荒島 真己のスキキライ   作:平均以下のクソザコ野郎

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正直に言えば勝手に設定生やして良かったのかと思う


ナカヨ・スギ

「叶先生、この音波についてなんですが」

「ん、どれ...」

 

「叶先生!やっぱりあの怪獣の皮膚から採取できました!これで麻酔をもっと強く出来ますし体の負担を減らせますよ!」

「本当かい荒島君!よくやったぞ!」

 

「叶先生、レポート提出に参りましたー」

「見せてみなさい。...ふむ。これ田中くんのレポートじゃないか!?ちょっと田中くん!?いくら忙しいからって代わりに提出させない!」

スンマセーン

 

「叶先生はなに食いますか!?俺取りましょうか!」

「すまない荒島君。君の盛り方は些か私の胃腸に厳しい。そんな盛り方ではご飯だけで腹が膨れる」

 

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ーーー

 

「叶先生と荒島さんってば仲良すぎませんか?」

「んぶふっ」

「ブハッ」

 

昼の食堂。

八木 夢乃は突如そんなことを言い出し、前田 力也とシゲタをむせさせる。

 

「...や、八木。どうしたんだ急に」

「そうですよ八木さん。今更そんな」

「夢乃でいいですよ?そんな事より今はあの2人組です」

 

そう言うと、八木はオムライスを食べていたスプーンで、互いに食事をとっている荒島と叶、リーゼロッテを指す。

 

「...擬似家族か?」

「シゲタさん!?」

「やっぱりそう思いますよね?」

「夢乃さん!?」

 

そんな3人のやり取りが聞こえて来たのか、3人の席を背に食事をしていた荒島がその後ろを向いて話しかける。

 

「?お前らなに話してんだよ?さっきから。気になってしょうがねェじゃねェか」

「え?...あー、その」

「お前と叶先生が仲良すぎないかって話だよ。教え子で助手だとは聞いていたが」

「(...正直ナイスですシゲタさん)」

「...あー、えぇ〜...」

 

シゲタの一言に考え込む荒島。そんな彼に声をかけるのは叶だった。

 

「...ふむ、荒島くん。説明してあげたまえ。彼らにならいいだろう。弘原海隊長も、ヴァルトシュタインくんも知っている事だ」

「あ、いいんですか?」

 

そのやり取りに困惑の表情を浮かべる3人。

 

「え、リーゼロッテ隊長も知ってるんですか!?」

「えぇまぁ...あのゴリラ司令官も、ついでに駒門隊員も知っているはずです」

「...で、なんなんだその"知っていること"ってのは」

 

シゲタが荒島に聞く。

 

「あぁいや、大した話でもないんだよな。俺と叶先生、義理の親子なんだよ。俺親ナシらしくてさ、亡くなった母さんの言伝で叶先生に引き取られた…みたいな?」

「...あぁ。それで合っているとも。正確には私くらいしか面倒を見れる人間がいなかったからだがね」

「...ほーぅ...そりゃ嫌な事思い出させちまったな」

「何年前の事だと思ってんだよ...」

 

「そうだったんですね!...じゃあリーゼロッテ隊長はなんでそのことについて知ってるんですか?やっぱりその、階級権限的な?」

「違いますよ!?あれは...」

 

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私はいつものように荒島さんを連れて、服を見に行ってました。

 

【...ん?ちょっと待ってくださいね】

 

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「ヴァルトシュタイン隊長って荒島さん連れて服見に行ってるんですか?」

「え?そうですけど...」

「いっつも連れてかれてるけどおかしなとこあんのか?」

「「...」」

 

顔を見合わせる八木と前田。

 

「...あっ、まぁ、ふーん...」

「どうぞ、続けてください」

「えっ、なんですか...?」

 

ーーーーーーーーーー

 

...まぁ、服を見に行ってたんですね。色々着せ替えとかしながら、ある程度買って。で、ベンチに座ってどうしようかと悩んでいたら、

 

「あれ、荒島君にヴァルトシュタイン君。何してるんだい?」

「叶先生!」

「あれ、こんな所に来るなんて随分珍しい感じしますねぇ。どうかされたんですか?」

「あぁいや、つい先日スポンサーの方から映画のチケットを3枚ほど譲って貰ってね。これから映画を見に行くんだが…君たちもどうだい?」

「いいじゃないですか!行こうぜリーゼロッテ」

「はいはい。荷物持ちはお願いしますよ?」

 

とまぁ、そんな感じで映画を観にいったんですよね。

 

「それにしても、荒島君がいて助かったよ」

「?なぜです?」

「いや、この映画のおまけがサイズにしては結構力の入ったジオラマでねぇ」

「叶先生、ジオラマお好きでしたもんね。お部屋にも飾っていたんじゃありませんか?」

「ジオラマですか...え?それが荒島さんとどう関係が?」

「うん。それ親子じゃないと貰えないんだよ」

「なるほど。....なる、ほど?え?」

「あっ」

「えっ荒島さんと叶さんって親子なんですか?血の繋がりあり?」

 

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「...と、言う感じで知ったんですよね」

「...あの、叶先生随分と軽く発表しましたね...」

「いや正直あの時は本当にあのジオラマキーホルダーが欲しかったんだよ...だからダメな大人を見る目で見るのはやめてくれないかな前田くん...」

 

八木はその話を聞き、突如机に突っ伏す。

 

「あーリーゼロッテ隊長彼氏いていいなー!!欲しいなー私も彼氏!」

「なに言ってるんだ、夢乃」

「だってショッピングして映画見てって完全にデートじゃないですか!もうナンパあしらうのヤダーッ!」

「しょうがねぇなぁ、今度の休みに前田連れてどっか行ってこいよもう...」

「あれっシゲタさんに僕の休みが潰された気が...」

「お前も15だろうが。ちったぁ青春でもなんでも楽しめよ」

「えっいいじゃん前田くん遊ぼうぜ私と!原宿でもなんでも見に行こ!」

 

今日もBURKは平和である。




昼食のメニュー
=前田:肉じゃが定食
シゲタ:親子丼
八木:オムライス

荒島:カレーライス(らっきょ付き)+サラダ大盛り
リーゼロッテ:カルボナーラ
叶:カレイの煮付け定食

苗字問題
=荒島姓は本人の強い希望で残しており、役所でも「叶」ではなく「荒島」で処理されている。

買い物=レディースに入る時は一瞬強い抵抗を示した。が、服を見る際はリーゼロッテに似合いそうな服を積極的に選ぶ。

映画=端的に言えば『のぼうの城』のような籠城もの。
主人公側のキャラが全員死ぬが、爽やかささえある終わり方に3人の情緒は不安定に。部屋に帰ったらおいおいと泣いた。特典のキーホルダーは主人公たちの城。

八木と前田=本当に行ったらしい。秋葉原と原宿で遊んで帰った。デート経験も原宿経験もないので書けない。誰か書いてくれ。

荒島の過去=虚偽あり。
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