もう一人の悪魔   作:多趣味の男

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第七十五話 裏切りのR/求めた結末

蛮野は目を覚ますと身体を縛られ頭に謎の装置が付けられていた。

「こっ!これは何だ!」

その声に無名が答える。

「気付きましたか?蛮野博士。」

 

「無名!この私をどうするつもりだ!」

「どうするもなにも"結末"が変わらないように"調整"するんですよ。」

「結末?調整?」

「貴方を今ここで殺せばドライブの物語が変わってしまう。

諸悪の根元が死ぬとストーリーにズレが出てどんなバタフライエフェクトを起こすか分かったもんじゃない。

だからこそ少しだけ設定をねじ曲げつつも貴方を生かす方法を考えたんです。」

 

「安心してください。きっと気に入る筈ですよ。

原作でも貴方自身でやっていましたしね。」

そう言うと無名は蛮野に告げた。

「貴方は我がミュージアムを"裏切った行為"を行った。

これは"契約違反"に該当する....故に契約に従い"ペナルティ"を行使する。」

そう言うと蛮野は急に苦しみ出す。

「ぐっ....がっ....あ!」

「少し苦しいでしょうが直ぐに死ねます。

仮にもワードメモリはゴールドクラスなんですから」

 

 

「た...す...」

蛮野はそこまで良いかけるがそこで彼の心臓は止まり彼の人生は終わりを告げた。

 

 

 

蛮野は目を覚ますとそこは見たこともない空間だった。

『私は....一体....確か身体を縛られて.....それから』

そこまで考えていると誰かの声が聞こえてきた。

『気がついたか?』

この声に蛮野は聞き覚えがあった。

 

『ハート?貴様っ!何処にいる?私を裏切ってただで済むと...』

『威勢が良いな。もう"死んでる"とは思えない程だ。』

『何だと?どう言うことだ?』

 

『そのままの意味です。

人間としての貴方は死に、我々と同じ存在になったのですよ蛮野博士......いや蛮野。』

『その声はブレンか?貴様も同罪だ削除してやる!』

 

『貴方にはもうそんな事をする権限はありませんわ。

.....だって』

『私達と同じデータになったのですから』

メディックの言葉に蛮野は驚く。

 

『データ....この私が?』

『あぁ、無名がお前を殺す前に思考と記憶をデータ化して電脳空間に移したんだ。

だから、今のお前は俺達と同じデータの塊だ。』

 

『ふざけるなよ!私は蛮野天十郎だ。

天才的な頭脳を持つ唯一無二の存在なのだ!』

『違う.....今のお前はデータの塊であり俺達に歯向かうことすら出来ない存在だ。』

 

そう言うと私の前に赤いコートを来た男と緑の服を着たメガネの男、そして純白に身を包んだ女が立っていた。

『改めて挨拶だ。俺の名はハート、これから数年の間よろしく頼む。』

『数年....だと?』

『無名との契約で私達は数年間ネットに作られた電脳空間で情報を集めながらデータを構成し表に、出ない事になってるんです。

その代わり電脳空間の中でなら自由にして良いと言う約束でね。』

 

『そして、時が来ればロイミュードの肉体が保管されている場所に私達全員転送されるんですわ。

そこで何をするかは任せるそうです。』

 

『そう言えば蛮野....俺の友達であるフリーズをよくも操ってくれたな?

無名に破壊された後、人格データはメイカーが回収したから問題はないが、お前にはその報いを受けて貰う。』

『おっ....お前達は俺の道具だ!道具であるお前達を使って何が悪.....ぐあっ!』

ハートの拳が蛮野の身体に突き刺さる。

『痛いだろう?お前が覚えさせた痛みのデータだ。

俺達を利用して集めたデータの味はどうだ?』

 

『私達、ロイミュードはある一定の権限を得ています。

しかし蛮野、貴方には何もありません。

私達に反抗する権利も防御する権利も....』

『もう分かっただろう?

お前にはここで俺の友達を利用した罰を受けて貰う。

俺達、ロイミュードの"人格データ108体"分のな』

 

『そんな....バカな.....』

『数年間、仲良くしようじゃないか蛮野....

なに....時間はたっぷりある。

お前の大好きだった拷問も楽しめるぞ。』

そう言ってハートは笑いながら近づいてくる。

 

 

『や....止めろ。』

 

『く....来るな!』

 

『た....助けてくれ!』

 

 

 

 

『誰か助けてくれぇぇぇぇ!』

届くことのない蛮野の悲鳴が電脳空間に木霊する。

しかし、それを聞き届ける者はいない。

ここには彼を助けてくれるヒーローはいないのだから....

 

 

 

 

そして、無名は本当の意味でメイカーを手に入れた。

蛮野に余計なシステムを追加されていない装置をである。

そうしてそれを琉兵衛に報告すると早速、メモリの生産とアクセサリーシステムと獅子神に委託した研究で使う道具の開発を進ませた。

これによりガイアメモリは原作よりも多く開発されるだろう。

そして、そのメモリと仮面ライダー達が戦いを繰り広げる。

 

彼等は勝てるのか?

そんな疑問を抱く意味などない。

もう賽は投げられたのだ.....

そして、この混沌とした物語を無名は生きていく。

自分の求める結末と結果を手に入れる為に......

 

 

 

そうして、無名は風都へと戻った。

僕が孤島での決着を付けている間に物語が進んだからだ。

Wはナイトメアドーパントを倒した。

つまり、この後に続くストーリーは1つしかない。

 

 

ビーストとゾーンメモリ.....そして

 

 

 

"エクストリーム"が現れる。

 

 

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