「と言う事は、赤いスポーツカーに乗った女が怪しいって事だね。」
鶴岡は南に行った。
「ええ、目撃者の話だとその女は長岡で新幹線に乗り換えるところを目撃していた事が分かった。」
「主任、その女が犯人って事になりますね。」
「ああ、恐らくこの女がやったんだろう、男と一緒にな。」
そこへ、小沢警部がやって来た。
「南公安主任、相手の男が分かりました。」
「えっ、本当ですか。」
「はい、男を身元を調べていたら手配中の犯人って事が分かったよ。」
「えっ、それ誰なんです。」
「この男だ。」
と、写真を見せる。
「誰なんです、その男は。」
「名前は、坂口幸二郎42歳だ、石川県内で結婚詐欺や女子校更衣室あらしで手配されていた事が分かった、坂口は元高校教師で3年前に体罰と女子生徒に猥褻行為で懲戒免職していた事が分かった。」
「じゃあ、赤いスポーツカーに乗っていた女と坂口は共犯とみて考えられますね。」
「ええ、彼ならやりかねますよ。」
「じゃあ、和倉温泉の毒殺と能登の水死体は彼が。」
「ああ、恐らくな。」
「あの女は必ず現れますよ。」
「ええ。」
「とにかく、坂口を逮捕するか。」
「ええ、奴は必ず現れる筈だからな。」
「ええ。」
「よし。」
そして、坂口は東京都内を歩いていると。
「あっ、坂口。」
「待てー。」
と、高山は追いかけた。
「そこまでだ、坂口。」
「観念しろっ。」
「くそー。」
高山は坂口に手錠をかけた。
「坂口、女と一緒だったな、お前が殺したんだろ。」
「ああ、そうだよ、能登の殺人は俺がやったんだよ、でもよ和倉温泉の毒殺は俺じゃねぇぜ。」
「じゃあ、女を殺したのはお前か。」
「うん、そうさ、でも和倉温泉の毒殺は俺じゃねぇぞ。」
「お前、9時16分に特急「北越5号」に乗らなかったか。」
南は、坂口に言った。
「北越っ、そんな列車に乗ってどこへ行ったか、富山か、新潟か。」
「特急「北越5号」に乗って天野をナイフで殺害しただろ。」
「フン、それも俺じゃねぇぜ。あいつがやったんだよ。」
「あいつって、この女か。」
「ああ、そうだよ。」
「今頃、東京へ帰って行ったよ。」
「その女の名前はわかるか。」
「ああ、名前は小池 美也子だよ。」
坂口の話で、女は小池美也子と判明した。
「やはり、犯人は小池が。」
「ああ、小池は東京から能登へ行っていたんだよ。」
「と言う事は、和倉温泉の毒殺は小池が。」
「ああ、やはり小池が犯人だ。」
「じゃあ、毒殺の後に金沢へ行ったんですね。」
「ああ、そうだ。」
「つまり、小池はこれを利用したって事ね。」
「その通りだ。」
高山は南に時刻表を渡した。
東京発7時00分 東海道新幹線「ひかり201号」に乗車
京都着9時35分 下車
京都発9時39分 北陸本線特急「スーパー雷鳥3号」に乗車
和倉温泉着12時46分 下車
和倉温泉の旅館で被害者を毒殺される。
金沢発9時16分 特急「北越5号」に乗車
天野探偵を殺害
長岡着12時02分 下車
長岡発12時12分 上越新幹線「あさひ310号」に乗車
東京着13時52分 下車
東京発14時09分 東海道新幹線「ひかり19号」に乗車
名古屋着15時58分 下車
名古屋発16時12分 北陸本線特急「しらさぎ11号」に乗車
金沢着19時09分 下車
赤いスポーツカーに乗って和倉温泉に戻る。
スポーツカーを坂口に預ける。
金沢発13時27分 北陸本線特急「加越8号」に乗車
米原着15時27分 下車
米原発15時35分 東海道新幹線「ひかり252号」に乗車
東京着17時56分 下車
東京発21時18分 東海道新幹線「のぞみ303号」に乗車
京都着23時32分 下車
京都発23時58分 北陸本線夜行急行「きたぐに」に乗車
金沢着4時02分 下車
そして、彼女は車に乗って能登へ向かった。
「そうか、小池は行きは「加越」で帰りは「きたぐに」に乗って能登へ行ったんですね。」
「ええ、犯人はそれを利用したんだ。」
「と言う事は、行き帰りは東海道新幹線を利用して行ったんですね。」
「その通りだよ。」
「やはり、犯人はあの女だったんだ。」
「奴は必ず現れますよ。」
「何処なんだ。」
「能登金剛。」
「よし、能登金剛へ向え。」
「了解。」
南と高山達は、パトカーに乗り赤いスポーツカーの行方を追った。
能登金剛
「あっ、入た、小池だ。」
「うん。」
「な、何なの、アンタたちは。」
「鉄道公安隊だ、小池美也子ですね。」
「だから、何なの。」
「あなた、和倉温泉で起きた毒殺と特急「北越5号」で起きた殺人の事で聞きたいことあるんですが。」
「えっ、何言ってるのアンタ。」
「あなたは坂口と組んで殺人を計画していたんですよ。」
「それで、証拠はあるの。」
小池は南に行った。
「あなたは、その女を毒殺し、男を殺害した。」
「そ、そうよ、あいつが許せなかったのよ。」
「あいつは私の彼を盗ったなと、許せなかったから殺人を計画したのよ。」
「じゃあ、3人の殺害をやったのは小池だな。」
「そうよ、みんな私が計画したのよ。」
「つまり、お前は不倫殺人を計画していたんだな、坂口と組んで。」
「新幹線と特急に乗り次いで犯行を行うなんて、あなたもやりそうだな。」
と、南は言った。
「く、くそーっ。」
そこへ、小沢警部と香取刑事たちがやって来た。
「小池美也子、殺人及び死体遺棄と犯行指示の容疑でお前を緊急逮捕する。」
と、香取刑事は小池美也子に手錠をかけた。
「いやー、公安特捜班ご苦労様でした。」
「いいえ、それほどでも。」
「これで、事件は解決ね。」
と、小海は言った。
こうして、能登で起きた連続殺人は不倫殺人と言う残酷な犯行であまりにも許せぬ事件だった。
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劇中の列車時刻は、平成4年の時刻を使用しています