エロゲー世界で悪役に転生したので、自分だけのヒロインを見つけます   作:グルグル30

32 / 132
今回の話は結構エッチな感じになっているのでご注意ください。


エロゲスライム

 

 そんなこんなでダンジョン内に入った俺達。

 昨日と打って変わって先頭を歩くのはエルザだった。

 

「おい! 後衛職なんだから、後ろにいろよ」

「変態なんかの命令は聞かないわ」

 

 俺が後ろに来るように命令しても、何を怒っているのか、エルザはそう言い返し、言うことを聞かずに前を歩き続ける。

 

 正直、俺としては何故エルザが怒っているのか理解出来なかった。

 仮に俺と来幸がそういう関係だったとしても、エルザには何の関係もない話なのに、なぜああも怒りを露わに出来るのか。

 

 それほど令嬢に取ってエロ関係はNGなのか?

 

 そんなことを考えながら歩き続ける。

 周囲には魔物の気配はないため、一応エルザが前に出ていても、特に問題は無い状況が続いていた。

 

 そんな中でクレアが唐突に何かに気付いた。

 

「あ、まずっ……! 足下にトラップ!」

「え?」

 

 クレアのそんな言葉にエルザは振り返るが、その時に床ががこんとへこみ、何かの装置が起動した音が発生する。

 

「と、トラップって……! きゃあああああ!」

「す、スライムだと!?」

 

 俺達の目の前で天井からスライムが落ちてきて、それはエルザに纏わり付き、触手で彼女のことを持ち上げた。

 

「な、なにこれ!? ヌメヌメして、きゃ! やめて!」

 

 エルザに纏わり付いたスライムは触手でエルザをなで回し始めた。

 俺はそれを見て理解する。

 

 クソ! エロトラップだ!

 

 エルザルートで数々の攻略対象やメインキャラを餌食にしてきたエロトラップ。

 最もポピュラーなそれである触手スライムが現れたのだ。

 

「あん! ちょ、ちょっと……」

 

 エルザに取り憑いたスライムはエルザを嬲る。

 触手が上着の中に入り、胸を撫でられたエルザは、普段の勝ち気な態度からは見られないような艶声を上げた。

 

「……ん! あん! ダメ! 止めて!」

 

 自分がされていることがどんなことなのか理解したエルザは、青い顔になりながらそう制止の言葉を口にするが、そんなことではエロゲスライム君は止まらない。

 やがて、エロゲスライム君の触手は、太ももから、その奥、スカートの中へと向かおうとしていた。

 

 それに気付いたエルザは叫ぶ。

 

「ダメ~! そこだけはやめて~! っ!? もごもごっ!」

 

 己の純血を守るために叫んだエルザだったが、エロゲスライム君の触手がその口の中へと入り、叫び声を上げるのを封じる。

 そして、それを見て俺も本気で焦っていた。

 

 やばいやばい! マジで洒落にならない!

 

 貴族のご令嬢であるエルザの純血を、俺がリーダーをしているダンジョン攻略中にスライムによって失われましたなんて大失態だ。

 下手をすれば責任を取って、エルザと結婚しろと言われかねない。

 俺からして見れば、何としてもエルザの身を守らなければいけなかった。

 

「っち!」

 

 俺は転移でエルザに近づき、そしてエルザを引っ張るように使む、そして再度転移を行ってスライムから逃げようとするが……。

 

「クソ! やっぱり付いてくるか!」

 

 俺の転移と同時にエルザに引っ付いたスライムも転移した。

 俺の転移は、俺の触れている対象を同時に転移させてしまう。

 

 これが床や地面などの固定されているものなら別だが、一緒に転移した人物の服も同時に転移されるように、エルザに体に纏わり付くように、付着したスライムも転移対象となってしまっていたのだ。

 

 俺は急いでエルザの太ももに取り憑いていたスライムを切る。

 だが、そこから先のスライムの触手は動かなくなったものの、直ぐさま元の触手の方から新たな触手が伸びてきた。

 

 相性が……悪すぎる!

 

 魔法が使えればこんなスライム焼き払えるのかも知れないが、あいにく俺はまともな攻撃魔法を使えない。

 どうしたものかと思っていると、焦ったようにクレアが叫んだ。

 

「そこにもトラップが!」

「なに!?」

 

 俺が驚いたその時、スライムの体がそのトラップを踏んでしまう。

 それによって、足下に大きな穴が空いた。

 

 敵が踏んだトラップに巻き込まれるとかクソゲーかよ!

 

 俺は思わずそう思いながらも逃げるために視線を上へと向けるが――。

 

「な!?」

 

 それを塞ぐように触手が目の前に現れた。

 俺の転移は場所を視認出来ないと移動出来ない!

 エルザのようにスライムに取り込まれながらも俺は叫んだ。

 

「最初のポイントに戻ってろ!」

「フレイ様ー!!」

 

 仲間達の俺を呼ぶ叫び声を聞きながら、俺達は深い闇へと落下していった。

 

 

☆☆☆

 

「ぐ……生きているか……」

 

 地面へと落下した俺は痛みに呻きながらもそう口にした。

 かなり高い位置から落とされたが、スライムがクッションとなったおかげで、俺達は無事だったようだった。

 

「此奴はさすがに死んでるか」

 

 その代わり、地面に叩きつけられたスライムは魔石へと変わっていた。

 俺は強敵が死んだことを理解し、ほっとしてその場に座り込む。

 

「あれ……? ここは……?」

 

 するとエルザが意識を取り戻したのかそんな言葉を口にする。

 

「あの後、別のトラップが発生したらしい。それで俺達はあそこから落ちてきたみたいだ。幸い、あのスライムは落下の衝撃で死んだようだからもういないぞ」

 

 俺がそう言うとほっとした表情をするエルザ。

 そして自分のスカートの中を確認し、安堵したように一言呟く。

 

「よかったパンツの中まで入られてない……」

 

 俺は何と答えたらいいか分からないその言葉を無視してエルザに近づいた。

 

「あ……、なにをするの?」

 

 何故か顔を体を火照らせたエルザがそう言うので、俺はエルザの腕を握ってその目的を伝えた。

 

「上に戻るための転移をするんだよ……と言うわけで転移! ……あれ?」

 

 だが、魔道具を起動させたのに転移が発動しない。

 それどころか、マナもオドも引き出せない感覚があった。

 

「な、なぜ……そうかエロゲスライムの能力封じか!?」

「エロゲ……?」

 

 エルザは聞き慣れない言葉に首を傾げているが、俺としてはそんなことを気にする余裕はない。

 現在がどれだけ危機的状況にあるかを理解したからだ。

 

 スライムという存在は、登場する媒体によって強さが変わる。

 ゲームなどだと雑魚敵の一角だが、TRPGやダンジョンものだと、相手に絡みついて溶かすなどエグい技を使う強敵となる。

 そんな中でエロゲでのスライムとは最強の存在を意味する。

 

 古今東西、様々な凌辱ゲームでスライムは、圧倒的な力を持った主人公達を捕らえて、散々触手で嬲り辱める強さを持つ。

 それはこのインフィニット・ワンでも変わらず、どれだけの強者である攻略対象であっても、このエロトラップにかかってしまえば、凌辱の対象となり、情けなくも喘がされてしまうというのが、このダンジョン攻略で他のキャラ達を連れてこられることの魅力の一つでもあったのだ。

 

 実際にそんな状況になれば魔法なり身体強化なりで無理矢理スライムを引き剥がせると思うだろう。

 だからこそ、エロゲスライムにはそんな強者達の力を封じ、自らの触手の中に取り込ませ続けるための能力封じの力があるのだ。

 

 それによって俺の魔力が封じられてしまった。

 恐らくは暫くの間は転移どころか身体強化も使えない。

 

「クソ! 厄介だな……どうするか」

 

 俺がそうやって考えているとエルザが俺の服を引っ張った。

 

「ん? どうしたエルザ?」

 

 俺がそう言って振り向くとエルザは体を火照らせて言う。

 

「何か体が熱いの……それにお腹の下がじゅくじゅくするの」

「――は?」

 

 俺は思わず唖然として、そんな声を返してしまった。

 そうしている間にエルザは、何処か呆けたような表情で、俺の足を自分の足で挟み込み、そして股を擦り付けるように動かし始めた。

 

「お、お前――」

「ん……! こうすると気持ちいい……」

 

 間違いない!

 此奴、エロゲスライムの媚薬効果を完全に喰らっている!

 

 エロゲ世界で最強の存在であるエロゲスライム君は、能力封じでどんな相手でも捕らえられるだけでもなく、捕らえた相手が、どんな堅物な存在であろうとも落とす為に、その相手を興奮させる媚薬成分まで発揮することが出来るのだ。

 

 俺がその状態に陥っていないことから考えて、恐らくスライムの触手が口に入ったことが原因なのだろう。

 エルザは完全に媚薬の影響で興奮状態に陥っていた。

 

 クソ! ただでさえ、快楽に対する防御力がゼロなのに!

 

 エルザはアレクのエルザルートで簡単にエロ落ちマゾ化するやつだ。

 媚薬なんて喰らったらそれはイチコロだろう。

 

「あっ、んっ……。はぁはぁ……」

 

 俺の足を勝手に使ってどんどん息が荒くなるエルザ。

 さすがにこれは不味いと俺は無理矢理足を引き剥がした。

 

「あ、待って……」

 

 エルザが追ってこようとするが俺はそれから逃げる。

 

「俺の足を勝手に使わないでください」

「でも、体が熱いの……! 気持ちよくなるとそれが消える気がするの……!」

 

 なんとも言えないこの状況。

 どうやら、エロゲスライムの媚薬にやられたら、一度発散しない限り、エロい気持ちが収まらないようになるらしい。

 

 何て極悪な能力なんだ……! 俺は飲まないで良かった……!

 

 エロゲにおけるスライムの最強さに思わず戦きながら俺はそう考える。

 そして事態を解決するための方法をエルザに言った。

 

「……別に俺の足を使わなくても自分の手でその場所を弄ればその……き、気持ちいい状態は続けられますよ。俺はあっちに行ってるんで気にせずやってください」

「自分の手で……?」

 

 俺の言葉を聞いたエルザは恥じらいもなくスカートを引っぺがした。

 そのせいで完全にパンツが外から丸見えの状態になってしまっていた。

 

 エロゲ媚薬で完全に恥じらいが飛んでやがる……!

 

 俺が正気に戻った後が怖いなと思っているとエルザの口から艶声が響く。

 

「ん……! あん! あっ! き、気持ちいい……! あん!」

 

 パンツの上からその部分を弄っていたエルザは、何を思ったのか自らパンツをずりっと膝部分まで下ろして外した。

 

「ん! もっと! 強く!」

「んな!?」

 

 いきなり脱ぐとは思っていなかったため、思わずパンツを脱ぐ場面を目撃してしまい、パンツの中にあった湿っているその部分と、その湿り気によってパンツが糸を引くようにして繋がっているのを目撃してしまう。

 

 童貞である俺に取っては、完全臨戦態勢とも言えるような、濡れまくった女性のその部分を見るのは初めてであり、そこを手で弄り始めたのもあって、そうそうに目を反らして逃げるように駆け出す。

 

「あん! あん! あ……! んっ! あああ、くる! ダメ! ダメ~!!」

 

 エルザのその言葉とともに絶頂したエルザから潮が吹いた音がした。

 俺が恐る恐るエルザのいる方へと戻ると、そこには、パンツを膝まで下ろした状態で、自らのその部分に手をやりながら、足下を水たまりのように濡らし、気持ちよさそうな顔で気絶するエルザの姿あった

 

「どうしよ……これ……」

 

 どう対処しても絶対に問題になる。

 俺は頭を抑えながら必死で対応策を考えることにした。

 




 病み墜ちして野獣になったヒロインと、エロゲ設定が猛威を振るう! ということで、二話前とこの話はかなりエッチな感じとなりました。
 これから先もちょいちょい、こんな感じのエッチな話が入ってくると思うので、苦手な人はご注意ください。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。