空母ずいかく194 GREAT GAME~北方有事勃発~ 作:特殊作戦群
自宅
ダイニング
家族で夕食を取る中
「真珠、ちょっとイイかな?」
箸を置き
「うん、どうしたの?」
家族の視線が俺に集まる中
「今後の事を話したくてな」
俺は言うと、真珠は何かを察したのか
「うん」
「俺さ・・・自衛隊を辞めようと思ってる」
告げると
「「「「!!!」」」」
義父母や義妹の日向に菖蒲それにおじい様も驚いた顔をする。
「先の有事以降、何処かで踏ん切りをを付けないといけないと思ってたんだ。子供達の事もある。幸いにもさ有能な後進も育ってる。再就職は心配しないでくれ。自衛隊のツテが結構あるからさ。真珠にもお義父さんにもお義母さんにもそして日向にも菖蒲にも迷惑はかけないですから」
周りを見て告げる中
「優希君、もう一つ言うべき事があるんじゃなか?」
おじい様は言い
「何をですか?」
「ワシは自衛隊にもツテがあるんじゃが、来期の人事で[第6艦隊]の副司令官の任命を打診されてるそうじゃな。それも1佐から准海将補への昇進付けで」
告げられ
「「「「それ本当!!」」」」
真珠らにも言われ
「ああ、本当だ。でも此処らが辞め時かと思ってるよ」
告げると
「本当にそう思ってる?」
真珠に言われ
「私達や子供達の為に何処か無理してないかしら?私は大丈夫よ。お父さんやお母さんにおじいちゃんに妹も居るから。それに貴方が家族を蔑ろにしてない事くらい十二分に理解してるわ」
真珠は言い
「うん、休暇の時は家族旅行にも積極的に連れて行ってくれるし」
日向と菖蒲の2人が言い
「うむ、私が会社の上司の事を愚痴りたいから付き合えと言えばお酒の晩酌にも付き合ってくれる。休日の釣りもな」
お義父さんが言い
「ワシの囲碁や将棋など相手にもなってくれる。儂は逆にしんぱいになるくらいじゃ。貴重な休日を家族サービスに使い過ぎではとな」
おじい様も言い
「娘達との買い物や何処かに行くときは運転してあっちこっちに連れて行ってくれたりとね」
お義母さんも頷きながら言いそして妻の真珠も
「貴方が家族を大事にしてる事は十分に理解してるわ。だからそんなに早く除隊だったりとか再就職とか判断を早まる必要はないわ。それに貴方はスイッチが入れば生粋の自衛官と言う名の軍人じゃない?そのあなたがそれ以外の生き方を出来るのかと逆に心配になっちゃうわよ?」
真珠は言ってくれた
「・・・・真珠・・・・皆・・・・」
俺は感慨深くなった。
「優希君、イイんじゃないか?准海将補に昇格の上で艦隊副司令官に就任、副司令を経験すると言う事はそう遠くない未来に優希君が艦隊を率いる立場になるということじゃしな」
おじい様は言い
「そうね、この子達にも見せてあげたいわね、この艦隊をパパが率いるのよってね」
真珠も娘も真希をあやしつつ言い
「そうじゃな。儂としてはひ孫の真希、優也のどっちかが海軍士官になってくれると嬉しいのじゃがな」
こぼし
「おじちゃん、前にも言ったでしょこの子達の未来は私達が勝手に決める物じゃないって言ってるでしょ!!」
真珠や
「「そうだよおじいちゃん!!」」
日向に菖蒲にも言われ
「むぅ、そうじゃったな。昔の悪い癖がでてしまうな」
言い
「優希君、娘達も孫の面倒も私達が見るからなんも心配せずに職務に邁進してほしいと言うか、家族からまさか将官の人間が出るとは正直思わなかったかなびっくりしてるよ」
お義父さんに言われ
「それはそうね、[准海将補]ですか・・・・海自の准将にあたる階級ですものね」
「空母艦隊副司令官の地位に此処まで若くして就くのも大したことじゃがな」
おじい様は言い
「それで優希、どうするの?私はどっちの選択をしても基本優希の味方だよ?それに稼ぎの心配は何も気にしなくてもいいわ。」
真珠は言いそれに続くように
「お姉、絶好調だもんね。絵画コンクールもそして描いた絵に付く値段も凄いし」
菖蒲は言い
「だから優希が自衛隊を除隊しても私がしっかり稼ぐから何も問題なんてないわ。ゆっくり子供達と過ごしながら隠居生活をするといいわよ」
昔の真珠さんからじゃ想像もできないようなニッコリとした笑顔で真珠は言い
「そうか・・・・じゃぁもう少し考えてみるよ・・・・・」
俺は言うのだった。
「准将・・・・・か、でもなんか凄いね」
菖蒲が言いだし
「そうじゃな。准将官の地位じゃからな。折しも自衛隊では空母は4隻体制に移行しようとしている。有能な指揮官は1人でも欲しいじゃろう、優希君が除隊しようとすれば嫌でも引き留めにかかってくるのが妥当だろうな」
おじい様が言いそこに
「そう言えばさ優希」
真珠が俺に言い
「何かな真珠?」
俺が言うと
「その地位に就くのに優希を推してくれた人とか居るのかしらね?」
言われ
「第5護衛隊群群司令官の秋津海将補が俺を推薦してくれたんだとさ。司令部の総司令に伺ったよ」
真珠に言うと
「尖閣有事の英雄のか・・・・」
おじい様が反応し
「戦後自衛隊初の空母である[いぶき]初代艦長にして現司令官か」
言い
「ええ、責任重大ですがね。」
答え
「第6艦隊は今後は北方の守りを担うとテレビでも言っておったがそうなれば納得の人選じゃな。露助の奴らは今はウクライナ攻めをしとるが一部のロシアのバカ議員の輩が北海道発言をしとるからな。そうなれば北方にも機動対処可能な部隊を置かねばならなくなる。そしてその艦隊の指揮官は必然的に実戦経験者でなければならぬ」
指摘され
「ええ、私もそう考えています。折しも今ロシアは新型空母の建造が進んでいます。艦名ももうテレビで流れてる通り[シビリャコフ]と決まってるようですから」
お茶を飲みつつ言い
「[アレ]はどう見ても日本の[ずいかく]に対抗すべく生まれた艦じゃな。まぁワシとしてはその空母が孫娘婿の指揮補佐する空母に沈められて露助の奴の吠え面かく所が
見たいがの」
茶目っ気に言われ
「はははははははは・・・・・・はぁ・・・」
ため息を付くしかなった。
寝室・・・・・・・・・・・・
子供を寝かしつけ
「・・・・・・・・・・」
寝顔を見る中
「優希、まだ迷ってる?」
真珠は俺に問い
「まぁね。退役してのんびりするのもイイかなって思う所もあるしね。子供達や真珠さんとの時間も作ってやれそうだし」
言い
「此処からわは私個人の独り言だから聞き流して」
真珠は言い始めると
「私は正直さっきどっちの選択をとってもって言ったけれども正直に本音を言えばやめてほしくわないかな。貴方にとって制服の印は誇りなんでしょ、それを簡単には手放しては欲しくない。家族を考えてくれるのは分かるからさ」
そう言うと
「さぁ、寝ましょう、疲れが残ると辛いわよ?」
真珠は俺の腕を取り頬にキスをするとベットにそのまま寝転がるのだった。昨今の情勢そして自身の良き理解者そして守るべき者がいる事・・・・自ずと答えは決まるのだった・・・・
次回~一ノ瀬の答え~を予定しています。