空母ずいかく194 GREAT GAME~北方有事勃発~   作:特殊作戦群

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発端は此処から始まる・・・・・・


~人事~

護衛艦隊司令部

 

司令官室

 

「来季の人事で一ノ瀬1佐、貴官は[第6護衛隊群]副群司令に就任する辞令が内示されたついては貴官は1佐から准海将補への昇任も決まっている」

 

司令官室に呼ばれた俺、一ノ瀬優希となぜかついてきた木村は

 

「おめでとう!、とうとう副司令官か[お前に補佐してもらえる]なんて[俺も]ついてるなぁ」

 

木村の奴は言いだし

 

「?」

 

?マークが俺の頭に浮かぶ中

 

「一ノ瀬、しらんのか?木村海将補も次の人事で第6護衛隊群群司令官に就任する。つまりはそう言う事だ、ウクライナ侵攻で北方がキナ臭くなる中、北方の守りも重要になる。第6護衛隊群が当面は北方防衛の主軸になる責任は重大だが、貴官ら2人ならば問題はないと[ある人]が推薦し政府も納得した人事だ、引き受けてくれるか?」

 

司令官は言い

 

「ある人?」

 

俺が言うと

 

「お前は命拾いしてるはずなんだがな、[その人]がいなければ[現場に戻る事]は出来なかったんだぞ?」

 

そう言われて俺はピンときた

 

「第5護衛隊群司令の秋津海将補ですか?」

 

言い

 

「正解だ。秋津海将補が副群司令に貴官を推薦した。」

 

言われるも

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

素直には喜べず

 

「スミマセン、司令このタイミングで何ですが・・・・」

 

スッ

 

司令のデスクに[退官願い]を置く

 

「「!!」」

 

木村も司令も驚愕の表情になり

 

「これは・・・・どう言う事か説明してくれないか、一ノ瀬1佐」

 

「おい、ジョークなら笑えんぞ。准海将補に昇格して副群司令のポジションに付くのに退役願いだと?!」

 

2人は言う中

 

「ただ、家族の傍に居て上げたいんです。私は海自で[特殊部隊]や[艦隊勤務」果ては[海自初のファイターパイロット]等とも言われてきましたが幸いにも有能な後進も数多く育っています。ここらが潮時かと」

 

言った。年齢的な問題とかそういう訳でもない。ただ真珠や子供達そして義父母や義妹達と家族の傍に自分も居て上げたいそう思った時に心中に以前に真珠に言われた

 

「もう十分に務めは、義務は果たした」

 

その言葉が浮かんだのだ。

 

「そうか・・・・・残念・・・・だな。我々は1人の優秀な元Sでパイロット経験のある艦長を失くすわけか・・・・」

 

司令は呟き

 

「分かった、退官願は預かる・・・が、上には1週間の間は上げない。気が変わったら言ってくれ。我々もギリギリまで待つつもりだ」

 

言われ

 

「ご配慮ありがとうございます。」

 

頭を下げ

 

「失礼します」

 

司令室を後にするのだった。

 

 

廊下・・・・・・

 

「おい、待てったら。」

 

後ろから木村が慌てて追いかけて来る

 

「待てよ、あの退官願いジョークとかと思ってたのにマジかよ。俺に新しい副群司令候補探せってのかよ!」

 

肩を掴み木村は俺に言い

 

「務めは十分に果たしたよ、義務もな・・・・」

 

言い

 

「空母艦隊の副司令官なんて俺には過ぎた名誉だよ。俺がいつまでもうろついてたら翼や他の連中の芽が出ないだろ?お前も余り居座り過ぎるとただの[老害]になっちまうぞ?」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

木村は何も言えずに、そして俺はその場を後 にしたのだった。

 

 

基地屋上

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

基地の屋上から軍港に係留されている[空母ずいかく]を俺は見ていた。

 

「ホント初陣を勝利で飾ったなお前は・・・・・」

 

東亜連邦の連中はさぞ屈辱に感じただろう、当時を思い出す。あっちこっちで好き勝手やったツケがご自慢の空母の撃沈、艦隊の壊滅、海軍国家を舐めるんじゃねぇよと当時イージス艦[はぐろ]のCIC内部のモニターに映る轟沈していく空母グルシャの最後を見て思ったのだった。そこに

 

「見つけましたよ先輩」

 

「おっ、翼」

 

翼の姿があった

 

「木村先輩が発狂してましたよ、自衛隊を除隊するとかで」

 

翼は言い

 

「話が早いな」

 

頷き

 

「事実なんですか?」

 

「まぁ、1週間の猶予はあるらしいがな、心変わりをするつもりは無からな。お前と一緒に戦えてよかった。此れからはお前の時代が来るぞ」

 

おふざけで言ったのだが

 

「簡単に除隊するなんて言わないで下さい、まだ先輩に習ってない事だっていっぱいあります。特警隊の連中だって先輩に射撃技能や接近戦闘術を習いたがってる連中だって居ます。残って下さい!!」

 

翼にも懇願される。

 

「家族を蔑ろにするわけにはいかんよ。家族の傍に俺は居てやりたいんだ。再就職も考えるとここいらでリタイアしないと永久に自衛隊に残る事になるからな」

 

翼に俺は言い

 

「そう・・・・ですか・・・・・」

 

言うとそのまま横に来て

 

「先輩が副群司令の椅子に座る所を見たかったです。本当に残念です。」

 

俺に言いそして

 

「それと特別警備隊が先輩の除隊を阻止しようと教官として召集しようとしてるとかっても聞きましたよ」

 

言われ

 

「はははは、司令らしいな本当に・・・・・」

 

苦笑する中

 

「奥様の真珠先輩や義妹の日向先輩や菖蒲先輩にも除隊する事は・・・・・」

 

「今日言おうかと思ってる。妻の真珠は勿論のことだが日向や菖蒲も分かってくれるとは思うがね一応は報告しないとね家族だからさ」

 

[空母ずいかく]を見ながら言い

 

「そうですか・・・・・・・・・・・・・今までありがとうございました。」

 

横を見ると翼は俺に敬礼しており

 

「ああ、こちらこそな・・・・」

 

俺も翼に敬礼するのだった。




次回~良き理解者~を予定しています。
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