「時間が止まればいいと思っていた」
「今が永遠に続けばいいと思っていた」
「この日常が終わってほしくない」
「いつか終わると分かっていても・・・」
「そんな厨二台詞言っても引退が無くなる事は無いぞ、留年でもするのか」
「ですよねー」
高校三年生で野球部であった俺は所謂最後の夏、夏の甲子園への切符を賭けた地方大会を戦い、そして負けた。
俺の高校野球は終わったのだ。
今は引退した三年のみでの焼肉パーティーの帰りである。
因みに俺は投手で先程俺に対して辛辣な正論を吐いたこいつは捕手だった。
「はぁ、帰ってIS見て寝よ」
「お前本当にIS好きだな、ああいうハーレム物好きじゃないと思ってたんだが」
「ICK兄貴はホモ、はっきりわかんだね」
俺の最近の流行はインフィニット・ストラトスという小説、またはアニメだ。
設定面では突っ込み所満載だが主人公であるICK兄貴のホモ疑惑があったりヒロインがやたら可愛かったりと頭をからっぽにして見ればなかなか面白い。
どうでもいいが俺がオタクの道に走ったのは友人から進められたDies iraeである、永遠の刹那マジリスペクト。
「じゃあ俺こっちだから」
「おう、また学校でな」
友人と別れ、一人家路についていく。
焼肉パーティーが思いのほか盛り上がり時刻は既に22時を回っており辺りは暗くなっていた。
「ここらへん夜に事故多いんだっけな」
ふとそんな事を思い出したのがフラグになったのかも知れない。
俺は暴走トラックに跳ねられた。スイーツ()
「そうだ、熊本に行こう!」
「えっ」
「えっ」
「・・・」
「・・・」
いやここどこだよ、明らかに病院じゃないしこいつ看護師とかそういう格好じゃないし。
「ここは転生の間で私は神ですよ」
こいつ!頭の中を直接!!
「神ですから」
「神なら仕方ないね」
という事はこれは所謂テンプレ転生物という事でいいのだろうか。
「そうなりますね」
「よろしいならばやきうの時間だ、ダルやマー並の大正義投手に俺はなる!」
「あ、転生先の世界と特典はもう決まってます」
ま、まだ慌てるような時間じゃない、野球がある世界ならどこでもかまわないし特典も身体能力系ならおいしいし野球関係無い特典でも努力で幼少時から努力をすれば・・・
「転生先の世界と特典はこちらになります。」
どれどれ・・・
【転生先:インフィニット・ストラトスの世界
特典:神座シリーズの永遠の刹那の能力】
「ファッ!」
「因みに原作介入は確定事項なのでご了承を」
「いやこれ転生先はともかくこの特典はいかんでしょ・・・」
そりゃ神様から見たら大した事ないのかも知れないけど・・・
「いやこの特典下手をすれば私達からしても大した事ありますよ、普通に神の力ですからね」
「だったらなおさらいかんでしょうに」
「特典については私達が決めてるわけではなくその者が望み、その上で相応しい物が自動的に選ばれる仕組みになってますからねぇ」
なんてこったい今日呟いたあの台詞がフラグになったのか。
それとも素で「愛すべき一瞬を永遠に味わいたい」という渇望を抱いていたのだろうか。
「恐らく後者かと、隠れ14歳病ですね」
「やかましいわ」
仮に同じ渇望を抱いていたとしてもあの主人公とは比べるのも失礼な深度だろうしこんな特典貰っても恐れ多くて使えないのだが。
「そういう思考するところが14歳病だと思うのですが、まぁそろそろ転生行って見ましょうか」
神がそういうと俺の足元に穴が開く。
そうなれば当然落ちる訳で。
「ファーwwwwwwwwwwwww」
こんな感じで俺はテンプレ転生を果たしたのであった。
うーんこの駄文