私、サザナミ(時雨)は色んな物を背負いすぎてどうしていいか分かりません! 作:百花繚乱のフブキ
映画ワンピース、アンコール上映が終わりましたが、うちは観に行けなかった……。次行ったら5回目だったんだけどねー…、特典も欲しかった…! そして、配信で流れてるアニメ一挙放送。最初の方があまり詳しくなかったので、アニメ版でアラバスタや空島の話を所々だったけど追うことができて良かった…!! うちは、エニエスロビー編が一番好きなんですけど、どこ切り取っても最高!!と言えるくらい満足してます……w あとは、カリファさんがやっぱり美しい……。ワンピの女性キャラの中で1番好きと言っても過言ないんですけど、あまりカリファの話題って挙がらないですよね……。 だれか、カリファ好きな人居ないのかなーって思ったんですけどね… 、あまり人気ないのかなカリファさん……。 カ「フブキさん、セクハラです。」 えっ、名前呼んだだけで……!?
今日はとある海賊を捕らえに行くお仕事です!まぁ、懸賞金もそこまで高く無いし、たいして心配はしてないんですけれども……。村がいくつも襲撃に遭っているというんで…急いで解決しにいかないとなぁ…。 …あ、もうそろそろ時間だから仕事に戻るね! じゃあ、また!
「サザナミ中将! もう間も無く目的地に到着いたします!」
「了解ー! みんな、準備はできたー?」
そう呼びかけると、みんなの元気の良い返事が返ってくる。
「「はい、準備完了しています!!」」
「よし、じゃあ街へ上陸しに行こうか…!!」
〜
島を上陸して街の方へ向かっていると、既に何か騒がしい様子になっていた。 もう何かあったのかな………?
…………ワーワー、ギャーギャー…………
「街の様子が騒がしいなぁ……、何だろ…?」
「サザナミさま! あそこではないですか……?」
不知火がそう言いながら指をさすと、海賊の船長らしき人が男性の胸ぐらに掴みかかっていた。
「んー……?」
「おい、金目のものはこれで全部か!!?」
「は、はい……これで全部でございます…どうか、子どもたちには手出ししないでください………」
「……ジイさん、まだ、何か隠してるだろ?」
「い、いや……これで全部です…!」
「こんだけしか無いわけないだろ! おい、ジジィ! オレらをバカにしてるのか…?」
「そんな、滅相も…!! …あ、おい、家の中に勝手に…!!」
「ん……? ……おい、ジジィ、これは何だ?」
「そ、それは…! それだけは絶対に渡せん!! やめてくれ!」
「うるせぇ! 持ってくぞ! …おい、さっさと奪ったやつ船に積んでおけよ! 海軍か来たら面倒だ…!」
「「了解!! 船長!」」
「や、やめてくれ、それが欲しいなら、わしの命と引き換えに……」
「お、おじいちゃん! ダメだよ!!」
「……大丈夫じゃ、これだけは絶対に渡せん……!!」
「……よほど大切なものらしいな……だが、オレらはよ、ジイさんの命なんか別にいらねぇんだよ。 うちらの船は今、貧乏でよ、略奪を繰り返して金をかき集めなきゃなんねぇんだ。」
「そんな身勝手な都合がまかり通ると思って……!」
「ジイさん、そんなにオレの邪魔してぇのか…? ……なら、今すぐここでくたばるか…?」
「おじいちゃん…!! 逃げて…!」
「これは娘の形見でもある財産…、お前らなんぞに渡さないわい…!」
カチャッ……
銃を取り出したか……。金が欲しいからって節操ないなぁ……。
このままじゃ、ご老人の命が危ないからそろそろいきますか……
「…時間がねぇんだ。 さっさとくたばれッ!!!」
「おじいちゃん!!! 危ない!!」
子どもたちが声を荒げ、老人が目を閉じて覚悟した時、一人の海兵が間に入る。
「………ちょっと失礼……? ご老人に銃を向けるとは、なんて酷いことを……。」
サザナミは片手で相手の銃を掴み、無理やり取り上げる。
「アァ……? ………な、海軍…!? ……ちくしょう…早くずらかるぞ!!」
「そ、それが船長…!! 海兵どもにもう船が占拠されています!!」
どうやら不知火たちが既に逃げるべき船を取り押さえてくれていたらしい。不知火の指示は見事だなぁー……!
「な、何だと…!? ……テメェの仕業か…!!」
「やったのは私じゃないよ? 流石、仕事が早いね不知火たちは。」
「ど、どうしますか船長!!?」
「そんなもん……強行突破だーー!!!」
逃げ場を失って、やけになっちゃったのかな……?
もちろん、このまま取り逃してあげるわけないじゃない。
「…させないよ? みんな、周りを包囲しなさい!」
「「はいッ!!」」
そうして、海賊たちを完全に包囲して銃を海賊たちに向ける。
海賊たちは完全に四面楚歌の状態になり、万事休すになる……。
このまま、投降してくれると楽なんだけど…
「も、もう逃げ場がありません!!」
「どうしやすか、船長!?」
「くぅぅー……これでも喰らいやがれーー!!」
そういって、もう一つ隠し持っていた銃を手に取ってサザナミの額に向ける。 サザナミはそのままゆっくりと船長に近づいて、銃を掴む。
「銃を人に向けるのは危ないよ……? ……フンッ!!」
バリバリバリ………。 カチャン………。
サザナミは片手で向けられた銃を握りつぶし、使えなくなった銃をそのまま後ろに放り捨てる。
「なっ……銃が握り潰された…!?? なんつー馬鹿力だこの女ッ!!」
「懸賞金、4000万ベリーにしては、こんなものなのかな……? もっと強いと思ってたんだけど?」
「な、舐めやがって……、おい、オマエら! あの女に一斉に斬りかかれ!!」
「「うぉぉーーー!!!」」
そういって、サザナミのもとへ海賊たちが一斉に斬りかかり、
サザナミはそのまま棒立ちで待ち受ける。
スパスパッ………ザクッ…………
「ざまあみたか!! これがオレらの力よ…! 舐めるんじゃねぇぞ!!!」
「………なるほどね。 よく、分かったよ?」
シューーーッ……シュルシュルシュル…………
そういうと、風の音と共に、海賊たちが斬りかかってきた部分がみるみるうちに元通りになる。 ただの刃物や銃はサザナミには一切効くことはないのだ。
「………なんだと…!??? き、効かないッ!?? 何だこれは!?」
どうやら相手は悪魔の実の事をよく理解していないようだった。
懸賞金かかっている者とはいえ、呆れた…。
「……まぁ、
「悪魔の実……そうか、オマエも能力者なのか…。」
「……"も"?」
「……実はな、オレも何だよ……。」
「せ、船長、もう奥義を使うんですか…!」
「……ずいぶんと舐めるようだから、全力で海軍ともを叩き潰してやるんだよ……。 ………ハァッッ!!!」
そういうと、声を荒げながら、みるみるうちに姿を変えていく。
全身が筋骨隆々としており、全身体毛で覆われている。
能力者とまではあまり予想していなかった。ただ、変わったからといってそこまで私に焦りはなかった。
「………たかが4000万……。 だけどまさか能力者だったとはね…。 四つの海では滅多に能力者は見かけないから、来ておいて正解だったかも。」
「ハァッ……ハァッ……、これでキサマを倒してやるッ!!」
「……
「………そうだ、この圧倒的な力でキサマを叩き潰してやる…!!」
「…威勢だけはいいんだから…。 おとなしく、投降したほうが身のためだよ……?」
「ぐっ………余裕ぶりやがってぇ!!! これでも、くらえーッ!!」
シューーーッ………… ドゴォォーーン!!
そう叫ぶと、パワーに任せて思いっきり殴ろうとしてきた。
私は真正面に立っていたが、そのパンチは空をきり、そのまま地面にぶつかり、大きなクレーターができる。
「…だから無駄なんだって、……私は
彼のような打撃は私には通用しない。覇気でも使えない限りはね…?
「うるせぇ……!! ……まだ勝敗はついちゃいねぇよ…!! おらぁ!!」
まだまだ諦めるつもりはないらしい、そのまま勢いよく殴りかかってくる。そのパンチを私は軽々しく左右に避ける。
「……フッ………ハッ………」
シュッ………スカッ……シュシュッ…………
「ちょこまかと避けやがって………!!」
このまま、避け続けてても仕方ないので、相手の隙をついてそのまま相手に拳を向ける。
「………見切った!! …「真空拳」!!」
シュッ!! ボゴォォーー……
相手との間合いを一瞬にして詰めて、そのまま拳を突き出す。
拳は相手の腹にそのまま入り、腹に一発入れられた相手は悶絶する。
「グハッ…………!!」
「…………。」
「ハァッ………ハァッ…………キサマァァァー!!」
「そう簡単にくたばってくれないよね…能力者っていうのは…。」
一発だけではダウンしなかったため、サザナミは背中に背負っている愛刀を取り出す。
………カシャン………。
「…いいよ、私のとっておきの刀で、仕留めてあげる………ハァッッ!!」
その船長は、下っ端の海賊から剣を奪って応戦しようとするも、当然そんな刀では太刀打ちできるはずもなく………。
ガキィィーーン!!……シュッ! ……キィィーン!
「くっ……! このぉぉ…………!!!」
相手が体勢を崩したところで、サザナミは技を放って一気に蹴りをつける。
「………!! ……「比良八荒」! ハァッッ!!」
サザナミはジャンプすると、刀に猛烈な風がまとわり、そして、上から下にかけて思いっきり刀を振り下ろす。
……………………………………………………。
………ズバッッッッ…!!
「……グッ………ガハッ……………。」
攻撃をもろにくらい、口から血を吐き出しながらその場に倒れ込む。
「…まぁ…、頑張った方なんじゃないかな…? ……申し訳ないけど、みんな捕えさせてもらうね?」
「……グッ………くそぉぉ…………!」
船長が一瞬で倒されたのを見て、部下たちは戦々恐々としている。
もはや、戦意を喪失してしまっているように見える。
その様子を見て、サザナミは海兵に捕えるよう指示を出す。
「…さてと……、じゃあ海賊たちに手錠をかけてくれるかな?」
「了解いたしました、サザナミ中将!」
…カチャン……カチャン……カチャン……
「よし、連行するよー、みんな撤収ー!」
「「「了解!」」」
仕事も終わり、軍艦でそろそろ撤収しようかと思ってたら、横から不知火が飲み物とタオルを持ちながらやって来た。
「お疲れ様でした、サザナミ様! 飲み物とタオルです!」
「ん、ありがと不知火…!」
不知火は本当に気がきくなぁ……。
そう思いながら、タオルで汗を拭い、水を飲む。
ゴシゴシ……ゴシゴシ……。 ゴクゴク………。
「……よし、じゃあ私たちも戻ろっか不知火!」
「了解致しました、サザナミ様!」
軍艦へ戻ろうとした時、後ろから声がして足を止める。
振り返ると、先ほど助けたご老人だった。
「ちょっと待ってくだされ…!」
「ん…? あぁー…! 大丈夫でしたか、お怪我のほうは…?」
「大丈夫じゃ……、助けていただきありがとうございました……」
「いえいえ、うちらのお仕事ですから当然のことですよ! あと、あの海賊たちが盗っていったものは全てお返しいたしますからご安心くださいね?」
「ありがとうございます、おかげでこの村は救われました…」
「……本当に良かったです、救うことができて……。 …のどかな風景でいいですね、ここは…!」
「えぇ……今では平和な暮らしをみんな送っております……。」
「今では…?」
今ではという言葉に引っかかった。かつては争いが絶えなかったのかな……?
「実は、20年以上も昔のことですが、村中の妊婦たちが次々と連れ去られたことがありました……。」
「20年以上前………。」
「そして、次々と射殺されていったのです……。"海軍"によって……」
海軍は民間人を撃ち殺した………??どういうこと…?
「なっ、海軍……!?? それはいったい………。」
「後から聞けば……、海賊王ゴールド・ロジャーの子どもを身籠った妊婦がこの村のどこかにいたらしい……。 海賊王の血を断つため、必死で探しあげ、村の妊婦たちは次々と連れ去られ、殺されたのです。」
………えっ…! 子どもだって………!??
「……………!!??? ……海賊王ゴールド・ロジャーの……。」
「結局、その妊婦が居たのかどうかは定かではありません…。 海賊王の血筋は恐らく断たれたのだとわしは思っております……。」
ここにもしその妊婦がいたとして、海軍の目を逃れたのならば、彼はここで産まれたってこと……!??
「………………。 ……そうでしたか……。 この島にそんな悲劇
が……。(………この島だったんだね、彼が産まれたのは………。)」
「ま、まぁ…そういう暗い話はもうここら辺にしませんか? サザナミ様、ご老人……。」
不知火が間に入って、切り上げようとする。もう少し聞いてみたい気もするが、暗いまま別れるのも気まずいんで止めることにした。
「そうだね、せっかく捕らえたのに、こんな暗い感じなのも嫌だしね……。 では、話の最中申し訳ないですが、私達はこれで失礼致しますね…?」
「そ、そうじゃな…、今回のご恩は忘れません、ありがとうございました…!」
「いえいえ、お気になさらず! それでは…!」
「…どうかされましたか、サザナミ様?」
不知火が気を使って話しかけてくれた、ただ、特に不知火に言う事でもないため、そのままスルーしようとする。
「ううん、何でもないの。 気にしなくていいよ!」
不知火は半分不思議がりながらも返事をする。
「…了解致しました。」
(この島にそんな出来事があったなんて……。 …私、知らなかったなぁ……。)
「よし、じゃあ早く戻ろっか不知火! ……"疾風"!」
サザナミは技を使って軍艦へ戻ろうとして、突風を起こして高速で向かう。
……ビュュォォォォーーーーッッッ………!!!!!
「わわっ!?? ちょっ、サザナミ様、急な能力の使用はやめてくださいよっ!」
「えー? いいじゃん、早く軍艦に戻りたいし! いつもよりちょっとスピード上げてるだけだよ?」
「は、速すぎます速すぎますって!! あっ…!サザナミ様、前、前っ!」
「んー……? うわわっ!! ぶ、ぶつかるー!」
ビュォォーーッッ…………シュューーッッッ………。
そのまま勢いでぶつかりそうになるが、
サザナミが急停止したことによって、なんとかぶつからずに済んだ。
「あ、危なかった、危うくぶつかっちゃうとこだったね、不知火!!」
「ぶつかっちゃうとこだったね!! じゃないですよ! ……いつもヒヤヒヤするんですからこれー………。」
「あはは、ごめんごめん!不知火!」
「だ、大丈夫ですか、不知火少将……」
「大丈夫だ、気にしなくてもいい……。」
「じゃあ、早速捕まえた子達を監獄へと連れて行きますかー! 船進めてー!」
「了解です、サザナミ中将!」
軍艦で本部へと帰っていく中、不知火はさっきのサザナミの事をふと考えていた
「(危ないけど、サザナミ様と二人きりで楽しかったし良かったかな……。 あ…、今日の仕事姿のサザナミ様も凛々しい…写真に収めたい……。 ………なんか任務が終わるとすぐに気が緩んじゃうなぁ…。)」
「……不知火少将……ボーッとしてますけど大丈夫ですか?」
「ん!?? あっ、あぁ大丈夫だよ。 サザナミ様の写真はもう撮ったから!」
「写真…?何のことですか、少将殿…?」
思わず、海兵に撮った事を言ってしまい、あわてて気を逸らす。
「あっ!! いやっ! お前は気にしなくてもいい!今のは忘れろ!!」
「は、はぁ、分かりました…。」
お読みいただきありがとうございました! いつも思うんだけど……やっぱり書くの難しい…!w そう思うと、漫画家さんって本当凄いんだなーって常々思いますね…! 前回の投稿から大体2週間くらい空いてるんですけど、このペースで投稿し続けたいですよねー……頑張ります!!(こういう時は大抵できないです)