※※※注意! 注意! 注意!※※※
今回のネタは原作の都合上ひっじょーーーーーにグロい表現が出てきます。
故にコレを投稿した後にタグに書き加えますが
この話は笑える様に仕上げましたが冗談抜きでグランドセフトオート真っ青かもしれません。
そこら辺で気分を害されても俺は責任を一切取らずピザポテトをのんびりと食すので
閲覧前に、この前書きの確認の徹底をお願いします。
「狙いはあのガキだッッ!! ストライク、きりさけぇーーーーーー!!」
「ッギッシャァアアーーーーッッ!!」
[
ストライクはこちらに狙いを定めて飛び、迫って───
や、やばいッ! 速過ぎッ─────
その速度は、とても俺の手持ちが反応しきれる速度ではなく
一直線にストライクは俺の胸元へと『かそく』付きの状態で飛び込んできて
本当にその一瞬、俺は世界が遅くなったような錯覚を受けた。
ストライクは躊躇することなく突撃してきて、その鎌を俺目掛けて振り上げ
ダグトリオとムウマージも慌てて俺に向かい
瀕死間近のドレディアさんですら、ミロカロスから降りて
俺のところに来ようとしているのが見えた。
だが
ザ シ ャ ァ ーーー ッ
テッカニンからのバトンタッチで
素早さフルバッフのストライクに追い付けるわけもなく
ひらけた視界に、ガッツポーズをする団員や
俺に向かうドレディアさん、ダグトリオやミロカロスを目に入れ、そして
俺の
胸元から
赤い花g
~推奨BGM 『I WANNA BE THE GUY 死亡時の無駄にカッコイイBGM』~
グシャァァァーーーン
ー♪ ー♪ ー♪ ー♪ ー♪
G A M E O V E R
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PRESS 'R' TO TRY AGAIN
ー♪ ー♪ ー♪ ー♪ ー♪
「ッグギャッ?!」
「うぉぁッ?!」
「きゃぁぁぁーー!」
『───ッ?!』
「△▲☆★ッ!?」
「ホァッ?!」
「───……ア?」
それは突然だった。
超速で迫り、タツヤを切り払ったストライクだったが
あろう事か、自慢の鎌が触れるや否や……
『対象は切り裂いたはずなのに、人体が爆散して果てた』のだ。
そして全員の目から見て、全く関係ない空の背景に謎の英字が羅列されている。
しかも微妙になんかノリが良いBGMが脳内に響き渡った。
だが……完膚なきまでに、タツヤは死亡した……。
これは、どうあがいても揺ぎ無い事実。
攻撃を加えたストライク、タツヤの援護に向かおうとしていたダグとムウマージも
爆散した際に飛び散ったタツヤの血をモロに引っかぶり、真っ赤に染まる。
タツヤは、死んだ。
「……ァ、ディ、……ァ?」
自分の主人が、目の前で殺され───悲しみすらも即座に沸かないドレディア。
【そんな……な、ぜ……主様、が……?】
その事実を受け入れるのに少しだけ時間が掛かっているドレディア。
傍に居たダグトリオの三匹が一番先に立ち直り、怒りに身を任せて
ロケット団が指示を飛ばしていたポケモン達を撃墜していく。
ロケット団側のポケモン達もあまりにグロく
衝撃的なそのシーンが眼に焼きついて思考が完全にフリーズしているらしい。
棒立ちの状態から次々にダグトリオに吹き飛ばされていった。
そして、ドレディアは……爆散して果てたタツヤの一部だった『モノ』に近づき
それをじっと見詰めた後───事実を受け入れ、
『暴走』した。
「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ーーーーーーーーッッッッ!!」
ダグトリオと同じく、主が殺されたその怒りを腕に込め
漸く意識が復活して動き出したロケット団側のポケモン達に
常識から逸脱した腕力を有する手から、悲しみの一撃を放っていく。
その拳を一度受けたポケモンは───
生物として凹んでは行けない部分が凹み。
曲がっては行けない方向に各部分が曲がり。
少し経てば命の灯火が尽きるのは間違いない。
タツヤの手持ちの全員が全員、狂気にあてられ暴走する中で
慌てて逃げ出そうとしているロケット団の人間が居た。
殆どのポケモン達を駆逐し終わったドレディアが、そのロケット団に向かう。
何故主様は殺されなければいけなかったのか。
何故主様を守れなかったのか。
そんな悲しみを背負いながら、手前に居るロケット団の命を刈り取るために
『全力全壊』で、そのロケット団の胸を豪腕で撃ち抜いた。
時が戻った。
「狙いはあのガキ───って、あれ!?」
「ギシャァーーーーー───アッ?」
時が『戻った』。
全員のその意識が、タツヤが殺されて怒り狂っていた『その状態』のまま。
そして時が『戻った』ので当然───
「……? あれ? ……って! ぉぉぉぉぉぉーーー!!」
タツヤは平然と復活していた。
さらにはストライクに狙われているのが丸わかりだったために
その立っている位置から慌てて動きだし、自分の手持ちの下へと戻っていった。
「……はぁ、なんだかよくわかんねーけど助かったな。
あんだけ隙無く詰め寄っててもここ一番でミスってたらざまぁねぇなぁ!」
「え、いや、え?!」
『!?!?!?』
「△▲☆★?!」
一人平然と普通に行動しているが、他の全員は漏れなく『あの時』の意識のまま。
ロケット団側は自分達の置かれている状況が。
タツヤの手持ちは、あれだけ
何故にここまで普通に生存しているのかが理解出来ない。
「ディ……ア……?」
ミロカロスに乗っている状態まで巻き戻っていたため
ミロカロスから降りながら、自分の主の下へと歩み寄るドレディア。
その様子を見て、慌ててドレディアを止めようとしたタツヤだったが
ドレディアの雰囲気があまりにも懐疑心に満ちていたため、躊躇をした。
そう、まるで……自分が殺されたかの様に。
「アァァァァーーーーー!! ディァァァァーッッ! ドレディアァァーー!」
「な、なんっ……!? ど、どうしたんだドレディアさんッ?!」
自分へと向かいながら、大声を上げて泣きじゃくる相棒に
なにがなんだかわからないといった感じに、狼狽するタツヤ。
タツヤ以外の全員が全員、白昼夢を見ていたかの様な状態だった。
そしてその状態から真っ先に復活したのは───
都合が悪い事ながら、ロケット団Cだった。
「くそっ、何がなんだかわからねぇが……!
マニューラァッ! あのガキ共にこおりのつぶてで応戦しろぉッ!!」
「ッニャァァァァーーーーーーッッ!!」
ロケット団のマニューラも、一体何が起きたのか全くわかっていなかったが
横から自分の相棒の声が聞こえたため、即座にその行動に移った。
その氷の弾は、通常の攻撃と比べてケタ違いに速く───
傷付いた二人が回避行動に移る前に到達してしまい……
瀕死間近のドレディアと、これまた瀕死間近のタツヤにちょくげk
~推奨BGM 『I WANNA BE THE GUY 死亡時の無駄にカッコイイBGM』~
グシャァァァーーーン
ー♪ ー♪ ー♪ ー♪ ー♪
G A M E O V E R
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PRESS 'R' TO TRY AGAIN
ー♪ ー♪ ー♪ ー♪ ー♪
タツヤは再度、爆散して果てた。
自分がその旅の間、共にしてきた相棒を胸に抱いて。
「え、あれッ……!? さ、『さっき』と、同じ……!?」
「『さっき』って……お前もやっぱあの記憶あんのかッ?!」
「あ、あたしもっ! あの子さっきも爆発してたッ!」
「な、なん、なんじゃこりゃァッ?!」
その地獄絵図にロケット団の人間全員が反応して狼狽し
地獄絵図が目の前で繰り広げられたドレディアは
「……ァ、ディ、……ァ?」
やはり、現状を理解するのに数瞬かかっているようだ。
さっきの悪夢から開放され、主にその手が届いたのに……また、守れなかった。
再度、ドレディアを除くタツヤの手持ちが大暴れを始める中で
『先程』よりほんのちょっとだけ速く事実を受け入れたドレディアは
再び、全ての命の鼓動を止めんが為に。
赤い姿に染まったその体で───死の舞を、踊る。
「ディィィィィ…………ア゛ア゛ア゛ア゛ァァァーーーーッッ!!」
「な、ぐっ……ここまで『さっき』と同じかよッ!
おめぇら早く逃げ、ガボァッ?!」
ポケモン達のすぐ後ろにいたために、ドレディアに全力で顔を撃ち抜かれる団員。
錐揉みしながら凄い速度で吹っ飛び、樹にぶち当たり気絶する。
そしてそれより少し後ろに、逃げようとしている別の団員がドレディアの眼に映る。
逃がさない。絶対に。
持ち前の超越したすばやさで、素早く次の団員に近づき
手近にあった棒を拾って団員の足へと投擲した。
「おっぐぉぁっ!?」
上手い事脚の動きを阻害され、もんどりうって倒れるロケット団員。
こうなっては、尋常ではない動きをするドレディアから逃げる術も無い。
「た、たす、助けッ……!」
「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ーーーーッッ!!」
そしてドレディアは、倒れた団員の息の根を止めるべく
倒れて動けない団員の心臓目掛けて己の鉄拳を全力で振り抜く。
時が戻った。
「狙いはあのガキ───って、おいまたかッッ!?」
「ギシャァーーーーー───ア~~~?」
時が『戻った』。
全員のその意識が、タツヤが殺されて怒り狂っていた『その状態』ニ度目のまま。
そしてまた時が『戻った』ので当然───
「……? あれ? ……って! ぉぉぉぉぉぉーーー!!」
タツヤは再度、平然と復活していた。
全員、もはや何が起こっているのかわからない。
先程と同じようにストライクの射程から大急ぎで逃げ出すタツヤだったが
その様子は、もうシュールにしか映らない。
「……はぁ、なんだかよくわかんねーけど助かったな。
ってか、なんだどうした。なんで全員そんな呆けた顔してんだ。
ロケット団にまでそんな顔されると地味に傷付くんだが」
「……ディァ? ……ディーァー?」
「あん……? 本当にお前か、ってか?
何がどう本当なのか良くわからんけど……まぁ、俺は俺だね」
タツヤは唯一、先程二回の記憶が全く無い。
この状況で記憶が抜け落ちているただ一人は、もう頭の可哀想な子である。
「……ッチ! 全員合流しちまったし、こっちも切り札使い切っちまってる……
おめぇら、全員引くぞ……この図じゃ草のヤツが瀕死でも結果がわからん」
「くそ……覚えてやがれ、このクソガキが……!」
捨て台詞を吐いて、ゾロゾロとロケット団は引き上げていく。
潔いといえば潔いが、殆どの各関係者が彼らと決別された面子であったために
これ以上の戦場滞在に関して、明るい未来が見えなかったのだろう。
そして森に静けさが戻った時───
「───……っはぁー……なんとかなったぁー……」
タツヤは、樹に寄り掛かりながら体をずり下ろして行き
長く、ひたすら長く溜息を付くのだった。
「ァー……、ディ~ァ~……♪」
その様子を見て、ドレディア自身もその体がボロボロだった事に気付き
『こんな状態でよく乗り切ったものだ』と二人で顔を見せ合って笑う。
一息付いた後、タツヤはドレディアのところまで近寄り
疲れきった体に鞭を打ち、右手を軽く上げる。
それが一体なんなのか気付いたドレディアも、素直に右手を上げた。
「とりあえずは……やったな、『相棒』ッ!」
「ディアッ!」
二人は右手の掌同士を擦れ違いざまに叩き、ハイタッチを
~推奨BGM 『I WANNA BE THE GUY 死亡時の無駄にカッコイイBGM』~
グシャァァァーーーン
ー♪ ー♪ ー♪ ー♪ ー♪
G A M E O V E R
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PRESS 'R' TO TRY AGAIN
ー♪ ー♪ ー♪ ー♪ ー♪
「ディァーッ!?」
『───ッ!?!?』
「△▲☆★ーーー!??!」
「ホァァァァぁーーーーッ!??!」
ハイタッチをしあった瞬間、タツヤの体はまた爆散した。
その後、今までの関連性から
風景になんか表示されてる'R'が、ロケット団の服のマークと気付き
逃げ出したロケット団達を、全員大慌てで探すのだった。
[
うまく表現出来てればいいんだが。