①荒リゼ
サラサラとした髪に高そうな櫛を通し、丁寧に丁寧に髪を撫でる。
その金の長い髪の持ち主であるリーゼロッテは、嬉しそうに髪をとかされている。
「珍しいですねぇ。荒島さんが私の髪を手入れしたいなんて」
「あァー、そうだなァ。...それにしても、お前髪すげェな。引っかかる気しねェ」
「手入れには気をつけてますからねー」
「そうか...まァ戦う時気をつけろよ」
「へ?なにかあるんですか?」
「なにかあるって...単純に捕まえる事のできるパーツが増えるだろ。髪引っ掴まれてボコボコにされたら笑えねェし俺も悲しい」
「ヒュッ」
「...ま、まァそんな事にはさせねェよ。やってもらう事にはなるだろうが今ではねェ」
「...た、頼みましたよ荒島さん!ヴィルヘルミーナも大丈夫なんでしょうか...」
「あァ、あいつなら近接の時はヘルメット被って髪纏めて装備の中に入れてるぞ」
②荒静
「お前って俺の事大好きだよな」
「...確かに」
「否定しねェのか」
「思い返せばそう思われても不思議でないし、別に嫌いという訳じゃないからね」
「そうかよ」
「君は?」
「あ?」
「...君は、僕の事好きかい?」
「バァーカ。嫌いだったら話してるかよ」
「...ふふふ」
③リゼ荒
「んふふふ〜」
「...」
「んふふふふふ〜」
「誰だ未成年飲酒させたのはァ...」
あぐらを書いた荒島の膝と腕に陣取り、 下ろした荒島の頭を撫で、首筋にキスの雨を降らしまくるリーゼロッテ。
「んふぅ〜...あらしましゃーん...ちゅ、ちゅ」
「あー、もう。後で死にたくなっても知らねェぞバカ」
「死にたくなんてなりませんよぉー♪えへへへへー」
この後布団に引きこもった
④
「疲れた」
「...ヘェ」
そんな言葉を吐いた男装の麗人、劉静。
本を読んでいた荒島は、興味なさげに相槌を打つ。
「疲れた」
「そうか。風呂入って寝ろ」
「君な、こんな美女が腕を広げてるんだぞ。しかも僕は君の親友だ。抱きしめて労うのが当然じゃないのか」
「てめェなんだ、赤ちゃんか?」
「早くしたまえ」
腕を広げる劉を見て、荒島は本を閉じて劉のそばに行き、その細い腰と肩に手を回す。肩を軽くポンポンと叩きながら言葉を口にする。
「なんかあったか」
「...君、手馴れてるな。隊長にもこういうのやってるのか?」
「リーゼロッテは関係ねェだろ。お前に聞いてんだ」
「...あー、はは...。...昔、中国にいた頃の事を思い出してね。なんでもないんだけど、...君にこうされたかったんだ」
「...趣味悪ィなお前」
「...抱きしめてくれるのはいいが、君ぴくりともしてないじゃないか。男かそれでも」
「ちょっと優しくしたらこれだ!マジ死ねお前!」
「やーだ!僕はもう君から離れないぞ!このまま寝ようぜ!」
そう言って荒島に抱きつき、自分の足を荒島の腰に絡ませる。
「ふざけんなエリーちゃん呼んでやるからなシバかれろカス女!」
「君僕と一緒にいる時に他の女の名前出すなよ!いつでも君の初めて全部奪えるんだぞ僕は!」
「だァァァァやめろてめェェェェ!!」