・最近なにがやばいって、貴重な星10評価を使ってくれてる人が多いことなんだよね。ハーメルンに棲んでいるからよく分かる。星9以下も高評価なのホントありがとうございます。感想もたのしく返信させていただいております。
リカちゃんの話によれば、やっぱりゾロは
あの偉そうな金髪が、町で狼なんて放し飼いしてたんだってさ。貢ぎ物のようにエサをくれるから、我が物顔で町を歩くし、あっちこっちで町の人をとっても困らせていたみたい。襲われそうになったリカちゃんをゾロは助けてくれたらしい。
『た、大変だ! あの
『こ、ころされるって!』
リカちゃんのお母さんから、お礼におにぎりを食べさせてもらっているときに、双子の男の子がリカちゃんへ知らせてくれたんだ。あの金髪のやつがたぶん機嫌が悪いままで、大々的に処刑をするって告知をしたみたいだ。
『わ、私のせいなのかな……』
『ううん、リカちゃんはわるくないよ』
海賊だろうが、海軍だろうが、サボが生まれた『あの街』の人だろうが、わるい人はどこにいるものらしくて、力がない子たちは虐げられちゃうんだ。そんな人を決してシャンクスは見過ごさないだろう。だから私たちも。
よしっ、決めた。
この町を私の歌で幸せにしてみせる。
またゾロがいるところに戻ってきたんだけど。
「コビーをよろしくね」
「おう」
「う、浮いてる」
ふわふわと、風の
鳥のように飛んでみたいなって時に思いついたけど、コントロールが難しくて私限定だし、飛ぶよりフワフワするだけだし、まだまだ未完の
よっと。
かわいい靴を慎重に地面へつけていく。
ルフィたちはさっきみたいに腕の伸縮で悠々と先に着地している。
「なんだ、またお前らか……」
「なぁ。やっぱ仲間にならねぇか?」
「このままだと明日処刑されてころされちゃうからさ!」
『こ、これが海賊狩りの……』とビビっているコビーは置いて、私たちは早速勧誘にかかった。ちょっと脅してもあまり意に介していないし、男たちってほんと度胸あるよね。
「今なら3人目だよ!お得だよ!」
「すでに音楽家もいるぞ!!」
「たった2人だけなのかよ!! 麦わらコンビぃ!」
口いっぱいに歯を見せながら、大きな声でいいツッコミだ。
「えー、海賊は歌って楽しいのにー」
「……興味ねぇな」
それにしても、麦わらコンビって、まるでペアルックに見られてるじゃん。いや、これはマキノから貰ったものを被ってるだけだよ。ルフィは麦わら帽子が似合うって言われたみたいに嬉しがってるだけだしさ。私とルフィはただの幼なじみで、えっと。
「にしても、処刑ねぇ……」
いや、それよりもさ。
「ゾロは、夢とかないの?」
「あぁん?」
訴えるように、
「こんなとこでさ、捕まったまま、夢を叶えられないって、そんなのすごく幸せじゃないよ」
私たちもしぬ気で夢を叶えることを目指しているけどさ、こんな
「ん? なんだ?」
「……刀だ。」
そう呟いた。
えっと、刀ってシャンクスに一度見せてもらったな。
ワノクニってとこの物で、とても綺麗だったのを憶えている。
「刀を取り戻してくれたら、仲間になってやる。」
「ししし 約束だからなーー!」
「私たちここで待ってるね~」
「えっ! ルフィさん行っちゃうんですかぁ~」
ルフィは刀を知らないことだし、どうせ基地をあちこち走り回るだけだろう。このかしこいウタちゃんの考えでは、わかりやすい場所ですぐに見つけられると思う。刀ってあんな綺麗なものなんだから、どこかの部屋に飾られているに違いない。
バタバタ、ドタドタ、ドガンドガン、なんかもうすごく騒がしいな。さてはルフィってば、屋上から侵入したらしい。まあよくいたずらでああいうとこには忍び込んでいたし、簡単には捕まらないだろう。
「ど、どこかに隠れてましょうよ」
「そうだな。紅白女、わるいことは言わねぇ」
「紅白女って私のこと? いいでしょ~赤と白! あっ、どうせなら
赤色のほうを指でクルクルいじりながら、髪を自慢する。赤い髪はシャンクスで、白い髪は天使ちゃんで、それぞれそっくりだからお気に入りなんだ。とってもかわいいチャームポイントだよね。
多くの足音だ。
なんとも言えない表情のゾロも鋭く睨んだ。
「ん、どうやらこっちに来たみたいだよ」
「ひぃ~!」
「ちっ、はやくこの縄をどうにかしろ」
50人くらいの海兵たちがこちらへ銃を構えた。おじさんたちは苦しそうで幸せじゃない顔だけど、奥から悠々と歩いて来る大男が原因なんだろうね。
んー、ちょっとピンチかも。
コビーは慌てて縄を
「こいつらか。おれの決定に従わねぇ奴らは」
身長は見上げるくらいだし、日焼けした筋肉モリモリでゴツゴツ、顎には金属のアクセサリーで、たぶんあの人なりのおしゃれをしていた。右手には巨大な斧が一体化していて、日光がギラギラと反射している。
ここのお
「大佐、彼らではありません」
「基地の中への侵入、つまり俺への反逆罪だ」
歯を食いしばりながら、銃を下げることはない。
もし逆らったりしたらその斧は自分たちに向かってしまうから。
「撃たなければ、家族もろともころすからな。」
右手の斧を海兵たちに向けつつ、左手をゆっくりと掲げた。
ほんとイヤなやつ。
「たとえ
「やべぇ!……っ!」
「ウタウタの―――
苦痛な声と、銃声が鳴り響くが、五線譜の
カーテンコールで、たくさんの銃弾は地面に落ちて音を奏でた。
「これが
「チィ、あの麦わら女、悪魔の実の能力者かっ!」
忌々しそうに見てくるし、もしかするとあいつは悪魔の実の能力者とは戦ったことがあるのかもしれない。てか、麦わら女って、まるでルフィの女みたいで……おっと
「お前ら、サーベルに持ち替えろ! 所詮は女一人だ!」
剣を少し震わせながらも、構えて何人かが向かってきた。
コビーは慌てて武器になりそうなものを捜している。
「紅白女、逃げろぉーー!」
「私これでも結構つよいよ?」
全員が本気で向かって来たら分かんないけどさ、手加減してくれるようなら大丈夫だよ。
だってさ。
私は世界最強の
「ウタウタ
さあ、ここからは私がみんなを指揮してあげるよ。
「セット 2拍子
2段斬り、あまり力が入っていないからサーベルを容易く弾き飛ばせた。やっぱり恐怖で従わせても実力は発揮できないよね。大好きな
「テンポ上げるよ! 4拍子♪」
1,2,3,4 これで4人。
さて、みんなが驚いているうちに~
「せーのっ! とつげきぃー!」
「この女、なめやがってぇ!」
ガチーン、刺突を斧で防がれちゃったか。
斧を思いっきり振り上げてくるので、地面を大きく蹴ってバックステップした。
「んー、惜しかったな~」
「ちぃ、すばしっこいやつだ」
すごい威力だ。
いっぱい踏まれて硬くなっている地面が砕けている。
こうなったらもう一段階、