世と隔離された血肉が燃え上がる島の隅で、一匹の
ラルタがハイエナだと称すその姿は穏やかに寝息をたてて、進化の眠りに抗うことなく深淵へと落ちていく。
《告。
身体組成が再構成され新たな種族へと進化します。》
《確認しました。
種族︰
続けて旧個体にて既得の各種スキル及び耐性を再取得...成功しました。》
《新規固有スキル「無限再生・万能感知・魔王覇気」を獲得...成功しました。
続けて、新規耐性「自然影響無効・状態異常無効」「精神攻撃耐性・聖魔攻撃耐性」を獲得...成功しました。
以上で進化を完了します。》
世界の言葉が告げるラルタの進化。
それを静かに聞き続けていた
ラルタの体を抱きとめて、涙を拭って、紡がれない言葉を、押し殺した願いを代わりに...。
《告。ユニークスキル「
《...了。ユニークスキル「
「
───失敗しました。再度実行します。
───失敗しました。再度実行します。
───失敗しました。再度実行します。
───失敗しました。再度実行します。
....................................
...........................
..................
.........
───失敗しました。》
《告。「
途方もない試行の先に、主の願いを叶えることの出来る姿を
それは、極小確率の出来事。無限に繰り返された試みへの褒美。
───何かが割れた音がした。
《......成功しました。
ユニークスキル「
殻を打ち破り、
「
意思なき
進化は続く。
《「
《...失敗しました。
ユニークスキル「
世界の言葉が伝えた失敗を「
そして、受け入れぬ者がもう一つ。
ラルタの中にいたもう一つの“魂”。それは神代誠也が死して世界と世界の狭間で引き寄せたもの。
ユニークスキル「
前世を完全に失った“魂”はラルタの中で新たな今世を得て成長した。
そして今、主のためにその“魂”すらも消し去る。
《ユニークスキル「
「
《再度、「
ユニークスキル「
二つが一つに混ざり合う。
それでも、まだ「
《続いて、「
ユニークスキル「
たった今、リムル=テンペストの
真なる魔王へ至ろうとする者がすぐ側にもう一人いることも、
《...成功しました。
ユニークスキル「
これで、ラルタの進化が完了した。
次にあるのは魂の系譜に連なる者たちへの
しかし、「
リムルがくれた
ラルタの進化はラルタが強くなる為だけにあればいい。
《
個体名リムル=テンペスト、ヴェルドラ=テンペストに配られる
《ユニークスキル「
続いて、「
究極能力「
ユニークスキル「
やっと強欲な
抱きしめていたラルタの体を揺する。ラルタの周辺は今安全ではない。無理矢理にでも起こさなくてはいけない。
《......起きて、
この瞬間、新たな魔王が誕生した。
その者は誰にも見守られることなく進化を終えた。ラルタ=テンペスト、その者が魔王になったことをまだ誰も知らない。
ステータス
名前:ラルタ=テンペスト
種族:屍食精魔邪鬼
加護:暴風の紋章
称号:魔王
魔法:元素魔法、精霊魔法、内撃魔法
究極能力︰叡智之王、悪心之王、繚乱之王
ユニークスキル:背教者
耐性:物理攻撃耐性、痛覚無効、自然影響無効、状態異常無効、精神攻撃耐性、聖魔攻撃耐性
近侍者もとい悪心之王に意思があった理由の説明回も兼ねてます。
全然文字数ないはずなのにめちゃくちゃ大変でした。ルビ振りがキツい...