転生したらオバロ世界のエルフだった件について 作:ざいざる嬢
バザルさんの案内のもと、ようやくたどり着きましたドワーフの都市!名前はフェオ・ライゾというんですね。そこまで重要視してなかったので名前は憶えていませんでした。
来訪者を歓迎するぞとバザルさんの友人たちが集まって小さな宴会が始まりました。ドワーフの人たちは本当にお酒が好きですね。その内皇城にあるお酒でもプレゼントしましょうか。
ゼンベルも楽しんでいるみたいですね。彼は原作でもノリと勢いで生きている節がありましたから、こういった催しは好きなんでしょう。
なにせリザードマンは酒盛りをするという風習がないのに何かにつけて部族で酒を飲むという流れを生み出したぐらいですから。多分お酒は何らかの祭りぐらいでしか飲むことがなかったんじゃあないですかね?無限に酒が湧き出るマジックアイテムがあるのにもったいないというか……いや、あのマジックアイテム持ってるのは彼の部族だけだからそもそも飲酒の文化がないんですかね?いやでも……考えるのが疲れてきました。
さて、さっそくなんでしたっけねあのモンスター。えーっと、ラーアングラー・ラヴァロードでしたね!倒しに行きたいのですが、折角ドワーフの技術を学べるんですからそういった技術をモノにしてから挑みましょう。
ラーアングラー・ラヴァロードも原作でも余裕で生きているので誰かに横取りされる心配もありません。
ですが、まずやることがありますね。即ち日銭稼ぎです。
何しろ現在無一文で帝国に戻れば金貨が……ああ、あると思っていた時代もありました。やらかしてしまったせいで責任取って弁償したりしたので所持金の大半はもうなかったのを思い出しました。
あれはまあ仕方ありませんね。あまりにも壊しすぎたり、被害を出しすぎたりしてしまい国庫に甚大な被害が出てしまっていたので私の給金をお返ししました。
そもそも帝国で買い物をしたことがほぼほぼなく無用の長物と化していたのでこうした方が経済が回っていいことづくめでしょう。
私の中のジルクニフがそもそも被害を出さなければいいだろうと言っていますが、久々の出番だったりストレスが溜まったりするとつい力んでしまうので被害が出てしまうのは仕方がないというか……コラテラルダメージって言うんでしたっけ?それです、必要な被害なんです。四騎士結成前なら常に私の出番だったのでそこまで力む必要もなかったのですけど。
さて、話を戻しましょう。バザルさんの元でお世話になるのでお金を稼いで還元しなければなりません。なので仕事探しをしているのですが、ほぼほぼ出来る仕事が限られているんですよね。
ドワーフの仕事は鉱石などの発掘や運搬が主です。五日働いたら五日休む週払い制の労働環境です。素晴らしいですね。働いた分だけ休んでいいなんて!前世なら跳んで喜んでいるかもしれません。今の私は毎日が仕事──今は臨時休業中──ですけど前世に比べて充実した生活を送れていると思うので文句はありません。
仕事は当然他にも鍛冶、酒造、軍事などがありますが、これらは専門的なことが求められるので却下。軍事に関しては部外者なので基本的にはまず無理ですし。いずれ鍛冶は出来るようになりたいんですけどね。そういったことも教えてもらうためには対価が必要なので出来る仕事は力仕事に限ります。
支給されたピッケルを片手に、借りた作業着を身にまといいざ坑道へ!
「お、お前さんが新しく来たっていう娘さんか!そんなに細いのに大丈夫か?坑道の仕事は力仕事に加えて蒸し暑いししんどいぞ」
「見た目は細くて弱っちいですけど、こう見えて私強いので問題ありません。どうぞよろしくお願いします」
「ならいいんじゃが……辛くなったら何時でも言うんじゃぞ?坑道にはモンスターが現れることもある。無理して動けなくなってもしもモンスターが現れたらたちまち死んでしまうからな!体調管理には気を付けるんじゃぞ!」
「親切にありがとうございます。その時は声をかけさせていただきますね」
基本的に接するドワーフの人々は本当に優しいです。原作のゴンドさんもアウラ相手にとても親切に応対していましたし、バザルさんもなんだかんだ気にしてくれています。ドワーフは恰幅がいい分心も広いのかもしれません。心がポカポカしますね。父性をどことなく感じます。
父性と言えば……思い出すのはクソ親父。言動こそ優しくしていましたが言葉から感じる″お前は私のものだ″オーラがすごく嫌でした。あれは父性ではなく情欲とかそういうものでしょう。それに私を含めて年端もいかない姉妹たちを──残念ながら名前を知ることすら出来ませんでしたが──嬉々として戦場に送り出す精神が理解できませんし、死んだ後も″人″ではなく″物″を見るような目で見る男に父性などあるはずありませんね。どういう教育を受けていたんでしょうね?親の顔が見てみたいです。そして共々ぶん殴ってやりたい。
んんっ……あまりあのクソ親父を思い出さないようにしましょう。感情が乱れます。今は心優しいドワーフ達と一緒に坑道で鉱石を掘ることだけを考えればいいんです。見るがいい!我がピッケル捌きを!
………力仕事が簡単、そう思っていた時期もありました。
運が悪いのか掘って出てくるのはただの石ばかり。この坑道で採掘できるという
「ここいらは掘りつくしてしまったのかもしれんの。場合によっちゃあこの坑道は諦めて別のところで掘った方がいいかもしれんな」
顎髭をいじりながら言います。うーん、掘り尽くすなんてことがあるんですかね?実際、よく創作物でこの鉱山は掘り尽くしたとか聞きますけど。
しかし、長年ここで働いているであろうドワーフの勘は間違いではないのでしょう。他のドワーフも次々とこの坑道から離れて班長のところへ向かっています。
私もどうしましょうか。このままここを掘っていても大した稼ぎにはならないでしょう。思えばアダマンタイトとかはもっと深い場所じゃないと採掘できないんですかね?前世であったあのゲームでは一定の深さまで掘り進めないと希少な鉱石なんかは採掘できないはずですが、そういった法則がこの世界にもあるのでしょうか。
それから五日間、別の坑道を掘り幾らかの金銭は得ましたが稼げたとはあまり言えません。運が悪いといえば悪いのですが稼ぎが少ないとこの後の生活や鍛冶を教えてもらうための金銭が足りません。
──なので、稼ぎ方を変えます。
アゼルリシア山脈、フェオ・ライゾ近辺の山道でそれは起こった。
「なんだあいつは!?ドワーフじゃないのか!?もしかしてゴーレムか!?」
「失礼な、ちゃんと生きてますよ」
「援軍はまだか!?」
「まるで歯が立たない!退却!退却だ!!」
この日、山道を巡回していたクアゴアたちは未知の存在に追い立てられていた。
顔を隠す仮面のようなものを身につけ、その身には希少な金属を使って作られたと思われるドワーフが纏うプレートアーマーらしき武装をしたモノが悠々とこちらに迫り来ていた。
最初は不用心に近づいてきたドワーフらしき種族のメスを馬鹿な奴と思い痛めつけて情報を引き出そうとしたが、まず傷一つつけることが敵わずむしろこちらの爪が欠けるという普通ではありえない状態になり困惑した目でそのメスを見た。
そのメスは何をするでもなく問いかけてきた。「あなたたちの王は何処ですか」と。
即座にこのメスがクアゴアに害をもたらすものと判断しクアゴアたちはこの事態を伝えるものとこのメスを足止めするもので別れ応戦した。
しかし、足止めは全くの意味をなさずメスの進行は何人たりとも阻むことはできなかった。流石に効いていないとはいえ長い足止めに嫌気が差したのか、メスが腰の袋から明らかに入らないであろうサイズのハンマーを取り出し……
「〈土竜叩き〉」
この一言を機に足止めに残った十数体のクアゴアは首から下が地面に埋め込まれた。退却は敵わず、こうして首以下は地面に埋まっているという恥を晒している。
そして、この光景を作り出したメスはしゃがみ俺たちに目線を合わせて改めて問いかけてきた。
「すいませんね、あまりにしつこいんでついカッとして埋めてしまいました。さて、もう一度聞きたいんですが、貴方達の王は何処ですか?」
その声はこちらを敵として見ておらず、ただただ出会った相手に道を尋ねるような軽い雰囲気で、そこには一切の敵意がなかった。
かつては劣等種族として地を這い同種族同士で争う事しかできなかったクアゴアだが八氏族を束ねる氏族王ぺ・リユロが誕生してからは様々な改革が行われあのフロスト・ドラゴンとも──奴らからしたら不本意だろうが──同盟を結びドワーフを滅ぼすべく侵攻ルートを模索している。
我々クアゴアはもう劣等種族でも弱者でもない。いずれはフロスト・ドラゴンをも倒し更なる繁栄を、と願い活動している。
しかし我々が、強者になったはずのクアゴアがたった一人のメスに敵だとも思われていないこの現状こそが地獄に等しい。
首から下は地に埋められ生殺与奪を握られている。お前たちの王は何処だと問いかけるこのメスが恐ろしくて仕方なかった。
「うーん、やっぱりやりすぎましたかね?いっそのこと魔法で聞き出した方が早そうです」
メスが、いや得体の知れないナニカが先頭にいるクアゴアに手をかざした……その時だった、この状況を打破できる我らが王が現れたのは。
「待たれよ!私こそはクアゴアたちを統べる氏族王ぺ・リユロである!」
ようやく出会えました。将来的にジルクニフの親友になるであろうクアゴアたちの王、ぺ・リユロ。
思いのほか早く会えたことに驚きながら挨拶を返します。挨拶はされたら返さねばスゴイシツレイですからね。
「…初めまして、私はアレーティアと申します。ドワーフとは違う種族ではありますが種族が異なる人間と思っていただければ幸いです。」
帝国で習ったカーテシーを披露しました。我ながら良い出来だと思います。何故だか分かりませんがリユロさんの表情が硬いんですよね。一体何をそんなに警戒しているんでしょう?私はこうしてクアゴアを一匹……いや一人も殺していないので警戒される謂れはないと思うんですけど……。
ああ、もしかしてフロスト・ドラゴンを警戒しているのかもしれませんね。下手に動いて怒りを買ったら恐ろしいですし。
「ご丁寧にどうも……して、私に何か用か?」
「はい、貴方達に是非ともお願いしたいことがありまして……実はドワーフの方々にお世話になっているんですけど、そこでお世話になる間の資金が足りなくてですね……そこで貴方たちクアゴアは鉱石の在処を嗅ぎ分けることができると聞いたので希少な鉱石がある場所を教えてもらえないかな~と思い訪ねて来たんです」
はい、これが目的です。ドワーフの坑道はあくまでドワーフで管理されていて掘れる物も限られていますが、管理されていない場所なら何を獲ろうと自己責任になります。
この地では強さだけならほぼ敵なしの自信がありますが、鉱石の採掘場所などの知識はありません。ならば知識があるのものを頼ればいいと思いこうしてクアゴア探しへ出向いたのです。
「…その要望を受けるメリットがないですね。我々からすれば折角の餌場を一つ失うことになる。こちらにもそれ相応の見返りがなければ」
なるほど。確かにこれでは一方的過ぎた。ジルクニフとの契約でも双方に得のある関係でいようと言ったのならリユロとの関係もそうするべきでしょう。
「では、その場所で採掘した希少鉱石の内半分を貴方たちと分割する、というのはどうでしょう。何も独り占めしたいわけではないので。勿論、満足する量を掘り終えればその後はどうしてくれても構いませんので」
今度は少し驚いた表情になりました。私が力で全てを従わせるとでも?そういうことをするのは一部だけです。
「何か問題でもありましたか?」
「い、いえ、それで結構です」
「そうですか、では案内よろしくお願いします」
交渉成立!握手を交わしてミッションコンプリートです!さあ!今度こそ掘って掘って稼ぎますよー!!
この後めちゃくちゃ儲かりました!
リザルト
・ルビー、サファイアなどの宝石
・金、銀
・ミスリル
・オリハルコン
・アダマンタイト
・その他諸々
ぺ・リユロはその報告を受けた時眉をひそめた。クアゴアの先遣隊が謎の人物に行く手を阻まれこちらに向かっていると。こちらの攻撃は通じず意にも介さず進行していると。
攻撃が通じない敵などいるのかと疑問に思いながら最後に伝えられた王は何処だ、という言葉に冷や汗を覚えた。
もしやそいつは自分を抹殺すべくドワーフが作り出したゴーレムなのでは?ゴーレムならば攻撃が通じない理由もわかる。きっと希少な鉱石を惜しみなく使い作ったものなのだろう。もしそうなら勝てるのはやはり自分しかいない。もしくはフロスト・ドラゴンぐらいだろうと思案を巡らせ結論を出した。
「今すぐその場に向かう。案内しろ」
「し、氏族王自ら向かうのですか!?」
「思うにただのゴーレムではない。恐らくだが倒せるのは俺かドラゴン共ぐらいだろう。だが、聞くにこちらの先遣隊には手を出さず俺だけを標的にしているとなるとドラゴン共に頼んで始末してもらうのも難しいだろう。これがクアゴア全体を狙っているなら話は別だったんだが……。ともかく、話ができるという事は意思の疎通もできよう。まずは対話を試みる。ダメなら……どちらかが死ぬだけだ。」
こちらに敬服するような顔を見せる側近を尻目に数人の精鋭を連れて現地へと向かった。先遣隊はどうなったか。殺されているか、それとも逃げ出したか。様々な考えが浮かんでは消えていく。そうしている内に報告のあった場所でみてしまった。
これだけの数、決して二手に分かれたとて少なくない数の同胞がどうやったのかは分からないが無力化されていた。
兵は一人として死んではいなかった。首から下を埋められるという普通なら思いもつかない方法で。
そして、その先頭にいる兵に手をかざす──報告にあった謎の人物がいた。この光景を作ったのがヤツで何かをしようとしている。咄嗟に声を上げた。
「待たれよ!私こそはクアゴアたちを統べる氏族王ぺ・リユロである!」
さあ、どう返す?どういう行動をとる?瞬きもせずジッと見つめる。すると少し驚いた顔を──仮面のようなもので目元は見えないが──したヤツがこちらを見て立ち上がり服の裾をつまんで挨拶を返してきた。
「…初めまして、私はアレーティアと申します。ドワーフとは違う種族ではありますが種族が異なる人間と思っていただければ幸いです。」
ゴーレムではない。ドワーフとは異なる種族、意思の疎通は可能。敵意は感じない。むしろ友好的にも見える。……ならば俺を呼び出した理由はなんだ?ドワーフに雇われてきたのかと思うもそうではないように窺える。
いくらクアゴア最強の俺でも戦いながらこの光景を作るのは不可能だ。相手は確実に俺を上回る実力者、油断せずに相手を見つめる。
「ご丁寧にどうも……して、私に何か用か?」
「はい、貴方達に是非ともお願いしたいことがありまして……実はドワーフの方々にお世話になっているんですけど、そこでお世話になる間の資金が足りなくてですね……そこで貴方たちクアゴアは鉱石の在処を嗅ぎ分けることができると聞いたので希少な鉱石がある場所を教えてもらえないかな~と思い訪ねて来たんです」
少し呆気にとられるが油断しない。もしかするとドワーフに頼まれて我々の鉱物を奪うためにやってきたのかもしれない。ならばと思い切って言ってみることにした。
「…その要望を受けるメリットがないですね。我々からすれば折角の採掘場を一つ失うことになる。こちらにもそれ相応の見返りがなければ」
これは賭けだ。もしもドワーフに雇われているならこの提案には乗ってこない。我々とドワーフはこの地の鉱石を奪い合う立場。決して共存など──ドワーフの捕虜はいるが──できない奪い合う立場だ。さあ、これをどう返す!?
「では、その場所で採掘した希少鉱石の内半分を貴方たちと分割する、というのはどうでしょう。何も独り占めしたいわけではないので。勿論、満足する量を掘り終えればその後はどうしてくれても構いませんので」
呆気にとられた。半分?分割?氏族王としてクアゴアたちをまとめ繁栄へと導いた俺でも鉱石の分配を行っては来たが希少なものは手柄を立てたものにしか配らなかった。それをいともあっさり分けると?
もしも相手が同じく強者のドラゴンなら間違いなく全てを献上しろとかもっと寄こせと言ってくるだろう。だがこの人間──アレーティアは違うらしい。
強者でありながら独り占めせず分けあうのは強者の驕りか、それとも…。
「何か問題でもありましたか?」
「い、いえ、それで結構です」
「そうですか、では案内よろしくお願いします」
こうして、なるべく早く事を済ませるべく近場の採掘場へ案内した。比較的希少な鉱石が見受けられる場所ではあるが大分掘り起こしたので大した量は残っていないだろうし、それでも一人分ならドラゴン並みに強欲でなければ満足する量が獲れるだろうとここにした。
「案内ありがとうございます。さて、運よく希少金属がザックザックと掘れればいいんですけど……」
そう言い、ドワーフが使う道具を使い掘り始める。あのドワーフより細い体でよく振り回せるなと思いながら俺はその光景を眺めていた。
そうして数分が経った後、アレーティアから思いもよらない声が聞こえた。
「うわあああああ!!金、銀めちゃくちゃ掘れますねここ!!文字通りザックザク出てきますよ!!」
「はあっ!??」
思わず声が出る。まさか鉱脈でも見つかったのか?もしそんな場所にあるなら我々が気がつかないはずがない。
しかし、現実は目の前で希少な鉱石を見てて面白いぐらい掘り当てるアレーティアを映している。本当に我々が気づかなかったのか、それともアレーティアの運がいいのかは不明だが結果的にこちらの利益にもなるのだ、笑ってみているのが正解だろう。
だがしかし、その後もオリハルコンやアダマンタイトを掘り当てたアレーティアを見てコイツの運は底なしかと少し震えながら満足するまで掘り終える姿を見届けた。
「親切にありがとうございました。いずれまた会いましょう。」
「礼を言いたいのはこちらの方だ。これでドラゴン共に貢ぐ材も蓄えられた。また来るといい。お前ならば氏族を上げて歓迎しよう」
こうして最初は不穏な出会いとなったが我々とアレーティアは友好の握手を交わし別れた。
どうせ支配されるならドラゴン共のような欲深いものではなくああいう強者の方がいいと思いながら元の生活へと戻っていった。
これは余談だが、あの後あの採掘場を掘り進めさせたが希少鉱石はもう採れなかった。あの時のアレは何だったのか、偶然か、それとも……?
これ書いてる途中で帝国ルートだけで分岐ルート三つぐらい書けることに気づいてどれを書くか悩む…。
ただ一つは特典小説ネタになるからどうかなって思いつつ既にこの作品オリジナル要素たっぷりというか原作にたどり着いてすらないからいいのかなと思ったり…
とりあえず後々アンケートさせていただきます。