肩代わりさせたなどと、公爵家の長姉や夫人の耳に入れば、どうなるか……」

 

 「ぐぬぬ……ご、ご主人さまを脅す気!?」

 

 「滅相もない、我が主よ」

 

 優雅な所作で、頭を下げるセル。そして、亜人の使い魔は、半泣きのご主人さまに折衷案を提示する。

 

 「課題を手伝う分には、わたしとしてもやぶさかではない。だが、さきに言った通り、わたしはこの地の文字に明るくない。そこでルイズ、きみがわたしに文字を教えてくれれば、それはお互いにとって利益となるだろう」

 

 そう言って、セルはルイズの横の席に座る。

 

 「し、しょうがないわね! ぶ、文盲の使い魔なんて、確かにわたしも困るし! でも、このわたしが教えてあげるんだから、早く読み書きできるようになりなさいよ、セル!」

 

 「努力しよう」

 

 使い魔と二人きりで、肩を寄せ合うようにして勉学に励む。なかなかに刺激的なシュチエーションに、ルイズの気力メーターが振り切れる。

 

 図書室の片隅で、勉学に励む奇妙な主従を遠くから見つめる者がいた。

 鮮やかな青髪を短く切り揃え、ある種の決意に満ちた表情を浮かべる美貌の少女、タバサだった。

 

 

 

 

 

 丸一日、学院の図書室に缶詰となった結果、ルイズは課題の大半を片付けることに成功した。なんだかんだで、ヤル気を出した彼女は、学院屈指の学力を遺憾なく発揮したのだ。一方のセルも、並ぶ者のない完璧な頭脳をもって、ハルケギニア大陸の標準語の読み書きをほぼマスターしてしまったのだった。

 

 

 特別措置として図書室で、夕食まで済ませてしまったルイズたちは、残りの課題を、明日にまわすことを決め、自室に戻ろうとした。ちょうどその時、コルベールが図書室に姿を見せ、セルに学院長室まで来るように、とのオールド・オスマンの伝言を伝えた。セルは、コルベールにルイズを自室まで送り届けるように頼み、学院長室に向かった。

 

 そのやり取りを見ていたタバサは、拳を固く握り締め、命令の遂行を決意した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「あーセルくん、久しぶりじゃのう……」

 

 学院長室に入ったセルを出迎えたオールド・オスマンは、最後に会ったときより、かなり痩せこけており、目の下に深い隈が刻まれ、力ない様子で椅子に腰掛けていた。

 

 「まずは、礼を言わせておくれ。学院の生徒と教師を守ってくれて、ありがとう」

 

 「わたしは、何もしていない。すべてはルイズの力だ」

 

 「ほっほっほっ……あくまで、ミス・ヴァリエールを立てるか。それでこそ、「ガンダールヴ」じゃな」

 

 セルは、オスマンの言葉には答えず、応接用のテーブルの上に置かれていた古ぼけた本に視線を向けた。

 

 「さすがに気付いたようじゃな。そう、その本こそ、わしが王立図書館からこっそり借り受けてきた「始祖ブリミル」にまつわる書物、「異伝ゼロ・ファミリア」じゃ」

 

 「……」

 

 執務机から、応接用ソファーに移ったオスマンが、「異伝ゼロ・ファミリア」を手に取る。

 

 「さっそく、内容を伝え聞かせたいところじゃが、この本には、強力な暗号化魔法がかけられておってな。どうやら、先住魔法ではないようなのじゃが、このわしですら、一ページ翻訳するのに一ヶ月もかかってしもうたわい」

 

 「それで、そこまで消耗してしまったというわけか」

 

 セルは、オスマンの急激な疲弊は、書物の解読・翻訳作業のためだと推測した。だが、オスマンは皺くちゃの顔をさらにしかめて言った。

 

 「……うん、まあ、はずれではないがのう。セルくん、わしもこう見えて、敬虔なブリミル教徒を自認しておる。当然、ブリミル教の開祖であり、ブリミルの直弟子でもある「墓守」フォルサテを敬愛しておる……じゃが、なんというか、その、この書物の一ページ目を読んでしまってな、その敬意が薄れたというか、なんというか……」

 

 どうにも、歯切れの悪いオスマンだった。セルは、抜く手も見せない超スピードによって、オスマンから「異伝ゼロ・ファミリア」を奪う。

 

 「翻訳したという一ページ目は、標準文字か?」

 

 「う、うむ、暗号化魔法の解呪によって、標準文字に変換されておる。ところで、セルくん。きみは、文字が読めるのかね?」

 

 「今日、ルイズに習った」

 

 「な、なんと一日で文字を習得するとはのう……」

 

 感心するオスマンを尻目に、セルは「異伝ゼロ・ファミリア」を開く。序文に記されたフォルサテのサインに目を留めるセル。

 

 そして、一ページ目をめくると。

 

 

 『憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎いあのアバズレども憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎いわたしだけのブリミル様を憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎いよくもたぶらかしやがって殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す使い捨ての使い魔のくせに殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺すあのお方の子種はわたしだけの……以下自主規制』

 

 「……」

 

 一ページに延々と書き連ねられていたのは、強烈極まりない怨嗟の羅列だった。しかも、文字自体は非常に流麗な筆跡で、改行も一文字単位で正確に行われていた。所々に散見される文章には、身の毛もよだつような内容が克明に記されている。文字の美しさに極限まで反比例する内容。そして、これを著したのが、大陸宗教ブリミル教の開祖にして、始祖の直弟子であり「墓守」とも称されるロマリアの祖王フォルサテであるという事実。

 なるほど、ブリミル教徒が、この本を見れば、その受ける衝撃は並大抵ではないだろう。だが、セルにとっては、内容以外に気になるところなど無かった。

 

 「フォルサテは、女性だったのか?」

 

 「え、い、いや、伝承では、男性とされておる。一部には、女性説もあるがのう。始祖の系譜に連なる四王家の内、直系の子孫ではなく直弟子であるフォルサテが、始祖の力を受け継いだのは、始祖の死を看取る際に、その「虚無の力」を直接授けられた、というのが現在のブリミル教の伝承じゃからな」

 

 「ふむ、この本の内容とは、矛盾するな……実に興味深い」

 

 セルは、わずかに笑みを浮かべる。

 

 「……何この亜人怖い」

 

 思わず、自身の身体を両手で抱きしめるようにするオスマン。セルは、「異伝ゼロ・ファミリア」を応接テーブルに戻すと、踵を返しながらオスマンに言った。

 

 「また、進展があれば、呼び出してもらおう」

 

 「え、それだけ? もっと、こう……」

 

 

 バタン

 

 

 亜人の使い魔は、学院長室を辞した。ソファーに横になるオスマン。ぼそりと呟く。

 

 「……癒し系の美人秘書、探そうかのう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 学院長室から退室したセルは、ルイズの部屋を目指して歩き始めたが、すぐに足を止める。彼女の「気」が、部屋から感じられないことに気付いたのだ。学院の周囲を探ると、建物からさほど離れていない平原にルイズの「気」があった。彼女の近くには、もう一つの「気」が感じられた。

 

 (タバサか。とすれば、動いたのはガリアだな。おそらく、こちらにも……)

 

 セルがいる本棟の廊下の先に一つの人影が浮かび上がる。灯りに照らされたのは、フードをかぶったルイズだった。一言も発さずにセルに対して手招きをする。「気」を感じられない以上、正体など探る必要もないのだが、セルはあえて誘いに乗ることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 フードのルイズに連れられた先は、「ルイズ」の「気」が感じられた平原と反対方向にある林の中だった。いつの間にか、先を歩いていたはずのルイズの姿は消えていた。

 

 「ふふ、亜人とは聞いていたけど、ここまで人間離れしているとはね」

 

 セルの背後から、黒いローブに身を包んだ女性が姿を現す。それは、ガリア王の使い魔シェフィールドだった。

 

 「さて「ガンダールヴ」の力、どの程度のモノかしら?」

 

 その隣に、全く同じ姿をした二人目のシェフィールドが現れる。さらに人影は増えていく。

 

 「勝手で悪いのだけど、あなたのご主人様をさらうまでの間、わたしに付き合ってもらうわ」

 「亜人とはいえ「ガンダールヴ」なら、武器の扱いはお手の物でしょうね」

 「でも、わたしの力も、なかなかのものよ」

 

 セルの周囲を十人以上のシェフィールドが、取り囲む。見た目や声色での判別は、全くつかない。すべてが同一人物としか思えぬ光景だった。

 

 かつて、ハルケギニアの王達は、戦争遊戯をより楽しむためにお抱えのメイジに特殊なガーゴイル、「スキルニル」を製作させた。それは、人間の血液をほんの一滴与えるだけで、その人間の姿や声だけでなく、習得した技術さえも再現するという失われた魔法技術の結晶だった。どのような熟練のメイジであろうと、スキルニルと本物の人間を見分けることは不可能なはずだった。

 しかし。

 

 

 スッ

 

 

 「……額のルーンから察すると、おまえが、神の頭脳「ミョズニトニルン」か」

 

 「!?」

 

 セルは、一瞬の躊躇もなく、本物のシェフィールドに向き直る。「気」を捉えることで、どれほどの遠方にいようとも、相手を特定し得るセルにとっては、造作もないことだった。

 

 (まさか、スキルニルの偽装を看破した? いや、まさか、ただのハッタリか、あるいは偶然か……)

 

 セルに対する警戒度を引き上げたシェフィールドだったが、すぐに余裕を取り戻すと、猛禽類のような笑みを浮かべ、言った。

 

 「ご明察よ、我が同胞、神の左手「ガンダールヴ」。いずれ、同じ「虚無の使い魔」とは巡り合うと思っていたけど、こんな形になるとは想像していなかったわ」

 

 「わたしの主をさらう、と言ったな」

 

 「ええ、今頃は、親しいはずの友人に裏切られたあげく、拉致されて、さぞや悲しんでいるでしょうね。トリステインの「虚無の担い手」は」

 

 あからさまな挑発であったが、セルは何時もと変わらぬ様子で言ってのける。

 

 「ルイズは、このわたしの主だ。たとえ、相手が友であろうと、凄腕のメイジであろうと、おさおさ後れを取るわけがなかろう。神の頭脳と呼ばれながら、その程度の事も解からぬとはな。おまえも、おまえの主も、底が知れるというものだな」

 

 「き、貴様っ!」

 

 自分のみならず、敬愛する主さえも侮辱されたと感じたシェフィールドは、激昂すると、周囲に潜ませていた百を超えるガーゴイルを呼び寄せる。

 

 「そこまで言うならば、貴様の力を見せてもらおうか!」

 

 神の頭脳「ミョズニトニルン」たるシェフィールドは、魔力に関係なく、あらゆるマジックアイテムを自由自在に操ることが出来る。ハルケギニアにおいて、最も高度なガリア製の戦闘用ガーゴイルを百騎単位で運用することすら、容易であった。

 

 「このガーゴイルどもは、特別製だ! 一体一々が、メイジ殺しと恐れられるほどの戦闘力を持っている。たった一匹の亜人ごときが対抗できるものかっ!」

 

 

 その言葉を合図に、ガーゴイルの群れがセルに襲い掛かった。セルは、自身の右手にわずかな「気」を集中させ、人の頭ほどの光球を生み出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ドグシャッ!

 

 

 最後の槍騎士型のガーゴイルが、打ち砕かれる。装甲も特別製のはずのガーゴイルを一撃で破壊した光球が、上空を旋回し、セルの周囲に帰還する。シェフィールドが、帯同させた百騎を超える戦闘用ガーゴイルと十騎のスキルニルは、すべてが粉々に打ち砕かれ、彼女とセルの周りに散乱していた。

 

 「そ、そんな……」

 

 もはや、シェフィールドに数分前の余裕など微塵も残されてはいなかった。驚愕の視線の先では、最初から一歩も動いていないセルが、悠然とその長身異形の姿をさらしていた。その周囲には、人の頭ほどのサイズの浮遊する光球が、無数に滞空していた。

 

 かつて、セル誕生のために、意図せずして細胞を採取された多くの武道家の中にヤムチャという男がいた。彼が得意とした気功技が「繰気弾」である。それは、手のひらに生み出した「気」の光球を自在に操作し、敵を撃つ必殺技だった。セルは、それにアレンジを加え、無数の光球を操作可能とした「拡散繰気弾」を編み出したのだ。

 超高速で飛来する「繰気弾」の群れの前に、ガーゴイル軍団は全くの無力だった。余裕の腕組みのまま、セルは人ならざる口元を歪め、言った。

 

 「どうしたのだ? さっきまでの勢いは……笑えよ、ミョズニトニルン」

 

 

 ゾッ

 

 

 シェフィールドの全身が総毛立つ。事ここに至って、ようやく彼女は、自身が相対している長身異形の亜人が、「ガンダールヴ」である以前に次元の違う存在であることを悟った。すぐさま上空から降下させた怪鳥型のガーゴイルに飛び乗るシェフィールド。手持ちの戦力をすべて失った以上、残された道は撤退しかない。図ったかのように、タバサに張り付けていた監視用のガーゴイルからも、担い手の拉致失敗の報が入る。

 

 「くそっ! あの役立たずの小娘が!」

 

 自分の失態については棚上げし、タバサをなじるシェフィールド。眼下の亜人が小さくなるにつれ、ようやく冷静さを取り戻す。

 

 「まさか、「ガンダールヴ」があれほどの化け物とは。例え「ヨルムンガンド」が完成したとしても、今のままでは……」

 

 この時、シェフィールドはジョゼフから命じられていた「ヨルムンガンド」製作の方針を大幅に修正せざるを得なくなった。

 

 

 

 

 

 

 通常の飛行型ガーゴイルとは、比べ物にならない速度で、飛び去っていくシェフィールド。だが、セルから見れば、止まってるも等しい。すでに豆粒ほどにしか見えぬほど遠ざかったシェフィールドに右手の人差し指を差し向けるセル。

 

 「デスビーム」、フリーザと呼ばれた凶悪な異星人が得意とした技である。人差し指から放たれる光線は、秒を置かず、シェフィールドとガーゴイルを跡形も無く、蒸発させるだろう。だが、死の閃光が放たれることはなかった。

 

 (奴の「気」は捉えた。始末は、いつでもできる。ここは、分身体の主のさらなる覚醒に利用させてもらおう……さて、我が主は)

 

 

 セルは、自身の主の下へ帰還するべく、瞬間移動を発動した。

 

 

 

 

 

 

 




第三十七話をお送りしました。

シェフィールドの敗北を予想するとは……

ハーメルンの読者は、「エピタフ」を使えるのかっ!?

……作者は後、何回出来レースを描けばいいのだろうか。


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