次の日、鉄道公安隊に1本の電話が入って来た。
「はい、東京公安室公安特捜班。はい、能登の海岸で女性の水死体!?。」
と、高杉は言う。
「えっ。」
「うん、草壁 砂月、住所は東京都、はい、わかりました、早速調査いたします。」
と、高杉が電話を切った。
「おい、石川県警から捜査協力の要請だ。」
高杉はメモを渡した。
「早速、当たって見ます。」
「よし、捜査していよう。」
と、高山は捜査に行くことにした。
「ええ、砂月は夏休みに能登の方へ行くって言っていたので、何で殺されなきゃならなかったのですか、砂月が何をしたんですか。」
「あのー、彼女に恨まれる事とか、あるいは彼女がいたって事は。」
「いや、そこまでは。」
「そうですか、どうも。」
高山は、調査から戻って来たら高杉に報告した。
「何、彼女が能登に行っていた。」
「ええ、母親の話だと一昨日に上野から夜行列車に乗って、そこから輪島へ行き、その後に和倉へ行っていた事が分かりました。班長、それで死因の方は。」
「ああ、死因は溺死と思われるが自殺と思われるんだ。」
「自殺ですか。」
「ああ、実は彼女は自殺するような子じゃないって言うんだ。」
「でも、気になりますね。」
「鶴岡もそう思うのか。」
「ええ。」
「とにかく、能登半島へ行って見ようか。」
「ええ。」
「何か分かるかもしれんぞ。」
「ええ。」
「よし、南と高山と小海と鶴岡は早速、能登へ向かってくれ。」
「わかりました、行くとしたら今日の上野22時44分発の寝台特急「北陸」に乗れば翌朝に金沢について、そこから七尾線に乗って能登へ向かいます。」
「能登へ行くのは去年の冬依頼ですね。」
「ああ、しずくちゃんの父親を捜索するために能登へ行ったんだよね。」
「ああ、思い出したよ。」
「新横浜駅で新幹線に乗って行方不明になったんだよね。」
「ええ。」
翌日、南と高山達は上野発22時44分発寝台特急「北陸」金沢行に乗って金沢へ向かい、金沢からは七尾線に乗って能登へ向かうことにした。
「上野から寝台特急「北陸」に乗ると金沢へは翌朝の6時33分に到着し、金沢からは8時02分発の急行「能登芝1号」に乗れば輪島へは10時16分に到着する。」
「つまり、能登へ行くには上野からは夜行で行けばいいのか。」
「そう言う事だ。」
ピィーッ!。
と、警笛を鳴らして、22時44分寝台特急「北陸」金沢行は夜の上野駅を発車し、北陸へ向かって走って行くのであった。
「と言う事は、砂月はどうして能登へ行ったのでしょうか。」
「誰かに、愛に行ったって事は。」
「それも、考えられるな。」
果たして、犯人は誰なのか?