もう一人の悪魔   作:多趣味の男

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第二百三十一話 別たれるT/悲劇の連鎖

それは突然だった琉兵衛の活躍で目を覚ました若菜の背後に誰かが現れる。

 

 

琉兵衛は警戒するが無名はその姿に見覚えがあった。

「コスモスですね?」

無名の問いにコスモスは答える。

 

『久し振りですね無名。

それに園咲 琉兵衛さん園咲 若菜さん始めまして。

私の名前はコスモス。

この地球を見守ってきた超越者です。』

「君が.....」

 

コスモスは琉兵衛達に顔を向けると頭を下げた。

『ゴエティアが娘さんを利用したのは全て、私が原因です。

本当にごめんなさい。』

コスモスからの謝罪を琉兵衛は止める。

「貴女が謝る必要はない。

私もゴエティアを利用し沢山の人を悲しませた。

彼と私は同罪だよ。」

 

 

『無名、貴方にも迷惑をかけました。

ゴエティアとの決着も見ていました。

私達の業の後始末をして貰い申し訳ありません。』

「いえ、僕の中にはゴエティアの細胞もある。

云わば僕は彼の息子です。

親の不始末を正すのは子供の役目でしょう?」

 

そんな事を話していると無名の意識にフィリップが語りかけてきた。

『無名!返事をしてくれ!』

「フィリップ、どうかしましたか?」

 

『冴子姉さんを助けることは出来たがこれまでの負荷にタワーが耐えられなくなり崩壊が始まった。

早く、若菜姉さんを助けないと....』

「分かりました。

此方も急ぎます。」

 

無名はタワーの崩壊を三人に告げた。

それを聞いた琉兵衛が言う。

「ならば、急がないとね。

無名、ここから君はどうするのかね?」

「若菜さんを元には戻せましたが地球の亀裂はそのままです。

....僕はコスモスさんとそれを"修復"します。」

 

それを聞いた若菜が異を唱える。

「ちょっと待って!?それじゃあ無名はここに...」

「若菜.....覚悟は出来ているんだね無名?」

 

「はい。

ゴエティアが始めた罪は僕が"終わらせます"。」

「そうか....すまないが頼むよ。」

 

そう告げた琉兵衛は若菜に向き直る。

「若菜、私の残った力を使ってお前の精神を肉体に戻す。

戻ったら直ぐに来人達の元へ行くんだ....良いね?」

「どうして?何でお父様も一緒に来てくれないの?」

 

「若菜、ここから出れるのはお前一人だけなんだ。」

「何で....どうしてお父様!」

若菜は琉兵衛の手に触れようするがその部分が通り抜けてしまう。

 

「私は文音の力を使ってここに来ている。

しかし、それだけでは力が足りなくてね。

私の残りの命を使ったんだ。」

「どうしてそんな事を!?」

 

「愛する家族を救う為だ。

それぐらい雑作もないさ。

....若菜、これからお前には辛い道を歩ませることになる。

私の罪の清算をお前達に残すのはとても心苦しい。

でも、生きてくれ。

お前達が生きてさえいてくれれば私達はそれだけで幸せだ。」

「お父様。」

 

「それに、例え離れ離れになっても私達は家族だ。

この地球が存在する限り、何せ我々は地球に選ばれた家族なんだからね。」

そう言うと琉兵衛は優しく若菜を抱き締めた。

 

「さぁ、生きなさい若菜。」

その言葉を聞いた若菜は涙を流しながら地球の本棚から姿を消すのだった。

 

 

「無名、君には感謝している家族の命を...最後まで守ってくれたことにね。」

「...それが"契約"でしたから、多分僕も縛られていたんですね。

ゴエティアと同じく約束に」

 

無名が思い出したのはミュージアムの幹部として三人が集められ琉兵衛の前で契約を行った時の事....

(園咲家の者に危害を加えてはならない。

まさか、最後の最後まで守ることになるとは)

 

昔を懐かしく思うと二人は覚悟を決めた。

「では、始めようかね。」

「えぇ、この物語を終わらせましょう。」

 

無名はコスモスの精神を連れて本棚の深淵に行き

琉兵衛は残った力を使い若菜を安全に肉体へと戻す為、奔走するのだった。

 

 

 

 

意識を取り戻した若菜は崩れ去ろうとしている地面に着地した。

背後には父の肉体が浮遊している。

 

(お父様....)

本当なら助けたいが若菜は父に言われた約束を守る為、フィリップを探す。

 

すると、Wが此方に気付き叫ぶ。

 

「若菜さん!」

「フィリップくん!」

 

そのタイミングで若菜の立っている足場が崩れ始めた。

更にそこに冴子が走ってきたのだ。

 

二人は崩れた足場から落下してしまった。

 

 

 

加頭の手の中で目を覚ました冴子は辺りを見つめる。

「お父様は!?どこ!?」

「冴子さん落ち着いてください!」

 

錯乱している冴子を何とか押さえつける加頭だったが若菜が意識を取り戻し琉兵衛の肉体がエネルギーの中心に放置された姿を見て駆け出してしまう。

 

その素早い行動に加頭も一瞬反応が遅れてしまう。

「冴子さん駄目だ!」

加頭は琉兵衛へと走り出す冴子を追う。

そして、Wも解放された若菜の元へ向かっていた。

 

このタイミングで若菜と冴子を支えていた地面が同時に崩れる。

((このままじゃ、間に合わない。))

 

奇しくも互いに同じ結論がついた二人はそれぞれが決断をした。

翔太郎はエクストリームメモリを引き抜くとボールを投げる様に振りかぶった。

 

「フィリップ!後で必ず追い付く。

だから、それまで若菜姫の手を離すなよ!」

『分かった翔太郎!君を信じる。』

 

「うぉらぁ!!」

 

渾身の力で投げられたエクストリームメモリは落ちていく若菜へ最短ルートで近付く。

そして、若菜の元へ到着するとエクストリームメモリに格納されていたフィリップの肉体を顕現させた。

落ちていく若菜の手を掴むと崩れていくタワーから出っ張っていた鉄筋を握り二人の落下は止まった。

 

 

対して加頭は肉体に流れるバグスターウイルスの力を利用する。

 

全身を一度、ウイルス状に変換すると落ちる冴子へ急接近し彼女の手を掴むと実体化した。

そして、残った腕をコンクリートの壁に突き刺して落下を阻止するのだった。

 

二人とも大切な存在の手を掴むことは出来たが状況は悪かった。

タワーが崩落した事で崩れて剥き出しになった地下が見える。

 

装置により剥き出しになった地球の内包するエネルギーが溢れ出し地下空間を満たしていた。

 

「冴子さん、無事ですか?」

加頭がそう尋ねる。

「加頭さん、おかしいの.....

タブーのメモリが上手く機能しない。」

 

そう言う冴子は何度もメモリの力で浮遊しようと試すが上手く行かない。

「恐らくは、あのエネルギーに入ったことでメモリの内部データが破損したのでしょう。」

「そう....なのね。

!?あれはお父様!」

 

冴子が目を向けた先には未だに放出されているエネルギーの中心にいる琉兵衛がいた。

生身でエネルギーの渦にいるので肉体のデータ化が進んでおり四肢が既に失くなっていた。

 

「いや.....嫌よ!

お父様を連れていかせない!」

「冴子さん!?私の手を離そうとしないで!」

 

「でも、彼処に父がいるのよ!

もう少しで手が届く....お父様に届くのよ!」

「駄目だ....そんな事をしたら貴女が落ちてしまう!」

 

加頭は冴子の手を離すまいと力を込めようとするがこのタイミングで最悪な事態が起きた。

突如、加頭の身体を走っていたノイズが酷くなり心臓に鈍い痛みが走る。

 

それと同時に加頭の肉体の粒子化が加速したのだ。

「こん...な...時.....に!?...」

その痛みから冴子を握っている手の力が弱まる。

冴子はそれに気付いていないのか消え行く琉兵衛に懸命に手を伸ばしていた。

 

「だ...めだ...冴...子...さ...ん。」

「もう少しよ....もう少しで貴方(琉兵衛)に手が届く....そうすれば今度こそ貴方の愛を....私に..」

 

「あ....」

 

一瞬だった冴子の手が加頭から離れると彼女は下へと落ちていく。

それでも冴子は琉兵衛に目を向けて手を伸ばしていた。

 

落ちていく冴子を加頭は見つめる。

(駄目だ....行っちゃ駄目だ.....早く戻って!)

ノイズが走りブレている手を加頭は懸命に伸ばす。

そんな彼が最後に見たのは亀裂から発生したエネルギーの暴流に飲み込まれて一瞬の内に消滅する冴子の姿だった。

 

「あぁぁあぁあぁぁぁあぁああぁぁぁ...」

 

声にもならない慟哭を加頭は放つとそのまま暴流の引き起こした爆発に巻き込まれるのだった。

 

 

加頭が冴子の手を掴んだ同じ頃、フィリップも翔太郎の機転により落下していた若菜の手を掴む事に成功していた。

「フィ...リップ君。」

「若菜さん!....手を離さないで!」

 

フィリップは懸命に若菜の手を握り地面にしがみつく。

だが、元々の非力さから徐々に身体が滑っていった。

それに気付いた若菜が叫ぶ。

 

「フィリップ君!....このままじゃ貴方まで落ちてしまうわ!手を離して!」

「嫌です!もう絶対貴女の手を離したりしない!」

 

「でも!」

「それに....約束したんです。

"僕の相棒"は...約束を破りません!」

 

その瞬間、崩落した穴から爆発が起こる。

その衝撃でフィリップは崩落した穴に若菜と一緒に落ちてしまう。

 

しかし、落ちながらもフィリップは若菜の手を離さなかった。

"絶対に助かる"。

その思いが落下するフィリップの手を掴んだ翔太郎により二人の命を救うことになった。

 

「信じていたよ翔太郎....」

「当たり前だろフィリップ。

良し今、引き上げるぞ。」

 

そう言うと翔太郎はフィリップと若菜を穴から引き上げると地面にへたりこんだ。

「はぁ...はぁ...流石に二人引き上げるのはキツいな。」

「少しは筋トレしたまえ...翔太郎。」

 

「あ?それはお前もだろフィリップ。」

「....ふふっそれもそうだね。」

 

二人はそう言って笑い合うとタワーの揺れが強くなる。

「こりゃヤバイな!?」

「あぁ、もうこのタワーも限界だ。」

 

「フィリップ、若菜姫を連れて脱出するぞ。

エクストリームだ!」

「あぁ」

 

二人は立ち上がるとエクストリームメモリを手に取りドライバーに装填する。

「「変身」」

 

その声と共にドライバーを展開しエクストリームへと変身すると若菜を担ぎ上げる。

『姉さん、もう少しだけ我慢して』

「超特急で降りるからよ。」

 

「えぇ、お願い。」

そう言うとWはタワーから飛び降りる。

風の力を使い落下速度を調整しながらタワーから遠い地面へと向かった。

 

そして、ゆっくりと地面に着地すると若菜を下ろす。

 

崩壊するタワーを見ながら翔太郎が言った。

「見ろよフィリップ。

あのタワーの光」

翔太郎に言われフィリップはタワーを見る。

 

タワーから放出されたエネルギーにより地面に及んだ亀裂がまた光ったかと思うとその光はタワーの方へ戻っていった。

『放出されていたエネルギーが元の場所に帰っていく。

亀裂も修復されているだろう。』

「てことは地球は崩壊しないのか?」

 

『あぁ、無名と父さんが.....命を懸けて開けられた穴の修復をしてくれた。

だからもう心配ない。』

「....そうか。」

 

そう話しているとスタッグフォンに着信が入る。

「ん?.....亜樹子からか。」

翔太郎は電話に出る。

 

「あっ!?やっと繋がった!

そっちは大丈夫なの?」

「おぅ!若菜姫もフィリップも全員助けられたぜ。」

『心配かけたね亜樹ちゃん。』

 

「その声、フィリップ君!?

...良かったぁ、本当に心配したよ。」

「そう言えば何で連絡してきたんだ?」

 

「あっ!そうそうマリアさんからの報告ね。

孤島にいたミュージアムの残党の始末は着いたって!

それに刃野さんからも連絡が来て警察の人たちも怪我人はいるけど死者は出なかったって言ってた。」

「そっか....正にハッピーエンドだな。」

 

「うん、あっ!それと竜君からも連絡が来たよ。

あっちの事件も解決したから直ぐに風都に戻るって...」

『照井 竜が帰ってくるなら心強いね。』

「そうだなフィリップ......!?

悪い亜樹子....ちょっと電話切るわ。」

 

「えっ?どうしたの翔太郎君?」

「まだ片が付いてない奴が残ってた。」

そう言って電話を切ると若菜を庇うようにWは立つ。

 

「お前の計画は破綻した。

もう諦めろ....加頭!」

ボロボロになりながらもWを睨み付ける加頭は言う。

「流石は仮面ライダーを名乗るだけはありますね。

見事な手腕でしたよ。」

『もう終わりだ加頭 順。

琉兵衛を失いミュージアムも何れ崩壊する。

大人しく捕まるんだ。』

 

「終わり...だと?

バカバカしい...もうミュージアム等、どうでも良い。

私は冴子さんを甦らせるだけだ。」

『!?....冴子姉さんはどうなった?』

 

「....タワーの崩落で起こった爆発に巻き込まれその肉体はデータの海に消えました。

だが、まだ間に合う。

もう一度、ガイアインパクトを起こせば彼女を甦らせられる筈だ。」

『それは無理だ。

そんな事は僕達が許さないしそれ以上にもう一度、ガイアインパクトを起こすにも装置が無い筈だ。』

 

「確かに...第二タワーに設置していた装置はもう無い。

新しく地球に繋がる穴は開けられないだろう。

だが、まだ"穴は一つ"残っている。

園咲邸の地下にあるあの穴ならば....使える。

後は冴子さんを蘇らせるのに必要な身体だ。

確実に甦らせるには冴子さんの精神を受け入れる受け皿がいる。」

『まさか!?』

 

「えぇ、"園咲 若菜"さん....貴方の身体を頂きます。」

加頭は"内部の基盤が見える程破損したユートピアメモリ"を取り出す。

『止めた方が良い。

破損したメモリを使うのは危険だ。

そんなメモリではエクストリームは倒せない。』

「確かに...普通のやり方なら無理でしょう。

ですが、この身体ならば問題ありません。」

 

そこで加頭の身体にノイズが入っているをフィリップは気付いた。

『その身体は一体?』

「今の私の身体には財団の所有するあらゆる力が内包されています。

その力を全て解放しメモリを使用すればどうなるか?

試すには良い機会だ。」

 

「Utopia」

 

加頭はメモリを首に押し当てる。

破損したメモリは火花をあげながら加頭の身体に取り込まれるとユートピアドーパントに変身した。

 

変身が完了すると全身から樹木が生え始め身体の"左半身"は土と小さな建物が規則的に等間隔で生成され"右半身"からは金属と錆びまみれの建物が不規則に生成された。

 

そして、顔の右肩覆っていた仮面が砕けるとそこから火傷と傷でボロボロになった顔が現れた。

「何だよあの姿は....」

『検索しても答えが出ない。

翔太郎!警戒を....』

 

フィリップか翔太郎にそう伝えようとすると変化を終えた加頭がWの目の前に瞬間移動してきた。

「なっ!?」

咄嗟に翔太郎が反撃しようと殴りかかるがそれを加頭は左手で止める。

 

突如、Wのは急激な虚脱感に襲われ膝をついてしまう。

「あ...か...」

『翔太郎!....エネルギーの吸収量が通常のユートピアを遥かに越えている。

やはり、この形態は危険だプリズムビッカー!』

 

フィリップがプリズムビッカーを呼び出すと盾のまま加頭を殴り付ける。

加頭は右手を握り込みエネルギーを集約させるとプリズムビッカーを殴った。

 

加頭から放たれた攻撃がプリズムビッカーに当たるとシールドが一瞬で分解され消滅した。

『プリズムビッカーを消滅させるなんて恐ろしいエネルギーなんだ!?』

驚愕するフィリップを余所に加頭はその拳をエクストリームメモリに放った。

 

『しまっ!?』

回避の遅れたWはその攻撃をもろに喰らってしまう。

パキン!....何かが砕ける音と共にエクストリームの変身が解除されると翔太郎とフィリップは気を失ってしまった。

 

加頭は恐怖で動けなくなっていた若菜に一瞬で接近すると首を掴み持ち上げた。

「....あっ.....う....」

持ち上げられた若菜は苦しさから少しもがくが直ぐに意識を失ってしまった。

 

そして、加頭は若菜の首から手を離し彼女を抱えるとその場から姿を消すのだった。




Another side

Wと加頭の戦闘を見ていた信彦はスマホを操作してロノスに連絡を取る。
「あれ、どうしたの?
加頭君には会えなかった感じ?」
「いや、会う前にドーパントになって仮面ライダーと交戦した。
そして、女を抱えて消えてしまった。」

「消えた?.....ちょっと不味いかもね。」
「不味い?
どういう意味だ?」

「僕の能力でタワーで起きた過去を見たけど加頭君、死ぬこと覚悟して色んな力を使っちゃったんだよね。
ガイアメモリ以外にもバグスターウイルスやネビュラガスも使って....そして、内部データが破損したユートピアメモリを使ってまた変身しちゃった。

そのせいでメモリの記憶が変質しちゃってるんだよ。」
「ロノス、お前の悪い癖だ。
お前の見た事は俺には分からない。
もっと、分かりやすく言ってくれ。」

「つまりは、力の暴走が起きたって事だよ。
しかも、その力に加頭君は耐えられない。
既に肉体の自壊が始まる中で力の暴走をしちゃったんだ。」
「何れぐらいヤバイ?」

「下手したらバタフライエフェクトで並行世界が繋がってこの時空が跡形もなく壊れるくらいにはヤバイね。」
「なら、止めないとな。
どうすれば良い?」

世界を書き換えれる書き手(無名かゴエティア)はもういない。
だとすれば続きを描けるのは物語の"登場人物"だけだ。
なら、やるべき事は一つだな。
倒された仮面ライダーの様子は?」
「見たところ致命傷は避けているが重症には変わり無いな。」

「そう....じゃあ、加頭君に会う前にそこにいる彼等を"動ける程度"に回復してあげて、なるべく早めにね。」
「加頭の計画を阻止させる為か。」

「それもあるけど余り時間をかけると"スリッパを持って頭を叩いてくる女"にかち合っちゃうからさ。
君の為だよ。」
「そんなヤバイ女がいてたまるか。」

「あはは、だよねぇ。
それじゃあよろしくね。」
ロノスはそう言うと電話を切った。
「相変わらず、勝手な奴だ。
....じゃあ、とっとと終わらせるか。」

フィリップと翔太郎の前に移動すると腹部にベルトを顕現させる。
ベルトが変形していくと中心に緑色の光を放つ結晶が現れる。

結晶が発光すると中にある"二つの石"が結晶に納められているのが分かる。
信彦は両手を二人に翳す。

すると、ベルトを通してエネルギーが掌から流れていき翔太郎とフィリップの身体に浸透していく。
二人の身体についていた外傷が治ると信彦は力を送るのを止めてベルトを体内へと戻した。

「これで良いだろう。
お前らも仮面ライダーならここからは自分達の手で決着をつけるんだな。」
気絶している二人にそう言うと信彦はその場を後にするのだった。

外伝 続編の投稿に関して

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