転生したらオバロ世界のエルフだった件について 作:ざいざる嬢
Bloodborneトロコンして、結晶石も集め終えてスッキリしました。
次やるなら途中で投げてしまってるSEKIROかダークソウルリマスターかな。
モンハン新作は悩み中……RISEが合わなかったのとWORLDで満足してしまった感があるので……。
「お前またやったな?」
「またってなんですか。 ちゃんと報告してるじゃないですか」
「いつも言ってるよな?報告、連絡、相談が先だと! なんで俺より先に魔導国に提案書を提出してるんだ!?」
「だから魔導国に──」
「お前の上司は俺だろうがあああああああっ‼︎‼︎」
荒ぶるジルクニフ!いつもの光景ですね、はい。
今日は私の帝国と魔導国での御前試合──もとい神前試合の企画が魔導国に受理されたことを報告しに来ました。
「なあ?百歩譲って魔導国に提案を出すのは良しとして、どうしてその前に私に確認を取らない?私に話せないことをするわけでもないだろう?」
「なんでって言われると……その場のノリで動いたからとしか」
そう言うとジルクニフは石のように固まって動かなくなってしまいました。
私の行動ってその場のノリと勢いに任せることが多いんですよね。だから予定にないこと始めて脱線したりしちゃいますし。 最近だとナザリック滞在がそれに当たるかと。
「……もういい。お前を何度叱ってもほとぼりが冷めた頃にまた同じことを繰り返す……怒るだけ無駄な気がしてきた……」
「それ本人の前で言います?」
「言われたくなきゃ、突拍子の無いことをするな」
ぐうの音も出ません。甘んじて受け入れましょう。
「もういい、話を先に進めよう。御前試合だったか?」
「いえ、正しくは神前試合ということになりました。 魔導神アインズ・ウール・ゴウンの観戦する試合だからと」
ナザリックからの返答はオーケーが出たものの、色々と条件付きとなりました。
まず、会場は帝都アーウィンタールにある闘技場になり、どうせなら一大イベントとして一般の冒険者や腕自慢も参加させ、各国からそれぞれ十数名選出し競い合わせるかつての王国で行われた御前試合と同じようなものになりました。
少し違うのは一般の部と代表の部で分かれることでしょうか。 代表の部では各国お抱えの騎士や部隊から選りすぐりの人物を五名選出し、先鋒、次鋒、中堅、副将、大将と──これは剣道の団体戦の言い方だったか──五回個人戦を行い、三回勝った方の勝ちというものになりました。
「代表として選ぶのなら四騎士になるが、現在アンドレの空席があるからな。お前の他にひとり騎士を選ばねばなるまい」
「あ、私は出ませんよ?」
「──は?」
何ですかその顔。お前何言ってんだって顔に書いてあるんですけど?
「正確にはこの神前試合には、という意味です」
「…………まさか」
おお、流石はジルクニフ!気づいたみたいです!
「私や魔導国の守護者が公の場で戦うわけにはいかないので、ここからは舞台を変えて一部の者だけを招待してエキシビションマッチを行う、という事になっているので私はこっちに出ます」
神前試合はいわば各国の交流戦のようなもので、本題はエキシビションマッチの方がメインですね。まあどっちも似たようなものですが。
私は最終的にナザリックの守護者相手に胸を借りられればいいんで、その辺りはお任せしてます。
「向こうとしても出来る限り手の内を晒したくはないものな。 その実態を知られていないだけで十分な抑止力になる……というのはお前も同じなんだがな」
「私の場合は
〈
まあ、アインズ様のようにPVPが上手い人相手には、そう上手くいくとも限りませんが。
最近はお姉ちゃんとの特訓で色々と試しながらやっていますが、お互い経験が足りていないのでまだ未熟さを感じています。
「エキシビジョンマッチはエ・ランテル郊外にある鮮血騎士の訓練場で行うことになりました。現在は私たちが本気で戦った衝撃から観客を護れるように改装を実施中です。
観客についてはナザリックの力を周辺国家の上澄みに理解させるのが目的なので、この辺りは私より陛下の方が詳しいと思うのでお任せします」
エキシビションマッチの相手はまだ知らされていませんが、恐らくコキュートスかアルベド辺りになるんじゃないかと予想しています。
守護者最強であるシャルティアは血の狂乱なんかの不安点があるから多分出てこないと思うんですよね。
アウラとマーレは
デミウルゴスは……基本頭脳労働が主体だったから出るとは考えにくいですね。確か強さ的には守護者だと下から数えた方が早いとかじゃなかったかな?
セバスは……出てきそうではあるんですけど、こうした見世物に向いているかと言われると微妙な気がします。ステゴロ好きなんですけどね。
ガルガンチュア、ヴィクティムは言わずもがな。
そうなると、絶世の美女悪魔で守りに特化した戦士であるアルベドか、見た目にインパクトがあるもののナザリック最高の武人であるコキュートス。この二人のどちらかになるんじゃないかと。
例外としてナザリック最強の個であると言われていたルベドが出てくることも考えられましたが、それは無いでしょう。
……大穴でアインズ様本人が出てくるなんてこと……いや、それは無い。無いったら無い。
原作十巻みたいに「私だ」なんて言って出てくるのだけはやめてほしい。 〈星砕き〉とかうっかり使えなくなっちゃうんで。守護者たちから要らぬヘイトを貰いそうなんでマジでやめてほしい。
とりあえず、誰が相手になってもレベル百同士の戦い──私はまだ到達していませんが──は一般人や英雄級程度では目視すら困難で、衝撃にも耐えられないだろうという問題点を改善すべく訓練場をナザリック協力のもと改修中という事になっています。
フルアーマーガゼフでも〈
「………………はぁ、こればかりは仕方ないか。 一応確認しておくが、お前が招待したいと考えているのは誰だ?」
「とりあえずお姉ちゃんと鮮血騎士は連れて行こうと思っています。それからアダマンタイト級冒険者の『蒼の薔薇』、『朱の雫』、評議国からはかの竜王を」
「随分と多く感じるな」
そうでしょうか?
もう少し絞るにしても『蒼の薔薇』のイビルアイとツアーは外せません。可能なら十三英雄のリグリット・ベルスー・カウラウも呼びたいところですけど難しそうですね。
二百年前の魔神戦争の経験者であり、プレイヤー関係の知識を持っている時代の生き証人みたいなものなので、そんな存在がナザリックというユグドラシルからやってきた力の一端を見ることで敢えて手を出しづらくする……という願望故の人選ですね。
「帝国からは将軍を数名に有力貴族を数人……後は四騎士にフールーダといったところか。
……爺を呼ぶなら爺の高弟たちも参加させるべきか?」
「なんだかんだ人数は増えてしまいますね。 まあ移動に関しては〈
「その転移の魔法、初耳なんだが……?」
「そりゃあ〈
法国への侵攻の際に使ったぐらいですかね?それ以外では使ったことありませんでしたので、ジルクニフが知らないのも当然……ああ、ジルクニフはあの時〈上位転移〉で移動したものだと思っていたんですね!多分!
〈転移門〉は〈上位転移〉より多く魔力を消耗しますが、転移距離は〈上位転移〉を遥かに上回り、より多くの人数や物資の移動が可能なので運送的なことで言えばかなり重宝しますね。言ってしまえばどこでもドアです。
原作でもシャルティアがリザードマンの集落に守護者全員で移動する時や王国滅亡の際に八本指の関係者千人を移動させていたので、これぐらいは余裕ですね。
まあ、発動の速さなんかは〈上位転移〉の方が圧倒的に上なんで要は使い分けです。
「その魔法が劣化でもいいから普及すればかなり物流が捗るんだが……いや、問題点は多いか」
「じゃあ、今度フールーダに研究をさせてみましょうか。 そう言えば、アゼルリシア山脈には天然の転移門があったはずなので、そこからアプローチすれば決まった場所だけを移動できるマジックアイテムを作ることも出来るかもしれません」
あれは昔ラーアングラー・ラヴァロードを倒したドワーフ国の王都への難所のひとつにあった場所ですね。
あの場所の溶岩は転移門を伝って別の山から流れてきたものだったはずです。
……転移門先の山については何も知らないので、事が落ち着いたらアインズ様を誘って冒険するのもいいかもしれません。
「そうだな、爺には話を通しておくから絶ッッッッ対にお前も協力しろよ?嫌とは言わせん」
「え、嫌「よし、やってくれるんだな!お前ならそう言ってくれると信じていたぞ!」……えぇ……?」
フールーダと魔法の話になると長くなるから勘弁してほしかったんですけど……。
あ、そうだ。いっそのことナザリックも巻き込みましょう。帝国、魔導国の初の共同研究として技術を両国で独占すれば問題ないでしょ!多分!
……そういえば、フールーダってどうしてるんでしょう?原作だと魔法の深淵を見たいからと帝国を裏切りましたけど……。
一応原作と違って第七位階に届いた上に、デス・ナイトの支配も成功しているので裏切りは無いといいな、と思っていますけど。
「さて、話を戻すぞ。 招待する相手だが、お前が評議国の者を呼ぶのなら他の周辺国家にも声を掛けねばならん。ただひとつ問題がある。」
「問題ですか? 都市国家連合も竜王国も今のところそこまで関係が悪くなっては……ああ、聖王国ですか」
「その通りだ。 こっちは少し険悪な関係になりつつあるからな。慎重にならなければなるまいて」
ローブル聖王国。原作におけるデミウルゴスの用意した舞台となった国ですね。四大神信仰を掲げる聖王国と六大神信仰を廃止しアインズ・ウール・ゴウン信仰を広めつつある魔導国と帝国は聖王国からすれば自分たちの教義を否定されたと激おこ案件ですからね。
元々、六大神信仰と四大神信仰は仲が非常に悪かったと聞いていたので、逆になくなって清々したとか思われてると思いきや、まさかの抗議文が届くという……いや、この辺りは私の考えが及ばなかったところですね。もしかすると、ジルクニフやラナー、アルベドやデミウルゴスといった頭脳派からは懸念されていたことだったのかも。
「元々、お前の治めるエ・ランテルで亜人が暮らし始めたことについても何度か苦言を呈されていたが、聖王女などという綺麗ごとしか言わない相手の声など一々聞いてやる気も起きなかったが」
結構辛辣なことを言いますね。でも、確か原作だと聖王国で唯一アインズ様が王様やってることに問題がないって言ってたと思うんですよね。為政者としては出来た人だと思うんですけど。
「……もしかしてですけど、この一件を聖王国への布石として利用できそうって考えていたりします?」
「鋭いな。だが帝国の独断で動くわけにもいかんからな。一度魔導国の方に話を持っていくつもりだ」
うーん、ジルクニフが話を持っていくなら安心かな?これがラナーならある意味安心できないんですけど。
聖王国は多分原作のようなことにはならないでしょう。一応それとなく聖王女様が美容魔法を使えるってアルベドにでも話してみましょうか。アインズ様大好きなアルベドならその有用性に気づいて上手く取り成してくれるでしょう。
……至高の御方に創られた私たちにこれ以上の美は不要!とか言われませんよね?大丈夫かな?
そんなこんなで私とジルクニフの話から文官たちを集めての会議が繰り広げられ、私は途中で脱走し──ジルクニフの制止を置き去りにエ・ランテルへと帰りました。
難しい話はラナーに全部任せたいですね。
それから幾度かの打ち合わせを行い、数か月の準備期間を設けて神前試合が行われる運びとなりました。
次回からは登場人物増えたり、戦闘描写書いたりで多分筆が遅れるであろうことを先に報告しておきます。
ちなみに本来出す予定の無かった聖王国ですが、実は裏でラナー主導でアルベド、デミウルゴスが手を組んで何かしようとしているとだけ……。
もしかして:ゲヘナ ハードモード
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