ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか~金ぴかと白兎~ 作:kejan
フレイヤ
「今度は何しでかすつもりや、この色ボケ女神。」
テーブルの対面に座っているロキが尋ねてくる。
質問に答える軽く笑って流す。
「それでどんな子供なんや?」
「きれいだった、今まで見たことのない色をしていた。見つけたのは偶然だった。」
窓から通りを眺めながら答える。通りは人でごった返していたが白髪の少年が走っているのが見えた。
見た瞬間、好奇心がわいてしまった。
「ごめんなさい、急用ができたわ。」
そういって席を立つ。
今日は怪物祭である。どうやって遊ぼうかしら。
闘技場地下
門兵たちを魅了で無力化する。
どの子にしようかと迷っていると大きな銀色のサルが目に入る。
「あなたがいいわ。小さな私を追いかけて。」
モンスターに魅了をかけ同じ神の気配を持つ小さな少女を追いかけさせる。
すべての檻が解放されモンスターが地上に向かって走り出した。
ベル
「ベル君、あーん。」
神様はクレープをこちらに向けて差し出してくる。
「食べられませんよ!?」
恥ずかしさから神様の申し出を断ってしまった。
屋台を転々としながら祭りを楽しんでいた時だった。
「モンスターだー!!」
路地から絶叫とともに銀色の大きなサル型モンスターが飛び出してきた。
サル型モンスターは僕たちを見つけると近づいてきた。
目線から狙われているのは神様だと判断できた。
「神様、逃げますよ!」
僕は神様を抱えて走り出した。
ギルガメッシュ
ベルとヘスティアがモンスターと遭遇したころ、ギルガメッシュがいるエリアでもパニックが発生していた。
近くから戦闘が行われている音が聞こえてきた。
興味本位で様子を見に行く。
気持ちの悪い植物型モンスターと数人の冒険者が戦っていた。
戦っている冒険者に見覚えがあった。
ロキファミリアのアマゾネス2人とアイズとかいう女だった。
「ちょっとあなた危ないから近寄らないで!」
我に気付いたギルドの受付嬢であるエイナが声をかけてきた。
どうやらけが人の手当てを行っているようである。
「貴様、受付から衛生兵にでも職を変えたのか?」
「これもギルドの仕事なんです!」
周囲を見回すとエイナと同じ制服を着たものが数人立っており、避難誘導やけが人の手当てを行っていた。
戦闘に目を戻すとどうやら苦戦しているようだった。
風をまとったアイズの剣が折れてしまった。
どうやら植物型のくせに外皮は硬いようである。
「あ、やばい!」
アマゾネスの片方がモンスターをこちらに弾き飛ばしてきた。
こちらにはけが人や手当を行っているギルド職員がいる。
そして何よりこちらに向かってくるモンスターが気色悪すぎる。
王の財宝を起動する。射出した剣がモンスターを貫き塵となった。
「なんだ思ったより柔らかいではないか。」
手こずっていたからどれほどのものかと思えば、弱すぎて拍子抜けだ。
「あ、あの時の金髪。」
「こっちを気にする暇があるのなら早く片をつけろ。できないのなら我が変わってやってもよいのだぞ?」
少し煽ると3人の動きが変わった。数的優位になったこともあり一瞬で片が付いた。
「やればできるではないか。」
戦闘が終了したことからその場の緊張感が解かれる。
「エイナ・チュール、モンスターはこれで終わりか?」
「まだ向こうのエリアに数匹ってあなたさっきのは何?冒険者ではないんでしょ!?」
「そうか。では我はもう行くぞ。」
「ちょっと!?」
何かわめいているが無視して残りのモンスターのほうに向かう。
我の勘がおもしろいものが見れると告げている。
何が見られるのか楽しみだ。
読んでいただきありがとうございます。