転生したらオバロ世界のエルフだった件について 作:ざいざる嬢
遂に投稿してしまった…初めまして、ざいざる嬢です。
ぶっちゃけ思い付きネタですので長く続くかは分かりませんが、楽しんでいただけると嬉しいです!
私アレーティア、今追われているの!
私は死んだ。そして新たに生を得た。
生まれ変わった私の名前はアレーティア。性別は女、しがないエルフの娘です。前世の性別は男だったのでTS転生とでもいうのでしょうか。
さて、エルフと聞いてまず思い浮かべるのはきっとファンタジーな異世界か、もしくは様々な原作のある異世界か。
そんな私は後者に当たる、原作のある異世界に転生しました。
……そう、よりにもよってオーバーロードの世界に。
このオーバーロードの世界は人間種に優しくない。人は脆弱で、集まって行動を起こさなければあっという間に死んでしまいます。
ましてや、この世界に
あそこはヤバい。人間なんて、その辺のムシケラと同じように扱われます。
なので人間種は互いに手を取り合い、協力してあらゆる困難に立ち向かうべきなのです……が。
ここで今どういう状況かを説明しようと思います。
私、アレーティアは戦場のど真ん中を必死に駆けています。
……色々言いたいことは分かりますよ?なんで戦場にいるのだとかいつごろこの世界がオーバーロードだと気づいたのかとか。
ですが、そんな説明は後回しにします。今は逃げるのに精一杯なのです。
「なんとしてでもあのエルフを討て!ここで逃せば更なる被害をもたらすぞ!!」
「大罪人の血を引くエルフだ!絶対に逃すな!」
「六大神の加護の下に鉄槌を下すのだ!」
……はい、ガッツリヘイト貰ってますね。
そんなこんなで某国の特殊工作員?戦闘員?の方々にめっちゃ追われています。
勘の良い方はお気づきでしょう。スレイン法国の六色聖典が一つ、陽光聖典の皆さまです。多分。
「…〈
とりあえず少しでも追っ手を撒くために大雨を起こします。
更に〈
「クソ!豪雨で視界が…!」
「いっそ森に火を放って炙り出しましょう!」
「馬鹿者!この豪雨で木が燃えるわけなかろう!総員天使を召喚し追撃に移行せよ!」
うわ、天使召喚ですか。勘弁してほしいですね。原作とかアニメだと確か現地勢からすると割と強いんですよね、あの天使。なんでしたっけ?ドミニオンなんちゃら…だったかな?
転生してから
そんなことを考えてたら、樹をバッサバッサ斬り倒しながら天使達が迫ってきているじゃないですか。環境破壊は気持ちがいいゾイ!って幻聴が聞こえてきます。
とりあえず天使が鬱陶しいのでこちらも追い払う程度に応戦します。
「〈
放たれた魔法が天使たちを吹き飛ばす。割と近くにいた天使は粉々になって消えていきましたが、また召喚されてしまいました。私もこの手の召喚魔法を得意としているので、それなりに詳しいと自負しています。なので対策として増え続ける天使相手にスキルを使用し対抗します。
「〈
水の上位精霊を召喚し迫りくる天使群を激流で押し流す。
ついでに地面をぬかるみにして術者の移動の妨害を。まあ、移動の妨害に対する対策がされていたら無意味ですが天使を倒さずに押し流すのには理由があります。
前世のアニメでは天使が倒されてから再度新しい天使を召喚していた。1人何体使役出来るかは不明ですが、少なくともアニメの描写の限りでは1人1体なのではないかと考えました。実際何体も精霊を召喚することは今の私にも出来ませんから。ならば、倒さず退け弱らせることで新しい天使を呼び出されるのを防ぐ戦法に従事します。
「ニグン隊長!天使が押されています!」
「何ィ!?」
「おそらく高位の精霊を召喚し対抗しています!これでは…!」
「ならば天使を散開し囲うように追撃せよ!見たところあの精霊は正面にしか攻撃出来ない様子、複数で側面に回れば同時に対処されることはない!」
「ハハッ!」
あ〜、そう来ましたか。そうなると流石にお手上げです。
この水の上位精霊、基本は正面への範囲攻撃を主としていて、言われた通り追われてる現状では周りを囲まれたりすると、両方向には対応出来ないんですよね。私が直接対処すればいいんですけど、追いつかれて原作のガゼフの袋叩きみたいにされてしまえば、いくら強かろうが私は耐えられる気がしません。
なので、これは仕方なく、本当に仕方なくこの魔法を使う。
足を止めて追っ手の陽光聖典へ、天使が回り込む前に!
「〈
これを使うと規模的にあの
第七位階魔法だから威力的に死んでしまわないか心配ですけど、そうも言っていられません。最低限威力は控えたつもりですから、どうか安心してほしい。
「「「ぎゃあああああああああ!!!」」」
「おのれ忌々しいエルフの王女めがああああああ!!!」
「さようなら~」
こうして私を追う脅威を排除できました。ここでニグンさん殺しちゃうと原作から離れちゃいますからね。生存を祈っておきます。
さて、悠長に休んでもいられません。急いでこの場を離脱します。
ここに留まってあのクソ親父に捕まったらまたこの戦場に戻されるでしょう。
それを回避すべく私はこの場を後にしました。
◯
◯
◯
「アレーティアはどうした?」
エルフの国の王城、側近の男にエルフの王、デケム・ホウガンは淡々と問いただす。
「それが…受け持っていた戦場を魔法で滅茶苦茶にした後、姿を消してしまい…。後からの情報によると法国の特殊部隊に追われていたようなのですが、それすらも撃退していたというらしく…。」
エルフの王はその報告を聞くと満足そうに笑みを浮かべる。ようやく生まれた
その強さは過去の失敗作共とは比べ物にならず、このまま育てば間違いなく自分に比肩する可能性を秘めていた。
なので
結果は上々、いやそれ以上だった。己とは違う土ではなく水の召喚魔法を身につけ、更にはエルフでは珍しい武技すら身につけていた。
このまま強くなればエルフという種族の素晴らしさをもっと広めることが出来る!
なので後数年もしたら
残念だと思うが、
帰ってこなければ少々面倒だが自らの手で連れ帰らなければいけないなと考えながら、デケムは報告を聞くのを程々にとある場所に向かった。
「お前が産んだアレーティアは素晴らしい成果を出した。となれば次の子もきっと素晴らしくなるに違いない。期待しているぞ?」
その部屋からはエルフの嬌声がしばしば聞こえたという……。
初投稿なので不備があったり、ガバがあったりしたら申し訳なく…!
なお、私はまだ15、16巻ちゃんと読み終えていません()
これから2週目です()
感想いただけると大変嬉しいのでよろしくお願いします!