「グハッ!?」
照井の身体が何度も爆発すると吹き飛ばされる。
「貴様っ!?……くっ!」
迎撃しようとした荘吉もスカルマグナムを向けた瞬間、身体から火花が上がり地面に倒れ込んだ。
その攻撃を行った
「フハハッ!!……良いぞもっと苦しめ貴様らが苦しめば苦しむ程、私の身体とこのメモリ引き合うのだからなぁ。」
「な……めるなぁ!!」
「TRIAL」
照井がトライアルメモリを使用し素早く変身するとメモリをマキシマム状態にする。
超高速でエデンドーパントに接近すると無数の連撃を加えた。
しかし、エデンドーパントは一度、照井に目を向けるとその瞳が、一瞬光ると照井の連撃を同じ超高速状態で完璧に防ぐと照井の足を掴み上げた。
「!?」
「無駄な足掻きだ。
その愚かさには脱帽するよ。」
そう言いながらエデンドーパントが照井を上空に向けて投げる。
「確か……あの"刑事"は貴様と知り合いだったな。」
そう言うとエデンドーパントの瞳がまた光り展開したバリアの周囲"とある車"をもした物体が照井を中心に高速で回転し始めた。
エデンドーパントは飛び上がると周囲を回る物体を足場にして連続キックを叩き込んでいく。
一発当たるごとに回転する物体を蹴って軌道を変えて照井の身体に連続でキックが当たっていく。
その攻撃は照井の後輩である泊 進ノ介、仮面ライダードライブが使用した必殺キックである"スピードロップ"と全く同じだった。
必殺キックの連撃を喰らい照井はコンクリートに向かって吹き飛んだ。
「次は
エデンドーパントがそう言うとまた瞳が光り今度は空中にブロックが浮かび上がる。
そのブロックを破壊すると中から数枚の"大きなメダル"が現れた。
エデンドーパントはそのメダルを超能力で自分の身体へと引き寄せる。
「マッスル化」
「マッスル化」
「高速化」
メダルを吸収するとエデンドーパントの全身から力が溢れ出す。
「ほぅ……こうなるのか。
ではこうしてみようかぁ!!」
エデンドーパントは巨大な石柱を錬成するとそれを片手で引き抜きまるで小枝でも振る様に軽々と扱った。
高層ビルの高さにも匹敵するであろう巨大な石柱が凄まじい速度で荘吉の身体を打ち据えていく。
いくら擬似的な不死状態となっていても圧倒的な質量による攻撃は確実に荘吉の肉体と意識を削り取っていった。
「ハハッ!!良いぞ良いぞもっと踊れっ!
無様に吹き飛ぶ姿で私を楽しませろ!」
「止……めろ!!」
体中から火花を上げながらも立ち上がった照井はエンジンブレードにメモリをセットする。
「ENGINE MAXIMUMDRIVE」
照井は荒れ狂う石柱を切断する為、斬撃のマキシマムドライブを放った。
しかし、その攻撃は突如現れた"魔法陣"からの氷の塊にぶつかり無効化されてしまう。
「!?」
「そう言えばお前達は私のメモリの能力を知らなかったな?
丁度いい、処刑前に教えてやる。」
エデンドーパントが指を弾くとアクセルとスカルのドライバーから電気が走り地面に膝をついてしまう。
「何だ……これは?」
「体が上手く……動かん。」
「"エターナルメモリのマキシマムドライブ"を疑似再現したのだ。
まぁ、完全に再現しては貴様らを殺すのが簡単になってしまうから少し出力を落としているがな。
そして、これがエデンメモリの力だ。
"周囲の力を取り込み自分の能力へと変換"する。
それにこのメモリにも弱点があってな。
変換できる能力の容量は使用者の肉体の強さに比例する。
人間の頃の肉体ではこれ程の力は使えなかっただろう。
だが、今は違う。
マゴニアと融合した私ならばこのメモリの制限など簡単に突破できる。
今ならどんな力でも使えるぞ。
お前達の持つ"ガイアメモリの力"、"バクズターウイルスの力"、"重加速を用いた力"そしてアルケ様より与えられたこの"錬金術"による力。
どうだ?素晴らしいだろう。
お前達、仮面ライダーが一つしか持ち得ない力を私は全て使いこなせるのだ。
ほら、見てみると良い。
貴様の力で大事な仲間が傷つく姿を……」
そう言って空中に映し出された映像にはエデンドーパントが仮面ライダーアクセルの必殺技である"アクセルグランツァー"を使い仮面ライダーバースを吹き飛ばす光景や仮面ライダーアクセルトライアルの必殺技である"マシンガンスパイクで傷付いていくNEVERの姿。
そして、複数錬成されたスカルマグナムから必殺技である"スカルパニッシャー"が放たれその攻撃を受けたエグゼイドメンバーが傷付き倒れていった。
自分の技で味方を傷付けている光景を見させられた照井は炎の如く"熱い怒り"を荘吉は冷静になろうと努めながらも敵を睨みつける"冷たい怒り"を心にくべていた。
ダメージによる痛みなど関係無いと言わんばかりの勢いで2人は立ち上がる。
「貴様の様な外道を許しておく訳にはいかん。」
「人様の技を勝手に使うとは……覚悟は出来ているよな?」
二人の怒りを受けてもキースは愉快な声で話し掛ける。
「アハハハ……無駄な強がりはよせ。
私に勝てると本当に思っているのか?
今お前達と戦っているこの肉体はエデンメモリの能力で複製したコピー体に過ぎない。
私を倒したいのなら本体であるあの島を破壊しなければならないがお前達はこのバリアの中から出られない。
バリアの外にいるのは怪人か仮面ライダーにもなれない只の人間だけだ。
もう分かるだろう?
お前達は負けるのだ私とアルケ様の前に………」
「しかし、お前達仮面ライダーの無駄な頑丈さには本当に驚いた。
ここまで行くと脱帽だ。
だから、趣向を変えよう。」
エデンドーパントは空中に指を向けるとマゴニアに搭載された砲台が一斉に動き出す。
「お前達は自分達がいくら傷付いても苦しまないだろう?
だから、他を狙わせてもらう。
先ずは隠れているお前達の大事な存在を殺してやろう。
守れない非力な自分に絶望する事だな。」
「貴様……ふざけるなぁ!!」
「そんな事はさせないっ!!」
立ち上がろうとする二人に今度は"重加速"を発動し二人は動けなくなってしまう。
「残念、時間切れだ。」
その言葉を合図にマゴニアの砲台から無数の光弾が放たれた。
その光弾が散らばっていくのを仮面ライダーはまだ見ていることしか出来なかった。
マゴニアが光弾を発射する少し前………
近くに到着すると
貴虎はバイクを勢い良くジャンプさせて怪人のいる中心地帯に到着すると無双セイバーを引き抜いた。
そのまま、周りの怪人を撫で斬りにすると全速力でモノリスのある地点へ向かう。
怪人の攻撃は"メロンディフェンダー"を使い耐えいなしながら無双セイバーのガンモードで的確に怪人を撃ち抜いていく。
そしてらそのままの勢いでドライバーのカッティングブレードを一度下ろす。
「メロンスカッシュ」
貴虎は盾を投げつけるとそこに向けて無双セイバーにチャージされたエネルギー弾を連射した。
盾に当たることでメロンの網目模様の様に広がったエネルギー弾は回る盾の周囲の怪人に致命傷を与えると大爆発を起こした。
爆発で出来た空白地帯に貴虎は降り立つと通信を開く。
「凌馬、ターゲットの近くに到着した。」
その言葉を少し離れたビルの屋上から見つめている凌馬が答える。
『あぁ、見えてるよ。
こちらも指定のポイントに到着した。貴虎のライダースーツから送られてくる視覚情報でコチラもモノリスを確認した。』
「それでこれをどう壊す?」
『それを知る為にも先ずは分析だ。
貴虎、モノリスに向かって何か攻撃してくれないか?』
貴虎はメロンロックシードを外すと無双セイバーに装填する。
「ロックオン」
「
「メロンチャージ」
貴虎はモノリスに向かって無双セイバーを振るった。
その瞬間、緑色の斬撃が放たれモノリスへと向かう。
しかし、その一瞬でモノリスから怪人が生成されると代わりに斬撃を受けて爆発した。
貴虎は続けて無双セイバーを奮い斬撃を放ち一発の斬撃が怪人の盾からすり抜けるがその攻撃はモノリスに当たらず小さな爆発と共にその手前に作られた透明な壁のような物に阻まれた。
『成る程、攻撃力の高い一撃は生成する怪人を身代わりにしそこをすり抜けてきた攻撃には透明なバリアで対処している訳か。
貴虎、さっきバリアに当たった斬撃はどれぐらいの威力で振るった?』
「数を増やす為に威力よりも速度を上げた斬撃だ。
だが、あれで破壊出来ないとなると威力を乗せた攻撃をする必要がある。」
『だけど、それを放つ頃には生成された怪人の肉壁が出来ていると………やっぱり貴虎に預けたロックシードが役に立ちそうだ。』
「これの事か。」
貴虎は凌馬に渡されたロックシードを手に取る。
『そのロックシードはスイカロックシードのプロトタイプとして開発した試作品だ。
負担は大きいけど性能は同等レベルを保証するよ。』
「分かった。」
貴虎はそう言うと迷うこと無くロックシードを起動する。
「ウォーターメロン」
「ウォーターメロンアームズ 乱れ玉ババババン!!」
ロックシードを装填しカッティングブレードを落とすと小玉スイカを模した鎧が貴虎に装着される。
見た目はメロンアームズの鎧に似ていたが所々に赤い差し色が入りまた、新たに左手に携えた
貴虎は新たに生成された怪人に対してウォーターメロンガトリングを向けた。
すると、無数のエネルギー弾が発射されると現れた怪人を掃射し爆発させた。
「確かに強力だが負担が大きいな。
あまり長くは変身してられそうにない。」
『そうだろうね。
だから、貴虎はトドメを頼むよ。
僕が現れる怪人をシールドごと破壊するから』
「何をするつもりだ凌馬?」
『私の持ってきた試作ロックシードは貴虎に渡した物だけじゃ無いって事だよ。』
そう言って凌馬は通信を切ると彼も新たな緑色の見た目のロックシードを取り出した。
「まさか、開発者である私自身が試作ロックシードを使うとはね。」
「ライム」
「ライムアームズ Shot of Archer」
凌馬が手に持っていたロックシードを起動すると頭の上からライムの形をした鎧が降りてきてそのまま展開すると鎧がマントの様に代わりに右肩を覆った。
そして、右手には緑色の弓の形をしたアームズウェポンである"ライムアロー"を手に持っていた。
変身が完了した直後、凌馬の身体に火花と電流が走る。
「くっ!?……やはり、変身するだけで凄い負担だな。
私では長くは変身を維持出来ない。」
"ライムロックシード"はウォーターメロンロックシードと同じく試作品として作られたロックシードでそれぞれには共通した 欠点があった。
(武器を生成すると肉体本体への負担が大きくなる。
これが無ければ2つとも制式採用させても良いほど強力なロックシードなのだが………)
『どうした?大丈夫か凌馬?』
貴虎から心配の声が通信で聞こえて来た瞬間、凌馬は負担に耐えながら問題ないと言って立ち上がる。
「大丈夫さ貴虎……それより準備は良いかい?
チャンスは一度だそれ以上は使えない。」
『問題ない。
その一度をモノにすれば良いだけだ。』
「ハハッ、相変わらずだね貴虎。
それじゃあ、行こうか。」
「ライムスパーキング」
カッティングブレードを3回下ろした凌馬はライムアローを左手で引き狙いを定めるとその手を離した。
放たれた緑色の矢はモノリスに向かって真っ直ぐ進んでいく。
矢を発射し終わると凌馬の変身は解除され汗だくの状態の生身が姿を現した。
「はぁはぁ……さて、結果はどうかな?」
貴虎は頭上を真っ直ぐ飛ぶ緑色の矢を視認した。
「アレが凌馬の言っていた攻撃か。」
その矢を目にした瞬間、モノリスに向けて駆け出す。
モノリスは飛んでくる矢に向かって生成した怪人を差し向けるが矢は怪人の身体を突き抜けモノリスへと止まること無く向かっていった。
そして、そのままモノリスが展開したバリアに当たる。
暫く、拮抗したかに見えたが矢が当たっている周囲のバリアにヒビが入り始める。
それを見た貴虎はドライバーのカッティングブレードを3回落とす。
「ウォーターメロンスパーキング」
貴虎は無双セイバーを振り被り矢に向けて放つ。
その一撃は矢をバリアの奥へ更に押し込むと限界に達したバリアは粉々に砕ける。
そして、貴虎はモノリスに向けてウォーターメロンガトリングの銃口を押し付けた。
「終わりだ。」
その銃口からゼロ距離でエネルギー弾が発射されるとモノリスは爆発を起こした。
爆発の煙が晴れるとモノリスは破壊されその周囲で活動していた怪人は塵となって姿を消した。
それを確認した貴虎は通信を入れる。
「凌馬、モノリスの破壊に成功した。
その影響で周囲の怪人も消えた様だ。」
『こっちも確認した。
私達の仕事もこれで十分だろう。
お疲れ様、貴虎。』
「そうだな。
シドと湊にも任務が終わったと伝えなくてはな。」
そう言うと貴虎はその場を後にするのだった。
(そうだね貴虎。)
その光景を見ていた凌馬は心の中でそう返事をして通信を切ると先程使ったライムロックシードに目を向ける。
「やはり、素晴らしい性能だなこの武器は……
そう呟くと彼も不敵な笑顔をしてながらその場を後にするのだった。
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