転生したらオバロ世界のエルフだった件について 作:ざいざる嬢
前回の投稿でここ最近で一番感想と高評価とここ好きがあったのだ!
皆ありがとうなのだ!
もっと欲しいのだ(強欲)
ちなみに作者はじゃない方のずんだもんをよく見るのだ。おすすめなのだ。
お姉ちゃんに新しい部屋を用意して、荷物を運び出した時に懐かしいものを見つけました。
「あ、ルービックキューブだ」
「ルービックキューブ? これはルビクキューよ?」
ああそうでした。六大神が広めたこのルービックキューブことルビクキューはお姉ちゃんの趣味のひとつでしたね。
「法国では六大神が広めた遊戯のひとつとして多くの家庭で遊ばれているって聞いたけど、本当のところはどうなのかしらね?」
「まあ、暇つぶしには丁度良いんじゃないですか?」
そう言いながら私は手元でルビクキューを動かしています。
前世でも何度か触ったことがありましたが、一面揃えるので手一杯なんですよね。
「ああそこじゃなくて、こっちを動かした方が良いんじゃない?」
「え? ああ、確かにそうかも」
お姉ちゃんも参戦しました。こういう時間、良いですよね。
しばらくかちゃかちゃとルビクキューを操作し、しばらくしてようやく一面が完成しました。
「ようやく一面ですか。 ……ここから二面、三面と揃えるのに一度これをバラさないといけないんですよね」
「そうよ? でも、私の知る限り全面完成させたことがある人間なんて見たことないわ」
「そうですか……いや、意外と知られていないだけでもしかするといるかもしれませんよね」
前世ではルービックキューブの世界大会なんていうのもありましたし、この世界でもやったらそれなりに盛り上がるんじゃないですかね?
ついでに、ルービックキューブも色じゃなく、絵で揃えられるようになったら観賞用にもなるし、絵パズル的要素も出てきて面白くなるかも……こうしちゃいられません。
「お姉ちゃん、ちょっと付き合って?」
「え? まだ部屋の整理が──ちょっ!?待っ!?」
思い立ったが吉日!その日以外はすべて凶日! 善は急げだ!!
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「ルビクキュー?」
「私とお姉ちゃんでは一面揃えることが精いっぱいだったんですけど、ラナーなら全面揃えることも出来るかなって」
まずはルビクキューを持って誰がどれだけ出来るかの確認をするため、最有力候補のラナーの下にやってきました。
ラナーも子供を抱きながら興味深そうに見ています。子供はすやすやと眠っているみたいです。可愛いですね。
余談ですが、一応ルビクキューについて調べてみたところ3×3のタイプしかないようです。 前世だと4×4とか5×5もあった気がしたんですけど。
「まあこれぐらいなら……はい、出来ました」
と、目を離したうちに完成させてしまいましたよこのお姫様……もとい私の奥さんは。
それを見たお姉ちゃんが目を大きく開けて驚いています。誰だってそうなる。私も正直びっくりしてます。
いや、ラナーなら出来るだろうなとは思ったんですけどね!?
「す、すごい……。 全部揃ってるのを見たのは買った時以来よ」
「で、旦那様。このルビクキューで何をするつもりなんですか?」
「ちょっとこれでイベントをやりたいなって思って」
この一言で大体ラナーは察してくれたようで、私のアイデアを形にしてくれます。
「なら、イベントは魔導国でやった方がよろしいかと。 元々は旧法国の産物ですし、発祥の地として広めるには良い機会かもしれません。
恐らく、魔導国が今悩んでいるであろう問題の改善にも繋がると思うので」
「流石私のラナー! いつもありがとう!」
「ふふっ。
ん?なんか意味深な発言をしていますね。 ラナーは既にクライムと秘密裏に結ばれて子供もこの通り生まれてますし、エ・ランテルも将来的には子供に渡すことは決まっているので、これ以上何を求める気なんですかね?
ナザリックに迎え入れさせろというのは少々厳しいので勘弁してほしいところですが、その場合は最大限頑張りますか。
「いや、アレーティア。 あなた狙われて──ひぃっ!?」
「お姉ちゃん?」
「な、なんでもないわ!」
振り返るとそこには微笑んでいるラナーと何かに怯えたお姉ちゃんの姿がありました。 一体何があったんでしょうね?お姉ちゃんが怯えるとか相当の事があったと思うんですけど、私は何も感じなかったので分からず仕舞いでした。
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「……ということで、陛下ならコレ全面揃えられます?」
「お前よくもまあ俺の前に顔を出せたな!? 面の皮が厚いにも程がないか!?」
はい、今度はジルクニフの所にお邪魔しています。ついでにフールーダもいますね。
「ねえアレーティア? 私が言うのもなんだけど、相手は皇帝陛下よ?ちょっと失礼が過ぎない?」
「え? 私とジルクニフはこういう仲だからいいんですよ」
「よくないわッ!! お前が返してきた仕事といい、激務続きで寝る間もないのだぞ!?」
「へ、陛下、落ち着いてくだされ」
ごめんて。
まあ、ちょっとは悪いと思ったので私特製のエナジードリンクを差し入れました。
これを飲めば一定時間疲労が回復する上に睡眠無効の耐性を一時的に得られるので、今のジルクニフの助けになるでしょう。
「まあまあ、陛下落ち着いて。 今日はこれをやってみてほしくて。 あ、フールーダも良ければどうぞ」
「……なんだこれは」
「陛下、これは法国で長らく親しまれている玩具のルビクキューというものです。 なんでも六大神が広めた玩具で脳を鍛えるのに良い効果があると謂れております」
おお、流石フールーダ。詳しいですね。
「それで? 私にこれの面を揃えろというのか?このクソ忙しい時に」
「ほ、ほらアレーティア。 忙しいのにこんなこと頼んだらマズ……「ラナーは一瞬で揃えられたんですけど陛下には無理ですかそうですか」」
「あの女に出来て俺に出来ないわけないだろッ!! オラァッ!どうだぁっ!」
「ええ……?」
お姉ちゃんがすごく困惑した顔してる。気づけばジルクニフの手には六面すべて揃えられたルビクキューもありました。
ラナーを比較対象にするとすぐムキになるのがジルクニフの可愛いところですよね。
「流石は陛下。 私はこの短時間で全面揃えるのは難しそうですな」
「ルビクキューを簡単に一面揃えられる魔法とか作れないんですか?」
「……アレーティア嬢。 流石にその研究に打ち込む
まあそうですよね。 流石にそんな研究をするぐらいなら別の魔法を考案しますよね。
「おいアレーティア! 俺とあの女ではどっちが速かった!?」
「いや、計ってないんで分かりませんよ」
ジルクニフはわなわなと震えながら私に近づいて肩をガシッと掴むとすごい剣幕で迫ってきました。
「なあ、アレーティア。 お前の事だ。大方このルビクキューを使った催しか何かを企んでいるんだろう?」
「お、お察しの通りです。よく分かりましたね~?」
「恐らくだがあの女も、その催しは魔導国でやるべきだと言ったんじゃあないか?」
うわ、ジルクニフがラナーの考えを当ててる!すごい!
「そうなるとお前はこれから魔導国の……魔導神に直接話を持っていくつもりだな?」
「…………!」
「図星、だな。 お前との付き合いは長いからな。分かるぞ? いいだろう、事が形になれば俺も……帝国も協力しよう。
むしろ帝国と魔導国──今後の周辺国家との関係上増えるかもしれんが国家代表親善試合なども出来るようになるやもしれん。国交の切っ掛けにもなるだろうな」
「あ、あの、陛下? その、顔が怖……」
「だからアレーティア。 この件は必ず、お前が、自分でやり切れ!
……いいな? 誰かに丸投げなどするなよ? これはお前が始めた思いつきだろ?」
「は、はいぃ………」
「それとだ、俺とあの女が勝負できる場を必ず設けろ!いいな!」
「サー!イエッサー!!」
「よろしい。 では事後報告は必ずしろよ?」
ジルクニフの剣幕が過去最大だった気がする……。 結構本気で怖かったです。
「アレーティア」
「なに?お姉ちゃん」
「……私が言えた義理じゃあないけど仕事はちゃんとした方がいいわよ?」
追い討ちを食らった。そんな気分でした。
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「急な面談を承諾していただきありがとうございます」
「なに、構わないさ。 アレーティア殿にはいくつも恩があるからな」
あれから逃げるように魔導国へと転移し、すぐさまアインズ様にアポを取って面談に漕ぎつけました。
アルベド、デミウルゴス、更にセバスまで一緒にいるのは計算外でしたが……。
「ところで……そちらの女性は?」
「ああ、紹介します。 彼女はアンティリーネ・ヘラン・フーシェ。かの戦いで私と戦った腹違いの姉です」
「…………え?姉?腹違い?」
あ、アインズ様がフリーズしてしまった。
同時にアルベドとデミウルゴスが警戒態勢に入る。セバスもさり気なくアインズ様を庇える位置に立っています。 まあ、あの戦いを観て警戒しない方がおかしいですよね。
「ア、アレーティア。 本当に大丈夫なの!?」
「大丈夫ですよ。 こっちは武装解除してますし、そもそもお姉ちゃんもあの
「そ、それはそうだけど」
ここでお姉ちゃんの情報を曝け出して、警戒度を下げる方向でいきましょう。 多分、一番恐れているのはThe goal of all life is deathですから。
まあ、対策はばっちりされてはいるんでしょうけどね? 使えない、という情報があるだけでも留飲を下げる理由にはなるでしょう。
「改めまして、アンティリーネ・ヘラン・フーシェと申します。 血縁上アレーティアの姉ではありますが、現在は配下の騎士という立場にあります」
「ふ、複雑な事情があったのだな」
「そうですね。 殺し合う間柄ではありましたが、互いの事情を話し合い和解に至れたのは幸いでした。
それで、本題なのですが……」
私は三つのルビクキューを取り出し、アルベドへと手渡しました。
危険がないかの確認をアルベドが行なってからアインズ様とデミウルゴスに手渡されました。
「ほう?ルービックキューブか。 確かに報告に一部あがっていたな」
「この世界においては六大神なるプレイヤーが広めたとのことですが……」
「六大神云々のところはアインズ様が生み出した、という文言に変えられるかと。 それと、この魔導国をルビクキュー発祥の地としてより多くに広め、ちょっとした催しが出来ないものかと思いまして」
私の提案にアインズ様は「ほう、なるほど」と呟き思案に入りました。
「ルビクキュー以外にも六大神が広めたというものは多数あると思いますので、今回はこのルビクキューを例に今後の商法戦略などの役に立てられればと」
「……確かに、アイデア次第では金策になりえるものもあるな。 十分考慮するに値するだろう。
アルベド、一先ずナザリックにこういった商品化できるようなアイデアがないかを募集してみてくれ」
「かしこまりました」
結構好印象ですね。掴みはバッチリみたいです。
「ルービックキューブでの催しか……一面を揃えられる速さでも競うのがいいか?」
「私も一面揃えるので精一杯なので、制限時間内に何面組めるかというので競い合うのもいいかもしれません。
成績優秀者には賞金などを出せば更に盛り上がるかと」
「幾つか形式を用意してみるのもいいかもしれんな。 だが、現状参加者がどれだけ集まるのか予想しにくいな……」
「アインズ様、その調査なら私にお任せください。
流石デミウルゴス、行動が速いというかなんというか。
「うむ、任せたぞデミウルゴス」
「アインズ様、私も一つ提案がございます」
「何だセバス。言ってみろ」
「はい、先の戦いで夫を失い未亡人となった女性やその子供のために孤児院をお作りになられましたが、そこにこのルービックキューブを支給し徐々に普及させるのはいかかでしょうか?」
おお、セバスらしい優しい提案が。 まあ、元凶ともいえる存在が私だということを改めて実感させらせますね……。でも後悔はしていません。
……そういえば、この世界では現状セバスとツアレが出会う場面はなくなってしまいましたが、原作になぞるなら機会を設けるべきでしょうか? ちょっと考えておきましょう。
「なるほど。 確かに孤児院を使い子供やその周囲の反応を窺うのは良い案かもしれんな。次回の議題に上げるとしよう」
「ありがとうございますアインズ様」
「よい。 そうだな……セバスからこういった提案が出るのであれば、他のNPCたちからも良い案が出るかもしれんな。匿名で意見を投下できるようにするべきか……」
アインズ様が思案に耽りながらも、話は進んでいき具体案が出来上がったら帝国も全面協力の下でルビクキュー──ルービックキューブ大会が行われることが決定しました。
ジルクニフにあれだけ詰められたので窓口は私と強引に巻き込んだお姉ちゃんになりました。 恨めしげな顔をしていたお姉ちゃんでしたが、今は私が上司なので納得せざるを得なかったようです。
それから数か月後、様々な問題を解決しながら無事ルービックキューブ大会が開かれ、成功を収めました。
戦後、政治形態の変化ということもありストレスを感じていた魔導国民にはいいガス抜きになったようでした。
ちなみにラナーとジルクニフの直接対決はそこに魔導国代表としてアインズ様に扮したパンドラズ・アクターとアルベドが加わり行われることとなり──奮闘空しくジルクニフは四位という結果に終わりました。
一位は
正直相手が悪かったと思う。ジルクニフは泣いてもいいはず。 フォローするのであれば全員接戦でコンマ数秒差だったとだけ……。
また、これがきっかけとなり魔導国では前世で見たような玩具が時折見られるようになり、エ・ランテルのドワーフ工房などにも職人がせっせと製造している場面を見ることが多くなりました。
アレーティア
ルビクキューの腕は一般人程度。全面揃えろと言われたら分解して組みなおすという反則技をやらかす。
ジルクニフに久々にめっちゃ怒られたのでちゃんと仕事をした。でもお姉ちゃんも巻き込んだ。
アンティリーネ
ルビクキューの腕はアレーティアより上。今回から被害者リストに仲間入り!やったね!
ラナーのとある一面を目撃してしまった。
ラナー
一児の母。ルビクキューの腕は世界大会で優勝狙えるぐらい。
ちなみにアレーティアたちの前で全面揃えるのに使ったのは片腕だけ。
義理の姉にあの顔をお披露目している。
大会では魔導国の顔を立てるべく手を抜いた。
ジルクニフ
恒例の被害者。今回はただではやられなかった。
ルビクキューの腕は世界大会で優勝狙えるぐらい。
ただし、ラナーが片腕に対しジルクニフは両手を使っていた上、大会ではガチだった。現状ラナーには勝てない。
負けた日の夜、ジルクニフは枕を涙で汚した。
アインズ様
ルビクキューの腕は一般人程度。時折私室で時間潰しに遊ぶぐらいには楽しんでいる。
原作にはない現代知識無双が始まっているかもしれない。
大会にはパンドラズ・アクターを代理出場させた。理由は出場が半ば強制的に決まって一面組むのが限界だとアレーティアに吐露して、代役を頼めばいいんですよと提案されたから苦渋の決断で出場させた。
アルベド
ルビクキューの腕は世界大会で優勝狙えるぐらいだが、本気を出すとルビクキューがぶっ壊れる為そこそこ(ラナー程度)に抑えている。
デミウルゴス
ルビクキューの腕は世界大会で優勝狙えるぐらい。
今回は大会の企画、運営を担当。
セバス
ルビクキューの腕は一般人程度。本気でやるとルビクキューが砕ける。
パンドラズ・アクター
アインズ役として出場。ルビクキューの腕は世界大会で優勝狙えるぐらい。
数話以内には出番があるので、お楽しみに。
不死者のoh!ネタも入れていきたいなと思っていたり。
多分そういう回をどっかでやります(決意)
感想が欲しいのだ。高評価も欲しいのだ。お気に入りも欲しいのだ。
全部欲しいのだ(強欲)(二回目)
よろしくお願いしますなのだ!