色とりどりの夢と希望   作:AtR

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初めまして、この度虹ヶ咲の二次創作を始めることになりました。皆さんに楽しんでいただけるよう頑張ります。それではどうぞ!


序章 兆し
4人の少年


 

ある日の朝

 

 

ここはとあるマンションの一室

 

「ん…朝か」

 

目覚ましに設定したアラームがなりそれで目が覚めた。カーテンの隙間からは朝日が差し込んでいる

 

「ふぁぁ…眠〜…」

 

眠気に抗いつつ俺は身体を起こし、カーテンを開けた。

 

 

 

「侑姉はまだ寝てるのかな…起こさないと」

 

 

そんなことを言いつつ俺は自分の部屋を出た

 

ーーー

 

そして俺はある部屋の扉の前に立ち

 

「侑姉ー!起きてるー?」

 

軽くノックして扉の向こうにいる人物に声をかけた

 

 

そして俺が呼びかけて数秒後…

 

「ん…?柚月(ゆづき)?」

 

扉の向こうからはいかにも寝起きと思える声が聞こえてきた。俺の予想通りだったよ、ビンゴだね。いえーい

 

 

「早く起きて準備しないと。歩夢ちゃん待ってるよ?」

 

「はっ…そうだ!忘れてた!」

 

侑姉が言い終わった瞬間扉の向こうからバタバタと音が聞こえてきて…

 

「おまたせ、よし行こっか!」

 

扉が開き出てきたこの人は黒髪ロングで毛先はグリーンの少女、高咲侑。俺の双子の姉である

 

「髪は結ばなくていいの?」

 

「うん、どうせベランダに出て少し話すだけだしね」

 

「それもそうだね、じゃあ行こっか」

 

「うん!」

 

そんな話をして俺たちはベランダへと足を運んだ

 

 

ーーー

 

俺たちがベランダに着くと柵に手をかける。すると隣りのベランダから声が聞こえてきた

 

 

「あ、侑ちゃん柚月くん。おはよっ」

 

声をかけてきたピンク色の髪の少女の名前は幼なじみである上原歩夢だ

 

「うんおはよう。ごめんね待たせちゃったかな?」

 

「ううん、気にしてないよ」

 

「侑姉が起きなかったから退屈しちゃってるかと思ったよ」

 

「ちょっと!そんなにかかってないじゃん!」

 

「あはは、2人とも朝から相変わらずだね」

 

歩夢ちゃんは俺たちのやりとりを微笑みながら見ていた。

 

ちなみにこうやって3人で話してるのには特に理由はない、朝学校に行く前にベランダに集まって話がしたいと歩夢ちゃんが言ってきたので俺達も賛成したのだ。こうやって話してる時間も好きだし断る理由はないよね

 

 

「あ、そうだ。今日学校が終わったら買い物したいんだけど一緒に行かない?」

 

侑姉が放課後の事に話を切り替えた

 

「私はもちろんいいよ。柚月くんはどうする?」

 

「うーん…放課後か。今日は友達と帰るつもりだったんだよね…だから2人で楽しんできてよ。ごめんね?」

 

「そっか…残念」

 

俺が行かない事を伝えると歩夢ちゃんは少し残念そうな顔をしてしまった。なんだか申し訳ない気持ちになるな…

 

そして侑姉はというと…

 

「わかった!柚月ってば女の子2人と帰るの恥ずかしいんでしょ?もう、可愛い弟だなぁ」

 

「なっ…そういうのじゃないし!ってか可愛い言うなってば!!」

 

俺は身長が低いせいか侑姉を初めとした学校のみんなに可愛いと弄られることが多い。あーもう!俺はカッコイイって言われたいのに!

 

「俺は強くてカッコよくて頼りにされるような男になるんだ。だから可愛いだなんて言わないでよね!!」

 

「うんうん分かったよ〜」

 

「絶対わかってない時の言い方だよそれ」

 

思わず冷静なツッコミをしてしまったよ、これまたいつか言うやつじゃんもうやだ。歩夢ちゃんはニコニコしながら見てるし、侑姉ほどじゃないけど歩夢ちゃんにも可愛いって言われるんだよね、悲しいよ俺

 

「さて、そろそろ準備して行こっか」

 

「あ、そうだね。じゃあ侑ちゃん、柚月くん。また後で」

 

「うん、またね」

 

 

そう言って俺たちはベランダから部屋の中へと戻った

 

 

「やっぱりみんなに俺のカッコイイところをアピールしていくしかないか…」

 

部屋に戻るなり思わずこんなことを呟いてしまった

 

「そういうとこだよ、可愛いって言われるの」

 

「え、なんで?!」

 

「ジョーダンジョーダン。ほら早く着替えて行こ」

 

「う、うん…」

 

マジで?今の可愛いって言われる原因なの?

 

なんか侑姉や歩夢ちゃんに一生弄ばれる気がしてきたよ

 

まぁ2人といるのは楽しいし別に構わないか

それに2人は…

 

 

 

 

 

 

俺、高咲柚月(たかさきゆづき)にとって大切な人だから

 

 

ーーー

 

 

虹ヶ咲学園

 

中庭

 

 

「やれやれ、ちょっと時間がかかっちまったな。あいつになんて言われるか……」

 

オレはとある人物に呼び出されたんだが…作業のせいで少しばかり時間がかかってしまった。

 

オレの名前は涼風時雨(すずかぜしぐれ)、情報処理学科の1年でとある事情で動画制作の仕事をしてる。ちなみに結構稼いでるんだよな。これで女の子にキャーキャー言われたらマジで最高なんだけどな、モテたい、異世界転生した主人公みたいに女の子に囲まれてぇ

 

って、んな事はどうでもいいんだよ。とりあえずホームルームが始まる前にさっさと用をすませねーと

 

 

そんなことを思ってたら…

 

「あ、やっときた! おーい!」

 

前から聞き覚えのありすぎる声が聞こえてきた。その声のする方には…

 

「もー!シグ助遅いよー!!」

 

「仕方ねーだろこっちはちょっとばかり作業してたんだよ」

 

オレの事をシグ助と呼ぶこいつの名前は中須かすみ、中学時代からの仲だ。

 

「それに遅れたって言ってもほんの5分くらいじゃねーか」

 

「言い訳禁止!全く…こんーなにかわいいかすみんを待たせるなんて!」

 

「あーはいはい。それで話ってなんだよ」

 

「いや雑ぅ!!」

 

見ての通りうるさいやつだ。こいつはずーっとこんな感じなんだよなー

 

ちなみにこの学校にはかすみ以外にもう1人中学から一緒のやつがいるんだが…まぁそいつのことはあんまり考えたくねーな

 

「うぅ…まぁ話すけど内容はもちろん同好会のこと!」

 

「はぁ…だろうと思ったよ」

 

オレの予想が的中した。かすみが言ってる同好会っていうのはかすみとオレが所属してるスクールアイドル同好会の事で間違いないだろう。ちなみにオレは所属しているって言ってもあくまでサポーターとしてだからな。俺は運動が苦手だから踊りなんて無理だ

 

そしてそのスクールアイドル同好会にはかすみ以外に4人の女子がいるんだけど…まぁちょっと面倒なことがあったんだよ

 

「んで、何をするつもりなんだよ」

 

「それを今から考えるの!例えば…」

 

オレとかすみがそんなやり取りをしていると……

 

「あれ?かすみさんに時雨君?」

 

「ん?その声は…」

 

「あ!しず子じゃん!」

 

声のする方を見てみるとその方向には茶髪のロングヘアで赤くて大きなリボンが特徴的な女子、桜坂しずくがいた。

 

「2人揃ってどうしたの?」

 

実はしずくはさっき説明したスクールアイドル同好会の部員の1人である。同好会にいた時はよくかすみと話をしていたのをよく見かけたな。他にも演劇部に所属していて今はそっちの方に専念してるらしい

 

って、そんなことはどーでもいいんだよ。しずくが来たんだったらやることは1つだ

 

「えっと実はね…」

 

オレはかすみが話に入る前にしずくの元へと歩き…

 

 

「しずく…朝から君と会えるなんてこれは運命……オレはそう思うんだ」

 

かすみの話を遮るようにしずくの前に立ちオレはしずくに完璧な決めゼリフを放った

 

オレは可愛い女の子に目がないからな、しずくに限らず見つけ次第こうやって声をかけていくんだよ

 

声をかけられたしずくはというとポカーンとしている。きっとオレのイケメンっぷりに驚きすぎて声も出ないんだな。やっぱりオレって罪な男だわ

 

 

「この後時間はあるか…?良かったらオレと一緒に…」

 

「ふんっ!」

 

「ぎやぁぁぁ!!」

 

喋ってる途中に脇腹に拳が入った、かすみのやつまたやりやがったなこんちくしょう

 

「全く…」

 

「あはは…時雨君は相変わらずだね」

 

「当たり前だろ。男として美少女が好きなのは当然のこと。そしてオレはそんな美少女と共に…」

 

「それよりしず子。同好会のことについて相談があるんだけど…お昼休みか放課後って時間ある?」

 

「うーん…お昼休みは部長と話があるし放課後も演劇部があるから…」

 

「えー?そんな〜!!」

 

「待てい無視すんなこら」

 

こちとらスルーされて興奮する性癖なんて持ち合わせてないんだよ

 

「つーか昼休みと放課後ならオレも時間ねーぞ」

 

「え、シグ助まで?!」

 

オレが話を振ると反応した。無視されてないみたいで安心した

 

「今日は転校生が2人来るって話だろ?」

 

「そうだっけ?」

 

「うん、2人とも2年生の男子だって」

 

「そのうちの1人はオレが仕事で何回か一緒になったことがある人なのさ、それで昼休みにその人に学校の案内とかしなきゃいけないんだよ。そんで放課後はふつーに予定があるから」

 

「その人ってどんな人なの?」

 

 

「腹立つくらいイケメンだ、あの人マジ顔面偏差値おかしい。いい人だけど腹立つ」

 

かすみに質問されたのでオレは速攻で答えた。どうせあの人ここ来たらモテまくるだろうな…イケメンふざけんな

 

「シグ助の私怨は言いから!他の特徴教えて!」

 

「他の特徴っていえば…その人は作詞作曲を仕事としてるんだ。元々同好会の曲もその人に依頼するつもりだったんだよ」

 

「え、そうだったんだ」

 

「その人ってそんなにすごい人なんだね…」

 

「おうよ、イケメンなのは腹立つけどいい人だからな、後言うことっていえばその人は元々鎌倉の辺りに住んでたらしくて家庭の事情で引っ越すことになったけど仕事の関係でこの辺に引っ越してくることになったんだってさ」

 

「えっ……?」

 

オレが特徴を話してるとしずくが顔色を変えた

 

「もしかして……」

 

「どうしたのしず子?」

 

「へ?あ、ううん!なんでもないよ。ちょっとぼーっとしてただけだから」

 

かすみに問われるとしずくは誤魔化したかのような態度を見せた

 

「そっか……ってよく考えたらそれだとかすみん1人じゃん!」

 

「まぁそーゆー事だな。頑張れ」

 

「だから雑!!…とにかくかすみん諦めないからね!明日こそ手伝ってもらうから!」

 

そう言いながらかすみは校舎の方へ走り出した

 

「…かすみさん、やっぱり同好会の事諦めきれないみたいだね」

 

かすみの姿が見えなくなった時、しずくがオレに言った

 

「そーみたいだな、あの時からずっと言ってるし……しずくもそうなんだろ?」

 

オレが何となくしずくに尋ねるとしずくの表情が少し暗くなり…

 

「うん、私にとっても同好会は大切な場所だもん、でもせつ菜さんと連絡が取れないから…」

 

…と、悲しそうにそう呟いた

 

無理もないよな、必死に頑張ってたのにあんなことになったんだから。 ちなみにせつ菜さんって人は同好会でひと騒ぎあってからかすみ達とは連絡が取れてないらしい

 

……

 

「なぁしずく」

 

「どうしたの?」

 

オレは浮かない顔をしているしずくに呼びかけ…

 

「オレだってこのままは嫌だからよ、何とかしてやるよ。だからそんな落ち込むな、この天才美少年の涼風時雨に任せときなっ!」

 

正直方法が無いわけじゃない。ただかすみ達に話すのはまだ早いけど

 

「…そうだよね、ありがとう時雨君」

 

先程まで浮かない顔だったしずくの顔も少しだけ笑顔になったようだ

 

「その代わり今度オレとデートにでも…」

 

「あ、ごめんそれは無理かな。時間ないしもう行くね」

 

「いきなり辛辣になったなおい」

 

しずくはそう言い残しこの場を後にした、そしてオレだけ取り残された……なにこれ寂しいにも程があるだろ

 

ていうかさっきのしずくの反応……まぁそれは後であの人に聞いてみるか

 

 

ーーー

 

廊下

 

 

「どうかしら?虹ヶ咲学園は」

 

「とても素敵な学園だと思います。校舎は広くて凄く綺麗ですし」

 

「気に入って貰えて良かったわ。言ノ葉君にとって素敵な学園生活になるといいわね」

 

「はい、そうなれるように僕も頑張ります」

 

 

僕は言ノ葉鈴音(ことのはりんね)。本日ここ、虹ヶ咲学園に転校してきた高校2年生だ

 

「この学園は広いでしょう?」

 

「そうですね…どこに何があるか把握しきれてませんから」

 

今日からこの学園の生徒になる訳だけど、僕がこれから学園生活を過ごしていく教室に向かうにはまだ時間が早いとの事なので先生に待合室まで案内してもらっている

 

「そうよね〜。ここの生徒でも未だに迷ってる子を見かけるもの」

 

「あはは、そうなんですね。僕も不安になってきました」

 

そこまでなのか、スゴすぎるなぁ…転入試験や面接の時にもここに来たけど僕が把握出来てるのはほんの1部にしか過ぎないんだろうな

 

「そういえば言ノ葉君、音楽科に入るのよね?」

 

「はい、家族の影響で小さい頃から楽器を引いたりしてたので」

 

「そうなのね、試験も完璧だったから期待してるわ」

 

「そう言って貰えて嬉しいです。期待に応えられるよう頑張りますね」

 

「両親もお兄さんも音楽家としてすごく有名だものね、言ノ葉君も家族に憧れて音楽を始めたのかしら」

 

「……あはは、まぁそんな感じです」

 

僕が音楽科を選んだ理由はもちろん小さい頃から楽器を触っていたのもそうだが、実は僕は楽曲制作を仕事としてるんだ。最初の頃は全然だったけど最近では沢山評価を貰ってるから嬉しいよ

 

 

そんな事を考えていたら…

 

「さて、着いたわよ。言ノ葉君には時間になるまでこの教室で待っててくれるかしら」

 

「なるほど、分かりました」

 

「あ、そうだ。中には言ノ葉君と同じく転校してきた不知火君にも座って待ってもらってるわ」

 

 

「え、そうなんですか?」

 

確か先生の話だと僕以外にもう1人転校生がいたんだったね。

 

「だから2人で一緒に待っててもらえる?時間になったら呼びに行くわね」

 

「はい、案内してくれてありがとうございました」

 

僕は先生にお礼を言い軽く一礼した、それを見た先生はこちらに背を向け来た道を戻って行った

 

「さてと…じゃあ早速入るか」

 

僕と同じ転校生の不知火君も待ってるんだよね。難しい人じゃないといいな

 

そう思い僕は扉を開けた

 

 

「えっと…失礼します」

 

中はどうやら一般的な教室とさほど変わらないみたいだ

 

そして扉を開けてまず目に入ったのは椅子に腰をかけていた1人の男子生徒だ。僕が入ってくるとこちらを向き目が合った

 

 

「……誰だ?」

 

彼はこちらを見るなり真顔のまま表情を変えることなくそう言った

 

「えっと、僕は言ノ葉鈴音。今日ここに転校してきたんだ。君もそうだよね?」

 

「そういえば先生がそんなことを言っていたな…なら俺も自己紹介をしよう」

 

先生が言っていたのは彼で間違いないだろう

 

「俺の名前は不知火光(しらぬいひかり)だ……よろしく」

 

「うん、不知火君だね。こちらこそよろしく」

 

不知火君は僕に自己紹介をしてくれた。

 

それはいいんだけど何故彼は先程から真顔のままなんだろう…?

 

そう思っていると彼が口を開いた

 

「……俺は昔から感情を表に出すのが苦手なんだ。気を悪くしたならすまない」

 

「そうなんだ…気にしてないから大丈夫だよ」

 

少しだけ不安だったけどどうやら機嫌が悪い訳じゃないみたいだから安心したよ

 

「僕も君と同じく先生にここで待ってるように言われたんだ。よかったら隣に座ってもいいかな」

 

「ああ、構わない」

 

「ありがとう、それじゃ失礼するね」

 

不知火君の許しを得て僕は不知火君が座っている席の隣に座った

 

それにしても最初はちょっと不安だったけどいい人そうで良かったな。よく見ると彼が着ている制服は冬用の制服だった。今は春でもうすぐ夏にさしかかろうとしている時期なのに暑くないのだろうか、僕は横目で彼の事を見てそう思った

 

「なぁ、言ノ葉」

 

「ん、どうしたの?」

 

「言ノ葉は学科は何を選んだんだ?」

 

「僕は音楽科だよ。小さい頃から音楽に関わってきたからね」

 

「音楽……ということは楽器が弾けるのか?」

 

「うん、それなりには」

 

「すごいな…俺は楽器の使い方なんて分からない。言ノ葉は頭もいいんだな」

 

「あはは、そうでもないよ。そうだ、不知火君は学科は何を選んだの?」

 

「俺は普通科だ、ここでちゃんと勉強しないといけないからな」

 

「そうなんだ、不知火君は真面目なんだね」

 

「俺は真面目なんかじゃない……転入試験も多分ギリギリ合格ラインだったに違いない」

 

「でも合格出来たってことは不知火君が苦手なりに頑張ったから合格出来たんだと思うよ。だからそんなに自分を卑下しないでよ」

 

僕は僕なりに不知火君を励ましたつもりなのだが…

 

「ひげ……?俺は髭は生えてないが?」

 

「あはは…僕が言った卑下は自分をそんなに悪く言わないでって意味だよ」

 

「え、そうなのか?」

 

うーん…ツッコミたくなったけど今のは僕が悪いから仕方ないね

 

「やっぱり俺は頭が悪いな…早く直さなければ…」

 

でも悪い人じゃないしむしろ彼はいい人だね

 

「ふふ、不知火君ならきっと大丈夫だよ……あ、そうだ」

 

僕は話ながらとあることを思いついた

 

「どうしたんだ」

 

「せっかくだからお互いのこと下の名前で呼び合おうよ。どうかな?」

 

これも何かの縁…と思った僕は彼ともっと親交を深めたいと思いこの提案をした

 

「…つまり俺は言ノ葉じゃなく鈴音と呼べばいいのか?」

 

「そういうことだよ、もちろん君さえ良ければだけど…」

 

「構わない、よろしく頼む。鈴音」

 

「ありがとう。こちらこそよろしくね光君」

 

僕と光君は改めて挨拶を交わし…

 

「不知火君、言ノ葉君。お待たせ、準備出来たわ」

 

そのちょっとした後に2人の先生が僕達を呼びに来てくれた。先程僕を案内してくれた先生と…もう1人は光君を案内してくれた人かな?

 

 

「はい、分かりました」

 

そう言って僕は椅子から立ち上がり光君もそれに続いた。…ていうか光君身長高いね、僕が173cmあるから多分光君は180cm位あるんじゃないかな

 

「ねぇ光君」

 

「なんだ」

 

僕は教室を出る前に光君を呼びかけた

 

「この学園は広いし学科も別だからまた会えるか分からないけど…その時はまたこうやって話せたら嬉しいな」

 

「そうだな…俺もそうしたい」

 

「ふふっ、じゃあお互いこれから頑張ろうね」

 

「ああ」

 

そう言って僕達は教室を出て先生の案内について行った。どうやらお互いの目指す場所は反対方向のようだ

 

 

さてと、僕もこれから頑張らないとな

 

 




最後まで読んでいただきありがとうございます。侑ちゃんの住んでるマンションの部屋の間取りはこの作品に合わせて変更させています(初めての後書きで話すことがこれなのはいいのだろうか…)

そしてこの作品、色とりどりの夢と希望に登場するメインキャラクターの 高咲柚月、涼風時雨、不知火光、言ノ葉鈴音…彼らをメインに物語が進んでいきますのでお楽しみにしてくださると幸いです。
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