剣士列伝 仮面ライダー剣斬 〜亡き友、此に有り〜   作:キャメル16世

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ご無沙汰してます
他作品の連載を続けていたのでなかなかこっちを連載出来ていませんでした。
本作品も少しづつではありますが、更新していきたいと思います。お待たせしてしまい申し訳ございませんでした。



第7章「その(つるぎ)、紅蓮に染まり。」

『…俺は……仮面ライダー…デザスト…!』

「…っ!……デザスト…!?」

「……」

『……ははは……はははははは!はははははははは!』

腹を抱えて高らかに笑うデザスト

 

「……」

「……なんだ?」

『……とうとうこの時が来たぜ…この時を待ってたんだ!俺はァ!』

「……何をしている、デザスト…さっさと剣斬を…」

『はァっ!』

すると、デザストはゴウマにクラッジデントを投げ付けた

 

「……っ…なんのつもりだ…!」

「…っ!?」

余りの奇行に驚く俺とゴウマ

 

デザストは手に新たなクラッジデントを出現させていた

 

『俺は最初っから…お前になんか従うつもりなんかなかった……だが、ドゥームズドライバーバックル…神にも等しい力を持つ存在が使う、まさに俺に相応しいドライバーだ!』

「……デザスト…?何を言ってやがる…?」

『おい!緋道蓮!』

「……っ」

『世界を救いたいなら、俺と共に戦え!あいつを倒すのを手伝ってやる!』

「……貴様…!」

『俺が他人に従うなんてまっぴら御免だぜ!俺は俺のやりたいようにやる…それが俺のやり方だ』

「……良いだろう…貴様がそのつもりなら、貴様に相応しいエンディングを見せてやる!」

 

ゴウマは再び大きな本に何かを書き込みそのページを破った

 

そのページが3つのワンダーライドブックに変化する

 

LEGEIEL!

ZOOUS!

CHARYBDIS!

 

3つのワンダーライドブックからかつて倒した筈のメギド

レジエル、ズオス、カリュブディスが現れた

 

「レジエル…ズオス…!カリュブディスまで…!」

『オールスターだなァ……緋道蓮、どうすんだ?』

「……俺は…」

『……ここで終わりたくはねぇだろ……見つけるんだろ?強さの果てを』

「…っ!」

俺はデザストのその言葉に反応した

 

「……足引っ張ったら、タダじゃおかねぇからな!」

『…へっ!…こっちのセリフだァ!』

横に並んだ俺とデザストはメギドに向かって突っ込んで行った

 

 

「グォォォォォォ!」

「はっ!」

「武者ヤミー」の攻撃を間一髪で避ける俺

 

「…くそっ…やっぱコイツ強くなってやがる…!」

「グォォォォォォ!」

剣を振りかざし、斬撃を飛ばしてくる

 

「はっ…うわっ!」

予想外の威力に押される

 

「…こうなったら…デッドゾーンで勝負だ!はぁぁあ!」

 

キュウニ!デッドヒート!

 

俺はマッハドライバー炎の上部のボタンを何度も押し込んだ

胸のタイヤが回転し、パンクをしたような衝撃が全身を駆け巡る

 

俗に言うバースト状態、俺はデッドゾーンに入った

 

「はぁぁぁぁあ!後は、知らないぞぉ〜!!」

格段に威力が上がった攻撃で武者ヤミーを追い込む

 

「グォォォォォォ!」

「おらおらおらァ!どんなもんだい!」

「グォォォオ!」

蹴り技やゼンリンシューターでの猛攻撃

武者ヤミーは手も足も出ていなかった

 

「…さてと、時間稼ぎもここまでだ!」

「グォォォオ!」

「…へへっ…来た来た…!」

「……はぁぁぁぁぁぁ…!」

 

俺が振り向くと、虎のような見た目をしたバイクを乗りこなしながらやってくる映司がいた

 

これこそが、ライドベンダーとトラカンドロイドが合体したトライドベンダー

ラトラーターコンボの状態で乗れば、コンボの余剰エネルギーを軽減してくれるだけでなく、普段荒れ狂うトライドベンダーを乗りこなせるようになるという一石二鳥の品物である!

 

「はぁぁぁぁあ!」

「グォォォオ!」

「おぉ〜!やってるねぇ〜!」

「…お待たせ!剛くん!」

「こいつがあんたの切り札かい?」

「あぁ!」

トライドベンダーを乗りこなしながら武者ヤミーを攻撃する

 

「グォォォ!」

「はぁっ!」

トライドベンダーの爪からメダル型の光弾を放つ

 

「グォ!グォ!」

「よし!効いてるぜ…!」

「でも、このままじゃ奴は倒せない……どうすれば…」

 

すると、俺はこちらに向かって歩いていている女性に気が付いた

白いワンピースを着た、美しい女性だ

 

「お困りのようですね。オーズ、マッハ」

「…あ…貴方は…?」

「私はソフィア……私も戦います、剣士として!」

 

すると、ソフィアさんは紫と金色の剣を取り出し、紫色のランダーライドブックを取り出した

 

ジャアクドラゴン!

かつて、世界を包み込んだ暗闇を生んだのは、たった1体の神獣だった…

 

ソフィアはジャアクドラゴンワンダーライドブックを闇黒剣月闇のジャガンリーダーにジャアクリードする

 

ジャアクリード!

 

ジャアクドラゴンワンダーライドブックを邪剣カリバードライバーに装填し、闇黒剣暗闇の柄でカリバードライバーのライドインテグレターを押し込む

 

「変身っ!」

 

闇黒剣暗闇!

Get go under conquer than get keen!

ジャアクドラゴン!

月闇翻訳!

光を奪いし漆黒の剣が、冷酷無情に暗黒竜を支配する!

 

ワンダーライドブックが展開し、ソフィアを闇のオーラが包み、ソフィアが振りかざした斬撃にて、その姿を顕とした

 

「…か…仮面ライダー!?」

「見た目悪そ〜…」

「見た目は悪そうでも、正義は心の中にあります」

仮面ライダーカリバーへと変身したソフィアは、オーズとマッハの横に並ぶ

 

「ライダーは助け合い…私も好きです、その言葉」

「…あ、ありがとうございますっ…よし、行こう!剛くん!」

「あぃよ!」

 

ゼンリン!

 

「おりゃぁ!」

「グォォォ!」

武者ヤミーに突っ込み斬撃を与える剛くん

 

「はっ!」

「グォォォ!」

そして、ソフィアさんも武者ヤミーに斬撃を与える

 

「せいやァァ!」

「グォォォォォォ!」

トライドベンダーの光弾を受ける武者ヤミー

全身にヒビが入り始めた

 

「これでバラバラにしても、結局ダメなんだよな〜」

「私の闇の力なら、奴を闇の中に封印する事が出来ます」

「マジで!?」

「…よし!その作戦でいきましょう!よろしくお願いします!」

トライドベンダーから降りてソフィアさんに深々とお辞儀をし、ライオン、トラ、チーターのメダルをシャチ、ウナギ、タコのコアメダルと交換する

 

シャチ!ウナギ!タコ!

シャッシャッシャウタ〜!シャッシャッシャウタ〜!

 

シャウタコンボへと変身する俺は、再びメダルをスキャンする

 

スキャニングチャージ!

 

「いっちょ行きますかぁ!」

 

ヒッサツ!フルスロットル!

 

ゼンリンシューターにシフトデッドヒートを装填する剛くん

 

「はいっ!」

 

必殺リード!ジャアクドラゴン!

習得一閃!

 

「はぁぁぁ…はぁっ!」

ゼンリンシューターから特大の砲弾を放つ剛くん

砲弾は武者ヤミーに直撃し身体の一部を粉砕させる

 

「はぁぁぁぁ…せいやァァ!」

俺はタコレッグを8本に展開し、ドリルのように展開させて武者ヤミーに突っ込んだ

 

「グォォォォォォ!」

完全に粉砕するも、またすぐに元に戻ろうとする武者ヤミー

 

「…今です!」

「はぁっ!」

闇黒剣で斬撃を喰らわせ、同時に空間を切り裂いて闇を出現させる

 

「これで永遠にサヨナラだ!」

「「「はぁっ!」」」

「グォォォォォォ……」

蘇生寸前の武者ヤミーを3人同時に闇へと蹴りあげ、武者ヤミーは闇に跡形もなく消滅した

 

 

「はぁっ!」

『はぁっ!』

「グオッ!」

ズオスに斬撃を与える俺と変身したデザスト

 

『ヘヘッ…相変わらず息ピッタリだなぁ!』

「余所見してねぇで戦え!」

『ハハッ…分かってんよ!』

クラッジデントでズオスを切り付ける

 

「はっ!はっ!はぁ!」

「グワッ!」

レジエルと交戦する俺は猿飛忍者伝ワンダーライドブックを風双剣に読み込ませる

 

猿飛忍者伝!ニンニン!

 

「疾風剣舞!一連!」

「グワァァ!」

俺の攻撃に爆散するレジエル

所詮は偽物、容易く倒す事が出来た

 

『ヘヘッ!良いねイイね!』

「ヌオッ!」

俺の攻撃を見てテンションが上がるデザスト

 

『お前はそれでいいんだよ!おりゃァ!』

「グヌォォ!」

「……デザスト…」

 

デザストはクリムゾンデザストワンダーライドブックを一度閉じ、再度展開させた

 

DISASTER OF FENRIR!

 

クリムゾンデザストワンダーライドブックから紅蓮のフェンリルの幻影が出現し、ズオスに突っ込む

 

「グォッ!」

『…喰らえ!』

それに合わせてデザストが斬撃を喰らわせ、ズオスは爆散する

 

『……』

「……あいつ…」

 

俺は気付き始めていた

デザストは、ただこの戦いをしているわけじゃなく

何かしらの覚悟を持って、俺と共に戦っているという事を

 

「…グガァァァア!」

「っ!」

『…っ』

カリュブディスが大剣を振りかざしながら俺に突っ込んで来る

 

「はっ!」

『おりゃァ!』

俺はそれを間一髪で避け、デザストがカリュブディスの背面を攻撃する

 

「ガァァァ!」

「くっ…!」

『…くっ…!』

しかし、カリュブディスの猛攻撃に少々押される

 

「デザスト…!」

『……大丈夫だ…!』

一瞬、デザストがカリュブディスの攻撃をモロに受けたように見えたが……

 

『……緋道蓮!』

「……っ」

デザストは俺の目をしっかりと見詰め

叫んだ

 

『……決めるぞ…!』

「…っ……あぁ!」

 

デザストは展開状態のブックをプッシュした

 

クリムゾンローディング

 

ブックを閉じ、再びドゥームズライドを3回押し込んだ

 

猿飛忍者伝!ニンニン!

 

俺は風双剣翠風に猿飛忍者伝ワンダーライドブックを読み込ませた

 

CRIMSON CALAMITY STRIKE

 

翠風速読撃!ニンニン!

 

『……カラミティストライク…!』

「疾風剣舞!一連!」

『はァァァ…!』

「はぁぁぁ…!」

デザストはクラッジデントに紅色と紫色のオーラを纏わせ、俺は風双剣翠風に風のオーラを纏わせる

 

『はァァっ!』

「はぁぁっ!」

「ガァァァァァァ!」

違う方向から互いにカリュブディスに斬撃を与える

攻撃が交差し、カリュブディスはその場で爆散した

 

「……くっ…」

ゴウマはその一部始終を見届け、何処かに消えて行った

 

「おい!待てぇ!」

『お前が待て…』

変身を解いた俺の肩を掴むデザスト

 

「……デザスト…」

『……ウッ…!』

すると、デザストが急に苦しみだし、地面に倒れた

 

「デザスト…!」

俺はデザストを抱き抱え、衝撃を受けた

 

『……くっ…どうやらこの身体にも…ガタが来ちまったようだな…』

「……まさか…あの時…!?」

デザストの胸には斬撃を喰らった痕があり、大きく損傷していた

 

『気にするな……いいか?緋道蓮』

「……」

『…あいつには、新たに物語を生み出す力がある…神山飛羽真と同じ力が…』

「…飛羽真と同じ…!?」

確かにあいつは、本の一部を切り抜いてワンダーライドブックを生み出していた……

だけど…作り方が飛羽真とは何かが違っていた気がする…

 

『……あいつに勝つには、本の力だけじゃ無理だ…勿論剣だけでもな…』

「……じゃあ…一体どうすれば…!?」

『……それはお前が見つけろ』

「…え?」

『…俺はまた、何も遺せなかった…だからせめて、俺はお前らに勝って欲しい……勝って…見つけろ…!』

「……」

『…お前の…強さを…!』

「……俺の…強さ…?」

すると、デザストの身体が淡く光り始めた

 

あの日のように……

 

『…あ〜…つまんねぇなぁ!もう終わりかぁ…!』

またあの日のような事を、デザストは言う

 

『……蓮…お前になんか声掛けるんじゃなかったぜ…』

すると、今度は真逆の事を言った

だから俺も……

 

「…あぁ…お前となんか、出会わなきゃよかった……」

『……もう…会わねぇよ…』

「……デザスト…お前の存在意義は、ちゃんとあるよ」

『…うるせぇ…そんな事わーってんよ……』

「……」

『……あばよ…』

そう言うと、デザストの身体は散っていった

そこに残ったのは、アルターライドブックだけだった

俺はそのアルターライドブックを拾い上げ、掲げた

 

表紙には、「災凶のデザスト」とローマ字で書かれていた

 

「……デザスト…俺は見つけるよ……俺の強さを…」

 

俺はそのアルターブックをポケットにしまって、みんなの元に急いだ

 

 

『……デザストが裏切った…だと?』

『ハッ…天下のゴウマ様も、謀反を起こされるとはなぁ…』

「問題ない。全知全能の書の一部は回収済みだ」

ゴウマの手元にはクリムゾンデザストワンダーライドブックがあった

 

『……んで?次はどうすんだ?』

「……」

『…指示をくれ。俺はそれに従うのみだ』

「……」

ゴウマは全知全能の書に何かを書き込み、またページを破った




次回

仮面ライダーマッハ編
第8章「その死神はなぜ微笑まないのか」
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