上越新幹線・特急「いなほ」庄内捜査行   作:新庄雄太郎

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次の日、南と高山は庄内へ向かった。


第2章 高山・庄内へ

次の日、高杉班長の命令で南と高山は午前7時36分発の上越新幹線「あさひ1号」に乗って庄内へ向かった。

 

「主任、庄内へ行くには上越新幹線と羽越本線を利用するんですよね。」

 

「ああ、そうだ。」

 

「まず東京から上越新幹線「あさひ」に乗って、新潟から特急「いなほ」に乗れば3時間33分で行けれるのだよ。」

 

「なるほど、上越新幹線で行くと庄内へは近いって事だね。」

 

「その通りです、主任。」

 

「なるほどね。」

 

「新潟から発車する特急「いなほ」に乗ると白新線を経由して羽越本線を通って庄内へ行くんだ。」

 

「ほう、新潟から特急に乗り換えるのか。」

 

「そうです。」

 

9時16分、上越新幹線「あさひ1号」は定刻通り新潟に到着した。

 

「ここからは、特急に乗り換えればいいんだな。」

 

「うん。」

 

南と高山は新潟駅から羽越本線経由の特急「いなほ3号」に乗り込んだ。

 

ファーン!。

 

9時24分、南と高山は特急「いなほ3号」秋田行に乗って庄内へ向かった。

 

特急「いなほ」は新潟から、羽越本線・奥羽本線を経由して運転されている特急であり、庄内・秋田・青森へ向かうL特急である。ヘッドマークには田んぼに稲の穂が描かれている、南と高山が乗ったL特急「いなほ3号」は新潟を9時24分に発車し、途中停車駅は村上、鶴岡、象潟、羽後本荘、終着秋田へは12時51分に到着する。

 

「見えますね、日本海が。」

 

「うん、車窓を眺める日本海はいくら見ても飽きないくらいだよ。」

 

「ええ。」

 

11時03分、特急「いなほ3号」は鶴岡に到着した。

 

「どうもご苦労様です、私は山形県警・捜査一課の目黒警部です。」

 

「東京中央鉄道公安室の南です、こちらは高山直人。」

 

「お噂は聞いています、どうぞ宜しく、さぁ、お乗りください。」

 

と、南と高山は山形県警のパトカーに乗り、所轄の鶴岡警察署へ向かった。

 

「一昨日から、庄内方面で強盗傷害が連続して起きてることが3件わかりました。」

 

「ほう。」

 

「うち2件は酒田署管内で起きていて、先週起きた鶴岡の事件は警官が発見したところ、警官が襲われ、警察拳銃を奪って逃走した事が分かったんです。」

 

「なるほど、酒田と鶴岡で強盗か。」

 

「警官の銃を奪ってるって事はなおさらですね。」

 

「ええ、何をやらかすかわからんぞ。」

 

「それで、東京の方では情報はありますか。」

 

「はい、湾岸署管内で行方不明の女性がこの事件に関係している可能性があるんです。」

 

「えっ、その人っていうのは。」

 

と、目黒警部は驚いた。

 

「この少女です。」

 

「おう、この女か。」

 

「はい。」

 

「確か、お兄さんは確か酒田に住んでいるですよ。」

 

「えっ、この女の兄が酒田に。」

 

「ええ、実は酒田署管内で行方不明になっていた事が分かったんです。」

 

「何ですって、この女が事件の証人。」

 

「はい、山形県警ではこの3件の強盗殺人の証人として行方を追っているんです。」

 

「それで、その女の名前は。」

 

「はい、名前は竈門 禰豆子だ。」

 

「えーっ、何だって。」

 

「これは、すぐに班長に報告だ。」

 

「ええ。」

 

高山は、すぐに高杉に報告した。

 

「何、竈門 禰豆子が事件の証人だって。」

 

「ええ、どうやら事件を目撃され逃げ回っているんですよ。」

 

「そうか、わかった湾岸署にも連絡しておくから。」

 

と、電話を切った。

 

「班長、何か分かったんですか。」

 

「ああ、山形県警から報告があった。」

 

「やはり、事件を目撃していたのかしら。」

 

と、梶山は言う。

 

「恐らくな。」

 

「とにかく、南と高山が戻って来たら、報告してきてくれるだろう。」

 

と、高杉は言った。

 

「やはり、 この女は事件と関係しているのですかね。」

 

「ああ、その女は目撃したって事かな。」

 

「それも、考えられるな。」

 

そして、南と高山は鶴岡から特急「いなほ」と上越新幹線「あさひ」に乗り次いで東京へ帰京した。

 

 

 




次回は、どんな展開になって行くのか。
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