「ハァァ!!」
マゴニア城で照井はエンジンブレードでキースに攻撃を仕掛ける。
しかし、その攻撃はキースに当たることなく止まり簡単に吹き飛ばされる。
「くっ!?……ならば!!」
「TRIAL」
照井はトライアルに変身するとそのままマキシマムを発動し超高速でエンジンブレードを振るった。
しかし、その攻撃もキースを囲む様に出現した透明なバリアにより全て阻まれていた。
『そろそろ鬱陶しいな。
エデンメモリの力で大人しくなって貰おう。』
そう言ってキースは指を弾くと地面から仮面ライダーアクセルの姿をした石像が複数体現れる。
「!?」
『その偶像にはお前の力を完全に模倣させている。
自らの力を受けて死ね照井 竜』
「「「「「ACCEL MAXIMUMDRIVE」」」」」
石像のアクセル達はマキシマムを発動させると一斉に攻撃を仕掛ける。
マキシマムでの攻撃により石像は粉々に砕けるがお構い無しに特攻を繰り返した。
装甲がボロボロになり火花が上がる程のダメージを受けた照井は片膝をつく。
『苦しそうだな照井 竜。
どうだ今から諦めて滅びを受け入れるならばこの苦しみから解放されるぞ?』
「黙れ!!……俺は何があろうと諦めない。
この命が尽きるその日まで俺は刑事であり仮面ライダーだ。」
『そうか。
ならば、死ね。』
キースはもう一度、アクセルの石像を生み出し特攻させようとするがその目論見は打ち砕かれる。
「ETERNAL MAXIMUMDRIVE」
「随分と楽しそうだな俺達も混ぜて貰おうかキース·アンダーソン」
仮面ライダーエターナル……大道克己がエターナルのマキシマムでアクセルの石像の動きを止める。
「SKULL MAXIMUMDRIVE」
「漸く追いついたぞ。
これ以上はやらせない。」
そこに仮面ライダースカル……鳴海荘吉がスカルマグナムのマキシマムでアクセルの石像を破壊した。
援軍として現れた2人のライダーを見てもキースは余裕の表情を崩さない。
『死に損ないの二人が増えた所で何も変わらない。
お前達にこのエデンメモリは止められない。』
その言葉を克己が否定する。
「それはどうかな?
現に俺とフィリップ、翔太郎に負けただろうそのメモリを使って……」
それを言われたキースが答える。
『それはあの時はお前達のメモリが覚醒していたからだ。』
仮面ライダーWは風都の風を受けて"ゴールドエクストリーム"に覚醒し仮面ライダーエターナルもジョーカーのエネルギーを吸収した事で"エターナルジョーカー"へと覚醒していた。
『ここにWはいない。
お前もアルケ様に復活させて貰った影響でジョーカーメモリの力を宿した肉体とドライバーを失った。
もうそんな奇跡は起きえない。』
キースは空中に無数の岩石を生成すると流星群の如く三人のライダーに向けて振り下ろし始めた。
克己はエターナルメモリをマキシマムスロットに押し込む。
「ETERNAL MAXIMUMDRIVE」
克己はエターナルメモリのマキシマムを発動するがアクセルの石像の様に止まることなく降り注いでくる。
『無駄だと言ったろう。
私が直接使う力はいくら強力なエターナルでも止める事は出来ない。』
「それなら!!」
克己はエターナルメモリのエネルギーを両足に移動させる。
青い炎を上げる足を振り上げながら降り注ぐ流星群に対処し始めた。
まるで、雨をせき止める傘の様に克己が放った青い炎が岩石を抑えるが直ぐに押し込まれ始める。
「くっ!?」
『NEVERの力が無ければ所詮、貴様は只の人間。
一人の人間が神である私に勝てると本気で思っているのか?』
傲慢なキースの言葉を否定したのは二人のライダーの行動だった。
「SKULL MAXIMUMDRIVE」
荘吉の胸部から現れた骸骨のエネルギーが克己の青い炎と混ざり合い流星群に対抗する。
「一人でダメなら協力して事を成せばいい。
人類はそうやって進化してきたんだからな。」
『攻撃を止めた程度で勝ったつもりか?』
キースの挑発に克己が答える。
「いや、最初の一発はゆずってやろうと思ってな。」
「BOOST」
「ENGINE MAXIMUMDRIVE」
最後に飛び出したのは照井だった。
ブーストメモリによる変身と瞬間的な超回復により五体満足となった照井は青い炎を纏った骸骨のエネルギーに向かっていく。 そして、マキシマムを発動したエンジンブレードをそこに突き刺し二つのマキシマムの力を巻き込みながら前へと進みキースの真ん前にまで到達する。
キースはシールドを展開するが照井は構うこと無くエンジンブレードを振り抜いた。
スカルとエターナルの力をブーストメモリにより強化された一撃はキースのシールドを食い破り彼の座る玉座ごと破壊した。
土煙が晴れると忌々しい表情をしたキースが立っており照井はエンジンブレードを向けながら言う。
「これがお前が捨てて侮った人間の力だ。
一人一人はちっぽけでも束練れば大きな力となる。」
『照井…竜!!』
「キース·アンダーソン……いや、アルケの小間使いに成り下がった化け物。
一つ言っておく…………」
「余り人間を舐めるなよ。」
その言葉を合図に荘吉と克己、そして照井の三人は飛び出しキースに向けて攻撃を始めるのだった。
同じ頃、マゴニア城内で克己と荘吉の足止めを命じられていたマルガム達は突然、現れた2人のライダーとの戦いに苦戦していた。
ドラゴナロスの強靭な爪と炎が新たな青い仮面ライダーであるガッチャードを襲うがその攻撃は錬金した"ホッパー1"の能力である跳躍で回避し"スチームライナー"の蒸気を纏った連撃が確実にマルガムの肉体にダメージを与えていった。
しかし、ドラゴナロスも負けてはいない。
逃げ回るのなら周囲を火の海にしてしまおうとガッチャードを追いながら火球を放ち続ける。
「うぉっ!?周囲の被害とかお構い無しか。
なら、さっさと決着をつけよう。」
そう言って二枚のケミーカードを取り出した。
ジャマタノオロチと戦う赤い仮面ライダーであるガッチャードデイブレイクはガッチャードとは対象的に右手に"ガッチャートルネード"左手に"ガッチャードガン"を携えた二刀流で戦っていた。
石化光線を使おうとする頭をガッチャードガンで撃って牽制しつつガッチャートルネードで行う斬撃は歴戦と呼ぶに相応しい戦い方だった。
だが、いくら斬りつけても敵は怯むどころか立ち向かってくる。
「コイツ、痛覚がないのか?
錬金術による錬成の痕が見えていたがもしかしてマルガムだけじゃなくあの肉体も錬成された物?
……なら、無駄に攻撃しても意味が無い。
圧倒的なパワーで潰すしか無いか。」
そう言うと彼も二枚のケミーカードを取り出す。
両者の仮面ライダーはガッチャードライバーに二枚のケミーカードを新たに装填する。
「メカニッカニ」「ゴルドダッシュ」
「ジャングルジャン」「ライデンジ」
「「変身!!」」
「「ガッチャーンコ!!」」
ガッチャードは巨大な装甲を纏った金色の戦士である"ゴルドメカニッカー"にガッチャードデイブレイクは銀色の装甲にデイブレイク特有の赤い炎の模様を宿した"ライトニングジャングル"へと変身を完了させた、
ガッチャードは強化された両腕でドラゴナロスマルガムの爪を砕くと彼を掴み上げた。
「これで終わりだ!!」
ドラゴナロスマルガムにアッパーを加えるとマゴニア城の壁をぶち抜き空へ舞い上がる。
対象的にデイブレイクは自ら飛び上がり両手のケーブルを地面に向けて伸ばすと高電圧の電流を流しジャマタノオロチマルガムを痺れさせ拘束させた。
「これならば余計な攻撃は出来ないだろう。
一気に決める。」
「ゴルドメカニッカー」
「ライトニングジャングル」
ガッチャードは大きく空に飛び上がりマルガムよりも上を取るとそのままエネルギーを溜めたかかと落としを放つ。
デイブレイクはマルガムを痺れさせながら目の前に接近すると雷撃を纏った連続キックを浴びせてマルガムを城外まで蹴り上げる。
そして、2人のガッチャードが空で目が合うと両者のマルガムを押し付ける様に激突した。
上からはガッチャードのかかと落とし下からはデイブレイクの連続キック。
挟まれたマルガムがそのダメージに耐えられる筈もなく限界を迎えると大爆発を起こした。
二人が並び立つ様に地面に立つ。
すると、2人の前にケミーカードに戻ったドラゴナロスとジャマタノオロチが戻って来た。
両者は変身解除すると笑顔で拳を軽くコツンとぶつける。
「やったな。」
「うん」
そうしていると彼らの前にオーロラカーテンが現れる。
「どうやら、俺達の仕事は終わったらしい。
元の世界に戻るぞ。」
「そうだね。
僕たちの世界へ……」
2人の一ノ瀬宝太郎はそう言うとオーロラカーテンを進み姿を消すのだった。
アルケと仮面ライダー達の戦いは終局へと進んでいっていた。
無名の黒炎を纏った刀の斬撃をアルケは錬金術を使い巧みに回避する。
しかし、それは無名にとっても織り込み済みでそこを狙ってWがクリスタルを使った連続マキシマムを利用して攻撃で追い詰める。
回避が間に合わない攻撃をアルケは受けると苦悶の表情を浮かべた。
ジョーカーメモリのエネルギーを内包した攻撃はアルケの鉄壁の肉体を構成するコアメダルにもダメージを与えられる為、地道な攻撃でも確実にアルケを削っていた。
『実に厄介な者達だな仮面ライダーと言う存在は………
まさか、あの隕石を対処してしまうとは思わなかった。』
「なら、ここで計画諦めてとっとと退散しろ!!」
翔太郎の言葉をアルケは否定する。
『あっはっは、バカを言うな。
例えこの命が尽きるとしても計画だけは完遂する。
私が生きている限り、時間逆行は止まらない。』
今度はアルケの言葉を無名が否定する。
「いえ、貴方の体内にある装置のデータを壊せば逆行現象は止まります。」
『先程から密度を高めた炎で攻撃してくるのはその為か。
私の中にある装置に関連する公式を黒炎で破壊するつもりか。
させんよ。
この錬金術があればどんな事でも……』
「させっかよ!フィリップ!」
『あぁ!!』
Wはクリスタルを使いサイクロンメモリとジョーカーメモリのマキシマムを発動させると右手にそのクリスタルを集める。
そして、アルケの付近に発生した錬成陣に向けて放つと紫色の竜巻が展開された錬成陣を削り術の発動を阻止した。
『!?』
『君が何度も錬金術を使ってくれたお陰で錬成陣の発生タイミングや術発動までの時間を知ることが出来た。
君が錬成陣を発動した瞬間にジョーカーメモリの力を加えたマキシマムで陣を破壊すれば錬成は発動しない。』
「そして、錬金術を封じられれば貴方にとってそこが隙となる。
待ってましたよこのタイミングを」
「DEMON MAXIMUMDRIVE」
無名はデーモンメモリをスロットに入れマキシマムを発動すると黒炎を纏った拳がアルケの身体を貫通する。
『ぐっ!?』
「このまま装置を破壊します。」
『させるかっ!』
アルケが吠えると彼の体内から大量のセルメダルが溢れ出し無名の体を物量て押しのけた。
そして、アルケは体内からコアメダルを1枚抜き取るとそこを中心に溢れたセルメダルが集まり砂時計の形をした装置が現れた。
「体内から装置の術式を切り離して実体化させた。
そんな事をしても無駄です。
貴方のコアメダルを使っていたとしても私達の攻撃で破壊出来ます。」
『なら、こうすれば良い。
さぁ、空高く舞え!!』
アルケの命令を受けて装置はエネルギーシールドに包まれると天井を破壊して空へと昇っていった。
「野郎、装置だけ遠くに逃がすつもりか!」
『翔太郎、もう時間が無い。
あの装置が大気圏を突破する前に破壊しないと!』
『行かせると思うか!!』
アルケは錬金術を使いながらWと無名を攻め立てる。
「くっ!?本当に形振り構わずですか。」
『その様だな。
無名、あの装置を破壊するならコントラクトメモリのマキシマムしかない。』
ゴエティアが言った言葉を無名は肯定する。
「アルケにとって最も破壊されたくない物なのです当然でしょう。
ですが使うにしてもこの猛攻では……」
『超越者の力で空間を凍結させる。
……だが、超越者の中でも強力な力だ。
長くは使えないし負荷も強い。』
「それでも使えば勝てる可能性があるならやります。」
『良い覚悟だ……W、数秒稼げその間に決める。』
「分かった行くぞフィリップ!」
『あぁ、翔太郎。
来いファング!』
フィリップの呼びかけに答えたファングが現れると全てのクリスタルに触れた。
「『プリズムビッカー』」
そして、再生成したプリズムビッカーにメモリを装填する。
その間の時間はクリスタルが発動したファングのマキシマムがアルケの猛攻を防ぐ。
『「BICKER CHARGERBREAK」』
七色に光るプリズムソードを引き抜くとアルケにその刃を突き立てる。
アルケのコアメダルの力とメモリの力を宿したプリズムソードが反発し合う。
「ぐっ!?届けぇぇぇぇ!!」
『無駄な事を……コスモスの力で強化されてもコアメダルは破壊出来ない。
ここで終わらせてやる!!』
アルケが錬金術が暴れ回るクリスタルを全て捕縛すると次はWを狙う。
その瞬間、全ての世界が静止した。
超越者故に思考だけは行えるアルケは狼狽する。
(これは……ロノスの能力か!?
動け……ない……。)
後ろでは無名がドライバーに手をかける。
「CONTRACT MAXIMUMDRIVE」
ドライバーを展開する事で無名の周囲に黒炎が発生するとそれが無名の持つ武器に集約され一本の矢に変わっていく。
(これ……は……マズい。
あれを撃たれたら……)
何とかして指一本でも動けば錬金術が使える。
そうしようとした瞬間、カキン!!何かが割れる音が聞こえる。
目を向けるとプリズムソードの切っ先がコアメダルに辺り亀裂が入る音だった。
(ばっ……バカな!?
何故、コアメダルにダメージが……それよりもどうして亀裂が!?)
ゴエティアが発動したロノスの力は周囲の空間を確かに止めたがその物質の持つエネルギーを止めてはいなかった。
故にコアメダルと接触した瞬間、空間が停止された事で蓄積したエネルギーがコアメダルにダメージを与えていた。
ジョーカーメモリの力が付与されたプリズムソードは微小なダメージながらコアメダルに亀裂を及ぼしそして、その亀裂は広がっていった。
(マズい!?私の体を構成するコアメダルは3枚のその内、1枚は装置の制御に回した。
もし、2枚のコアメダルが破壊されてしまえば……)
それは同時に起きた。
無名は空に向けて矢を放ちそしてアルケのコアメダルが真っ二つに割れたタイミングで止まっていた空間が動き出した。
『グァァァァァァ!!』
アルケは絶大な痛みと共に空に浮かぶ装置が自分のコアメダルごと黒炎の矢に貫かれ破壊されたのを知覚するのだった。
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