もう一人の悪魔   作:多趣味の男

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須藤 霧彦は園咲家の面々が一同に集まる場所へと通された。
ここに通されるのは普通のことではない何故なら、園咲家の面々全てが異形の怪物....いや(ドーパント)になっているのだからだ。

ここに私が呼ばれたのは試練だ。
僕が園咲の人間になり渡されるガイアメモリに適合できるかの.....

私は全裸の状態で園咲 琉兵衛いやテラードーパントがいる場所に向かう。
私は渡されたドライバーを手に持っていた。
このドライバーは園咲家の家族と認められた者にしか渡されない特別な物だ。

私は渡されたドライバーを腰に付ける。
すると、琉兵衛が一本の金のメモリを持ち私に言った。

「園咲家の者に渡されるメモリだ。
これで死ぬ場合もある...言い残すことはあるかね?」

私はその問いに余裕を持って答える。
「自慢の婿の誕生です。お義父さん。」
琉兵衛から受け取ったメモリをドライバーに挿し私は

(ドーパント)になった。


第三十九話 不運なN/地獄の選択肢

無名は黒いスーツに身を包むと園咲邸へと向かった。

到着するとミックが出迎えてくれる。

 

周りをキョロキョロと探している姿に無名は言った。

「リーゼならいないよミック。

今回はお留守番だ。」

その答えにフンス!鼻を鳴らすと無名を会場へと連れていった。

 

そこにはミュージアムのメンバー以外にも財界の著名人や有名人が数多くいた。

その光景が園咲家が影響力を持っている証だ。

 

そうして、会場でゆっくりしていると見知った顔を二人見かけた。

「君達も呼ばれていたのか? 獅子神にサラ。」

サラは笑顔で答える。

「えぇ、私達は幹部ですしそれにこう言ったお祝い事は好きなのよ。」

獅子神は無名が来て一気に不機嫌になる。

「ふん! 優秀な自分以外が呼ばれてそんなに驚いているのか無名。」

 

「どういう意味だい?」

「そのままさ。

お前は狡く他人と協力して実績を上げているようだが俺は違う。

自分の力でここまでのしあがってきたんだ。」

「そう言えば獅子神くんの担当している地域って天ノ川地区だっけ?」

「そうだ。

そこで面白い男を見つけてな力で捩じ伏せて従属させたんだ。」

 

(天ノ川....もしかして)

「その男って我望(がもう)と言う人物か?」

「!!.....知っているのか?」

「宇宙分野で有名な人だからね。」

無名が知っていたことに苛立ったのか喋るのを止めて酒を飲み始めた。

 

「サラの方は何か進展は?」

「特には無いわ水音町のメモリ販売も少し上手くいってないのよ。

"ある刑事"に邪魔されてね。」

「そうか。」

「でも、この前の取り引きで面白いおじさんにあったのよ。」

「私の"欲望"について聞かれて"生きたい"事だと伝えたら....」

 

「"素晴らしい!"生きるとは人間の持つ原初の欲望だ。

それを求め続けている君の人生はさぞ面白い物となるだろう。

そんな素晴らしい君と出会えたこの日を記念日にしよう!

"Happy Birthday"!!」

 

「....ってね。

余りに面白い人だったから私も気に入ったのよ。

彼、"鴻上ファウンデーション"って会社を運営してて私達の組織とも相性が良さそうだから今は仲良くしている最中かな。」

 

サラの言葉に無名は心の中で頭を抑える。

(フォーゼにオーズ....面倒事がどんどんと増えていくな。)

 

今は考えるのを止めよう。

そう思うと無名もパーティを楽しむのだった。

 

 

 

披露宴が無事に進み霧彦が外を歩いていると、

琉兵衛がおり話し掛ける。

「あぁ、お義父さん。」

「霧彦くん婚礼を行う前に君を一発殴らせてくれんかな?」

その言葉に霧彦が笑う。

「まるでホームドラマですね。

下っ端の私が娘さんを奪っていくからですか?」

 

その問いに笑いながら肩を叩きメモリを押す。

「Terror」

 

「園咲家の者は皆、我らミュージアムの中枢。

この街のいや、全ての人類の統率者だ。

君がナスカメモリを極めているか...それを確かめるまでは式を上げさせん。」

すると、そこに若菜が現れる。

「お父様、私が代わりますわ。」

そうしてメモリを起動しようとすると琉兵衛に止められる。

 

「若菜、霧彦くんの相手なら既に呼んである。

さぁ来たまえ、そして紹介しよう。

我らミュージアムの誇る幹部三人だ。」

 

琉兵衛の言葉を受けて獅子神とサラそして無名がその場に現れる。

「君が園咲家の家族になるのなら彼等を従えると言うことだ。

彼等に勝てないようでは、とても我が家族の一員として認めるわけには行かない。」

 

「彼等には君を本気で殺す様に命令してある。

だから霧彦くん、君も手加減は要らないよ。」

 

「ナスカメモリの力の一端を我々に見せてくれ。」

 

その言葉と共に三人はドライバーを腰に装着する。

そしてゴールドメモリを起動した。

 

「Leo」

 

「Gorgon」

 

「Demon」

 

 

「さぁ、霧彦くん選びたまえ。

君は誰と戦う?」

 

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