もう一人の悪魔   作:多趣味の男

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賢者の石を通してこの世界を見つめているアルケは笑う。
「これで"二人目"....あと一人だ。
それで漸く"これ"を動かすことが出来る。」

アルケは巨大な砂時計と石板で造られたオブジェを見つめる。
「これだけの舞台を用意してくれたのだ。
仮面ライダー達にも...."褒美"が必要だろうな。」

そう言うと賢者の石が光輝き二つの"石棺"が目の前に現れるのだった。





意識を失っていた無名が目を覚ましたのは辺り一面何も無い砂漠だった。
「ここ....は..」

「良かった気が付いたんだね。」
無名は声の聞こえた方に目を向けるとそこには二人の青年が立っていた。
一人は無名に向けたカメラのシャッターをきりもう一人の青年は無名に笑顔を向けていた。

「次元の狭間に君が追放された時は焦ったけど見つかって本当に良かった。」
「お前がいなければこの"狂った世界"に介入出来なくなるからな。」

「貴方達は一体?」
「あれ?僕は兎も角、"彼の記憶"(カメラの青年)なら君も覚えている筈だよ。
ゴエティアから渡された記憶の中にあるからね。」

そう言われた無名はカメラを持った青年の顔を見ながら記憶を探る。
意識がハッキリした事でボヤけていた記憶が甦ると無名は立ち上がった。

"門矢"(かどや)......"士"(つかさ)。」
「俺の名を知ってるなら"コレ"も思い出したよな?」

士はそう言うと"白色で周りにライダークレストが入ったのドライバー"を見せつけた。
「えぇ、"仮面ライダーディケイド"....世界の破壊者。」
無名の理解した顔を見た士は隣の青年に話し掛ける。
「どうやら、お前の考えは正しかった様だな"王様"。」
「あんまり当たって欲しくは無かったけどね。」

「仕方無いだろう?
俺もお前も奴から力を奪われているんだ。
その力を使われたら....."全ての歴史"が消えることになる。」
「全ての歴史....どう言うことですか?」
無名の問いに青年が答える。

「それについては僕が話すよ。
それが君を見つけ出した理由でもあるし.....でもその前に自己紹介だけしとくね。

僕の名前は"常磐(ときわ) ソウゴ"。
もう1つの名前は"仮面ライダージオウ"...."最高最善の魔王"になる予定の王様かな?」

そう言ってソウゴは無名に笑顔を向けるのだった。


W×OOO 6.医者と鎧

ノブナガと別れてクスクシエに帰って来た映司は臨時休業と書かれた扉を開き中に入った。

 

そこには包帯を巻かれ簡易ベッドで寝ている照井と未来の世話をしているミーナと比奈がいた。

 

「ごめん遅くなった。

あれ?アンクや京水さん達は?」

「アンクはまだ帰ってきてません。

京水さん達は周囲の警戒の為って言って外に出てます。

照井さんの事は他の人にも連絡したんですけどまだ返信が来てません。」

 

※比奈が連絡を入れた頃、翔太郎とフィリップはWになってグリードと戦闘をしていた。

 

「そっか照井さんの容態は?」

「えっと...それが」

比奈が言い淀んでいる所に白衣を着た男性が道具を抱えて現れた。

「貴方は誰ですか?」

男は照井の前に行き装置のプラグを繋げながら答えた。

 

「放射線科医の花屋(はなや)だ。

照井さんには借りがあってな。

ニュースを見てすっ飛んできた。」

「ニュースって?」

 

「映司さん知らないんですか?

照井さんと翔太郎さん達が警察から指名手配を受けているんです。」

「え!? どうしてそんな事に?」

 

その問いに比奈は分からずに困惑していると花屋が話し出した。

「良し....照井さんの身体に異常はねぇ。

倒れたのも過労と寝不足が原因だな。

まぁ、ずっと気を張ってればこうなるのは当然だな。

今、栄養剤打っておいたからこれで問題は無ぇだろう。

 

赤ん坊の方も調べた限りでは問題無かった。

だが、それはあくまでも普通の医学知見で診察した範囲の中でだ。

セルメダルとか言う代物は俺には分からないから用心しておく事に越したことはねぇだろう。」

「そうですか。」

 

「あぁ、それと照井さんの連れてた女だが.....恐らく解離性健忘症だな。

事件が起きたショックが影響してこれまでの記憶に蓋をして思い出せなくなっている状況だ。

 

本当なら病院で診察して貰うのが一番だが今はオススメ出来ねぇ。」

「それはどうしてですか?」

 

「....ここだけの話だが照井さんが殺人容疑をかけられた時、それが真実だと本気で信じてる関係者が何人もいたんだよ。

照井さんと一緒に働いていた同業者ですら殺人を疑ってなかった。」

「!?」

 

「理由は分からねぇが何かデカい催眠が掛けられてると思う。

そんな状態で警察やその息の掛かっている病院にでも行けばどうなるかなんて考えなくても分かるだろ?」

「警察は信用できないってことですか?」

 

「全員がそうって訳じゃねぇたろうが警戒しておく事にこしたことはねぇよ。」

そう話しているとクスクシエの扉を叩く音が聞こえた。

警戒する映司に花屋が答える。

「安心しろ敵じゃねぇ。

....正直連れてきたくは無かったがほっとくのも医者として気が引けちまってな。」

 

そうして開けるのを促すと中に入ってきたのは憔悴した顔をした鳴海 亜樹子だった。

亜樹子の顔を見て映司は思い出す。

「貴女は確か翔太郎さんのいる探偵事務所の.....」

「鳴海 亜樹子です。

それよりも花屋先生、竜君は?」

 

「大丈夫。

疲れが溜まっただけで命に別状はない。」

「そっか....良かった。」

そう言って亜樹子は眠っている照井の手を握る。

手から感じる体温が彼が生きていることを教えてくれた。

 

「本当に良かった....竜君。」

その姿を遠くから見ていたキチョウは頭を抑えると動揺したように外に出ていってしまった。

「あっ!?キチョウさん待って!」

「映司君、私も行く。」

映司と比奈は二人でキチョウを追い掛けるのだった。

 

 

 

時同じくしてノブナガが天下統一の為に動き始めていた。

株で得た金を元手に会社を買収するとそこのCEOの座を乗っ取った。

 

秘書である男性がノブナガに話し掛ける。

「社長の手腕により会社の軌道は鰻登りです。

このまま行けば何れは鴻上ファウンデーションと並ぶ大企業に....」

「"足らん"。」

 

「え?」

「このままでは何もかもが足らんと言ったのだ。

金があったとて兵や力が無ければ天下など取れん。」

 

「兵...ですか?

お言葉ですがこの日本で私兵を集めるのは難しいかと....」

「何じゃ、お主らは戦は出来んのか?」

 

「そっ!?...そんなの無理ですよ。」

「そうか....であるならば先ずはワシが力を手に入れなければなるまい。」

 

「その力....此方でご用意致します。」

「曲者!」

 

ノブナガが声の聞こえた方に万年筆を投擲した。

秘書の顔の横を通り抜けて飛ぶ万年筆は曲者の指に挟まれて止まった。

「流石はノブナガ様。

相も変わらず容赦がない。」

「お主は何者じゃ?

どうやってここに忍び込んだ?」

 

「私の名前はアケチ....貴方に仕える為に参りました。」

「仕えるだと?」

 

「はい。

この世界で天下統一を為すためにはノブナガ様の様なお方こそ必要です。

私は貴方の傍でその覇道を見届けたいと思い参上致しました。」

アケチはそう言ってノブナガに平伏した。

その姿を見たノブナガは嗤う。

「"滑稽"だな。」

「!?」

 

そう言うとノブナガは壁にかけていた日本刀を引き抜きアケチに振るう。

アケチはその刀を回避すると距離を置いた。

「何をなさいますか?」

「お主の滑稽な小芝居にイラついてな。

本音を申せアケチ....お主の目にはワシへの恭順は写っておらん。

身の内から寝首をかこうとする匂いが漂っておるぞ?」

 

本心を見透かされたアケチは驚くと直ぐに笑う。

「ふふっ....あっはっは!流石はノブナガ様!!

それでなくては面白くない!

その通りですよ!今の私は別の方に仕えております。

その方からの命でノブナガ様に力を渡しに来ただけに過ぎません。」

 

そう言うとアケチは何処からか取り出したアタッシュケースをノブナガに差し出すと黒いコアメダルを投げ渡した。

「これは?」

「貴方に必要な物です。

これから先、天下を目指す上でね。

それでは失礼致します。

貴方と話せて良かったですよノブナガ様。」

 

そう言うとアケチは部屋を出ていった。

ノブナガはその後を追うことはせず置いていかれたアタッシュケースを持ち上げると中を開く。

そこには赤く塗装された"リバースドライバー"が入っていた。

「天下を取る力......か。」

それだけ呟くとノブナガは気絶している秘書を起こす。

「ふえっ!?....ここは...」

「ワシは出掛ける。

車の用意をしろ。」

 

それだけ言うとノブナガはアタッシュケースを持って車へと向かうのだった。

 

 

 

 

照井の手を握る亜樹子の姿を見た瞬間、キチョウの頭に知らない記憶が流れてきていた。

鉄砲隊が発砲する場面、大きな城で着物を着る自分の姿、そして燃え盛る寺の光景が止めどなく流れてくる。

 

(これは何?私は何を"見させられている"の?)

 

理解できない記憶に苦しめられていると私の肩を支える手の温もりを感じた。

鎧を着たその人の顔は見えないがその手の温もりには安心感を覚えている。

 

(会いたい....あの"お方"に)

そんなことを考えていたからだろう。

後ろから聞こえた大声に動くのが遅れてしまった。

 

「危ない!」

 

その言葉を聞いて目を向けるとキチョウの前に車が迫っていた。

 

映司と比奈はパニックになりクスクシエを出ていったキチョウを追い掛けていた。

「急に走って何処に行ったんだろう?」

「あ!?映司君あそこ!」

 

比奈が指差す方を見ると車道に向けて歩いているキチョウの姿を見つけた。

そして、キチョウの後ろから黒いセダンの車が迫ってくる。

「危ない!」

 

映司はキチョウに向かって走り出そうとするが間に合わない。

しかし、ギリギリの所で黒いセダンの急ブレーキが間に合いキチョウの前で車が止まった。

 

すると、車の中からスーツ姿のノブナガが現れる。

「おなごよ大事無いか?」

「あ.....」

 

「どうした?ワシの顔に何か付いておるか?」

キチョウを見て尋ねるノブナガの元に映司が合流する。

「良かったぁ。

轢かれるかと思った....ってノブ君!?

どうしたのその格好?」

 

「映司ではないか?

お主こそ何故、ここにおるのだ?」

「えっと.....話せば長く...!?」

「!?」

 

殺気に気付いた映司とノブナガは比奈とキチョウを抱えて車から退避する。

すると、先程まであったセダンは巨大な竜巻を受けて地面を転がっていった。

 

すると、カザリがその場に颯爽と現れる。

「お前はカザリ!?

どうしてこんな所に」

「今日はオーズの相手をするつもりはないんだ。

僕の相手は君だよ....ノブナガ。」

 

「ほぉ...ワシに何用じゃ?」

「少し僕と遊んで貰うよ。」

そう言ってカザリが高速でノブナガに近寄るとその爪で切り裂こうとする。

 

キン!キン!キン!

「変身!」

 

「タカ」

「トラ」

「バッタ」

 

 

 

しかし、その刃は寸での所でオーズに阻まれてしまった。

「くっ!邪魔しないでよオーズ。」

「そういう訳には行かない。

ノブ君達を傷付けさせない。

比奈ちゃん今の内に!」

 

映司の言葉を聞き比奈が二人に近付こうとするとカザリの攻撃によりオーズが吹き飛ばされてきた。

「かはっ!カザリの奴、前よりも強くなってる。」

「あんまりオーズに邪魔されたくないんだよ。

だから、本気で行ってあげるよ。」

 

カザリはそう言うとガイアメモリを取り出す。

「それって...ガイアメモリ!?

どうして、カザリがそれを!」

 

Felain(フィーライン)

 

カザリは起動したメモリを胸部に挿す。

すると、全身にエネルギーが溢れ出し肉体が変化した。

身体が前傾姿勢となり両手足が太く巨大化し口の牙が鋭く大きなものへと変わる。

鬣は背中を覆うように増え尖端が槍のように鋭くなった。

 

「どうだいオーズ?

これが僕の手に入れた新しい力だよ。」

カザリの姿を見て驚愕するオーズだったがその闘志が消えることはない。

「どんなに強くなったとしても俺は、この力で守れる人を守る!」

 

オーズはメダジャリバーを手に持つとカザリに向けて斬りかかった。

「!?」

しかし、オーズの斬撃はカザリにかする事すらなく避けられていく。

「その程度かオーズ?

じゃあ次は僕の番だね。」

 

カザリはそう言うと巨大化した身体を使いオーズに突進した。

その凄まじい加速にオーズは回避が間に合わず上空へと吹き飛ばされてしまう。

 

「かはっ!」

「まだまだ行くよオーズ。」

 

カザリは地面やビルを蹴りながら上空にいるオーズに突進を繰り返す。

オーズはまるでボールの様にカザリに弾かれながら空を舞い続けた。

 

「あははは!!まだだよオーズ!

もっと楽しもうよ!」

 

そう言ってカザリは両手足に巨大な爪を生成すると空中に乱回転しているオーズの首に爪を突き立てた。

しかし、その爪はアンクの放った炎により止められる。

 

攻撃が止まったことでオーズは地面に落下した。

「がはっ!....ア...ンク。」

映司!....チッ!

カザリの野郎....どんだけ強くなってやがるんだ。

映司、今のカザリはヤバイ。

一先ず逃げるぞ。」

 

「ダ...メだ。

まだ....皆を....守ら...ない...と」

オーズはそう言ってボロボロの身体を何とか起こす。

「このままだとお前が死ぬぞ映司!!」

 

「それ....でも!!

俺は...皆を...守りたい!」

「映司....お前....」

 

自分の命を省みず人の命を救おうとするその姿を見てアンクは"もう一人のアンク"(黒いフードを着けた男)の言葉を思い出した。

 

(映司はこのまま死ぬのか?

だとしたら....映司が死ぬ未来ってのは......)

「アンク...ラトラータだ。

カザリを止めるにはコンボしかない。

早く...メダルを」

「...."ダメだ"。」

 

「え?」

 

オーズの差し出された手をアンクは払い除けた。

「お前にメダルは渡せねぇ。」

「今そんなこと言ってる場合じゃ!?」

 

うるせぇ!

お前に渡せるメダルはねぇんだよ....映司。」

 

仲間割れを始める二人を見たカザリは嗤う。

「何々、仲間割れ?

まぁ、どうでも良いけど.....かかってこないならこっちで勝手にやらせて貰おうかな。」

カザリのその言葉を聞き構えるオーズだったがそれよりも速いスピードでオーズの背後に回るとその爪で背中を切り裂こうとする。

 

「映司!!」

 

アンクが止めようとするがカザリの超スピードによる衝撃波で吹き飛ばされてしまい間に合わない。

カザリの爪がオーズの背中に食い込もうとした瞬間、その動きが止まる。

 

「何っ!?」

「映司に....民草に触れるな妖怪。」

 

カザリの攻撃を止めたのはノブナガだった。

カザリの腕を掴み上げるとカザリを蹴り飛ばす。

「ノブ....君?」

 

変身解除され倒れそうになる映司の身体をノブナガが支える。

「映司....お前の想いは理解した。

己が命すら賭けて人を守ろうとするその心意気は天晴れだ。

だが、想いは称賛できてもその行動は許せぬ。

 

民草を守ろうとする者が何故、そんな簡単に命を投げ捨てようとする?

兵は民草を守り国土を守るその為におる。

だからこそ、誰よりも長く生きねばならぬ。

 

今のお主は"死兵"と同じじゃ。

"生き様ではなく死に様"を探しておる。」

「ノブ君....俺は.....」

 

「良い....お主にも死兵なり得た出来事があったのじゃろう。

なればこそここから先はワシに任せろ。」

ノブナガがそう言ってカザリを見つめながら立ち上がる。

「我が民草に随分な狼藉を働いてくれたな妖怪。

覚悟しろ....お主はこのワシ、ノブナガが討ち取ってくれる。」

 

ノブナガはリバースドライバーを腰に装着した。

そして、上着から黒いコアメダルを取り出す。

「アレは!?...鎧の怪人が持っていたメダル!」

 

「この力がワシを呑み込むか。

またはワシがこの力を呑み込むか....試してみよう。」

ノブナガは自分の胸に黒いコアメダルを押し当てた。

すると、コアメダルはノブナガの身体に吸い込まれると彼を鎧の"怪人の姿"へ変える。

 

「そんな....ノブ君が....鎧の怪人?」

ショックを受ける映司とは対照的にノブナガは自らの姿を見て理解した。

「"全て思い出した"....ワシが何者なのかを」

 

ノブナガは掌からセルメダルを一枚生み出すとリバースドライバーのスロットに装填すると、スロットルをゆっくりと回していく。

すると、ドライバーの中心部分の球体が展開する。

 

「.....変身。」

 

ノブナガの声と共に全身がパーツで覆われていき赤と銀色のアーマーで覆われた"仮面ライダーリバースtype1"への変身が完了した。

 

「ノブ....君。」

「ワシの名はノブナガ。

この姿では仮面ライダーリバースとでも名乗るべきか。

さて、カザリと言ったか?

この"武器"(リバース)を使うのは始めてなのでな。

少し試しをさせて貰おう。」

 

「へぇ....随分と余裕があるんだね。

流石は"あの方"に選ばれた事だけはあるって感じかな。」

「どうかな....あやつ程の"うつけ"では無いがお主ら程度に負ける程、弱いつもりもないがな。」

 

ノブナガはカザリを挑発しながらセルメダルをドライバーに入れてスロットルを回した。

 

「Blade arm」

 

すると、左腕から鞘の付いた刀が現れノブナガはその鞘を掴むと右手でゆっくりと刀を抜いた。

磨き抜かれた刀身をカザリに向けながらノブナガは悠然と前へと進んでいくのだった。





Another side

照井達の治療を終えた花屋はクスクシエを後にしていた。
本当ならば照井達を助けたい花屋だが彼にはそれよりもやらなければいけない目的があった。

「あれ?そっちはもう終わったの大我。」
赤いパーカーに派手な洋服とリュックを背負った少女が花屋に尋ねる。
「あぁ....照井さんには世話になったからな。
せめて、治療ぐらいはしてやりたかった。」
「ふーん...その照井って人にそんな借りがあるのか?」

「俺が"医師免許を剥奪されなかった"のは照井さんのお陰だからな。」
花屋 大我がゲーム病治療の為、プロトガシャットを使い患者の治療を行っていたが強力なプロトガシャットの副作用と一人の"女性"(小姫)を救えなかったことで医師免許を剥奪される筈だった。

しかし、話を聞いた照井が事件を再捜査し幾つかの疑問点と花屋が行った緊急治療の必要性を医療協会に提出したことで花屋の医師免許は"剥奪"ではなく捜査が完了するまで"凍結"と言う扱いになったのだ。

「あの人は医者としての俺を救おうとしてくれた。
警察に捕まった俺と話した時だって俺を助ける為に自分のキャリアを賭けてくれたんだ。
そんな恩人が死にかけてるって聞けば動くしかねぇだろ?」
「へぇ、結構堅物そうな人だったけど良い奴なんだね。」

「まぁな。
俺のやるべきことはした....後はあっちが何とかしてくれんだろ。
俺は俺の目的に戻る。」
花屋はそう言うと一本のガシャットを取り出す。
紺色の表面に"バンバンシューティング"と描かれたガシャットを握る花屋の手が強くなる。

「絶対に見つけ出してやる"グラファイト"。
アイツを倒すのはこの俺だ。」
瞳の奥に患者を守れなかった怒りと敵への憎しみを宿しながら花屋とニコは自分の住み処へと帰っていくのだった。


(この世界線では花屋 大我が医師免許を剥奪されなかったがグラファイトへの復讐に燃える花屋は医者を辞めている。
そこからニコとの出会いは原作通りだが照井からの優しさを受けたからか多少態度は軟化している。)





"ライダー解説"


『仮面ライダーリバースtype1』

バースシステムを発展させたリバースシステムで変身した仮面ライダー。
type1は近接戦を想定した構成がされている。

外伝 続編の投稿に関して

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