転生したらオバロ世界のエルフだった件について 作:ざいざる嬢
聖王国編観ました!
感想はネタバレに配慮して多くは語れませんが、とても良かったですね。
物販で三万程貢がせていただきました。
魔導王陛下バンザーイッ‼︎‼︎
後、アンケートのご協力ありがとうございました。
かなり接戦してて見てて面白かったです。
「疲れた」
「はいはい、お疲れ様」
私は法国との戦いを終え、一度報告のため帝都アーウィンタールへと転移しジルクニフに謁見。
その後引き留めるジルクニフをガン無視して後宮に入りロクシーの膝に甘えています。
ロクシーも何かを察したのか何も言わずに受け入れてくれています。ママみを感じる……。
「折角だからあの人の子供たちに会っていったらどうかしら?
エクセレフもサンディも会いたがってたわよ?」
「あ〜、それもいいかもしれませんね」
ジルクニフが側室に産ませた子供たちは可愛い。一番初めに生まれたエクセレフ君との付き合いが一番長いですけど、その次に付き合いがあるのがサンディちゃんだ。サンディちゃんは残念ながら優秀ではなく凡才とのことだが、私からしたら優秀かそうでないかなんて関係ない。
子供は愛されるべき存在だから、このまま健やかに育って幸せにいてくれればそれでいい。
(法国の件が片付き次第、本腰入れてあっちの件も取り掛からないとなぁ)
そうしないと場合によってはナザリックが敵に回ってしまう。それだけは御免だ。
でも今はロクシーの膝に甘えられるだけ甘えたい。ラナーでも良かったけど、ラナーだと後々に取り返しのつかないことが起きそうでちょっと出来ない。一緒に寝るぐらいならラナーを睡眠状態にしてしまえば安心なんだけど。
それからしばらくして、エクセレフ君、サンディちゃんを含むジルクニフの子供達と戯れて私の精神は癒された。
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さて、癒されたので面倒ごとを済ませることにしましょう。
占拠した法都、反抗する法国の各都市の制圧はラナーにぶん投げれば解決するので良しとして、最大の問題は捕らえた六色聖典──主に漆黒聖典ですね。彼らの処遇です。
正直、帝国の部下にするには法国に傾倒し過ぎてて扱いづらいですし、英雄級の強さとはいえそれは多少見劣りするものの鮮血騎士で間に合ってます。
いや、確かにいて困ることはないのですが、下手に反抗されたりするのが面倒だなって……。
いや、最強格の隊長でも私のエインヘリヤルに勝てない程度の強さなんで、改めて一人一人丁寧にボコボコにして心をへし折ってあげれば使えそうではあるんですけど。
だからと言ってナザリックに贈り物として送ろうにも、精々隊長の皮を剥いで殺さないようにすれば巻物作り放題だよってデミウルゴスに教えてあげられるぐらいしか……あ、そうだ。
よくよく考えたら手駒が欲しいって言ってる竜王がいましたね。
「……というわけで、漆黒聖典たち要りません?」
『そんな要らないものを押しつけるような態度を全面に出してほしくないんだが』
はい、そうです。評議国ならぬツアーに押しつけましょう。
法国と評議国は隣接したら戦争待ったなしとか原作で語られていた気がしますが、あくまでそれは民意であって上に立つ者たちなら武王を帝国の戦力に抱き込めないかとあくまで個人の考えとして打診した……レモンでしたっけ?そんな名前の神官長がいたりしたので、漆黒聖典も人のためなら身を粉にして働いてくれるでしょう。
それにパワードスーツ無しのアズスより全員強いんで、ツアー的にも満足じゃないですかね?
『確かに君の申し出はありがたい。 私としても協力者が増えるのは今後を思えば取れる手段が増えるからね、
ただ、色々と問題はある。思想や文化の違い、それに彼らが私の下につくとしても、彼らは亡き法国を思い行動する可能性も否めない』
「裏切ったら殺す始原の魔法とかないんですか?」
『あるにはあるが、始原の魔法は極力使いたくないのさ。 力を持つものはその力をどのように振るうか考えなければならない』
あ、原作のツアーの名言いただきました。
でもこの感じだとツアーは私に面倒を見ろって暗に言ってる感じがしますね。法国潰したのは確かに私ですけど。
じゃあ仕方ないから手札を切りましょうか。
「じゃあ彼らの装備もセットで贈りますよ。それでどうです?」
『……君は彼らを身一つで私に渡すつもりだったのかね?』
はい、その通りでした。ナザリックに貢ぎ物としてどうかなって考えてました。
それにツアーもユグドラシルアイテムは持ってるでしょうに。
「六大神が遺した遺産ですからね。ユグドラシルのアイテムですし、出来れば手元に持っておきたかったんですが、ツアーが引き取ってくれるのならその点は妥協しても構いません。
だって私とあなたは良き協力者なんですから」
しばらくツアーが黙り込み、そして──
『いいだろう。 その条件で彼らは引き取らせてもらおう。私としても君との衝突は避けたいところだ』
よし、勝った。
これで話は終わ『ところで、法国が所有しているという
クソ、ドラゴンというのはやはり宝物に目ざといですね。
「世界級アイテム、ですか?」
『そうだ。確か真なる竜王と世界級アイテム所持者を除く全てを支配することが出来る、という能力のはずなのだが』
げぇ、能力まで知ってるんですか。
下手に誤魔化すと軋轢が出来そうなので潔く認めてしまいますか。
「……使い手は殺し、回収しました。 今はエ・ランテルに保管してあります」
『ほう。 ならばそれを引き渡してもらいたい。数少ないぷれいやーへ対抗出来るアイテムだからね、私が保管し──』
「あなたが守護している八欲王のギルド武器と呼ばれている物となら交換してあげていいですよ?」
悪いがこれだけは絶対に渡せない。ナザリックにもツアーにもだ。
この傾城傾国は世界級アイテム持ちか真なる竜王以外なら全てを魅了し支配する凶悪過ぎる能力を持っている。これを使うことによって厄介ごとが生じるのは言うまでもないでしょう。
下手するとナザリックが敵に回る。シャルティアという原作例がありますからね。
なので、これだけは私が管理すると決めました。ナザリックに献上も考えたのですが、アルベドが原作でこのアイテムを求めていたので下手に渡すと何かとんでもないことをしそうなので渡せません。
『…………』
ツアーも黙ってしまいましたね。
それもそのはず。八欲王のギルド武器を渡せということは、それ即ち八欲王の血を引く私にエリュエンティウを渡すということになりますから。
それにエリュエンティウには誰も扱えないとはいえ世界級アイテムであろう
仮にこれを私が使えるようになったら一体どうなるのか想像もつきません。
『分かった。 その世界級アイテムは諦めよう。ただ悪しき者に渡らないようにだけはしてくれ』
「当然です。 では、後は以前話した通り進めますのでよろしくお願いしますね」
こうしてツアーとの通話を終え、一段落しました。
しかし、ここからが最大の難所です。
……アルベドがちゃんと話を通していることを願って、謁見の申し入れをすることにしました。
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ナザリック地下大墳墓第十階層“玉座の間”にて、各階層守護者──ガルガンチュア、ヴィクティムを除く──が集められていた。
「面を上げよ」
「ははっ」
「さて、先のアレーティアとスレイン法国の戦い、あれが彼女から持ち掛けられた計画の一部だったという。
それについてアルベド、説明してくれ」
「かしこまりました」
アインズはこの世界に来てから最大に困惑していた。
まずアレーティアと白い鎧の戦士の戦い。あれはユグドラシルを知る者であれば誰もが口をそろえてありえないと言うだろう。
(なんであの白い鎧はエクリプスの切り札──The goal of all life is deathを使用することが出来たんだ? 最後の方に見えた素顔からアンデッド──
ユグドラシルにおいて切り札とされる強力なスキルは一つが限界──ワールドチャンピオンは除く──だが、その常識を嘲笑うかのような光景がそこにはあった。
(アレーティアさんも超位魔法を使えるし、何らかの蘇生アイテムを持っていると推測するのが普通だけど、別の可能性もあるな。
アインズは〈
だが、
もしかするとこの世界での蘇生如何は何かしらの変更があるため検証が必要だが、問題は復活時に起きたことだ。HPはともかく、MPが全回復するというのはありえない。
ユグドラシルにおいてMPは時間で回復するものなのだ。如何なる手段でもMPを回復することはできなかった。その為
(あの二人が規格外という線もあるけど、まだ情報が揃っていないうちは敵対は避けたい。何せ生産職にもかかわらずあれだけの魔法や特殊技能を持っているし、謎も多い。 それに、この世界でよくしてくれた人だ)
アインズとしてはナザリックが維持出来れば──友人たちの面影を残すNPCたちさえ無事ならそれでいいと思っている。
もしかしたら来ているかもしれない友人たちを探すには、見つけてもらうには現地の人間の協力、もしくは知名度が必要だ。
それを考えた時にアレーティアとの関係は重要なものになるだろう。
「まず、先日のエ・ランテル視察の際、彼女から申し出がありました。 我らナザリック──アインズ様に相応しき領土を献上させてほしいと」
「──は?」
(なんでそんな話が出ているんだ?)
アインズは困惑した。友人関係を築いたはずの相手から領土を献上させてほしいなどという全く想定していない申し出があったからだ。
「この領土は先の戦いが行われた地、スレイン法国のことよ。
彼女は見事首都を落とし、残すは地方のみと連絡があったわ。
それに伴い今後領土を献上する際に協力してほしいことがあるので、話し合いたいと連絡がこれに来ました」
アレーティアの作った伝言板がアルベドの手にあり、裏でそういった話がされていたことの裏付けがされた。
「待ってくださいアルベド。 あなたはあの危険人物と手を結んでいたというのですか?」
「あらデミウルゴス、随分な物言いじゃないかしら?」
「守護者統括ともあろう者が、我々に並ぶかそれ以上になりかねない──アインズ様の脅威を放置するのですか?」
(あれ?なんでこんな険悪な雰囲気になってるの?)
アインズは再び困惑する。目に見えるのは何処か余裕を見せるアルベド。そしてデミウルゴスを始めとした不安や警戒を隠さない守護者たち。
確かにアレーティアは危険──というより未知な存在だ。
アレーティアの戦闘が終わった後、他の戦場も監視してみたが、一部を除いて大したことはない戦いだったため、あの二人が異常という結論に落ち着いた。
そんなレア物が大好きなアインズ的には敵対しないというのであれば、より友好的な関係を築いておきたいと思っている。
しかし、守護者たちNPCはそれを良しとはしていなかった。
──唯一残った至高の御方であるアインズの身を守るために。
「いいえ、そんなつもりはないわ。
ただ、彼女はナザリックに──アインズ様に服従を申し入れたわ。それを受け入れないなんてアインズ様の器量が疑われると思わなくて?」
「それはそうですが、危険です。 我々に匹敵しかねない存在がある以上、もっと情報を集めるべく慎重に裏で動くべきです。表に出るには早過ぎます」
アルベドとデミウルゴスが睨み合う。ナザリックでも最高峰の智者である二人が激突しかねない雰囲気を醸し出す中、アインズは動いた。
「二人とも落ち着け。
確かに、デミウルゴスの言う通りこの世界においてまだ情報が足りていないのは事実だ。先日得た、このルーン技術を使って作られた武具やユグドラシルにはなかった職業や種族を問わずに特殊技能を発動出来る何らかの方法など我々の知らぬ点もある。表に出るには早いだろう。
だが、この世界で効率的に情報を得るためにはアレーティアの協力は最早必須だ」
「し、しかしアインズ様! このままでは我々が借りを作ってしまうことになります」
「借りという言葉を広義で使うのならば、我々は既に多数の恩を受けている。
それに──そうだな、これは私ではなくたっちさんの言葉なのだが『誰かが困っていたら助けるのは当たり前』という言葉がある。
我々がこの世界に飛ばされ困っているところを彼女にはとてもよくしてもらった。ならば我々も彼女の恩義に応えるべきだ」
「し、至高の御方のお言葉なら仕方ありませんが……」
歯切れが悪いのはデミウルゴスだけで、他の守護者たちは「至高の御方の言葉ならそれが正しい」という雰囲気を出している。
デミウルゴスの反応が悪いのは創造主であるウルベルト・アレイン・オードルとたっち・みーの仲が悪かったのも影響しているかもしれない。
「我々ナザリックはアレーティアの申し出を受け入れることとする。
異論がある者は立って意を示せ」
しばらく玉座の間が静寂に包まれる。誰一人身動きすることなく時間が過ぎていき──
「では、決まりだな。 アルベド、アレーティアと連携を取り話し合いの場を設けろ」
「かしこまりました、アインズ様」
こうして、アレーティアの謁見が叶うこととなった。
この時、アインズもナザリック最高の智者であるアルベド、デミウルゴスも想像していなかった。
アレーティアが初手で最強の
アレーティア
メンタルをロクシーとジルクニフの子供たちで癒した。
ついでにお姉ちゃん以外の漆黒聖典をツアーに押し付けた。
実はナザリックへの交渉に対する最強の切り札を持っている。
ツアー
ある意味便利な戦力とユグドラシルのアイテムを手に入れた。
ツアーが今最も恐れているのはエリュエンティウをアレーティアが手に入れること。
ぷれいやーが降臨していることと関連して、もしそうなった場合かつての八欲王以上の戦いが繰り広げられる可能性があるため。
お姉ちゃん
エ・ランテルで拘束中。出番はもうちょっと先。
ラナー
法国制圧担当中。
今回の話でラナーエンドルートが解禁した。
アインズ様
知らないうちに友人になった相手が国をくれることになっていて唖然。
アレーティアとは敵対しない方向で舵を切りながら、色々と調べる予定。
ただ近いうちにとんでもない無茶振りをされることになる。
新作でドラクエも書き始めたので、良ければ読んで行ってやってください。
感想、高評価も割とモチベーションに関係しているので、よろしくお願いします。