エロゲー世界で悪役に転生したので、自分だけのヒロインを見つけます 作:グルグル30
ゲームでのフレイのメイドである一禍はかつてフレイに救われた経験がある。
フレイが市場に出掛けたとある日に馬車の前で倒れた子供が一禍なのだ。
二人目のレシリアが生まれた事で両親の愛を感じられなくなったフレイは、忌み子として世間から嫌われる一禍にシンパシーが湧き、周囲の反対を押し切って彼女を助け自らのメイドにするのだ。
一禍はそれに恩義を感じており、フレイの忠実な手駒として活動を開始する。
忌み子が持つ闇の魔力を使用して、様々な暗躍を行う手伝いをするのだ。
だが、そんな風に忠義を尽くしていた一禍も、アレクに負けたことでおかしくなったフレイが失踪することで、路頭に迷うことになってしまう。
シーザック家もフレイに忠義を尽くしていた忌み子の一禍は邪魔者で、レシリアに災いを呼び出されない為に、そうそうに屋敷から追い出されてしまうのだ。
シーザック家を追い出された一禍は、失踪したフレイを探そうと各地を巡るが、その過程で闇魔法を操るカルト教団に狙われることになる。
そのカルト教団はかつての忌み子が闇魔法を使って、自身を神とする形で作り出した集団であり、これまでの忌み子迫害の元凶だった。
彼らは教義に従い、忌み子を神に……生け贄とするために付け狙っており、その過程でフレイのメイドが忌み子だというのを聞いて、その身柄を確保するために動き始めていたのだ。
謎の集団に襲われ、闇魔法で洗脳された周囲の者や知り合いに殺され掛ける日々、そんな中で窮地に陥った一禍を救ったのが、我等がヒーローアレク君だ。
アレクに助けられた時、フレイに助けられた時のことを思い出す一禍。
だが、直ぐさま助けた相手がフレイ失踪の原因であるアレクだと知り、一禍はアレクへ助けたことに対する感謝は口にするものの、助けは借りないとその場を後にして去ってしまう。
それを見たアレクは謎の組織に襲われる一禍のことが心配になり、ストーカー紛いにその後を追跡し、何度も彼女を救うのだ。
フレイへの恩義から何度もアレクを拒み続ける一禍。
だが、何度も助けられることでアレクへの恩義も積み重なっていく。
そうして二つの忠義の狭間で揺れ続ける一禍であったが、フレイがカルト教団に浚われてしまったことを知る。
直ぐさま助けるためにその教団に襲撃を仕掛けるが、フレイは既に拷問の末に殺されてしまっていた。
大切な主君を自分のせいで失い呆然となる一禍。
やがて彼女の心には憎悪が宿り、カルト教団を殲滅する決意をする。
だが、カルト教団は強大で自分一人では倒すことができない。
故に一禍は仲間を得ることにしたのだ。
忌み子である自分に味方してくれるのは、フレイが居なくなった今、もはやアレクだけ、だからこそ彼を絶対に仲間に引き入れなければならないと考えた一禍は、彼の前で己の肌を晒す。
これはフレイの復讐の為にすることだ、彼に惹かれてすることではないと、既にアレクに向き始めていた自分の心を偽って、彼と体を交わすのだ。
――そう、すなわち寝取りである!
言い訳をしながら余所の男に寝取られるとか、何処のエロゲーっていう感じだが、前にもいったがインフィニット・ワンはエロゲーなので仕方ない。
忠誠心溢れるキャラを寝取るというこの所業は、まるで敵組織の女幹部をものにするかのような愉悦感があり、唯一の黒髪の美人ということもあって、原作でも一禍は特に人気が高かったキャラなのだ。
そうやってフレイの為だと言い訳をしながら、敵と戦うための駄賃だと、アレクに身を捧げ続ける一禍。
その中で、アレクもそんな一禍の心境に気付いたのか、ほくろを舐めたり、アブノーマルなプレイを要求するなど、積極的に一禍を攻めるようになる。
やがて、一禍もそれに堕とされていき……。
カルト教団の殲滅に成功し、フレイの復讐が成った時、一禍はアレクに向かって言うのだ。
「今までずっと自分を偽ってきたけど、もう無理です。私はアレクのことが好き、だからこれらもずっと一緒にいてください」
それを聞いたアレクは笑顔でこう返す。
「俺もお前の事が好きだ。だから、これからもずっと一緒に居るつもりだ。……だけど、報酬は貰うぞ」
そう言って一禍を押し倒し、カルト教団の本拠地でおっぱじめる二人。
今までと違い、本心から愛し合うことを楽しむ二人のCGと、声優の迫真の演技の後にエンディングに入り、二人は密やかに幸せに暮らしましたと後日談が入って一禍ルートは終わるのだ。