もう一人の悪魔   作:多趣味の男

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朝、目覚めたらランキングに入っていて
ビックリして飛び起きました。 笑

沢山、呼んでくださりありがとうございます。

by 作者


第十七話 Eへの介入/超能力兵士

ミーナと打ち解けた克己は話しかける。

「こんなところでお前は何をしているんだ?」

「それは....」

 

ミーナが答えに戸惑っていると別の声が聞こえてくる。

「やっと見つけましたよミーナ。」

その声にミーナは警戒する。

すると、そこに同じような白い服を着た男女が現れた。

「貴様ら...何者だ?」

克己の問いに女性が答える。

 

「我らは"クオークス"、超能力兵士だ。」

「超能力?」

「そうこんな風になっ!」

男が口を開けるとそこから爆風が起き、克己は回避するが縛られたままだった京水はダメージを受ける。

ブッ飛びぃぃぃい!

その言葉通りに吹き飛ばされたのを見た克己は能力を理解する。

「成る程、"パイロキネシス"か。

お袋の研究資料で見たことあるぜ。」

「ふん、そう言うお前はNEVERか。

動く死体が俺らクオークスに敵うと思ってるのか?」

男が獰猛に笑いかける。

「やってみなきゃわかんねぇだろ?」

克己はナイフを片手に近寄ろうとするが女の超能力により阻まれてしまう。

「残念だがお前らゾンビ兵士とは格が違うのだよ。」

そして、そのまま男のパイロキネシスを喰らい燃やされてしまう。

 

だが、克己は"楽々"と立ち上がった。

「バカなっ!何故、この痛みに耐えられる。」

「もっとヤバい攻撃を喰らった事があるからな。」

克己は悠々と答える。

「ゾンビ兵士がぁ!」

そのまま、攻撃しようとした男をミーナが超能力で吹き飛ばし克己を連れて逃走した。

「お前っ!何を!」

「このままじゃ勝てない、今は逃げるの!」

ミーナの言葉に従いこの場を逃走するのだった。

 

二人に逃げられたクオークスの二人は追おうとするが、

通信が入り動きが止まる。

「はい、プロスペクト...ミーナが逃亡しました。

追撃は...いらない?何故?...あぁ、そう言うことですか分かりました。

"ヴィレッジ"に戻ります。」

そうして男の方が退こうとすると女が地面のアタッシュケースを見つめて止まる。

「何をしているシオン。」

「NEVERは確か酵素が無いと生きられないんだよな。

ならっこうしてしまえばっ!」

シオンと呼ばれた女性のクオークスがアタッシュケースを開くと中の酵素が入った瓶を一つ残らず割ってしまう。

「ははっ!最高だな!」

「行くぞロイド。

用は終わった。」

男性のクオークス、ロイドはそう呼ばれると共に戦場を後にするのだった。

 

 

そして、この戦いを隠れてみていたレイカは今の事態でどう動くべきか考えていた。

(あの、克己って奴がリーダーなら先ずはアイツを生かした方が良いのかしらね?)

これまで窃盗犯として生きてきたレイカは、誰につけば旨い汁が吸えるのか考える事を常に行ってきた。

だからこそ、強い奴が来たら隠れて敵の出方を見ていたのだ。

 

「まぁ、良いわ。

私は克己の方を追っかけよう。」

そう言うとミーナと共に消えた克己をレイカは追いかけるのだった。

 

そして、暫く立った後、ダメージが回復したのか京水、芦原、堂本が起き上がる。

「全く、酷い目に遭ったわ。」

京水は顔の汚れを取りながら答える。

「だが、どうする?

酵素はやられて克己も消えた。

早く次の行動を決めないと」

芦原の言葉に堂本も共感する。

「そうだぜ。

それにクオークスとか言ったか?

アイツらの事も何とかしねぇと」

 

案が纏まらなくなったのを察した京水は提案する。

「酵素が無いと克己ちゃんも私達も危険だわ。

状況が悪い今だからこそプロフェッサーマリアに報告して次の動きを決めるべきよ。」

その案に他が賛同すると京水は通信機を起動するのだった。

 

 

京水から連絡を受けた。

マリアは早速、救助用航空機の手配とクオークスについての調査を行った。

ミュージアムに降ったことにより無名経由でミュージアムのデータベースを使える彼女が調べると直ぐに答えが出てきた。

人間に備わる超常的な力、それを引き出す手術を受けて超能力に覚醒した兵士、クオークス。

形は違えど私の作り出したNEVERと同じく人間の業が産み出した悪魔の研究。

そして、それを指揮する男"ドクタープロスペクト"。

 

プロスペクトについて調べていくに連れて嫌な事実を知る。

「財団Xからの資金援助対象....厄介ね。」

財団Xが関わっているとなると下手するとスポンサーを敵に回す危険性がある。

そうなればミュージアムにいる坊やに不利益が起こってしまうだろう。

マリアはそう考えると坊やとの連絡を取ろうと電話を手にした。

 

ミュージアムの幹部である坊や、無名との出会いは最悪だった。

研究を進めて再生酵素は完成したが結局、克己の記憶を消されそうになり私とNEVERはミュージアムの傘下へと降ったのだ。(まぁ、最初に裏切ったのは私達だったけど)

しかし、共に研究をして行く上で無名自身は私達に好意的な印象を持っていると感じた。

NEVERへの装備や私の研究施設の設備に対する要望を全て、無名は快く叶えてくれた。

 

そして何よりも彼は私との約束を守り、このガイアメモリをちゃんと渡してくれた。

克己とNEVERのメンバーの記憶が入った大事なメモリ。

今ではお守り代わりに私が持っている。

 

だからこそ今回の件も何とかしてくれるだろうとマリアは思い彼に連絡をかけた。

彼に繋がり事情を説明すると彼の返答は予想通りのものだった。

「分かりました。

琉兵衛様に報告して何とか動いてみます。」

そして、電話を切るとマリアはNEVER達が打つ酵素の準備をし始めるのだった。

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