灰色のネズミ もしも雨取千佳並のトリオンモンスターが戦闘狂だったら   作:マイクロトフ卿

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修達とのファーストコンタクト


たまこまだいに

「宇佐美ちゃん、お邪魔させてもらうよ」

紙袋を片手に、灰原は玉狛支部を訪れていた。

 

宇佐美「うっそー!雪さん、それ最近人気のバームクーヘンじゃない!」

空閑や雨取の入隊式における詳細な流れを宇佐美が説明するため、烏丸、木崎以外の一同は集まっていた。

灰原「ちょっと特殊設定で訓練したくて、宇佐美ちゃんの力を借りたかったのよ。でも、ごめん、来客中だったのかな…お邪魔しちゃった?」

灰原は見知らぬ面々、しかも小〜中学生くらいの3人を一瞥し、新入隊員か、どこかのお偉いさんの子供か…と考えを巡らす。

 

小南「いいのよ、雪!こいつら明日の入隊式で入るからさ、せっかくだし挨拶していってよ!それより、ばあむ!ばあむ食べましょ」

小南はソファから身を乗り出し、心なしか上機嫌そうである。

小南の言葉を聞き、灰原は紙袋からまるごとばあむとデカデカと書かれた小包を取り出す。

灰原「みんなで食べた方がいいもんね。私は灰原雪。本部に所属してるA級で、大学一年生です。よろしくお願いします。」

灰原はあまり変わらない表情であるが、口元を緩めそう挨拶した。

 

三雲「僕は三雲修です。中学3年生で最近B級に昇格しました。よろしくお願いします!」

三雲はやや緊張した面持ちで勢いよくお辞儀をする。

灰原「君が噂の中学校に出現したネイバーを華麗に倒したという…ほほぅ」

灰原は顎に手を当てそう頷く。

三雲「あ、いや、それは僕ではなく、こいつのやったことで…」

三雲は促すかのように空閑を一瞥する。

空閑「噂の空閑遊真です。修と同じクラスに転入しました。ヨロシクオネガイシマス」

空閑はいつも細目、すぼめた3のような口のまま右手を差し出し、灰原と握手をする。灰原は空閑を見つめたまま、どこか遠い目をして微笑んでいる。

「雪、空閑はネイバーなんだ。」

握手をしてる最中、扉を開けて入ってきた迅がそう付け足す。

宇佐美「えぇっ、迅さんそれ、言っちゃダメなやつ!」

小南「バカ迅、隊員にも言っちゃいけないって話でしょ!」

宇佐美と小南は慌てて、迅の口からこれ以上余計なこと言わないように、迅の口を塞ごうとする。

迅「もがっ、いや、雪には言っておいた方がいいよ。その方がいろいろ都合が良さそうだって俺のサイドエフェクトがそう言ってる。」

 

思いがけず自分の素性をバラされた空閑は、自信満々にそういう迅を見てもう一度灰原に向かって右手を差し出す。

空閑「そういうわけで、ネイバーから来た空閑です。それでこっちが相棒のレプリカ。」

レプリカ「遊真のお目付け役であるレプリカだ。自律型トリオン兵であり遊馬をサポートしている。」

灰原はじっと空閑の全身を見渡す。そしてもう一度、空閑の握手に応じ、目を伏せて微笑んだ

灰原「そっか、空閑君はネイバーなんだね…よろしく。」

空閑「俺がネイバーと聞いても驚かないんだね?ボーダーにはネイバーに恨みがある人がたくさんいるって聞いてたけど。」

小南「ちょ、ユウマ!」

空閑はそう投げかける。その目は、灰原の嘘を見抜こうと、灰原の敵意を見抜こうと。

しかし、灰原はなんとはなしに答えた。

灰原「とくには。あと、あなたの名前を聞いていい?」

そして、雨取の自己紹介を促す。灰原のその答えに嘘はない。だが、何かが空閑の心に引っかかった。

雨取「雨取千佳です。中学2年生で、修君達と一緒に隊を結成するためにボーダーに入ろうと思ってます。」

ハニカミながら説明する千佳に、灰原は頬を緩ませる。

灰原「そっか、みんなで隊を作るんだね。困ったことがあったらなんでも言ってね」

灰原は手を広げ、3人を一挙に抱きしめる。修と千佳は慌ててモゴモゴと動き、空閑は対照的に落ち着いた様子である。灰原に抱きしめられたまま、空閑はさっそく対戦の申し入れをする。

空閑「灰原さん、さっそくだし、オレと一戦やろうよ」

灰原「んー?でも空閑くん達かわいいからなぁ?あ、ユウマって呼んでいい?」

灰原は空閑の白髪に頬擦りしている。

空閑「いいよ、俺も雪さんって呼ぶね。雪さんぶっちゃけ強いでしょ」

灰原は修らを抱きしめ修や千佳の頭を撫で撫でしながら、どこか楽しそうに会話を続ける。

灰原「どうでしょう?ユウマほどじゃないと思うよ。」

 

迅「何あれ羨ましい」

小南「珍しいわね、雪があんなに年下かまうなんて。」

宇佐美「チカちゃん達可愛いからねー」




またまたオチなし!
初めて文章を書きますが、難しい…
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