転生したらオバロ世界のエルフだった件について   作:ざいざる嬢

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アレーティアのオッドアイですが、今更ですが黄系統と青系統ということにします。金目銀目というやつですね。

最近出してないアレーティアのプロフィール情報を容姿系で纏めると

年齢:22歳
髪:白金(プラチナブロンド)のセミロング
眼の色:オッドアイ(それぞれ黄系統・青系統)
身長:162㎝
スリーサイズ:B85W58H84

こんなところでしょうか。何かの参考にしてください(笑)


演じる者

 

 

 

「──はい、オーケーです! セバスさん、どうですか?」

 

「ええ、これなら問題ないかと。 後はアレーティア様の腕にかかっています。ただ、どうか無理はなされないように」

 

 ああ、セバスの心遣いが身に染みる……!

 はい、私は今ナザリックでパンドラズ・アクターとセバスを交えてとある収録と監修を受けていました。

 何の収録かと言えば化身(アヴァターラ)関連ですね。 折角作るのなら再現度は高い方がいいので。

 素材はソロモンの小さな鍵(レメゲトン)の悪魔像に使う予定だった素材の余りがあるとのことで、割と潤沢にあります。

 原作で名前だけ聞いていたユグドラシルでも超希少な素材が目の前に……! 一部分けてほしいなと思いながらも、仕事と割り切って諦めます。

 

 

 ………………良い成果を出したら譲ってもらえないかな?

 

 

「アレーティア殿、順調かな?」

 

「ア、アインズ様! わざわざ宝物殿まで来ていただいて──」

 

「ああ、かまいませんとも。 今回アレーティア殿を呼んだのは我々ですから、そうお気になさらず」

 

アァ~インズ様ッ! お待ちして──「あ、うん。分かったからもう少し落ち着いてくれ。マジで」」

 

 なんでしょう。アインズ様も大分パンドラズ・アクターの扱いに慣れたというか……。

 ある意味で一番信用が置けるからか扱いが雑になってきましたね。それでもパンドラズ・アクターは嬉しそうなんですけど。

 

 そう、今日ナザリックに来た本題は実は先日の神前試合の講評を受けるためです。

 アポイントを取ったところ、丁度その会議を行うところだったと言われたのでこうして宝物庫で時間を潰し……もとい、仕事をしていたわけです。

 

「これが講評議事録をアルベドがまとめてくれたものだ」

 

「おおっ……結構分厚い……」

 

 パラパラと流し見するとちゃんとこの世界の言語で書かれていて、現地の私に配慮してくれたことが解かります。

 ……ホント、仕事は完璧だよなぁ。アインズ様のことになると我を忘れるところさえなければ……いや、ビッチなままよりマシなのかな?

 

「あ、良ければアインズ様からも私の戦い方の講評を聞かせていただいても?」

 

「ん? その議事録にまとめてあると思うのだが……」

 

「文字で見るのと、実際に聞くのとでは印象が違うじゃありませんか。 それに、多くの経験を経てきたプレイヤー目線での講評を聞ける機会はアインズ様以外にありませんから」

 

 これは本音です。

 実際のところ、原作でのアインズ様は強さ的には全プレイヤーの中でも中の上、もしくは上の下と評されていました。

 それもロールプレイ的職業構成(ビルド)で。 プレイヤー上位層はきっとガチ職業構成の上に神器級(ゴッズ)アイテムなんかで強化している中で、その上位層に手が届くのは凄いことだと思います。

 伊達に十年ユグドラシルをやり込んでいただけあって、その知識量も戦術もピカイチでしょう。

 そんなアインズ様から直接講評を貰うことで、私の今後に活かせるかもしれない。そう思ったわけです。

 

「なるほどな。そういうことなら構わない。 どうせなら……うん、仕方ないよな。

 パンドラズ・アクター、お前もあの戦いでの講評をアレーティア殿に聞かせてやってくれ」

 

「お任せ下さいアインズ様ッ! あの戦いを直に観た私の感想を余すことなく講評しまーっす!!!!」

 

「うぐぅっ……」

 

 ああ、まだ慣れてなかった!アインズ様の精神が沈静化されているのが見える!!

 

「そういうことでしたら私はその戦いを観てはいないのでお役に立てそうもありませんね」

 

「あれ?セバスさんは観ていなかったんですか?」

 

「ええ。 私は万が一に備えて魔導国の方に控えておりましたので」

 

 ああ。確かに全守護者をあの会場に短時間とは言えまとめておくわけにもいけませんからね。

 魔導国の統治はほぼ終わってはいるものの、未だ六大神を信仰しナザリックを排そうとしている者はいるらしいので、あの過激派共(ガラス片)のような暴走を抑制するためにも誰かしらNPCが残る必要があったんですね。

 

「どうせなら一度セバスさんとも手合わせ願いたいものですね……」

 

「それは止しておきましょう。 私もアレーティア様もただでは済みますまい」

 

「……そういえばアレーティア殿に一番初めに会ったのはセバスだったな」

 

「はい。 その時に感じたことを忌憚なく言わせていただくならば、勝てる自信がありませんでしたね。私とナーベラルの二人掛かりで挑んだとしても難しかったでしょう。

 幸い、アレーティア様は対話を望まれていましたのでこちらとしては助かりました」

 

「私ってそこまで警戒されていたんですね……」

 

「ええ。 コキュートス様との戦いの結果も聞きましたが、それでもアレーティア様と戦って勝てると驕る者はこのナザリックにはいないでしょう」

 

「か、過分な評価をありがとうございます……」

 

 そこまでの評価を貰って、私は改めてナザリックに歯向かうことだけはしまいと心に強く誓いました。

 だって私の行動ひとつで私を最大限警戒しているナザリックが敵に回るとか冗談でも考えたくありません。

 私はナザリックがこの世界にいても平和に!自由に!伸び伸びと人生……もといエルフ生を謳歌したいんですから!

 

 

 

 ○

 

 ○

 

 ○

 

 

 

 それから、パンドラズ・アクターのオーバーなリアクションを挟みつつ、各々の講評を聞き今後の課題を考えました。それに伴い、ダメ元でアインズ様に相談を持ち掛けました。

 

「アインズ様、相談したいことがあるのですが」

 

「ん? なにかな?」

 

「はい。実は私の持つ力のひとつに『自分の職業(クラス)を全て別のものに置き換える』というものがありまして」

 

「ああ、なるほ……ど…………ええッ!?

 

「ただ、組み合わせなんかで扱える特殊技能(スキル)や魔法なんかも変わってくるので──」

 

「ま、ままま待ってほしい!! お、俺は今何かとんでもないことを聞かされている気がするんだがッ!?」

 

「ああ、一応帝国における国家機密みたいなものです。 それで──」

 

「それ言っちゃダメな奴じゃないか!?」

 

「この場にいる三人なら話してもバラしたりしないから大丈夫でしょう? それにこの宝物殿なら外部に情報が洩れる心配もないので」

 

「い、いや、確かにそうなんだけどな? でもそんな重要な──」

 

「ええ、そんな重要なことをバラしたので、アインズ様が知り得る職業についての情報を可能な限りでいいので教えていただきたいなと……」

 

 静寂。ただ静寂がこの宝物殿を支配しました。

 アインズ様は天を仰いでいます。パンドラズ・アクターは何かを考えるように考える人のポーズを無駄にスタイリッシュにしていて、セバスは困ったような……オロオロとした様子です。

 まあ、アインズ様が天を仰いでいるのは情報の重要性を知るが故ですね。

 もしこの場にアルベドやデミウルゴスがいたのなら私が勝手に口喋ったことだと一蹴するでしょう。しかし、アインズ様にはきっとそれが出来ない。 何故なら私が数多くの利益をナザリックに齎しているからですね。

 ルーンによるデータクリスタルの情報の書き換えや、ルーン技術の窓口、最近ではこの世界の文字の読み方なんかもパンドラズ・アクターに用意してもらうように促しましたし、巻物(スクロール)も助言しましたし、多くの利益を上げたつもりです。

 そんな中で、私の重大な秘密を暴露した上で私の要求を「無理」の一言で一蹴できるでしょうか。それこそ無理でしょう。

 まあ、これは通ればいいなという最大の要求で、他の狙いもあるんですけどね。

 こういうのを確か……なんて言うんでしたっけ?シャイニングのあの有名なシーンみたいな風に言ったと思うんですけど思い出せません。

 

「ダメですか?」

 

「…………そうだな。いやしかしこの世界では有用な情報なのか……?」

 

 長考に入りましたね。

 まあ、私も思いつきでそれらしいことを捲し立てて話したものの、慎重になればやっぱり難しいでしょうね。

 これはどうだ?と、思った矢先。

 

「アインズ様、私からひとつご提案がございます」

 

 動き出したのはパンドラズ・アクターでした。

 

「なんだ?言ってみろ」

 

「ははっ! アレーティア様の要求ですが、この世界でその職業に関する情報がどれほど有用なものかは現状では定かではありません。その情報によってこの世界のものになんらかの影響を与えられることも大いに考えられます。 勿論、アレーティア様が我々から得た情報を拡散しなければそのようなことにはならないとは思いますが」

 

 チラッとパンドラズ・アクターが顔を私に向けてきました。表情の無い顔(( ))ですが、私に念押ししているように感じられたので、勿論口外しないという意味で首を縦に振ることで返答しました。

 

「アレーティア様もこの通り、あくまでご自身の特殊技能のために知識を欲しています。しかしながら情報の価値を考えるのであれば全てを伝えるにはまだ早いでしょう。

 であるのなら、全てではなく渡す知識は一部に絞るべきかと」

 

「絞る?」

 

「はい。まずは我々が必要な………例の計画に役立ちそうなものから提供しましょう。そう……至高の御方の職業構成なら私が全て把握しています」

 

 ああ、なるほど。至高の御方の職業構成が分かるだけでも、私の今後の強化について参考に出来ますし、なにより()()()()()()()()()()()()()()()()ナザリックが損をすることはありません。

 

「加えて言えば、至高の御方は全員異形種。御方々の御力は職業によって齎されたものだけではありません。 ならば、こちらの情報は口外を禁止することを条件に教えてしまっても構わないかと存じ上げます。

 無論、我々もアレーティア様が語られた機密をナザリック外に口外しないという取り決めは必要になりますが」

 

「……なるほど。そういうことならば、私が知りうる仲間たちの職業を教えよう。 後はパンドラズ・アクターの言った通り、互いに得た情報の口外は禁止とするのであれば、だが」

 

「勿論です。 誰にも口外しないことをここに誓います」

 

 アインズ様に跪き頭を垂れることで恭順の意を示しました。

 こうして私は至高の御方──アインズ様を除く──の職業を知ることとなったのでした。

 異形種なので、人によっては種族レベルが大半を占めていたりしていて中々興味深かったです。

 後はこの情報を活かせるかは私次第ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ところで、アレーティア様」

 

「なんですか?」

 

 アインズ様がセバスを連れ宝物庫を去った後、パンドラズ・アクターが思い出したかのように話しかけてきました。

 

「私は貴女に感謝しているのです。 我が創造主であるアインズ様と友好的に接してくださる、新たなるご友人が出来たことに。

 直接顔を合わせることはなくとも、この宝物殿の入り口にただ財を積み重ねていたアインズ様の孤独はそのアイテムから発せられる音で解りました」

 

 ……なんとなく原作を知っているからその光景が想像できます。

 ユグドラシルに、アインズ・ウール・ゴウンというギルドの心の拠り所にしていたモモンガ──鈴木悟はいつの日か仲間が帰ってくるかもしれない。その仲間たちの帰る場所を維持するために確か傭兵NPCなどを雇って狩りをして稼いで、宝物殿にそれを投げ入れるというような孤独な日々を送っていた姿を。

 パンドラズ・アクターが言うアイテムから発せられる音というのは孤独に、義務的にただナザリック地下大墳墓を維持するためだけに、誰もいなくなったギルド長としての責務だけを果たしていた彼はきっとどこか投げやりになっていたんでしょう。それをパンドラズ・アクターは感じ取っていたということですね。

 

「それが今では私にも度々会いに来てくださり、心なしかどこか楽しげにも感じます。 きっとアレーティア様の影響でしょう。ありがとうございます」

 

「いえ、そんなことは「──ですが」

 

 私の言葉を遮り、パンドラズ・アクターは私へと迫ってきました。

 顔と顔がぶつかりそうなぐらいな距離まで近づけてきました。

 

「先程のようにアインズ様の不意を突くようなことはお控えください。 私やセバス殿ならまだともかく、他の守護者の方々の前でそれをすればどうなるか……お解りですね?

 

 それはパンドラズ・アクターからの警告。

 自らの創造主にあのようなことをすればどうなるかというのを暗に伝えていました。

 私もそれだけは避けたい……!

 

「……そうですね。少々軽率でした。申し訳ありません」

 

 本当に軽率に行動してしまいましたね。反省どころか猛省しなければいけません。

 改めて私の言動ひとつで帝国が大陸から亡くなるかもしれないという気でいなければなりません。

 

「分かっていただけたのなら構いませんとも。 ああ、なにかしらの要求があるのなら私がアインズ様にお伝えしますので、文書にてまとめていただけると幸いです。なるべくアレーティア様の要求が通るように努力はいたしますので」

 

 ……それはそれとして、なんでこんなにパンドラズ・アクターは私に好意的に接してくれるんでしょう?

 いや、中二チックな言動にさえ目を瞑ればとても接しやすいんですけども。

 

 そんな疑問を抱きつつ、パンドラズ・アクターからの警告を受け、心を改めて化身製作へと戻るのでした。

 

 

 

 

 





アレーティア
化身製作開始。同時に自分強化方法も模索中。
実はコキュートスとの戦いの敗北から一日の終わりに異能(タレント)を全消費して自己強化に勤しんでいる。
ただ、当然聞き届けられる願いのレベルは〈星に願いを(ウィッシュ・アポン・ア・スター)〉よりは低いため願い方によっては不発に終わることもある。
特殊技能(スキル)の習得には最低でも二つの願いを消費する。より強いものだと三つ。
なお〈星に願いを〉と異能を同時併用すればノーコストでほぼ全ての願いを叶えることが出来るが、色々な事情から断念している。
ちなみにこの異能のリセットされるタイミングは朝陽が昇る頃。
異能バレはマズイが〈天賦の才〉ならバレても対策が難しいので問題ないだろ精神で暴露した挙句、自己強化のためにアインズ様から情報を求めた結果、パンドラズ・アクターに釘を刺された。流石に軽率が過ぎたのを反省。

アインズ様
この手の交渉事に強いアルベド、デミウルゴスのいないタイミングでアレーティアからとんでもない暴露を受けてしまった新たなる被害者。
いきなり国家機密(自称)をバラされて、聞いちゃったよね?とばかりにお願い事を聞かざるを得なくなってしまった。
パンドラズ・アクターの救いの手でかつての仲間たちの職業構成を全て教えることで被害というか知識の漏洩を最小限に防ぐことが出来た。
ただ、これのお陰でアレーティアは強くなれるし、化身の再現度も上がるし、アレーティアの強さの秘密をひとつ知れたのでナザリック的には最終的に得になるものの、アインズ様は頭痛と無いはずの胃の痛みを受けることとなってしまった。
アレーティアを仲間にするというのはこういうことである。

ジルクニフ→アインズ
ようこそ!こちら側へ!!歓迎しよう!!(迫真)

パンドラズ・アクター
多分、ラナー以外で現状アレーティアを抑えられる貴重な人材。
アインズ様が許してもナザリック的にはアウトだったアレーティアに釘を刺す。
それはそれとして、収録はセバス共々ノリノリで演じていた。

シャイニング
ジャック・ニコルソン主演のホラー映画。
有名な叩き割ったドアから顔を出すシーンが有名。
アレーティアが言いたかったのはドア・イン・ザ・フェイスのこと。間違ってはいないが間違っている。

ガラス片
薄汚れたガラスの破片
光りを少し反射する、ただそれだけだが遠目には価値があるようにも見える
自ら光を放つことは決してない
すなわちゴミクズである


更新遅れがちですね。すいません。
NIGHTREIGNが楽しくてですね……!ナブラはなんとかソロでクリアできたんですけど、フレゴールは無理ですね(諦め)
なお、立ち回りが悪いのか最近はソロでも二日目を超えられなかったりします。大人しくマルチをやりなさい。


そろそろ、最終章に入りますが……最終章前にひとつアンケートに協力していただけると幸いです。


アンケートだけでなく、感想、高評価、ここすきなども生き甲斐になるので是非よろしくお願いします!

聖王国編は……

  • 最終章前に読みたい
  • ダイジェストでいい
  • 最終章が終わってからでいいから読みたい
  • 無くてもいい
  • 両方同時進行するんだよォーッ!!
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