ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか~金ぴかと白兎~ 作:kejan
「神様今帰りました。」
「おかえり、ベル君!」
神様がすごい勢いでタックルしてきた。なぜか半泣きだ。
「王様君が僕をいじめるんだ!」
「黙れ、駄女神!貴様も神というならばこの現状をどうにかしろ!」
王様、確かに拠点は惨憺たるものですが駄女神は言い過ぎだと思います。
「王様、神様も頑張ってくれているんです。ほら、食料の確保とか。」
「たわけ、そんなこと神でなくてもできるわ。」
「しょうがないだろう。神の力は下界では使えないんだから。」
そんな言い合いが続いたがひとまず夕ご飯にすることになった。
最近の食事は、少し豪華だ。これまでは、神様のバイト先の残り物が多かったけど、この前王様からもらったお金のおかげだ。
「さあ、今後のためにステイタスを更新しようじゃないか。」
「貴様にそんなことができるのか?」
「できるやい。」
もっと尊敬しましょうよ、王様・・
背中を出し、ステイタスの更新を行う。王様も興味があるのか、後ろからのぞいている。
ステイタスの更新が終わり転記された紙を見る。敏捷がいつもより伸びてる。ミノタウロスに追い掛け回されたからかな。
あれ、スキルの欄にうっすら文字があるような。
「神様、このスキルの欄なんですけど。」
「ごめん、手が滑ったんだ。いつも通り空欄だよ。」
ですよね。とりあえず、歯を磨いてもう寝よう。明日は、早朝から迷宮だ。
ベルが洗面台に向かった後の部屋
「良いのか?伝えなくて。」
「君、読めるのかい?」
読めてしまった。これも我が体に宿る神の力のせいか。
情景一途(リアリスフレーゼ)
早熟する。
思いが続くする限り効果は持続し、思いの丈で効果は向上する。
「知らないほうがいいと思ってね。あと、知らない女に変えられたのが悔しくてね。」
「貴様は・・だが、我も伝えないのは正解だと思うぞ。」
「君が僕に賛同するなんて意外だよ。」
「なに、そのほうがおもしろくなりそうだからな。」
笑いながら寝床へ向かう。
早朝
目を覚ます。あれ、毛布の中に誰かいるような。何だろう、やわらかい・・・って神様!?寝ぼけちゃったのかな。起こさないようにそっと起き上がる。
手早く身支度を整える。
「行ってきます、神様」
静かに戸を閉め迷宮に向かう。
ベルがダンジョンへ向かうのを感じたギルガメッシュは体を起こす。さて、今日は何で暇つぶしをしようか。
「ベル君のあほー・・zzz」
全くこの駄目神は。こんなものが神だと、笑わせる。
ひとまず、まだ早い。もうひと眠りするか。