キーンコーンカーンコーン
きりーつ、れーい。
今日もまた、少女達は中庭へと集まりランチをし終える。
「あああああ〜〜〜!」ガクッ
ご飯食べ終えて一息着いたところで、突如として瑞希が声をあげて項垂れた。
「な、なによ、突然。」
「それがさぁ…この今開催中のゲームなんだけどさー。」
そう言ってスマホ画面をみんなに見えるようにし、それを覗き込むように絵名と奏とまふゆは見る。
「………なにこれ?」
まふゆが残りの2人を代弁するかのように言った。
「えー!知らないのー?今流行りのリズムゲーム、『 プロジェクトセカイカラフルステージfeat.初音〇ク』だよ!?」
瑞希はそういうも絵名達の反応はイマイチ、ピンときていない様子。
「リズムゲームかぁ……私は音楽好きだからダウンロードでもしてみようかな。」
作曲とかは特にしていないけど、音楽に触れることが好きな奏は瑞希をやんわりフォローする。
有り得たかもしれない世界線では奏はもしかしたら曲を作り続けていただろう。…が、至って父は健在であり、今の自分は普通のどこにでもいる女子高校生なのである。
「………でも奏、音楽ばっかり聞いて、ゲーム要素は成り立たなくなるんじゃないの?」
「うぐっ………」
いかにも有り得そうなことを言うまふゆ。
奏は核心をつかれた。
「話を戻すけど、そのゲームがどうしたのよ?」
「それがさ、ボクは無課金でやってて、それなりには頑張ってるほうなのにランキングの変動がすごくて…朝見た時は1万位以内だったのに今や10万位…こんなにも落ちるなんて」トホホ
「はいはい、それは残念。ゲームなんだから、仕方ないでしょ」
「それはそうだけどさー。」プクー
頬を膨らませリスのようにむくれる。
「…………」ツン
「」プスー
まふゆがツンと人差し指で頬を押すと瑞希の口から空気が抜ける。
「あ、そういえば。この前プチプラファンデあるか愛莉と買い物に行ったんだけど、その時に美味しそうなスイーツバイキングのお店があって入って見たら案の定とても美味しかったんだけど、今から行ってみない?」
「なにさ、そうやってさー。ボクの気を引こうとしても無駄だから「あっそ、じゃああんたは来なくていいから」あー!うそうそ!絵名様、ボクも連れてって下さい〜!」
「はぁ、分かったから、大人しくしてよね?」
「…………」マフユノホウチラッ
「…………?」ドウカシタノカナデ?
「……………」ナンデモナイヨ
「それじゃ、しゅっぱーつ!」
「なんであんたが進行してんのよ…まぁいいけど。奏もまふゆもほら行くよ。」
◇
〜休業中〜
「えっ!?嘘っ!?今日休みだったの!?」
「ちょっとちょっと〜、もしかして無駄足だったの?ボク楽しみにしてたのになー?」
「うるさい、大体私だってまだ1回しか来たことないんだから。休業日までは覚えてないわよ!」
「…………奏、大丈夫?」
「……………だいじょばない…」ゼェハァゼェハァ
「……そういえば絵名、このモールの1階にワッフル屋さんがあったけど行ってみない?」
モールの2階にエスカレーターで上がる途中にまふゆは見かけたスイーツ店を試しに言ってみた。
「じゃあそこに行ってみよー!」
「…え、あ、うん。…頑張るよ。」
何を頑張るのだろうか。今の奏の状態は、それほど歩いていないのに疲れきっている感じだ。他の3人はいつものかと思いつつも声援や励ましを送る。奏自身も体力をつけねばとは思っているも面倒臭く、やる気が起きないため保留状態。
そして奏と共にゆっくりとワッフル屋に向かった瑞希一行はそこで驚くべきものを目にする。
「5個入で450円!?」
「…1個あたりが90円だね、本来は1個ずつ買うと税込みで108円だから18円くらいお得だね…。」
「食べ歩きって感じだからひとつ余ると荷物にもなるし、そのひとつを誰が食べるか決めないと、もったいないし…」
「すみません、チョコワッフルひとつください。」
「奏!?」
呼吸を整え注文した奏はまふゆ達の会話を聞いていなかったようだ。
「……あ、ごめん。」
結局それぞれで買って食べた。
「…チョコの甘さとワッフルのザクザク感がいいね。」
「……………瑞希、半分あげる。」
「あ、ありがとまふゆ…でもいいの?」
「うん、今日はあんまりお腹空いてないから…。」
「じゃあ、ありがたくいただきます!」
モグモグ
(この前のこと気にしてるのかな…)アハハ
「今日は休みだったぽいけど、次こそは絶対にバイキングするからね!」
「今度はちゃんと営業日見てよね〜えななん。」
「わ、分かってるから!」
順位変動しゅごい…イベラン勢しゅごい…
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