丸男を待ち伏せして奇襲する手はずだった照井だが、それは失敗に終わってしまった。
妻である鈴子が本性を現しゾーンドーパントへと変身してしまったからだ。
そして丸男もビーストドーパントへと変身した。
しかし、照井は前に戦った時とビーストが変化していることに気づいた。
身体の色も変わり爪も巨大化していたのだ。
「さぁ、始めるわよ"マル"。
七、七、五、八...」
ゾーンの掛け声とマスが書かれた空間にいたビーストが消えるとアクセルの前に現れた。
そして、爪による攻撃を加えるとまた消えた。
「それがそのメモリの力か!」
照井は瞬間移動して現れるビーストに苦戦を強いられる。
そして、ゾーンもビーストを移動させるだけでなく目から放つビームが照井に直撃する。
そして、変身解除された照井にトドメを刺そうとすると、バイクに乗った二人組がその場に現れた。
ヘルメットを取ると翔太郎とフィリップが姿を現しWドライバーを着けるとメモリを起動した。
「CYCLONE」
「JOKER」
「「変身」」
二人が声を合わせて言うとメモリを装填しドライバーを展開する。
フィリップが気絶し倒れる。
すると、辺りに風をおこしながらWサイクロンジョーカーへと変身が完了した。
しかし、サイクロン側からはエネルギーの暴走による緑色の火花が散っていた。
しかし、二人はそんな事を構わずビーストに向かっていった。
左右のバランスが悪くまともな打撃も放てない。
逆にビーストからの反撃を食らっていた。
「フィリップ!俺に合わせようとすんな!全開で行け!
俺がお前に合わせる!」
翔太郎がフィリップにそう告げた。
『しかし、それでは...』
「大丈夫だ!もう俺は折れねぇ!お前が俺を相棒と思い続ける限り....だから頼む!」
『.....分かった!』
翔太郎の言葉に従いフィリップはセーブしていた力を全開で発動する。
最初はその力に振り回されていたが、翔太郎が食らいついていくことにより少しずつ戦えるようになっていった。
そして、その光景を見ていたゾーンがビーストに言う。
「マル!何を遊んでいるんだい!
私達の不甲斐ない姿を彼に見せる気かい!」
そうして、目を向けられた場所にはデーモンドーパントが立っていた。
「無名!やっぱりテメェの仕業か!」
ゾーンメモリを渡したのが無名だとこれまでの推測から理解した翔太郎の怒りが燃え上がる。
「テメェらにこの街は渡さねぇ!
俺達は風都を守る仮面ライダーなんだ!」
その覚悟に答えるように上空から特殊な鳴き声を出すガジェットが降りてきた。
『あれは....エクストリーム。』
そうしているとエクストリームがフィリップの身体をデータ化して吸収するとWドライバーから放たれた光に捕まりそのままベルトに装填されて展開する。
「
Wは中心で輝く部分を両手で掴むと左右に広げた。
すると、中心の光が広がり白く輝く"クリスタルサーバー"が展開されると
「これは....一体?」
『僕達がエクストリームメモリによって心と身体を融合させたんだ。』
「と言うことは、俺はこれからもお前とWになれるのか?」
『あぁ、その通りだよ翔太郎。
そして、この形態の僕達は文字通り"二人で一人の仮面ライダー"だ!』
「そっか....ならアイツらを片付けようぜフィリップ!」
『あぁ、行こう翔太郎!』
そして、一人となったWがビーストとゾーンそしてデーモンに向かって告げた。
『「さぁ、お前の罪を数えろ!」』
Another side
「あり得ない.....こんなことが起こるなんて!」
シュラウドは翔太郎と来人がエクストリームメモリを使い変身したことに驚きを隠せなかった。
翔太郎のメモリの適合率と進化したフィリップの力では全く釣り合わない....それは例えエンゼルビゼラを使っても不可能と結論づけるレベルだった。
「何故、エクストリームに変身できたの?」
「それは左 翔太郎がジョーカーのメモリの適合者だからですよ。」
その言葉を聞いたシュラウドは驚き振り替える。
そこにはゾーンドーパントの横で立っている筈の無名がいたのだった。
「JOKER....切り札の記憶を持ったメモリであり、様々な意味を内包しています。
ババ抜きでは持っていたら負けのカードですが大富豪やポーカーでは最強のカードになる。
そのアンバランスな能力だからこそ"不可能を可能"にする可能性を秘めている。
エクストリームに変身出来たのも、JOKERメモリと翔太郎が適合し、かつ翔太郎自身がフィリップとWになりたいと求めた結果でしょうね。」
「貴方が何故ここにいるの?
あそこにいるのは貴方の筈よ!」
「驚いてくれたのならこちらも準備した甲斐がありましたよ。」
「彼処にいるのは僕と同じエネルギーの性質をもった擬態です。
.....まぁ、正確にはドーパントですが」
「擬態ですって?」
「えぇ、"フェイクメモリ"と言います。
ミュージアムが新たに開発した園咲来人が関わっていないメモリですよ。」
「まさか.....そんな事が....」
「メモリの能力は触れた相手の能力をコピーし擬態すること。
このままでは"ダミーメモリ"とあまり変わりませんが、このメモリの凄さは"コピーした相手に完全になりきってしまう点"です。
今、彼処にいる彼は自分の事を無名だと本気で思っています。
意識を乗っ取られてしまうので一般販売には向かないメモリですが、今回の一件に置いては最も有効的なメモリですよ。」
「何故、そんな事をしてまで貴方はここに来たの?」
「そうですね...."答え合わせ"をする前に出てきてください。ここにいるのは分かってますよ井坂先生。」
「やれやれ.....バレていましたか。」
そう言うと井坂もその場に現れる。
「貴方が帰ってきてから何かを準備しているのが分かったので来てみましたが.....これからどんなショーが始まるのですか?」
「ショーですか....確かにショーかもしれませんね。
ではご説明しましょう。」
【ここで何をするのかを......】
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