うちのポケモンがなんかおかしいんだが   作:右肘に違和感

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51話 育て屋、間

 

 

 

森の郊外から全員を引き連れ、街へと帰ってきた。この後は (ポケセン)に戻り、飯食って1day終了である。

 

ダゲキはドレディアさんに貰った一撃がやばすぎるため、ミロカロスに運んでもらっている。

俺らは全員ナゲキもダグトリオに乗ってもらって街まで帰ってきた。歩くのだりぃし。

 

ナゲキも流石に最初は人の奇異の目を気にしていたが

少し歩き出せばもう気にならなくなったらしい。順応早いなお前……

 

「んじゃ俺は今晩の飯の買出し行ってくるわ。お前等どうせ結構食うだろ?」

「……オッス」

「オッス!」

 

うむ、【【食いまくるっす!!】】ですってさ。

格闘家なんて沢山食うイメージしかないしな、大丈夫大丈夫。

 

「そいじゃ、ミロカロスとダグ共はそのまま ()に向かってくれ。俺は買うもん買ってくるわー」

『ッ!bbb』

「ホ~ァ」

 

 

 

 

んで、ダグONEから降りてのしばらくの別行動……つっても飯の素材買うだけだが。

あのギャラドスピクニックほどは要らんよな……

 

 

「よっし、とりあえず豆での肉付けメインに

 トドメとして腹が膨れるようにコンニャクの細切りでも仕込むか」

 

 

・д・

 

別に買い物途中にグリーンさんやらレッドさんというパプリカピーマンペアに逢う事も無く

特段何も無かったので、描写はすっ飛ばす。

 

そして俺は当然 ()に戻るわけなのだが……む?

ミロカロス達が中ではなく外で待ってくれていた。

 

「みんな入り口で待っててくれたのか、ただいまー」

「ホァ~!」

『ッ!( ゜д゜)>( ゜д゜)>( ゜д゜)>』

『オッスッ!』

「よっ! おかえりー!」

「おかえりなさい~」

「はーい、元気してたー?」

「あいあい、了解了解。んじゃみんな腹も減ってっし、飯とっとと作って食うべー」

 

そうして全員に ()に入るように促す。

さてと……最初の飯だしスタミナ付くぐらいにゃ食わせてやらねーとな!

 

 

「んで、どうだお前らー。飯うめーかー?」

『ォォォオオオオオオオッス!!!』

 

ダゲキとナゲキの大絶叫が食堂に木霊する。

うむよし。気合が入る程度には喜んでもらえているらしい。

 

「ホ~ァ~♡」

『~~~~~(*´д`)() (*´д`)() (*´д`)()

「みゅ、みゅ……」

 

俺のパーティーの常連も非常に満足してくれているようだ。

ミュウにいたっては完全に食いすぎた感じがする。

あれは食いすぎてウップウップなっている状態と同じだww

 

「相変わらずやばすぎる腕だわ……ていうか進化してる……料理の腕が……」

「ホンマバケモンかタツヤんは……美味過ぎて適わんわぁ」

「おいしぃ~♡♡」

 

んじゃそろそろ俺も食うかぁ。今日は動き回ってたから俺も腹が減ってしまった。

 

「いただきます、っと」

 

そう宣言して皆によそった残り物を気合入れて口の中に掻き込み始めた。

ぁーうめー。あっちの世界の母ちゃんには未だ及ばないがそれでもうめー。

ふーむ、この大豆……おからをこしとってマヨネーズ混ぜてサラダにしてはどうだろうか。

 

てか、この世界卵って……そういえばラッキーの卵は食ってんだったか?

んなら酢さえ用意出来れば調整してマヨネーズは作れるだろうか。

 

 

 

 

そんなこんなで騒がしい俺らの飯の時間はあっという間に過ぎ去った。

全員満足してくれたようで何よりである。もはや後は寝るだけだ。

明日の訓練に必要なもんは全部あっちに置いてるし、これ以上はやる事が無い。

 

「んじゃみんな部屋行くかー。」

「ホァ~」

『ッッッ』

「ピィョルォォン」

「ゥモン」

 

そういやこいつらはどこで寝るつもりかな? ボールだろうか。

地面に布団を敷いて寝たほうが回復効率はよさそうだが。

 ()の機械では疲れとかはしっかり回復してくれるようだが、精神的なものまでは回復してくれない。

気を落ち着けて寝る事が出来る布団が、俺としてはベストと感じる。

……べ、別に俺が好きだからとかじゃないからね?

 

「んじゃうちらも自分らの部屋に戻るわー。また明日なータツヤんー♪」

「おやすみなさいー」

「おやすみー。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……あれ?

 

 

 

「え」

 

「え?」

「え?」

「え?」

 

 

 

 

 

あれ?

 

「え、ちょ、なんでッ?! いつの間にあんたら居たの?!」

「……タツヤ君、それはいくらなんでも酷くない?」

「……ちょっと待ちぃな。タツヤん今までうちらの存在気付いてへんかってん?」

「そんな……酷い……」

 

そこ! DQ1のローラ姫ネタはいい!

なんでいつの間に俺らに混ざってたんだあんたらはッ。

 

 

まあもう説明するまでもないだろう。

あんたらってのは、もちろんの事「サントアンヌのスマイルプリキュ○」の三人だ。

 

「誰やねんそれっ!?」

「え、アカネさん達の事に決まってんじゃないすか」

 

てわけで、いつの間にかアカネさんにミカンさんに加え何故かもっさんまで俺の目の前に居た。

 

「一体いつから俺らの空間に混ざってきてたんですか……

 全く気付けませんでしたよ……先祖に忍者でも居たんすか? 汚いなさすが忍者きたない」

「人聞きの悪い事言うてんやないっ! ご飯作る時もうちら手伝っとったやんか!」

「え、嘘っ?!」

 

そんな描写は一切無かったぞ?!

 

「でも、お料理をお皿へ盛り付けたぐらいですけれどね」

「うん、私達が出る幕とか一切無く凄い手際で作ってたし」

 

お褒めの言葉ありがとうございます。見習え。クカカカカカ

参考例は前世の母親の真似である。

 

「マチスさんに三人が何故かこっちに向かってるとは聴いてましたけど……

 あんたら一体、何時頃この街に来たんですか?」

「ん? 今日の昼過ぎ辺りやで。

 んで旅してきて一番に向かうっちゅーたらやっぱポケセンやん。

 これからどーしよーって三人でしばらく相談してたら日もとっぷり暮れとってなー。

 こっちの夕焼けも綺麗やねーとか想ってたら

 ダグトリオの頭にナゲキって風景が出てきて全部台無しやった」

 

綺麗な風景は犠牲になったのだ……お前等ェ……

 

「それで、なんですけど……三人でさらに相談したら

『こんなおかしなダグトリオを連れているのはやっぱりタツヤ君しか居ない』

 って結論になったんです」

「なにそれひどい」

 

あまりにもあまりな俺の特定で俺の魂は汚された。

週刊文集にチクろうかなこれ。記事代いくら貰えるかな。

 

「だから、この子達と一緒に待ってたら多分タツヤ君も帰ってくるだろうって事で

 ま、入り口に全員でスタンバってたわけよ」

「お前は相変わらず可愛いなーサンド♪」

「キュキューッ!!」

「あ、いつの間に出てんのよサンドッ?!」

 

途中から話を聞くのが面倒になってしまい

いつの間にかボールから出ていたサンドと久しぶりのふれあいを果たす。

癒しってやっぱ大切想うねん、最近ミロカロスは俺を叩いてばっかだし。

ミロカロスの癒しキャラは早くも終了ですね。

 

「ホァッ?!」

 

そこ目ざとく反応してんじゃねえ。

 

 

「ま、いいやねみーし。部屋戻るべ部屋ー」

「ホーァ」

『─────。』

「ピィョ」

「ゥモン」

「ミューィ♪」

「キュキュー♡」

 

そして俺のパーティー全員で、部屋の中に入っていった。

 

「おっけーやー。また明日なータツヤん♪」

「改めて、おやすみなさいタツヤ君」

「ちょっと?! 私のサンド返してよッ!! ねえちょっ───」

 

パタン。ガチャ。

 

「ま、ええやんもっさん。明日になりゃ普通に逢えるて」

「ううー……私の最初のポケモンなのにぃ……なんで私よりあの子に懐いてんのよぉ……!」

「えっと……あの……ご、ご愁傷様?」

 

 

 

さーてなんか予想外な連中が混ざりやがったが、明日も一日楽しみだー!!

 

「ホ、ホァ……」

 

ん、どしたミロカロス。

 

「【なんか忘れてない?】ってか? んー……?」

 

なんか忘れてたっけ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ディァー……;;」

 

 

 

 

 






ファフナーの主題歌がやばい。

サビの部分のシャングリラァー!の後の歌詞が
空想、のはずなのに糞にしか聞こえない。きったねぇ。

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