もう一人の悪魔   作:多趣味の男

245 / 330
第二百十八話α「彼をどうやって目覚めるのか?」

照井が仁良を追っていた頃.......

 

酸素マスクを付けられた泊 進之介は病室で眠り続けていた。

そんな彼の病室にメスを持った警官が現れる。

彼の目は焦点が合っておらず何かに怯え続けていた。

 

「こっ....ここは....うわぁ!?くっ来るなぁ!」

誰もいない場所に向かってメスを振り続けていると眠っている泊まりに目を向けた。

 

「うっ動くなぁ!動いたら....さっ刺すぞっ!」

両手でメスを持ちながら怯えた警官が泊に警告をする。

だが、意識のない泊には返答する術はないのだが、警官は勝手に話を進める。

 

何も反応しない泊を見て逆に警官はパニックになる。

「うわぁ!ど....どうせ動くんだろ?その前に刺してやるぅ!」

警官がメスを振り上げた手を霧子が止める。

「くっ!何をしているんですか!」

「う....うるさい!お前も俺を殺す気なんだろう!?」

 

動きを止めた霧子の腹部についているベルトさんが言った。

『やはり錯乱しているか....."マッシブモンスター"、"デコトラベラー"、"ディメンションキャブ"頼む。』

ベルトさんがそう言うと三体のシフトカーが現れて泊を襲おうとする警官にぶつかっていった。

マッシブモンスターが警官のメスを弾き落とすとデコトラベラーの突進を頭から受けて気絶する。

そのまま倒れると危険なのでディメンションキャブが警官の服に入りゆっくりと地面に下ろした。

 

それを見た霧子が懐から手錠を取り出すと警官の腕を拘束した。

『これで問題ない。

後は警察に任せよう。

すまないがシフトカーの諸君は引き続き病院内で暴れる警官の対処をしてくれ。』

 

その言葉を受けると三体のシフトカーはクラクションを鳴らし返事をすると病室から出ていった。

『さて、霧子くん。

我々もここに来た目的を達成しよう。』

「はい、分かっています。

来て、"マッドドクター"。」

 

霧子がそう呼ぶと救急車の形をしたシフトカーが彼女の手に収まった。

マッドドクターは数あるシフトカーの中で治療の能力を持ってはいるが欠点もあった。

使用すれば確かに肉体の怪我や毒の治癒は出来るがその際、使用者に激痛が走るのだ。

 

『マッドドクターをこのまま使用すれば進之介は痛みに耐えきれずショック死してしまう危険性がある。

.....だから』

「私とクリムさんでその負担を肩代わりするんですよね。」

 

『あぁ、現状は逼迫している。

進之介の....ドライブの力が必要だ。』

霧子はマッドドクターを握り祈る。

(泊さん、起きてください。

私は貴方に謝らないといけない。

これから貴方の相棒でいるためにも....だから!)

 

霧子は自分の腰についたベルトさんのイグニッションキーを回す。

そして、泊の腕についているシフトブレスにマッドドクターを変形させて装填した。

そして、展開することでトライドロンからマッドドクターのタイヤが現れる。

 

すると、タイヤから大量の器具が現れて泊の治療を始める。

そして、彼の身体に向かう筈の痛みが霧子とベルトさんに向かった。

『ぐっ!....あっ!』

「くっ!....きゃあ!」

 

溢れる痛みを霧子は身体を抑えながら必死に耐える。

『帰ってこい進之介!

君にはまだやるべき事があるだろう!』

「お願い....起きて....泊さん!」

 

暫くすると、マッドドクターの治療が終わった。

痛みから解放された霧子は地面に倒れ激しく呼吸をする。

「はぁ...はぁ...はぁ」

『う....進之...介...は?』

 

霧子とベルトさんがベットに目を向けるとそこには目を開けた意識を取り戻した泊の姿があった。

「こ...こは?」

「泊さん!」

『進之介、目を覚ましたようだね。』

 

「俺は....」

『君は霧子を守って倒れたんだ。

そして、私と霧子が君を目覚めさせた。』

 

「泊さん」

霧子が目を覚ました泊に頭を下げる。

「私を守って怪我をさせてすいませんでした。

相棒なのに....貴方の迷惑になってしまった。」

「霧子、俺は別に....」

 

「だから、もう一度チャンスをくれませんか?

私は警察官として人を救いたい。

もう一度、刑事として正しいことをしたい....だから」

「当たり前だろ。」

 

霧子が言い淀んでいた中で進之介が答えた。

「お前は俺の相棒なんだ。

こんなところでへばって貰っちゃあそれこそ困る。」

「泊さん....」

 

「それに迷惑掛けたとか言ってたけど俺の事を助けてくれたんだろ?

なら、おあいこだ。

ありがとうな霧子。」

「......はい。」

そう言って笑う霧子を見て進之介が言った。

 

「霧子、お前笑っ...」

「笑ってません!」

 

そんなやり取りをしているとベルトさんが咳払いして話しに割ってくる。

『ウオッホン!....進之介。

君が寝ている間に事態が変わった。

霧子やG3Xの装着員を錯乱させたのはドーパントの仕業だった。』

「ドーパント?....ってことはガイアメモリか!」

『そうだ。

そっちの方は照井警視が対応している。

私達は蛮野の事件を解決しよう。』

 

「あぁ俺が寝ている間、そっちに動きはあったのか?」

『それがまだない。

内部で何かが起こっているせいで動けないのだろう。』

 

「.....ハートが関わっているのか?」

『.......』

「ベルトさん、俺はハートについてちゃんと知りたいんだ。

ハートはグローバルフリーズと今回の件で二度、俺を助けてくれた。

ベルトさんはロイミュードは人類に危険を及ぼす存在になっていると言っていたけど俺にはそれだけとは思えないんだ。」

 

『すまない進之介。

それは私の知識だけで出せる結論ではない。

恐らく、私が真実を話しても片寄った結論しか出せない。

.....いや、自信がないんだろう。

だから、私の口からちゃんと話せるか』

「それでも構わない。

俺は刑事だ。

ちゃんと分別は出来る。

教えてくれ....ハート達について」

 

ベルトさんは進之介にハート達について話した。

自分が蛮野と共にロイミュードを作ったこと

そして、ハート達は蛮野と違い別の目的があるということを.....

 

一通り聞いた。

進之介は霧子に尋ねる。

「霧子、俺の替えのスーツはあるか?

あったら持ってきてくれ。

現場に行くのに病院服じゃ格好がつかないからな。」

「分かりました。」

霧子はそう言って病室を出ていった。

 

「それとベルトさん。

真実を話してくれてありがとう。

やっぱり、俺はハートと話したい。

ロイミュードが何なのか?

警察として仮面ライダーとして俺はどういう対応をすれば良いのか?

話してみて結論を付けるよ。」

『....そうか。

私は君の相棒だ。

君の意見を尊重するよ進之介。』

 

「良し!ギアが入った。

捜査本部が復帰するまで待ってられねぇ。

俺達で工場に突撃する。」

『だが、病院内は錯乱した刑事で溢れているぞ。』

 

そう話していると病室の扉が開き中に髪の毛が乱れながらも戦い抜いたりんなが現れた。

「あぁ、良かった進之介くん目を覚ましたのね。」

「りんなさん!」

 

「二人に朗報よ。

錯乱してた刑事が全員、元に戻ったの。」

『と言うことは照井警視がドーパントを倒したんだな。』

 

「凄いな。

仮面ライダーじゃないのにドーパントを倒せるなんて....」

進之介がそう言って驚いている。

余談だが、出向メンバーで照井がアクセルだと知らないのは進之介だけであった。

 

そうしていると霧子が泊のスーツを取って部屋に入ってきた。

「泊さんこれを」

「ありがとう霧子。」

 

『では、我々も行動に移すとしようか。』

ベルトさんの言葉に賛同するようにそれぞれが動き始めるのだった。

 

 

工場内ではボロボロになりながら戦うハートと無傷に近いメディックとゴルドロイミュードの姿があった。

「はぁはぁ...」

その姿を見た蛮野が笑う。

『あっはっは無様な姿だなハート!

この私に逆らうからだぁ!』

 

「くっ!蛮野ぉ!」

『どうした?悔しいならさっさとゴルドロイミュードを倒せば良いじゃないか?

お前のスペックならそれが可能な筈だが?』

 

そこまで挑発されてもハートはゴルドロイミュードに手を出さず防御するだけだった。

それを見ていることしか出来ない檻の中にいるブレンが叫ぶ。

「メディック!正気に戻ってください!

ハートを傷つけて貴女は何とも思わないんですか?」

「蛮野様に反抗したのだから制裁を受けるのは当然でしょう?」

 

「では何故、貴方はそんな苦しい笑顔をしているのですか?」

「私が....苦しい?...何...を..」

ブレンの言葉を受けてメディックは頭を抱える。

(やはり、蛮野の洗脳が完璧じゃないのか。)

 

「ならばぁ!」

ハートは立ち上がるとゴルドロイミュードを投げ飛ばしメディックを捕まえた。

「メディック!思い出すんだ!

俺達の出会いを....助けてくれた無名の事を!」

「無....名..!?」

 

『余計なことをするなぁ!』

蛮野が吠えると投げられたゴルドロイミュードが立ち上がりハートを殴り飛ばす。

「ぐはっ!蛮野!貴様ぁ!」

『よりによって無名の名を出すとはなぁ....このまま貴様が痛ぶられる姿を眺めていようと思ったが気が変わった。

私が貴様のコアを砕いてやる。

その前にメディック!私の身体を回復しろぉ!』

 

「!? 止せメディック!」

ハートの静止を無視してメディックは蛮野が乗り移ったゴルドロイミュードの回復をする。

その瞬間、メディックが苦しみだした。

 

「あぁぁぁ!」

「メディック!」

 

ハートがゴルドロイミュードを倒せなかった理由は蛮野がメディックに仕込んだデータにあった。

彼女がロイミュードの回復を行う度に与えられたダメージを身体に蓄積させてしまうのだ。

自分が攻撃すればするほどメディックが傷つく姿を見てハートとブレンは憤る。

 

「蛮野ぉ!」

『無様に死んで行けぇ!この失敗作がぁ!』

ハートに向けて蛮野がコアに攻撃を仕掛けようとすると工場の壁が砕け蛮野の身体を突進してきた何かが吹き飛ばした。

『ぐあっ!何だ一体....』

「お前は....」

 

そうやって入ってきた"トライドロン"の扉が開くと中からスーツとネクタイをピッチリ締めてギアの入った進之介と霧子が出て来た。

進之介に装着されているベルトさんが告げる。

『蛮野....お前なんだな?』

「その声は....クリムか?

全く、余計なタイミングで来るとは....足止め共はとんだ役立たずだな。」

 

「アンタが蛮野か?」

その姿を見た進之介が尋ねる。

『貴様は....ドライブの変身者か。

重症だと聞いていたが動けるとは驚きだな。』

 

その次に霧子が蛮野に話し掛ける。

「....貴方が私の父なんですか?」

『父?...あぁ、あの女が産んだ子供の一人か。

大きくなったようだなぁ。

警察官になったのは意外だったが....』

 

「何故!こんなことを!?

そんな姿になってまでどうして?」

『そんな姿?

お前にはこの素晴らしさが分からないのか。

老いも死すらも超越し如何なる存在も手出しできない強靭な身体を手に入れられたのだぞ?』

 

この返答を聞いてクリムは戦慄する。

『蛮野....君はその姿になってまでまだそんな事を!?』

『クリム....丁度良い私の仲間になれ。

お前の知識があれば人類を完璧に支配するシステムを作り出せる。』

 

『何故そんな事を....』

『お前も見ただろう?

今の人類の愚かさをお前達が私を捕まえに来る段階でも何度も見てきた筈だ。

最早、人類にこの地球を支配する資格など無いのだ。

だからこそ、私が支配する。

電子の世界とロイミュードを使い現実世界の二つを統治すれば世界は真の平穏を手に出来るのだ。』

 

「その為に霧子を....実の娘を傷付けたのか?」

『どういう意味だ?』

「霧子はグローバルフリーズで殺されかけた。

そして今回もだ。

お前の野望の為に家族を犠牲にして何とも思わないのか?」

 

進之介の問いに蛮野は答える。

『優秀な私の研究の礎になれるのだ。

光栄なことだろう?

私の研究こそが唯一にして至高なのだ。

そんな事すら分からないとはやはり人間は愚かだな。』

 

全く理解できない理論で話された三人は絶句してしまう。

こんな人間がいて良いのか?

悪魔のような思考を持つ蛮野に得たいの知れない恐怖を感じた。

 

そして、それを知るハートやブレンにとっては怒りしか感じなかった。

生きていた頃から何も変わっていない。

もし、二人の知る人間が彼だけだったらロイミュードは原作と同じ道を辿っただろう。

だが、無名と関わったことで人間は蛮野の様な者ばかりではないと理解していた。

 

故にハートとブレンの憎しみの相手は"人間"では無く"蛮野"となっていたのだ。

 

「漸く繋がった。

何でハートがお前を憎んでいるのかをな。

蛮野...アンタにとって人間とロイミュードに差はないんだろう?

自分にとって"不要か有用"か....それでしかこの世界を見ることが出来ないんだ。」

『ほぅ、ならどうだと言うんだ?

それが分かった所で何かが変わるとでも?』

 

「さぁな、でも俺のやるべきことは分かった。」

進之介がそう言うと複数のシフトカーがブレンを閉じ込めていた檻に突撃し機能を停止させる。

「ドライブ....お前は...」

 

「ハート、"一時休戦"だ。

俺は蛮野を倒して奴の計画を止める。

それまで協力してくれるか?」

「良いのか?

俺は蛮野が作り出したロイミュードだぞ?

それにグローバルフリーズにも関わって....」

 

「あぁ、"俺の相棒"を助けてくれたな。

そして"今回も".....ありがとうハート。

お前のお陰で俺は相棒を失わずに済んだ。

感謝している。」

進之介の言葉を聞いたハートは笑う。

「ははっ!まさか、無名以外に俺達とまともに話そうとする人間がいるとはな。

良いだろう蛮野を倒す為、協力してやる。

ブレンはそれで良いか?」

 

ハートに振られたブレンは溜め息を付く。

「はぁ、やれやれ檻から出て直ぐに共闘ですか本当に貴方は"勝手で傲慢で....そして正しい"ですね。

ハート....貴方がそう望むのならば私は従いますよ。」

 

「ありがとうブレン。

なら、改めて自己紹介しよう。

俺はロイミュード002個体名はハートだ。」

「俺は仮面ライダードライブ、泊 進之介。」

 

「進之介.....それがお前の名前か。

ならば、今後はそう呼ぼう。

進之介、共闘するにあたって一つ条件がある。

目の前にいるあの女性は俺の仲間であるロイミュード009、名をメディックと呼ぶ。

彼女は蛮野に洗脳されている。

どうにかして彼女を助けたい。」

「洗脳?....ベルトさん何か分からないか?」

 

ベルトさんがメディックを見ながら告げる。

『恐らくは蛮野によって思考プログラムが書き換えられたのだろう。

そのプログラムを打ち消せばメディックは元に戻る筈だ。』

「良し、なら最初はメディックの救出からしよう。」

「良いのか進之介?」

 

「彼女は人質だ。

先ずは救出をしないとな。

俺は刑事だから命、第一優先なんだ。」

「ありがとう進之介。」

 

「霧子、お前はトライドロンを使って工場内部を調べてくれ。

破壊出来そうならその手段を探して欲しい。」

「分かりました。」

そう言ってトライドロンの運転席に乗り込む霧子の横の助手席に人間態に戻ったブレンが乗る。

 

「私の分析能力があれば探索の時間は減らせます。

ハートの命令です。

貴女にも協力しますよ。」

「....分かったわ。

しっかり捕まってて」

 

そう言って霧子がアクセルを踏み込む。

「逃がしませんわっ!」

メディックが倒れていたゴルドロイミュードに命令し追わせようとするがそれを進之介とハートが止める。

「お前らの相手は俺達だ!」

「メディック...絶対に救って見せる。」

 

その光景を見ていた蛮野は鼻で嗤う。

『ふん!下らない悪足掻きだ。

まぁ良いだろう。

メディック、ドライブとハートを始末しろ。

私はメインコンピューターに戻り計画の最終段階に移行する。

この身体も好きに使え。』

「計画?最終段階?....蛮野!お前は一体何を」

『直ぐに分かるさ。

それではクリム、ハート...それに仮面ライダーまた会おう。』

 

そう言うと蛮野は自分の精神データを工場のメインコンピューターへと移した。

それにより操られていたゴルドロイミュードも元に戻り戦いに参加する。

 

進之介とハートはゴルドロイミュードを蹴り少し距離を開ける。

「行くぜ!ベルトさん....それにハート。」

「あぁ!」

『Ok,start your engine』

進之介はイグニッションキーを回しシフトカーをブレスに装填する。

 

「変身っ!」

 

DRIVE type SPEED(ドライブ タイプ スピード)

 

進之介がシフトカーを勢い良く動かすと身体に装甲が展開し仮面ライダードライブタイプスピードへと変身が完了した。

 

「ひとっ走り付き合えよ。」

進之介はそう言うとハートと共にゴルドロイミュードへむかっていくのだった。




Another side

工場のメインコンピューターへ移動した蛮野は蓄積された膨大なデータを見て微笑む。
『良いぞ...これだけのデータがあればゴルドロイミュードを"超進化"させられる。』

ゴルドロイミュードにはG4システムとダメージを受けた攻撃のトレース能力以外に蓄積された戦闘データをメインコンピューターに移送する能力を持っていた。

ドライブやハート、ブレンとの戦闘.....それにG3Xとの戦闘記録まで手に入れた蛮野は一体のゴルドロイミュードの素体にそのデータを流し込んでいく。

『完全にデータがロイミュードの身体と融合するまで時間は掛かるだろうがメディックや他のゴルドロイミュードの足止めがあれば間に合うだろう。
"チェイス"!』
蛮野が呼び掛けると電脳空間に紫のライダースを来た青年が姿を現す。

『お前には万が一に備えて工場に突撃してくる警察部隊の撹乱を命ずる。』
「承知致しました。」
『刃向かうようなら殺しても構わん。
工場の中に一人たりとも入れるなよ。』

殺害を許容する命令を受けたチェイスは黙る。
「........」
『どうしたチェイスは?』

「いえ、では失礼します。」
そう言うとチェイサーは蛮野のいる電脳空間を離れて元のロイミュードの身体へと戻ると目を覚ます。
(殺しを許可された時、俺の心は蛮野様の命令を拒絶したくなった。
一体何故だ?)

ロイミュードの番人であり死神としての役目を蛮野から与えられたチェイス。
彼には死神になる前の記憶が無かった。
「俺は.....一体....」

そんな事を考えていると工場に侵入しようと部隊を展開している警官達を見つけた。
チェイスはブレイクガンナーを構える。
この位置ならば何人かは息の根を止められるだろう。

(蛮野様は殺してでも近付けるなと仰った.....ならばっ!)

チェイスはブレイクガンナーの引き金を引く。
放たれた弾丸は警官の足に着弾すると痛みでうめき地面に倒れてしまった。

それを見たチェイスはその場を離れる。
(脆弱な人間をわざわざ殺す意味はない。
それよりも再展開されるG3Xを警戒して力を温存しておこう。)

そう考えて自分を納得させると警察の部隊が再展開するのをチェイスは"誰一人死者を出さず"に妨害し続けるのだった。

外伝 続編の投稿に関して

  • このまま続きで見たい
  • 新規投稿で見やすくしたい
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。