(紫米島と白爪が見当たらねぇ....殺られたのか?
チッ!来人様を回収しても組織の建て直しには時間がかかるな。)
獅子神は自分の持つ全ての手札を使い今回の作戦を実行した。
失敗は自らの地位の失墜を意味する。
だからこそ、失敗は許されない。
その思いがメモリに力を与える。
(この俺が失敗等するか。
俺は最強だ....レオメモリは俺のプライドが力になる。
俺が折れなければ負ける心配はない。
大丈夫だ...無名はどう頑張っても間に合わない。
この勝負は俺の勝ちなんだ!)
荒れる心を落ち着かせた獅子神はWを倒すべく攻撃を続けるのだった。
Wは獅子神の攻撃をプリズムビッカーを使い防御し剣で斬り付けるが全くダメージを与えられない事に驚いていた。
『とんでもない能力だレオメモリ。
エクストリームを使ってもメモリブレイクできないなんて....』
「ちっ!何か方法はねぇのかフィリップ。」
『レオメモリは獅子神のプライドを力に変えている。
そこを何とかしない限り、現状勝ち目は皆無に等しい。』
「つまりは奴の鼻っ柱をへし折れば良いんだな?」
その会話を聞いていた獅子神は鼻で笑う。
「はっ!俺に勝てると本気で思ってるのか?
お前の攻撃は何も俺に効いてないんだぞ?」
「んなの関係あるかっ!
効くまで攻撃してやるよ獅子神。」
そうして獅子神に振り下ろされたプリズムソードを左手で握って止める。
その力は強く、Wはプリズムソードを動かせない。
「こっちにはあんまり時間がなくてなぁ....悪いが決めさせて貰う。」
獅子神は右手を握ると空間が歪む。
そして、その拳がWの顔に奮われた。
「やっべ!」
翔太郎がそう言うとプリズムソードを離し獅子神の拳を間一髪で回避する。
そして追撃を行おうとする獅子神を芦原のトリガーマグナムが阻む。
それを見た獅子神は握っていた右手を開くと指を上空に向けた。
すると、芦原が獅子神に向けて放った弾丸が急に上空へと飛び上がった。
そして、獅子神は芦原を睨み付ける。
「さっきからチョロチョロと目障りだ。
そろそろ死ねぇ!」
そう言い獅子神が足を振り上げると空間が歪む程の衝撃が芦原に向かって飛んでいった。
その速度は早く、回避しようとした芦原の足に辺り身体事、吹き飛ばされる。
そして、それを待っていたように獅子神が指を地面に向けると強烈な重力と共に芦原が放った弾丸が返ってきた。
「あれはヤベェ!」
そう言ってWが芦原の前に立ちシールドを構えるとそれに驚いた獅子神が更に重力を操作して弾丸はWの盾では無く地面に落下した。
そのお陰で二人は無傷で窮地を脱することが出来た。
『やはりそう言うことか。』
それを見たフィリップは合点がいったように言う。
「どういう意味だフィリップ?」
『恐らく獅子神は僕達....いや僕をなるべく傷付けず捕まえたいみたいだ。
Wへの攻撃と
そして、僕らが彼を守ろうとしたら途端に追撃を止めた。
余計な被弾を恐れたんだと思う。』
「成る程な.....だがどうする?
獅子神が手加減してくれていても俺達は奴にまともなダメージを与えられねぇ、このままじゃどちらにしろ俺達がスタミナ負けして殺られるんじゃねぇか?」
『獅子神もそれが狙いだろう。
だが、時間をかけたくないと言う意見も本当らしい。
何時もと違って攻撃に焦りを感じる。
それが隙を生むかもしれない。』
「だが、賭けとしては分が悪すぎるぜ。
何かもう1つねぇと....」
そうして相談していると耳に手を置いていた。
芦原が声をかけてきた。
「聞いてくれ。
俺達に作戦がある....上手く行けば獅子神を無力化出来る。」
そして、芦原は二人に作戦の全貌を話した。
『それは、ただの自殺行為だ!
もし、その仮説が間違っていたら翔太郎だけじゃなく君達にも犠牲者が出るんだぞ!』
そう言って否定するフィリップに対して翔太郎は一間置くと話し始めた。
「俺は乗るぜその賭けに...」
『翔太郎!』
「どっち道このままじゃジリ貧な事は変わらねぇ。
なら、体力がある内に一発逆転のカードを切るべきだ。
それによ、殺すなら反対だったが生かして捕まえるって言うのなら俺としては大歓迎だ。
罪を憎んで人を憎まないのが親っさんの目指した仮面ライダーだからな。」
『翔太郎.....分かった。
僕もその"賭け"に乗るよ。
相棒がそう望んでいるのなら叶えるのが僕の役目だ。』
そう言うとWはNEVERの作戦を受け入れ行動を開始するのだった。
「はい....分かりました。
皆さんの安全を願っています。」
そう言うと無名は無線を切った。
無名の顔を見た克己が言う。
「随分と悔しそうな顔をしているな?
まぁ、気持ちは痛い程分かるが.....」
「本当ならもっと万全な用意と保険を賭けておきたい程、無謀な作戦です。
それなのに僕達は役に立てない。
悔しくない訳が無いじゃないですか。」
そう言う無名に克己は真剣な顔で尋ねる。
「お前の見立てではこの作戦はどうだ?」
「先ず、作戦を始めるまでの前工程が多い。
それを獅子神と戦いながらやらないと行けないんです。
難しいと思います。
獅子神の抑えが失敗したら計画は完全に失敗となる。
.....鍵となるのは"レイカさん"と"京水さん"....この二人がどれだけ早く自分の役目を終えられるかで作戦の成否が変わります。」
そう言う無名は両手を握り祈る様なポーズをした。
この世界に神がいるかは分からない。
神を超越者と捉えるのなら祈るだけ無駄だろう。
だが、それでも無名に出来ることは祈ることだけだった。
(無事、皆が帰ってこれる様にと.....)
生徒を逃がし終わった堂本は酵素を打ち込むと木にもたれ掛かり身体が回復するのを待っていた。
「はぁはぁはぁ」
いくらメタルメモリの力が防御に向いていると言ってもダメージを食らい過ぎた。
その証拠に堂本はもたれ掛かった木から一歩も動けないでいた。
そこに、肩を抑えながら此方に向かって走ってくるレイカの姿が見えた。
「堂本!ケガは大丈夫?」
「何て事はない....じっとしていれば治る。
それよりお前の方が重症だろう?」
そう言われレイカは笑う。
「そうかもね....多分、アンタと変わんないよ。」
「ハハッ!そうだろうな。」
そう言うと堂本はNEVERドライバーとメタルメモリをレイカに差し出した。
「頼むぞレイカ。
これで仲間を救ってくれ。」
堂本がそう言って渡してくれたドライバーとメモリをレイカは受け取るとドライバーを腰に付ける。
「HEAT」
そして、ヒートメモリを起動してドライバーに装填すると勢い良く展開した。
「変身」
レイカは仮面ライダーヒートへ変身すると思いっきり飛び上がった。
足に付いたヒートマグナムが火を吹きヒートを空へ浮かせると学校へと戻っていくのだった。
獅子神は敵対するWと芦原が会話が終わるのを待っていた。
そして、会話が終わったタイミングで突進する。
当然、それを二人は避けそうとするが目の前に見えない壁があるのか芦原は回避が出来なかった。
獅子神のタックルが芦原を直撃する。
肘を立てたタックルは鳩尾に当たり芦原の動きは完全に止まる。
「は.....あ....」
「これで終わりだ。
さっさと死ね。」
そう言うと獅子神は掌から光が起きると小型の太陽が現れる。
これが当たればいくら仮面ライダーとなり強化された芦原の身体でも塵1つ残らないだろう。
「あれはヤベェ!フィリップ!」
『無理だ重力の壁に阻まれて進めない!』
Wが芦原の元に向かえない最中、獅子神の腕に衝撃が起こると辺りが煙で包まれた。
(これは....赤矢の幻覚爆弾か!)
正体が分かった芦原は息を止める。
そして、煙の中から
(本当に無茶をする。)
黒岩と芦原は同じく銃を扱う仲間であり、またお互いに大切な娘を持つ親でもある。
だからこそ、黒岩は動いてしまった。
親友の娘である芦原 賢を助ける為に.....
念には念を入れて赤矢から渡された幻覚剤入りの弾丸は呼吸だけでなく粘膜からも吸収される。
つまり、目を開けていても幻覚の効果が出てしまうのだ。
(幻覚の効果は視界がぼやけるものだ。
短時間なら効果を発揮しない薬だから芦原も問題ない。
顔の近くに撃ち込まれた獅子神にだけ効果が出る筈だ。
今の内に芦原を回収すれば.....)
そう考え煙の中に突入した黒岩が聞いたのは芦原の声だった。
「黒岩ぁ!逃げろぉ!」
しかし、その声が黒岩に伝わることには獅子神の拳が黒岩の胸部を打ち抜いていた。
芦原が違和感を覚えたのは爆発し煙に包まれた獅子神を見た時だった。
攻撃を受けた瞬間、獅子神は目を"瞑った"のだ。
そして、それが相手を迎撃する為の行動だと理解した芦原は叫んだ。
しかし、その声が届く前に獅子神のパンチが黒岩に当たった。
獅子神の拳は黒岩のライフルを破壊し無防備な胸部へ叩き込まれる。
その勢いのまま吹き飛ばされると同時に黒岩の身体からメモリが砕けて排出される。
そして、そのまま地面に伏せて動かなくなってしまった。
「黒岩っ!」
「目障りが1人消えた。
さぁ、次こそお前の番だ。」
そう言って芦原の近付こうとするのを空中から急降下してきたレイカが防ぐ。
「させるかよクソがっ!」
しかし、レイカによって放たれたを獅子神は軽く回避する。
ならばと足のヒートマグナムを変形させた一撃特化の形態で蹴りを加えるがそれも止められてしまう。
「嘘でしょ?」
「丁度、身体が寒かったんだ。
暖めてくれて感謝するぞ。」
「チッ!」
そう言ってレイカがメモリを抜くとそこに合わせて獅子神の蹴りが飛びレイカの腹部に当たった。
その衝撃でドライバーが壊れる。
レイカは口から吐血するが歯を食い縛ってヒートメモリを投げ付けた。
だが、メモリは見当違いの方向へ向かう。
「何処に向かって投げているアホが!」
「レイカはやらせないわ!」
今度は煙の中に変身した京水が入ってくるとメタルシャフトで獅子神を縛り上げた。
「今度は貴様か。」
「どうして黒岩ちゃんの位置が分かったの?」
「はん!無名の部下で最も厄介なのはエターナルを除けば
両方とも直接的じゃない方法で攻撃してくるからな。
だから、幻覚が来ると思った瞬間、"目を閉じて呼吸を止めた"。
その代わり他の五感をフル活用して罠を張ったんだよ。
レオメモリは万能でな....俺が望めばその力を手に入れられる。
だから俺は"目を瞑り呼吸を止めた間、周りの光景が手に取るように分かる"。
そう信じた....それだけだ。
さぁ、種明かしも終わった。
そろそろこの拘束を解くとするかぁ!」
獅子神が気合いを入れると彼を拘束していたメタルシャフトが簡単に千切れる。
その衝撃で煙が晴れる。
吹き飛んだ京水が"上を見て"叫ぶ。
「今よ!」
(やはり、最後の詰めを残していたかっ!
恐らくWの攻撃だ....ここは全力で防御した後に捕縛すれば来人様は俺の手に落ちる!)
そう意気込んで上を見上げるとそこにいたのは黒い炎の翼をはためかせる
その姿を見た瞬間、冷静になりかけていた獅子神の思考が破綻する。
何故ここにいる?.....間に合ったのか?....どうやって?....それよりどうする?....守るのか?....いやそんな暇はない.....倒す.....いや殺すんだ!...殺せ.....殺せ.....殺せ!
獅子神はセーブしていた力を全解放する。
一瞬の内に両手にエネルギーを蓄えると巨大な光熱を発する球体を作り出す。
その大きさは獅子神の身体を優に越えていた。
今の獅子神が出せる最高の一撃、レオメモリの力を全て使った必殺の太陽を上空にいる無名へと放つ。
「死ねぇぇぇぇ!!無名ぃぃぃぃ!!」
太陽が無名の身体を包み込むと一瞬の内に消失した。
(勝った....俺は勝ったんだ!)
無名の消失を見て確信したが故に起きた隙と油断.....それを狙うように地面を這うように接近して現れたWがプリズムビッカーを獅子神のドライバーへと押し付ける。
「CYCLONE,HEAT,METAL,JOKER」
「「「「MAXIMUM DRIVE」」」」
「何っ!?」
『「BICKER FINALUSION!!」』
プリズムビッカーから放たれた七色の光が一点へと集中しドライバーを穿つ。
そして、攻撃に耐えられなくなったドライバーにヒビが入ると小さな爆発と共にドライバーは機能を停止した。
呆然とする獅子神からレオメモリが排出されると地面へと落ちた。
「ば....かな.....ど....うし...て....」
そこまで、言うと獅子神は地面へと崩れ落ちた。
『変身中にドライバーを破壊された副作用だ。
もう諦めろ....君の敗けだ獅子神。』
「何故....だ.....俺....は...確か...に...無...名....を」
「あれはルナメモリが作り出した"幻想"だ。
無名に固執するお前なら奴が出てきた瞬間、全ての意識が向く。
その隙に俺達がお前のドライバーを破壊する。
それが本当の作戦だ。」
『付け加えるなら君は五感を強化した状態で無名を見た....いや見させられた。
だからこそ、僕達の接近に気がつけなかったんだ。』
「う...そだ....こ....んなっ!....」
獅子神は屈辱から立ち上がろうとするが力が入らず地面に這いつくばる。
「もう止めろお前は負けたんだよ。
刑務所で自分の罪を数えるんだな.....」
そう言ってWが獅子神を捕まえようとするとした瞬間、"獅子神が姿を消してしまった"。
「なっ!どういう事だ!」
『分からない!別のメモリの力か?
敵に増援が来たのか?』
Wはそう言って警戒するが敵の気配はゼロだった。
「逃がしたのか?....クソッ!」
Wは地面を叩く。
そして、遠くでは変身解除した芦原が必死に黒岩に心臓マッサージをしていた。
「死ぬな!黒岩!....頼む!」
「フィリップ!あっちを何とかするぞ!」
『あぁ!あれはどう見てもマズイ!』
こうして風城高校で起こった事件は幕を閉じた。
沢山の犠牲者を出しつつも生徒を救うことは出来たがその代償は大きい。
「もう一度.....言ってくれませんか?」
無名が芦原に尋ねる。
芦原は悲痛な顔を浮かべながら静かに告げた。
「黒岩は.....間に合わなかった。
獅子神の一撃で....."死んだ"。」
Another side
気が付くと獅子神と白爪は園咲邸の庭に連れてこられていた。
「俺は....どうして?」
「気が付いたかね獅子神君。」
そう言って園咲 琉兵衛が獅子神と白爪を見下ろしていた。
「琉兵衛様!!....俺は....一体...」
「君はドライバーを破壊されて捕まる寸前だった。
彼が助けてくれなかったら今頃、君はここにいないよ。
彼に感謝することだ。」
そう言って琉兵衛は突然、隣に現れたドーパントを指差した。
「彼...は....?」
「君もあったことある人物だ。」
そう言われるとドーパントはお腹に手を当てるとメモリが排出されドライバーを着けた人間の姿へと戻る。
その姿に獅子神は見覚えがあった。
「天ヶ瀬....天十郎....。」
「久しぶりですね....獅子神さん。
愚息が随分と世話をかけました。」
「彼は"消えてしまった三人の幹部に変わる"ミュージアムの新しい幹部となる。
彼のメモリは興味深い。
君を助けたのもそのメモリの力だ。」
落ち着いて話す琉兵衛だが、その言葉に違和感を覚えた獅子神が尋ねる。
「お...お待ち下さい!
三人の幹部の代わり?....それは私達の事ですか!?」
「そうだ。
無名は離反しサラは君のせいで怪我をした。
そして、幹部でありながら君は仮面ライダーに敗北しあろうことか部下すらも失った。
もう君に幹部としての力は無い。」
「お待ち下さい琉兵衛様!!
もう一度.....もう一度チャンスを!」
「君のチャンスはもう残っていないのだよ。
せめてもの慈悲だ。
私が葬って上げよう。」
琉兵衛は優しく言うとドライバーを着けてメモリを装填する。
その瞬間、獅子神の身体が震え出した。
全身を通して恐怖が身体を染め上げていく。
寒くもないのに歯がガチガチなって止まらない。
「あっはっは....私が恐ろしいかね獅子神君?」
「もう....一度....チャン.....スを......」
「ミュージアムの元幹部なら....覚悟を決めたまえ。」
琉兵衛が展開したテラーフィールドが獅子神の足に接触した。
「あぁぁぁぁぁあ!!」
発狂しながら獅子神は持っていたレオメモリを起動しようとするが全く反応しない。
「メモリからも拒絶されたか.....どうやら完全に君の心は壊れてしまったようだ。
残念だよ....本当に
君の進化をもっと見ていたかったが....終わりだ。」
そう言ってテラーフィールドのエネルギーを獅子神の身体を包み込みだそうとした時、灯夜が現れた。
「お待ち下さい!琉兵衛様!
獅子神様に....慈悲をお与えください!」
「君は、天十郎君の息子だね?
幹部でもない君の出る幕ではないよ。」
琉兵衛にそう言われるが灯夜は退かない。
「お願い致します琉兵衛様!
何卒、ご再考を!」
「少しよろしいでしょうか?」
その声に天十郎が続ける。
「ん?何かね天十郎君?」
「どうせ殺すのなら私に獅子神を頂けませんか?」
「どういう意味かね?」
「用済みとするにはまだ使い勝手が残っていると思いましてね。
灯夜、獅子神を救いたいか?
なら、条件がある。
もう一度、私に忠誠を誓い駒となれ。
そうすればお前に手を貸してやる。」
「!?」
「私の望む結果、望む人生、望む選択をするだけで良い。
自分の意思など要らず何も考えず.....それだけだ。
さぁ、どうする?」
灯夜の頭にあの日の光景が写る。
父親の道具として利用され母も巻き込まれて死んだあの日について......
その時に言った天十郎の言葉を.....
呻いている獅子神が目に入る。
自分の復讐と恩人の命、天秤にかけた結果、灯夜は決断した。
「貴方に....もう一度.....忠誠を...誓います。
だから、獅子神を!」
満面の笑みを浮かべながら天十郎は琉兵衛に顔を向ける。
「琉兵衛様...."約束通り"に....」
「良いだろう。
新たな幹部の頼みだ。
聞き届けない訳にはいかないだろう?」
琉兵衛がドライバーからメモリを抜くとテラーフィールドが消滅し中から気絶した獅子神が現れた。
その顔は絶望に染まり髪の色は抜け落ちていた。
しかし、それでもレオメモリだけは力強く握っていた。
「最後まで力を捨てられなかったか.....天十郎君、この後の計画について少し相談がある。
時間を空けて貰えるかね?」
「是非.....では
灯夜、君も来るんだ。」
「........」
「返事はどうした?」
「.....承知致しました。」
絶望に歪み気絶している獅子神に目を向けてから灯夜は白爪に言った。
「獅子神を.....頼む。」
そう言うと白爪と獅子神を残してその場から皆、立ち去るのだった。
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