名探偵コナン×相棒   作:餌屋

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ただいま。



3-4「対決」

 

時は呑口がシャンデリアに押しつぶされた所に戻っていく。

 

 

キャアアアアアアアアアア!!!!!

 

 

会場につんざく悲鳴。

会場に戸惑いと困惑、そして突然の惨状に恐怖が伝染していく。

 

 

「皆さんお静かに!警視庁の目暮です!!その場から動かんでください!!」

 

そんな空気の中、目暮が混乱を鎮めようと声をあげる。

 

「あんたらにしてはやけに来るのが早いですなぁ・・・」

 

そう目暮を皮肉るプロ野球球団オーナーの三瓶康夫。

 

「通報があったんですよ・・・今夜ここで殺人があると・・・誰かが呑口議員の命を狙っているとね」

「い、イタズラじゃないんですか?」

 

その場にいたアナウンサーが話に入ってくる。

 

「ほら、例の疑惑で世間的に反感を買っていましたし・・・」

「そうそう、イタズラと事故が重なった事。どうせシャンデリアの鎖が古くなって切れてしまった所に偶然その政治家が下にいてしまっただけですよ。死人が出たこのおぞましい会場に僕たちを留める理由はないかと?」

 

そう目暮に迫る音楽プロデューサーの樽見。

 

「そ、そうですわ!もし殺人だと仰るなら前もってシャンデリアに仕掛けをしておいて、彼をシャンデリアの真下に誘導し仕掛けを作動させるしか方法はありません!」

 

樽見の意見に賛同するように声を上げたのは作家の南条。

 

「しかし見た所どこにもそれらしい仕掛けは見当たりません!もし私達をそれでもこの場にとどめるというならば、きちんとした理由を示して頂きたい物ですわね!!」

「じゃが、実際に呑口君はこうして命を落としてしまったじゃろ?」

「貴方は・・・桝山さん」

 

そこに更に桝山が割って入ってくる。

 

「先日ぶりですな、目暮警部・・・実際にこのような状況になった以上、真相がわかるまで現場にいた我々を留めておくのは全く以て正しい判断・・・しかし、気になるのはその通報。我々を詮索する前に、まずは通報者の事を詳しく教えて欲しいですな。もしかしたらその通報者が犯人かもしれんから・・・」

 

 

「仰る通り。流石は桝山さん・・・この状況でも冷静な思考をお持ちですねぇ」

 

 

「・・・」

「す、杉下くん!?何故ここに!?」

 

そんな中、桝山の発言に続き雑踏の中から杉下が歩み出てきた。

 

「おやおや、あまり驚いていらっしゃらないようですねぇ、桝山さん」

「・・・いやいや、そんな事は無いさ。驚き過ぎて言葉が無くなったものでね」

「それは申し訳ありません・・・驚かすつもりは微塵もなかったのですが」

 

そうしてお互いに『あくまで』自然に目線を合わせる杉下と桝山。

 

「杉下君・・・どうしてここにいるんだね」

「・・・私が連れて来たんだよ」

 

困惑する目暮に甲斐が現れ話しかける。

 

「か、甲斐さん!!」

「いやね、私も部下が居ないと格好つかない時があるものでね。折角だし杉下君達を誘った訳さ。そうだったね?」

「・・・えぇ。このような経験、滅多にない事です。ありがたい限りです」

 

思わぬ甲斐からのサポートに微笑みを浮かべてアイコンタクトをとる杉下。

 

「目暮警部。このような事態になって誠に遺憾であるし、会場にいる各界の著名人の方々にも不安が広がっている。通報者の詳細を含め、出来る限り早急に今回の真相を突き止めるんだ」

「・・・は、はっ!勿論です!」

「勿論、会場の皆さんの対応は私も協力しよう・・・それでよろしいですかな?皆様?」

 

と、甲斐は目暮に絡んでいた参加者の面々に目を向け釘を刺す。

 

「・・・甲斐さんがそこまで言うならば仕方ありませんな」

「はぁ・・・やれやれ・・・」

「・・・さっさとここから離れたいというのに」

 

納得こそしていないが、何も言い返せなくなった一同。

 

「目暮警部、杉下君を君に協力させよう。一刻も早く事件を解決したまえ・・・杉下君。任せたよ」

「は、はぁ・・・了解しました」

「甲斐さん・・・お心遣い、ありがとうございます」

 

目暮と杉下からの礼を受け取ると、甲斐は早速参加者たちを宥めに雑踏へ消えていった。

 

そこで改めて、杉下は桝山に目を向ける。

 

 

 

その先には、こちらを挑戦的な目で見つめ返す桝山の姿があった。

 

 

 

(・・・私の想像が正しければ、今回の犯人は間違いなく桝山さんです。問題は・・・どう犯行を暴くかですが・・・)

 

(・・・こうなってしまっては仕方あるまい・・・杉下右京・・・私のトリックが分かるかどうか・・・お手並み拝見と行こうじゃないか・・・)

 

 

***

 

 

会場外のロビー。

 

(くっ・・・こんなに早く封鎖されるとは・・・!何故警察がここまで早く動けた!!異常過ぎる!!!)

 

アイリッシュはロビー内の柱の陰に身をひそめながら、様子を伺い続けていた。

 

本来、今回の計画の『唯一』の弱点をカバーする為、そしてピスコの脱出のサポートをする為に呑口殺害後、招待客に扮してアイリッシュも会場に紛れ込む予定だったが、明らかに異常なスピードで現れた警察に出入り口を封鎖された為、身動きが取れなくなってしまっていた。

 

(しかも、ピスコからのメールにあった指令もこなせそうに無いとは・・・何故奴がガキの側にいる!特命係!!)

 

そんなアイリッシュが視線を向けた先には、冠城に守られながら会場を後にするコナンと灰原の姿があった。

 

(個人宛に緊急で送られた連絡だから、他の部下にも全く共有できていない・・・まさか、ここまで奴らの策略だとすれば・・・しかし何故ピスコはあの女のガキを秘密裏に確保しろと・・・)

 

そうして次第に3人の姿を見失ってしまう。

 

 

(ピスコ・・・申し訳ありません・・・どうかご無事で・・・)

 

 

アイリッシュはピスコが無事脱出出来た時の逃走ルートの構築にかかる。

 

 

ただ、それ以外に出来る事が無かった。

 

 





ほんっっっっっとうに!!!!

お待たせ!!!!!!!

しました!!!!!!!!!!

2年ぶり!!!!!!!!!!

お久しブリーフ!!!!!!!!!!



餌屋です。こんばんは。

色々この2年とんでもない目にあって来ましたが、何とかハーメルンに戻って来れました。


・・・本当誰か待っててくれたかな(;^ω^)

今回は肩慣らし兼復帰報告でした。
続きはまたお待ちください。



今年の映画もみてきました。
今年もしっかり神作でした。
長野県警は必修でしたね。うろ覚えも多く、見直しておけば良かったと後悔。
後コナンの押しキャラはおっちゃんで決定でした。


それではまた次回。

餌屋TwitterID @esaya_syosetu
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