怪獣超無法惑星   作:フルメタル・ミサイル

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 ようやく本エピソード最終回。これが終わらんと次の話書けないのです。
 それと新キャラ女登場。見た目も服装も戦場のヴァルキュリアのセルベリア・ブレス大佐っぽい感じでイメージしてください。


白いギガバトルナイザーの女

『オオオオ…』

 

 不安定な挙動を見せながらも、変貌しつつある漆黒のロボットから発せられるレゾリューム・エネルギーは増大していた。

 

「ガハハハハハハ!!」

 

 敵の変貌に驚きつつも、果敢に挑むザイゴーグ。このロボットの脅威への対処は、主人からの命令を上回るほどの優先度となっていた。

 

『………!』

 

 一方、ゴモラもどき=ゾンバイユはザイゴーグを持て余し、一方のレゾリウムも生命も魂も持たない機械人形であることから捕食対象にならないため、この場からの退避を決めていた。

 しかし宇宙を股にかける幽霊船怪獣も、異次元空間であるこの時空界からの逃避方法は分からないのが問題であった。

 はっきり言って『詰み』であるが、この怪獣は未だ逃走を諦めておらず、敵同士が争い合っているのを幸いとしてその方法を模索していた。

 

「ガァッ」

『オオッ』

 

 閻魔獣の口からの光線と、暗黒魔兇機の右掌からの光線が衝突する。

 

「………ッッ!!」

 

 先ほどは互角の様相を呈していたこの光線の衝突だが、今回はロボットの方の光線の威力が優っていた。段々とザイゴーグの光線は押し負けつつあったのだ。

 この結果をザイゴーグ当人も信じられなかった。

 

「ガァッ!?」

 

 やがて口元まで押しやられたところでついに光線同士が反応を起こし爆発する。ザイゴーグの顔面はまともにそれを浴びてしまう。

 異常極まる硬度は顔面もそうであったので大したダメージにこそならなかったが、それでも自分が押し負けるというのは今まで圧勝を続けてきた閻魔獣にはショックであった。

 

『………』

 

 動揺する閻魔獣に対し、ロボットはゆっくりと近づいてくる。

 

「ガハハ!!」

 

 ザイゴーグはそんなロボットに、棍棒状の右手【ゴーグレグジス】でストレートパンチを放つ。

 

『………』

「!?」

 

 ――も、普通に左手で受け止められる。

 

「ガッ!?」

 

 そして、そのまま右拳を起点に捻り倒されてしまう。

 

「!?…ッ!?」

 

 ここまで明確に力負けするのは初めてである。いや、そもそもこれを力負けというのだろうか?

 このロボットの技量によるものか、段々と力が抜かれていくような感覚であった。

 

「ガバ!?」

 

 押さえ込まれて動けないところで、そのまままた右足で何度も顔面を執拗に踏みつけられる。異常極まる硬度の体表といえど、ここまで執拗に顔面を蹴られれば当然脳は揺れる。

 

『オッ!!』

 

 レゾリウムが手を放したところで、今度はまたサッカーボールキックを顔面にブチこまれ、ザイゴーグは派手に蹴り飛ばされた。

 

「ガァァ…」

 

 執拗に頭部に攻撃を受け、グロッキー状態となる閻魔獣。脳震盪を狙う攻撃は、下手な破壊光線よりも余程効いていた。

 

『オオー!』

 

 うつ伏せで倒れるザイゴーグに、とどめを刺すべく右手を向けるレゾリウム。だが――

 

「ガハハハハハハ」

 

 ここでザイゴーグは奥の手である背中に大量に生える棘を射出。極超音速ミサイルですら比較にならぬマッハ88という馬鹿げた速度で発射された棘は、そのままレゾリウムの全身に突き刺さった。

 

『オ!?』

 

 あまりの速度と威力の棘の群れの襲来により、今度はレゾリウムが吹き飛ばされる。10万tの巨体が、何km以上もの距離を飛んでいったのだ。

 

『オオッ!!』

 

 ようやくそこで勢いが消え、地面に叩きつけられる。あのアーマードダークネスと同じ材質のボディにもかかわらず、棘は全て半分以上の深さまで突き刺さっていた。恐るべき威力である。

 

『オオー……』

 

 仰向けに倒れるロボットはうめき声を上げるも、起き上がれない。それほど深いダメージだったのだ。

 

「ガハハハハハハ」

 

 あべこべにグロッキー状態からとりあえず回復し、哄笑のような咆哮を上げながら今度はザイゴーグの方が近寄ってきた。

 

「コオオオオ……」

 

 口に炎のようなエネルギーが収束、倒れるロボットに向けて光線が放たれようとする。

 

『オオッ』

 

 これを受ければ大破は免れない。おまけにまずいことに、先ほどの棘射出を受けた際、胸部に受けたダメージによりコアに組み込まれていた再生装置が故障していたからだ。

 

『オオ――!!』

 

 しかし、だからと容赦するザイゴーグではない。マグマのような光線が、倒れるロボットに向けて無慈悲に浴びせられる。

 

『オオオオ』

 

 動けない中、うめき声を上げるロボット。全身に紫電が奔ると共に全身で小爆発が起きる。

 

『オ…』

 

 数分間光線を浴びたところで、再びレゾリウムの両目から光が消えた。

 

「ゥワンゥワン……ガハハハハハハ」

 

 だが、ザイゴーグはまだ気を抜いていなかった。木っ端微塵になるまで破壊しなければ、このロボットは再び蘇る。先ほどの異変を目の当たりにしていたため、そんな気さえしていた。

 

「………」

 

 無言で前屈みになり、背中の棘を再び射出しようとする。現状、これがロボットに近寄らず、かつ最大威力の攻撃である。

 

『………………』

 

 2体が闘争に夢中になっている間、既に遠くに逃げ去っていたゴモラもどき。とはいえ、それでもどちらかが生き残る以上、遠く離れた今も様子を窺っており、闘いの結末を固唾を呑んで見守っていた。

 

『!』

 

 しかし、ここで再び異変が起きたことをゴモラもどきは遠く離れた場所から悟る。

 

「!」

 

 反撃されないよう間合いの外にいたザイゴーグもまた、再び起きたロボットの異変に感づく。

 

「ガァァ」

 

 とどめを刺すべくここで棘を発射する――も、超高速で放たれたはずのそれは僅かに軌道をずらされ、明後日の方向へと飛んでいった。

 

「ッ!」

 

 倒れるロボットから寸前で溢れ出したのは、先ほどよりさらに増した膨大なレゾリューム・エネルギーだった。ザイゴーグの攻撃を胸部に立て続けに受けたせいでコアが損傷、ついに炉心暴走を引き起こしてしまったのである。

 

『オオ…』

 

 溢れ出る異常な量のエネルギーのせいか、再びレゾリウムの両目に光が灯った。だが再びボディは痙攣を起こしており、破損した装甲の各所からエネルギーが漏れ出し、尋常でない様子を見せている。

 

「ガハハハハハハ」

 

 ゆらりと立ち上がったロボットに構うことなく、ザイゴーグは口からの光線を全力で見舞う。

 

『………』

「ガ!?」

 

 しかし即座にレゾリウムは左手を向け、念動力による衝撃波を放つ。それはザイゴーグの巨体を簡単に浮かせ、押し倒してしまう。

 

『………』

 

 マグマ光線は途中まで浴びてしまったが、鬱陶しそうにするだけであった。あえて説明するが、この光線は例えウルトラマンであっても大ダメージを負う代物である。

 

『ヌゥアア!』

 

 先ほどまでとは違う叫びを上げたレゾリウムの手足、さらにはボディが変形していく。アーマードダークネスにも似た重厚な機体が、どちらかと言えば宇宙人、あるいはウルトラマンのような細身へと段々引き絞られていった。

 

「……!?」

 

 ザイゴーグは困惑する。こいつには変身能力もあるのか? この変貌の理由はそうでもないと理由が付かない。

 

「ガァァ」

 

 格闘戦では不利だと考え、起き上がったザイゴーグは再び背中の棘を放つ――

 

『ヌン!』

 

 しかしコンマ数秒速くロボットが放った念動力により、放った棘は軌道を変えられ、今度はこちら側に向けられた。

 

「!?」

 

 棘の速度はマッハ88である。如何にそれを放ったザイゴーグといえど、近距離で放った棘の軌道を即座に変えられるはずもない。

 そうして、異常な体表と同じ硬さの棘が即座に自分に突き返され、体の前面に残らず突き刺さった。

 

「ギャアアアア!!!!」

 

 初めて放った明確な悲鳴。異常な硬度の体表が所々ひび割れ、棘が突き刺さっている。さらには全身に内包する血のようなエネルギーが噴き出し、さながら血の池地獄のような光景を醸し出す。

 

『ヌゥン!』

 

 さらにダメ押しとばかりにレゾリウムはさらに念動力を発動。突き立てられた棘がさらに深く刺さった。

 

「ガ…」

 

 哀れ、ボロボロになった閻魔獣はついに倒れた。

 

『……!』

 

 ゴモラもどき=ゾンバイユは決着を見届けると同時に、このロボットが次は自分に向かってくることを理解した。

 

『キュロロロロロロ』

 

 全身を粒子化し、限界まで霧散させる。今は脱出出来なかろうが、それでもこれなら致命の一撃は避けられるだろう。

 

『………………』

 

 レゾリウムはそれをぼんやりと眺めていたが、そこで時空界が急速に消滅していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「チッ、戻れゴルドラス!」

 

 慌ててネオバトルナイザーにゴルドラスを回収するスーパーヒッポリト星人。ゴルドラスは光の玉へと変化し、ネオバトルナイザーに吸い込まれていった。

 

「あらら残念。もう少しで始末出来たのですが…」

『ガシュー!』

 

 一方、エンディール星人はすかさずインペライザーの頭部からの光線を放たせていたが、間一髪回収が間に合い、当たらずに素通りしてしまった。

 

「他に手持ちはいるのですか?」

「ナメるなよ! ゴルドラス以外にも私はいくつも強力な怪獣を持っているわ!」

 

 苛立ち気味に叫ぶ敵の姿を見て、単眼の宇宙人はせせら笑う。

 

「まぁ他に怪獣がいようがいまいが、これ以上貴方達を相手にする気はありませんが」

『ガシュー!』

 

 インペライザーは頭部を回転させ、光線を放とうとする。

 

「させるか! 今すぐ後悔させてやるぞ!」

 

 新たに怪獣を喚び出そうと、スーパーヒッポリト星人はネオバトルナイザーを構える。

 

「おや」

「ん!?」

 

 ――も、ここで辺り一帯に広がりつつあった時空界が急に消滅したため、両者はそちらを見やった。

 

「……チッ」

 

 舌打ちするヒッポリト。ゴルドラスがやられて頭に血が上ってつい忘れていたが、そもそも時空界を広げたゴルドラスを回収してしまっては、それを維持出来るはずもない。

 

「ザイゴーグ!?」

 

 しかし、時空界での闘いも既に勝敗が決していた。閻魔獣は自身の棘がいくつも突き刺さり、そのダメージのせいか仰向けに倒れていたのだ。

 

「………!」

 

 だが、エンディールの方もレゾリウムの勝利だと浮かれることは出来なかった。己の最高傑作であるロボットは確かに勝利の証とばかりに立ってはいたが――その姿の変貌は明らかに負傷によるものではない。

 

(何ですかこれは…)

 

 ロボットの全身は不自然なほどに引き絞られていた。重厚な機体は細身となり、エンディールが恐れるウルトラマン、いや彼のかつて仕えていた男にも似た姿へと変化しつつあった。

 

(このエネルギー量……どうやら戦闘の最中コアが損傷して炉心暴走を起こしているようですね)

 

 エンディールもこのロボットの主人なだけあり、機体がどのような状態なのかをある程度は推測出来た。

 

(この姿はそのせいか……まるでエンペラ星人そのものだ……)

 

 ロボットはレゾリューム・エネルギーのせいか、その大元となった男に酷似した外見へと変化しつつあることにエンディールは驚きを禁じ得なかった。

 

「しっかりしろ! 今バトルナイザーに戻してやる!」

 

 エンディールの不安をよそに、ヒッポリトは倒れるザイゴーグに駆け寄った。

 

「ゥワンゥワン……」

 

 しかし、ザイゴーグは主人に対し回収を拒否した。

 

「おい、無理をする――」

「ガァ!!!!」

「!!!!」

 

 そして、よろよろと立ち上がったザイゴーグは即座に光線をまともにくらって吹き飛ばされた。ヒッポリトも余波で吹っ飛んだが、閻魔獣が庇うように立っていたおかげで直撃は避けられたのだった。

 

『………………』

 

 まとめて葬る好機と見たのかは分からないが、レゾリウムが彼等にレゾリューム光線を放ったのだ。そして、その意図に気づいたザイゴーグは主人を庇ったのである。

 

「もう貴方とのレイオニクスバトルにも飽きてきました」

 

 実際にはエンディールが攻撃を命じたわけではないが、ともかく彼はそう告げた。

 

「私の目的はあの怪獣で、貴方達ではありませんしね。とはいえ、そのネオバトルナイザーは頂きますがね!」

 

 こいつらはあくまで外道、本来の目当てではない。とはいえ、このスーパーヒッポリト星人は実力者である以上、ネオバトルナイザーにはそれなりの怪獣がセーブされていると思われる。だったら破壊せずに戦力増加のためにも奪うべきであろう。

 

「さぁ、やりなさい!」

『ガシュー!』

 

 倒れるザイゴーグにとどめを刺すべく、インペライザーは頭部から光線を放とうとする。

 

『ガシュ!?』

「うおああああああああああ――――――――――――!!!!????」

 

 ――も、背後から光線とミサイルの雨に曝されて倒れる。おまけにその瞬間光線を地面目がけて撃ってしまい、至近距離の爆発にエンディールごと巻き込まれてしまう。

 

「だっ誰ダァ!?」

 

 半ば黒焦げになりながら叫ぶエンディール。

 

『キュロロロロロロ!!!!』

「いかん! 肝心の目的をすっかり忘れていた!」

 

 現れた標的に驚愕するエンディール。両者が互いを攻撃することにすっかり夢中であったため、忘れ去られていたゴモラもどきだったが、今が両者を潰す絶好の機会だと捉え、再び実体化して不意討ちを仕掛けてきたのである。

 

『キュルルルルルル』

「!! ガァァ!!」

 

 インペライザーの当面の無力化に成功したゴモラもどき=ゾンバイユは、今度は倒れて瀕死状態のザイゴーグに目をつける。先ほどまでは実力差故に関わる益がないと見ていた相手だったが、動けない今がチャンスであった。

 数々の怪獣とレイオニクスの魂を奪い殺したソウルイーター光線を、倒れるザイゴーグ目がけついに直撃させたのである。

 

「ガ……」

 

 さしものザイゴーグも瀕死状態の今は抗しきれなかった。宇宙の亡霊は地獄を治める閻魔の魂をついに奪い去ることに成功したのである。赤と青に縁取られた体はドス黒く変色し、動かなくなった。

 

「ザイゴーグ!」

 

 ヒッポリトが叫ぶが、怪獣は応えなかった。

 

『キュロロロロロロ』

 

 心なしか、怪獣の鳴き声は機嫌良く笑っているように聞こえた。

 

『キュルルルルルル』

 

 あとは棒立ちのロボットのみである。

 

「インペライザーは今はダメか……」

『ギギギギ…』

「戻りなさい」

 

 インペライザーは倒れた瞬間地面を誤射した際の大爆発により上半身が丸ごと吹き飛んでしまった。おまけにその時レゾリウムと同じく肩の再生装置を損傷してしまい、再生が出来ない状態になっていた。

 おかげで今は残った下半身のみがぎこちない動きで歩いているという醜態を晒している。これでは戦いになどならないため、即座にバトルナイザーに回収した。

 

(今残っているのはレゾリウムだけか……だが、果たして本当に大丈夫なのか…!?)

 

 レゾリウムの今の姿からは大きな不安しか感じない。

 

「ええい! レゾリウムよ、そいつを逃がしてはなりません!!」

 

 しかし、ここで目当ての獲物に逃げられては意味がない。

 

『……ヌゥアアアアアアアア』

 

 主人の命令に反応してか、変貌したロボットは不気味なうめき声を上げる。

 

『キュロロロロロロ……ロ………?』

 

 実力差は既に理解しているつもりだった。だから逃げるつもりだったゾンバイユ。

 しかしここで、幽霊船怪獣はロボットに起きつつある異常、あるいは“奇跡”と呼べるような変化に気が付いてしまった。

 

『!!!!』

 

 コアの破損によるレゾリューム・エネルギーの暴走は、このロボットを非生物と生物の中間的存在――言うなれば擬似生命体とでも呼ぶべき存在へと昇華させていたのである。

 

『……キュロロロロ!!!!』

 

 その事実に気づいた瞬間、火に飛び込む虫のように、ゾンバイユは本能的に動いてしまっていた。

 本来はこの怪獣の天敵であるアンチプラズマエネルギーであるレゾリューム・エネルギーに満たされたロボット。にもかかわらず、この上なく魅力的な極上の魂を持った生物として、その真っ青な単眼に映ってしまっていたのだ。

 

『キュルル!』

 

 ザイゴーグの命を奪ったソウルイーター光線を迷いなく放つ。だが――

 

『!!』

 

 ここでようやく我に返る。そして、そのタイミングは不幸中の幸いだったと言えるだろう。

 

『キュララ!!』

 

 ソウルイーター光線は真っ向からレゾリューム光線に掻き消され、その鋼のボディにぶち当てられた。

 

『ギュララララララララアアアアアアアアアアアア』

 

 痛い。苦しい。ゾンバイユが思ったのはまずそれだった。

 

『ギュロロ』

 

 メカゴモラの体がすぐさま熱暴走を起こし、関節部各所から火を吹いた。やがてそれは小爆発へと変わり、やがてバラバラに砕けるのには30秒もかからなかった。

 

『ギュララララララ』

 

 悲鳴を上げながら、ゾンバイユは使い物にならなくなったメカゴモラの機体を乗り捨てた。ガラクタへと変わった機体から抜け出た魂は、天高く昇っていく。

 

「そいつを逃がしてはなりません!」

『………………ッッ』

 

 エンディールは指示するも、ここでレゾリウムは機体の変貌のせいで限界が来たのか片膝をついてしまう。

 

「くっ…」

 

 もう終える距離ではない。捕獲は失敗だ。

 

『キュロロ……オブッ!』

 

 しかし、ここでレゾリューム・エネルギーの侵食がゾンバイユ本体にも及んでいた。逃げながらも、せっかく取り込んだ魂を吐き出してしまったのだ。最早それを取り戻す余力も今の幽霊船怪獣にはない。

 

「……ガハハハハハハ!!」

 

 そうして、吐き出された魂は倒れている自分の体へと戻っていき――やがて閻魔獣は息を吹き返す。

 

「おぉ!! ザイゴーグ!!!!」

 

 相棒の復活に、寄り添っていた相棒は歓喜の声を上げる。

 

「よくぞ戻ってきてくれた!! 私は嬉しい!!」

「ゥワンゥワン……」

 

 しかし感動の再会もそこそこに、ザイゴーグはすぐさま立ち上がり、エンディールとレゾリウムの方へと向いた。

 

「なるほど。脳内お花畑の主人よりは、その怪獣はマシな思考をしているようですね」

 

 そんな主従の様子をエンディールは皮肉った。

 

「しかし蘇ったとはいえ、その怪獣は深手を負っております」

「お前の方こそ、あのザマでお前の御自慢のロボットは戦えるのか?」

 

 片膝をついたまま沈黙するロボットを指差し、ヒッポリトもまた言い返した。

 

「調子が悪いなら、今日は見逃してやってもいいぞ?」

 

 さらには、出会った当初同様に挑発する。

 

「強豪とはいえ所詮手負いの怪獣1匹程度。それを仕留められるぐらいのロボット怪獣(タマ)はまだ残っていますよ!」

『………………』

 

 エンディールはバトルナイザーからロボット怪獣を召喚しようとするも、そこで片膝をついていたレゾリウムの双眸に光が灯った。

 

『ヌゥゥゥゥゥゥ………』

 

 唸り声を上げながら、ロボットは立ち上がる。

 

「残念だが、お前との決着は今はつけられんようだ」

 

 ヒッポリト、ザイゴーグはここですぐさま周囲の異変に感づいた。

 

「そのようですね」

 

 エンディールも敵の言葉を冷静に受け止め、なし崩し的にバトルの中止を受け入れた。

 

「まったく。今頃になって騒ぎを聞きつけやって来るとは。本当に間の悪い連中ですよ」

 

 心底うんざりした様子でそう吐き捨てる。

 

「ゴオオオオオオ!!」

「ガオオオオオオ!!」

 

 それからすぐ“両者”の片方は急に開いた時空の裂け目から、もう一方は大地を突き破って現れた。

 

「ゴオオオオオオ!!」

 

 超進化怪獣 ギラ・ナーガ

 

「ガオオオオオオ!!」

 

 超怪獣 スーパーグランドキング

 

 いずれもこの惑星の生態系の頂点。エリアボスさえも遥かに凌駕する最強の怪獣達であった。

 

『………ヌゥゥアアアアアアアア!!!!』

 

 しかし、ここで怪獣達の放つ強大なエネルギーに反応したのだろうか。立ち上がったレゾリウムは以前より遥かに出力が増したレゾリューム光線を即座にギラ・ナーガに叩き込む。

 

「ゴオ!!??」

 

 さすがに最強怪獣の一角、即死こそしなかったが、ぶち当てられた骨質の仮面部は熱で変形してしまった。

 

「無茶苦茶ですね…」

 

 驚いたその隙を突き、両手で頭を掴んで大地に捻り倒した。以前よりも遥かに兇暴になったそんなロボットの闘い様に唖然とするエンディール。

 

「ガハハハハハハ!!!!」

「ガオオオオオオオオ!!!!」

「ザイゴーグ!! 貴様の強さを見せてやれぃ!!」

 

 一方、ザイゴーグとスーパーグランドキングは重量級の怪獣同士で壮絶な殴り合いとなっていた。

 

「ガ!!」

 

 超怪獣の右手のハサミで殴られた箇所はちょうど棘がめり込んでいた場所だったため、激痛が起きるザイゴーグ。

 

「ガァァ!!!!」

「ガオ!!??」

 

 当然激怒して右手のゴーグレジオスで顔面を殴り返した。さすがの超怪獣にもこれは強烈な一撃だったようで脳が揺らされふらついた。

 

「貴様も叩きのめした後、我が配下に加えてやろう! 光栄に思うがいい!」

 

 負傷はしているが、それでもザイゴーグが負けるとヒッポリトは考えていない。それだけ相棒の強さに絶対の自信を抱いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 大気圏を突破し、ゾンバイユは宇宙空間に脱出した。幸い、あの閻魔獣とロボットは主人と共に追いかけて来る気配はない。

 

『キュロロロロロロ』

 

 正体であるケンタウロス型のずんぐりした巨体で宇宙空間を移動しながら、やがて惑星アシヨシの周りを回る月に到達。その地表へと降り立った。

 

『……?』

 

 ここで落ち合う約束をしていたのに、“主”の姿が見えない。いや、気配は感じるのだが、姿が何処にも見えなかったのだ。周囲を見回して探すも、やはりいない。

 

『――ギュロ!?』

 

 不思議に思っていると、背後から光線を浴びせられたため、驚いて振り返る。

 

『ギュ!?』

 

 しかし今度は右側から、さらに続いて左側から火球が飛んでくる。

 

「ギシャー!」

「ギシャー!」

「ギシャー!」

『!』

 

 同じ怪獣が3体、ゾンバイユを取り囲むように現れる。

 

「ギシャー!」

「ギシャー!」

「ギシャー!」

 

 宇宙量子怪獣 ディガルーグ

 

 かつてウルトラマンメビウスと戦った宇宙怪獣の別個体。甲殻類を思わせる殻に包まれたずんぐりした赤い体に棘状の両腕、サイのように長く、光る角を生やしている。

 数ある怪獣の中でも類のない能力を持ち、メビウスと当時の防衛チームGUYSを相当苦戦させたことで知られる。

 

「敗北した怪獣には死あるのみ」

『!!!!』

 

 虚空からそう冷徹に響いてきたのは彼の“主”の声だった。

 

『………キュロロロロロロ!!!!』

 

 1度の失敗ぐらいで殺されてたまるかとばかりに、ゾンバイユは3体のディガルーグにソウルイーター光線を乱射しまくる。しかしディガルーグに当たっても光線は何故かすり抜けてしまう。

 

『キュインキュイーン……』

 

 ディガルーグに翻弄されているせいで、ゾンバイユは遥か遠方にいたもう1体の敵の存在に気づいていなかった。

 

『ギュガッ』

 

 超遠距離から放たれた超高出力のレーザー。幽霊船怪獣でも通じるよう、レゾリューム・エネルギー同様の特殊な力――アンチプラズマエネルギーによるそれはゾンバイユの後頭部に命中、青い単眼を撃ち抜いた。

 断末魔を上げると、致命の一撃をくらったゾンバイユの実体のない体はボロボロに崩壊し、粒子となって月に舞い散っていった。

 

「キュインキュイーン……」

 

 究極人工生命体 ゼヴォス

 

 遥か未来からやって来たとされる、正体不明の生命体。何者かによって『全ての生命体の抹殺』という目的のために造られたという。

 人工生命体という別名を持つが、見た目は完全にロボットである。バーニアが寄り集まって出来た脚部、背中に背負った巨大な円盤といった姿は、ロボット怪獣の中でも際立って異形。そして、既知のロボットを遥かに凌駕する戦闘能力を持つ。

 

「言ったはずだ。敗北した怪獣には死あるのみ――」

 

 彼の“主”は月の暗闇から、燃え盛る炎のような不定形のエネルギー体のような姿を現したかと思うと、今度は地球人にも似た姿へと実体化する。

 

「相手が誰であれ、貴様は負けたのだ。私の怪獣としては不適格」

 

 エネルギー体が実体化し、地球人型の女性の姿に変わる。

 ストレートロングの銀髪は腰まで届くほど長く、顔も切れ長の青眼に鼻筋の通った絶世の美女であり、さらにはすらりとした長い脚に細身ながら豊満な肢体の持ち主だった。

 ノースリーブの軍服にも似た黒い上着に、赤い裏地の黒いマントを羽織り、ミニスカートに黒いタイツとスタイルの良さを強調しながらも下品さはない。むしろ冷徹さや抜身の刃物のような鋭さを思わせる装いである。

 

「キュインキュイーン……」

「ギシャー!」

「ギシャー!」

「ギシャー!」

「御苦労。ゼヴォス、ディガルーグ」

 

 しかし何よりの特徴は、全体が純白で染められてはいるが、ウルトラマンベリアルしか本来持ち得ないはずの『ギガバトルナイザー』を女が右手に持っていたことであった。

 

「フン。まぁ、奴も役目自体は果たしてはいたがな……」

 

 鼻を鳴らし、そう傲慢に吐き捨てる女。役目を果たしたと言っておきながら、そんなゾンバイユに対しての労りの言葉すらなかった。

 

「そのおかげで大分足切りも進んだ。もうすぐファーストステージも終わるだろう」

 

 ――かつてレイと闘い、彼のレイブラッド星人の血を覚醒させるために散っていった姉のケイト。

 ――キール星人グランデを同じくレイブラッド星人の血を覚醒させるために散っていった彼の姉。

 そんな2人と違い彼女は特定のレイオニクスに対する専属ではないが、惑星アシヨシに散在するレイオニクス達への試練を与える役として、同じくレイブラッド星人に選ばれた存在である。

 

「いよいよ、私の本格的な出番というわけだ」

 

 そう呟き、女は青く輝く美しい星を見つめた。

 

「ブオーッ」

「キュインキュイーン…」

「ギシャー!」

「ギシャー!」

「ギシャー!」

 

 しかし、そのように感傷に浸る暇もなさそうであった。

 暗闇から足音を轟かせながら怪獣が歩いてくるのを見て、ディガルーグとゼヴォスが警戒する。

 

「やれやれ、早速出番というわけか」

 

 ああは言ってはいたが、いきなり駆り出されるのは彼女は不本意であったようである。

 

「ブオーッ」

 

 暗殺怪獣 グラール

 

 ダークマターの影響で怪獣化した様々な生物の特長を抽出・合成して生み出された、ダークマター怪獣の中で最強の存在。二対の赤い目、頭部の巨大なトサカ、鋭い突起を備えた各部の甲殻、黄金色の体表が特徴。戦力として頭部から放つ強烈な3条の黄金の光線や、エネルギー吸収能力を持つ。

 最強のダークマター怪獣なだけあり、かつて迎撃したウルトラマンネオスを終始圧倒し、相討ちに持ち込んでいる。

 

「こいつは野生ではないな」

 

 怪獣の出自自体は知らなかったが、怪獣から発せられる僅かなレイオニクスパワーを女は感じ取っていた。

 

「その通り」

「!」

 

 怪獣に続いて、その男は暗い月面からゆっくりと現れた。

 薄紫色の法衣にもローブにも似た服を纏い、一見何処か仏像を思い起こさせるその容貌の男は、女と同じく地球人型の種族と思われる。しかし、頭部のモヒカンヘアの髪の毛と思しき部分も実際は隆起した体表部であり、中央部が盛り上がった額には第三の目らしき部位が見える。

 だが、同等に際立つのは、彼の声である。数人で同時に喋らせてエコーをかけたような、高音と低温が同時に響く不快で非人間的なものだった。

 

「その怪獣だけではない。お前もまた知らない種族だ」

 

 女は現れた男に白いギガバトルナイザーを向ける。

 

「そうだろうな。私はこの次元の出身ではない」

 

 女の興味深そうな様子を見て、男は笑った。

 

「“父”に招かれし者か」

 

 彼女の父、レイブラッド星人はこの次元宇宙だけでなく、他の次元宇宙からもまた様々な種族を招き、自身の遺伝子を与えていた。

 

「招かれたという表現は正しくない。あれは“拉致”だろう?」

 

 招かれた、というのは男に言わせれば語弊があるらしく、男は不満そうな様子を見せた。

 

「だがまぁ、わざわざ呼ばれたのだ。何もせず帰るというのも、それはそれで損した気分になるというもの」

「つまり、どうしたいのだ?」

「満足出来るような手土産が欲しい」

 

 男は女の持つ白いギガバトルナイザーを指差した。

 

「初めて見る変わった形のバトルナイザーだが、たくさん怪獣が入ってそうだ」

「残念だが、これは渡せんよ」

「キュインキュイーン…」

「ギシャー!」

「ギシャー!」

「ギシャー!」

「ブオーッ」

 

 ゼヴォスとディガルーグ、グラールは威嚇し合う。

 

「そのロボットと怪獣を見れば、君のレベルが分かるというもの」

「ほう。どう映ったかな?」

「素晴らしいレイオニクスだ。私の出会ってきた中でも1番かもしれない」

「当然だ。私は“父”からレイオニクスどもへの試験官役を仰せつかっている。雑魚ではその役目は務まらん」

 

 その役目のために生み出されただけあり、女はレイオニクスとして超一流の技能を持っていた。

 

「ちょうどいい。貴様に試練を与えてやろう」

「合格した際の見返りはあるのかね?」

「これが欲しいのだろ?」

 

 女は右手に持ったギガバトルナイザーで自分の右肩をトントンと叩く。

 

「私に勝てば奪えるぞ」

「この上ない褒美だな。是非とも突破させていただこう」

「ブオーッ」

「やれ、グラール!」

 

 男からの命令を受け、グラールはロボットと怪獣に襲いかかる。

 

「そいつだけでいいのか?」

「十分だ」

 

 ニヤリと笑う男。惑星からの光に照らされ、伸びる男の影は翼を生やした悪魔のような禍々しいものであった。




用語解説

 暗黒魔兇機 レゾリウム(暴走)

 度重なる攻撃により胸部のコアを損傷し、レゾリューム・エネルギーが過剰に供給される暴走状態へと陥ってしまう。溢れるレゾリューム・エネルギーはついにこのロボットを擬似生命体へと変貌させてしまい、そのせいで魂があるとゾンバイユに誤認させた。
 少なくともアンチプラズマエネルギーと生体プラズマエネルギーの両方を宿した状態にはなっているらしい。生体プラズマエネルギーの方も強烈かつゾンバイユを反応させるほどに美味なものであった模様。
 レゾリューム・エネルギーの集束によりゴーストリバース化しており、挙動が段々とあの男に近いものになりつつあるが、現時点でこれ以上の変化が起きるのかは不明。ただし、機体自体には多大な負担がかかっており、戦闘能力こそ大幅に上昇したが時折機能停止に陥ることも多く、不安定な状態となっている。分かっていないことも多いので、レイオニクスバトルの投入については、エンディール星人は当分控えるつもりであるとのこと。

 宇宙量子怪獣 ディガルーグ

 かつてウルトラマンメビウスと戦った怪獣の別個体。昆虫や甲殻類を思わせる殻に包まれたずんぐりした真っ赤な体に棘状の両腕、サイのように長く、そして光る角を生やした頭部は凶悪な顔つきをしている。
 特筆すべきは『3体で1つの実体を持っており、どのディガルーグも3分の1ずつ本物という確率論的な存在』だという点。目視では3体に見えてもセンサーなどでは1体しか捉えておらず、さらにその1体も捉えきれていないのだ。
 そのため攻撃を加えてもすり抜けてしまうが、向こうからの攻撃は当たる。ただし、攻撃を3体同時に正確に当てることでダメージを与えることは可能だが、動き回るディガルーグを3体同時に寸分狂わぬタイミングで攻撃を命中させなければならないということであり至難の業である。仮にダメージを受けた際は分散していた3体が合体、1体となる習性があるが、能力も3倍にパワーアップする。
 ゾンバイユはこれらの点に気づいておらず、無意味な攻撃を繰り返すこととなった。ただし彼も主から命ぜられた囮役にすぎず、処刑はゼヴォスが行なった。

 究極人工生命体 ゼヴォス

 遥か未来からやって来たとされる、正体不明の人工生命体。圧倒的な力を持ち、宇宙の全てを無に帰してしまうという。遥か未来の時代に何者かによって『全生命体の抹殺』を目的として造られ、それを行動原理としている。一応人語を介するようなので、コミュニケーション自体は可能と思われる。
 別名に生命体という言葉が入っているが、見た目はどう見ても金属で出来たロボットであり、いくつもの兵器を搭載していることからそれは疑いようがない。脚部はいくつものバーニアが寄り集まって構成され、歩脚としての機能は事実上持たないと思われる。平坦な頭部は赤いモノアイが中央に配置され、胸部にはミラー状のパーツが付いている。1番特徴的なのが背部に背負った、岩と金属が混ざって出来たような巨大な六角形の円盤であるが、これが何の機能を持つのかは分かっていない。
 この個体(そもそも複数体存在するのかも不明)は、主の女によって使役されており、プログラミングされた行動原理に反するはずの生命体の主人に忠実に仕えている。主の女によってプログラムの改竄がなされたのかは不明。
 戦闘能力は他のロボット怪獣と比べても際立って高く、また多彩な能力を操る。レーザー砲や爆弾などの兵器に加え、ブラックホール光線やバリア、テレポート、さらには重力の向きを変えるなど、強豪宇宙人や怪獣とも遜色ない力を持つ。

 暗殺怪獣 グラール

 かつてウルトラマンネオスと戦った最強のダークマター怪獣。ダークマターの影響で怪獣化した生物達の長所を抽出・合成して造られた。
 二対の赤い目、頭頂部のトサカ、全身に斧のような形の突起を備え、体表は黄金色である。パワーもネオスを圧倒し、頭部からの三条の黄金色の光線と、口から吐く凄まじい威力の光線を武器とする。
 ネオスと交戦した際は終始圧倒し、一時はダウンさせたほど。息を吹き返したネオスに倒されたが、向こうも倒れたため相討ちとなった。
 このグラールはネオスと戦う前に主共々召喚された並行同位体であり、本来の歴史と異なりこのM78星雲のある次元に現れることとなった。

 謎の男

 四次元怪獣ブルトンによってこの次元に連れて来られた存在。ウルトラマンネオスのいた次元の出身で、ネオスと戦う前にこの次元に連れて来られた並行同位体である。ダークマターの影響で突然変異して生まれた生命体の中でも頂点に位置し、「ダークマターが生み出した究極の生命体」を自称する。
 性格は傲岸不遜・冷酷非情。「宇宙に選ばれた者として、この宇宙の秩序を守り、理想の未来を作り上げる権利を持つ」と宣ったほどで、自身の意に沿わない生物を滅ぼすことに何の疑問も抱いていない。
 他の宇宙人同様、レイブラッド星人と接触し、その遺伝子を与えられたが、そもそもが宇宙の帝王を自称するほど強大な存在であった故、その後継者の座になど全く興味を持っていない。むしろ自身と同じ究極生命体であるレイブラッド星人を宇宙征服のための最大の障害として警戒し、その精神体を跡形もなく抹殺するべく行動を開始した。
 レイブラッド星人のことは邪魔者としか見ていないが、自身に与えてくれたレイオニクスとしての力は利用するつもりでいる。またレイオニクスパワーだけでなくダークマターの力も併用して怪獣を大幅にパワーアップさせる能力を持つ。
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