ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか~金ぴかと白兎~ 作:kejan
ベルの武器を作ってもらおうとするも・・・
ヘスティア
「いつまでそうしているつもりなの?」
僕は今地面に頭をこすりつけている。神友であるタケミカズチが教えてくれた、謝罪とお願い事をするときの最上級の姿勢である『土下座』というらしい。
「君がベル君の武器を作ってくれるまで。」
ヘファイストスはため息をつくと僕に尋ねてきた。
「どうしてそこまでするの?」
「ベル君の力になりたいんだ。今、うちのファミリアの正式な団員はベル君一人だ。ダンジョンでの稼ぎはほとんどファミリアのために使ってくれている。だから、武器や防具にお金をかけられていない。だからベル君に武器をあげたいんだ。」
正直に僕の気持ちを伝えた。
「わかったわ。けど、あなたも手伝いなさいよ。」
「ありがとう、ヘファイストス―!」
瞬間、僕はヘファイストスに抱き着いていた。
「ただし、代金はちゃんといただくわよ。何百年かかろうともね。」
「もちろんさ!!」
ベル
神々の宴から数日が経過した。
今日は怪物祭であり、人通りが多い。
そんな中僕は王様と闘技場へ向かう途中、豊穣の女主人を通り過ぎようとした時だった。
「白髪頭ー!ちょっと待つニャー」
味噌の従業員である猫人のアーニャさんが声をかけてきた。
「これをシルに渡してほしいニャー。」
財布を手渡された。そして内容が省かれすぎていて訳が分からなかった。
店の奥からエルフの店員が現れた。
「それでは省略しすぎです、アーニャ。クラネルさんが混乱してしまう。」
「怪物祭に行ったシルが財布を忘れたから届けてほしいなんて言わなくても伝わるはずにゃ。」
「だそうです。」
「了解しました。じゃあ僕はシルさんを探しますけど王様はどうしますか?」
シルさんを探すのに王様をつき合わせるのは申し訳ない。
「ならば我は一人でぶらつく。また拠点でな。」
そういって王様は一人で歩いて行った。
「じゃあ僕ももう行きますね。」
アーニャさんたちに別れの挨拶を済ませシルさんを探しに向かう。
数分後、僕は後悔していた。
通りには怪物祭を目指す人が多すぎてシルさんを探すのは難しい。
どうしようか悩んでいた時だった。
「ベルくーん!」
神様が走ってきた。
「神様どうしてここに?」
「デートしようぜベル君。」
神様に押し切られてしまった。
ギルガメッシュ
怪物祭
迷宮で捕まえたモンスターを闘技場で見世物にする。
人というものはやはり傲慢な生き物だと思い知らされるな。
とりあえず、祭りなのだから出店などもあるだろう。
退屈するまでぶらつくか。
読んでいただきありがとうございました。