怪獣超無法惑星   作:フルメタル・ミサイル

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 長くなりそうなので分割。ちなみに名前だけはファーストステージ最後で出ていたあのレイオニクスが今回初登場。


極光(オーロラ)の輝く山にて 中編

 山頂を覆う極光(オーロラ)の上空で、急激に天候が悪化していた。雷雲が発達し、時折稲光が輝き雷鳴が轟きつつある。しかしながら、本来共存することはないであろう二種の現象が同時に確認されていることは極めて不自然であった。今現在、この山頂付近では一体何が起きているのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ゴルゴン星人&バム星人とのレイオニクスバトルの後、山頂を覆う虹色の極光(オーロラ)の中へ入っていったアルゴ星人一行。

 

「なるほど、オーロラは境界線であったわけか。中は普通の空間ではない」

 

 アルゴ星人はオーロラの中に入った途端、その異質さに気づく。

 まず、おかしいのは広さだ。5000m級の山の頂上とはいえ、これほど広くはない。けれども不可解なことに、恐らく本来の面積の数倍以上の広さの空間が広がっている。

 光景もまた違和感を覚えるものだった。今現在の時間はまだ昼にもなっていないにもかかわらず、空は赤黒く、不気味に明滅している。しかし、それはこの一帯の気象条件などではありえない。

 

「これは異空間だな………それもメタフィールド、いやダークフィールドと呼ばれるものだ」

 

 他の知的生命体の頭脳を貪る怪物となったアルゴ星人だけあって広汎な知識を持つ彼は、一目でその光景からどのような性質の異空間かを見抜いた。

 

(あの虹色のオーロラとこの異空間。ここにいるのは()だな)

 

 さらに、この現象と異空間を作ったのは誰かもまたすぐに辿り着く。虹色のオーロラと中の異空間とくれば、思いつくのは1()()しかいない。

 

「キュキュキュキュキュキュ!!」

「ギマイラ!」

「ゲァァァァァァ!!!!」

 

 突如一行の上が暗くなったかと思うと、奇声を上げながら何か巨大な物体が落下してきた。しかしすんでのところでギマイラが受け止め、放り投げる。

 

「ピキィ! オォォォォ~~!」

 

 だが、放り投げられた物体は地面に落下せず、重力に逆らいフワリと浮かび上がったのである。

 物体、いやその怪獣は巻き貝とアメフラシが合わさったような見た目をしていた。

 

「キュキュキュキュキュキュ!!」

 

 ノーチラスタイプビースト メガフラシ

 

 かつてウルトラマンネクサスと戦ったスペースビーストの別個体。ホラガイのような大型の巻き貝とオウムガイを混ぜ合わせたような刺々しい貝殻を持ち、本体はアメフラシのような軟体動物にも似た姿だが、4つの赤い目を持つなどスペースビーストらしく禍々しい見た目。

 最大の特徴として、軟体動物型のビーストでありながら、ウルトラマンや飛行怪獣と同等の飛行能力を持つ。そしてそれとは逆に殻頂を下にしてドリルのように回転させ、地中に潜ることも出来る。

 また武器として殻頂からの電撃放射、さらには虹色の波動【無重力光線】を発し、これで人間を宙に吸い上げて捕食する。またこの波動にはウルトラマンネクサスの光線技やビーム兵器を無効化する効果まであり、さらにはこれを応用することでネクサスのメタフィールドにも似た隔離空間を作り上げることが可能。

 

「やはりメガフラシか!」

「ゲァァァァァァ!!」

 

 逆さまのまま宙に浮かぶメガフラシは殻頂から電撃を放射して攻撃を仕掛けるも、ギマイラの咆哮に操られたラブラスゴルゴンとラブラスバムが彼等の前に立ち塞がり、壁となって防いだ。

 

「フン、早速役には立ったな」

 

 2体は電撃を真正面からモロに浴びたため呻き声を上げるも、アルゴ星人は意に介さなかった。

 

「ゴオオオオオオ!!」

「バオオオオオオ!!」

「ゲァァァァァァ!!」

 

 操られるまま2体はメガフラシに殴りかかり反撃を仕掛けるが、怪獣は飛行能力で軽々と攻撃を避け続け、当たらなかった。ギマイラもまた口からホワイトスモークを噴射するが、これもまた素早く上空高くまで飛行し避難することで避けてしまう。

 メガフラシは一見敏捷さとは無縁の外見だが、実際にはスペースビースト屈指の機動力の持ち主であるのをこのように見せつけてきたのである。

 

「チッ。ギマイラでも対抗は無理か」

 

 この3体では打つ手がなかったため、アルゴ星人は舌打ちする。高い飛行能力によってメガフラシは敵の攻撃が当たらず、かつ向こうは一方的に攻め立てることが出来る。

 その事実を思い知らせるかの如く、メガフラシは高空から電撃を放って一方的に攻撃してきている。

 

「仕方ない。増援を出そう」

 

 打つ手なしかと思われたが、それは今のメンバーのままで戦った場合である。

 

「いけ!」

『バトルナイザー、モンスロード!』

 

 アルゴ星人はバトルナイザーから新たに怪獣を召喚する。

 

「ウゴオアアアア!!」

 

 彗星怪獣 ガイガレード

 

 かつてウルトラマンダイナと戦った怪獣の別個体。地球に接近していた直径約200kmという巨大彗星に潜んでいた正体不明の怪獣。

 灰色の体色、頭部にある切れ味鋭いカッター、鎌状の両腕、大きな鋭い双角が生えた巨大な背甲が特徴。宇宙怪獣の中でも特に高い飛行能力を持っており、高速で頭から突っ込む突進攻撃を得意とする。口からは光弾を発射する他、腹部内部はブラックホール状になっており、腹甲を開き小隕石群を連射することも出来る。

 

「任せたぞガイガレード!」

「ウゴオオアアアア!!」

「オォォォォ~~!!」

 

 早速飛び立ったガイガレードは、上空のメガフラシ目がけ追跡。驚いたメガフラシはそのままさらなる高度へ高速逃避するも、彗星怪獣はそれ以上のスピードで接近する。追い詰められたメガフラシは電撃を放ちまくるも全て躱し、肉迫したガイガレードはそのまま突進をぶちかましてビーストを撃墜した。

 

「ゲァッ!!」

「キュイイイイ!!??」

 

 飛行出来ず地面に叩きつけられ、よろよろと体勢を立て直すメガフラシだったが、敵はその暇さえ与えない。いつの間にか接近していたギマイラが背後からおもいきり蹴り飛ばし、メガフラシはボールのように転がっていった。

 

「フン、お前の1番厄介なのは飛行能力だ。だが、飛べないのならお前は普通の怪獣以上のウスノロでしかない!」

 

 再び飛ぼうとしたが、メガフラシは追いかけてきたギマイラに怪力で押さえ込まれ、それも出来なかった。電撃を放って抵抗するが、ギマイラの体表には至近距離での攻撃でありながら大して通用せず、掴んだ手の力は緩んでいない。

 

「………!」

 

 仲間と敵の攻防を上空から見守っていたガイガレード。しかしここで、彼は周囲に起きていた小さな異変に気がついたのだった。

 

「ウゴオアア!!」

『他にも敵がいる!』

「なにっ!?」

 

 バトルナイザーがガイガレードの咆哮を翻訳し、警告として読み上げる。

 しかし、敵がいるということだが、周囲には彼等一行とメガフラシ以外に動く者はいない。遥か遠くを見渡しても何もおらず、少なくとも怪獣はいないと断言出来る。

 

「メガフラシだけではなかったのか」

 

 ガイガレードは彗星怪獣だけあって、高速で自由自在に宇宙を飛び回る。それだけに視力も非常によく発達しており、高空から遥か下の地上で起きた些細な事でも気づいたのだろう。

 アルゴ星人はそんな使役怪獣の直感を信じ、新たな敵の存在を感知するため、両手から凄まじい勢いで周囲一帯の地面に泡をぶち撒けた。

 

「例え姿や気配は消せても、動けばそれなりの変化は起きるものだ」

 

 泡星人の別名を持つだけあり、等身大でありながらアルゴ星人は周囲直径150m余りの地面を白い泡で埋め尽くした。

 そして、すぐさまその泡の結界を踏みつけた者が2体いた。しかし、相変わらず周囲には誰もいない。

 

「捕まえろ!」

 

 しかし、それでもアルゴ星人は泡の結界に起きた変化とガイガレードの直感を信じた。変化が起きた2ヶ所にラブラスゴルゴンとラブラスバムがそれぞれ素早く向かい、それぞれ()()を捕らえ、押さえつけた

 

「デェャァァァァン!!」

「ギギィィィィ!!」

 

 周囲に2つの咆哮が轟く。直後、何もない空間をラブラス達が押さえつけているという不可解な光景が一変し、怪獣達が姿を現した。

 1体はノコギリクワガタのアゴのような触角と一本角を頭部に生やした、ずんぐりした四足の恐竜のような怪獣。

 もう1体は直立四足歩行のスッポンのような見た目をした、亀のような怪獣であった。

 

「デェャァァァァン!!」

 

 透明怪獣 ネロンガ

 

 かつて初代ウルトラマンやレイと戦った怪獣の別個体で、その名の通り透明になる能力を持つ四足歩行怪獣。

 焦げ茶色の体色、焦点の合っていない目、クワガタムシのアゴに似た一対の頭部の触角、サイのような鼻先の一本角、耳まで裂けた鋭い牙の生えた大きな口、ずんぐりした恐竜のような体躯、長い尻尾が特徴。

 電気を餌としており、どの個体も大量の電気を求め、発電所や変電所を襲っている。ただし、電気を吸引する際は上記の透明化が解けてしまう弱点がある。武器は吸収した電気を用いた触角からの電撃で、その威力は地底怪獣グドンを絶命させるほど。

 

「ギギィィィィ!!」

 

 吸電怪獣 エレドータス

 

 かつてウルトラマンジャックと戦った怪獣の別個体。その名の通り電気を主食としている。

 直立四足歩行の灰色のスッポンのような見た目が特徴で、背中の甲羅はウルトラマンジャックのスペシウム光線すら弾いたほど頑強。吸収した電気を用いて口と尻尾から電撃を放つことが出来、全身が常時高圧電流を帯びているため、触れることさえ危険である。

 またネロンガ同様、普段は透明化能力で姿を隠しており、尻尾から電気を吸収した時だけ実体化する。

 

「ただでさえ薄暗い異空間にお誂え向きの透明な怪獣が都合良く2体もいるはずがない! メガフラシ共々レイオニクスの手下だな!」

 

 ラブラス達に押さえ込まれもがく怪獣達を見てアルゴ星人がそう叫ぶ通り、状況証拠からいってこの3体はどう見ても野生ではなくレイオニクスの手下である。

 

「まずはお前達をいたぶり、主を引きずり出してやる!」

 

 いくら巧妙に何処かへ隠れていても、配下の怪獣が痛めつけられていれば我慢出来ずに出てくるのがレイオニクスの(サガ)である。歴戦のレイオニクスであるアルゴ星人はそのことを熟知していた。

 

「ゴルゴン! バム! そいつらを叩きのめせ!!」

「ゴオオオオオオ!!」

「バオオオオオオ!!」

 

 ラブラスゴルゴンは左手の棘付き鉄球をネロンガに、ラブラスバムは左手の鎌をエレドータスに叩きつける。しかし負けじとネロンガは放電攻撃をゴルゴンに撃ち返して反撃し、エレドータスも高圧電流を帯びた体当たりをバムに叩きつけて倒す。

 

「あとは任せたぞ! ギマイラ、ガイガレード! お前達はあの巻き貝の化け物を始末しろ!」

「ゲァァァァァァ!!」

「ウゴオオアアアア!!」

 

 大地と天空の両者は主の命によりメガフラシを始末するべく再び動き出す。

 

「ンン~~、3対4ですか………これはこちらが少々不利ですかネェ……」

「「「ッ!」」」

 

 しかし改めて戦闘に突入しようとした矢先、突如周囲に響き渡る声を聞き、一行は動きを止めた。

 

「誘き出そうと思った矢先にいきなり出てくるとは。これは幸先がいいな」

「キュキュキュキュ!」

 

 メガフラシが再び飛行しようと逆さまになり、上を向いた腹足。そこへ空から何者かが着地するのを見たアルゴ星人はほくそ笑んだ。

 

「ウェルカ~ム、エブリワン! こんな辺鄙な所にワザワザお越しということはァ、どうやらレイオニクスバトルをお望みのようですネェ?」

「白々しいことを言うな。もう始まっているだろう?」

「フェヘッヘッヘッヘッ! そうでしたネェ」

 

 着地したそれは青白い塗装を施されたヒロイックなデザインの人型ロボットに見えた。身長10mほどの大きさで、ロボット怪獣と比べれば大分小さいが、それでも人型ロボットとしては相当大きい部類である。全身には隙間なく重武装が施され、このロボット単体でも怪獣相手に戦えそうであった。

 そして、人間でいう頭部に当たる部分には透明なカプセル状の操縦席があり、そこには巨大な頭部と短い3本のタコ足を生やした奇怪な姿の宇宙人が収まっていた。

 

「オオ~ット、そうだァ。自己紹介を忘れておりましたァ。

 ワタクシ、この山頂一帯を縄張りとしておりますチブル星人と申しますゥ。ドーゾお見知りおきをォ」

 

 頭脳星人 チブル星人(RB)

 

 かつてウルトラセブンと戦った宇宙人の同種族。M78ワールドでも最高峰の頭脳を誇る種族であり、その知能指数は一説には5万とも言われる。

 その知能を示すかの如く肉体の大部分を脳、そしてそれを収める頭部が占めるほど。それと引き換えにギョロ目と分厚いタラコ唇の付いた黒い顔の下には3本の黒いタコ足があるだけであり、肉体面は非常に脆弱。浮遊能力があるため見た目よりは速く移動出来るが、それでも到底直接戦闘に活かせるものではない。

 本個体も己の肉体の脆弱さは十分理解しており、そのため特別製のパワードスーツ『チブローダーアルティメット』に搭乗している。

 

「ほう、まさかチブル星人とはな! 私がレイオニクスでないなら即座に襲いかかり、頭脳を吸収していただろう」

 

 この山頂の主がチブル星人だと知った途端、アルゴ星人はどこか嬉しそうな声を出す。彼はレイオニクス故、既に“頭脳喰い”はやめているが、それでもアルゴ星人の本能なのか、チブル星人のような最高峰の知能を持つ生物を見ると未だ食欲が刺激されるらしい。

 

「ン~~フフフフ、アルゴ星人の悪評はワタクシも存じておりますヨォ。より高等な生物に進化するとかいう目的のために、他の知的生命体を襲ってはその頭脳を喰うイカれた怪物ですとネェ」

「イカれたという言い方は不愉快な誤解だが、それ以外は概ねその通りだ。

 特に君等のような頭脳ばかり発達した、進化の袋小路に入った哀れな生命体は大好物さ!」

 

 チブル星人もまた皮肉を飛ばすが、アルゴ星人もまた負けじと言い返した。

 もっとも、アルゴ星人はチブル星人のような頭脳特化型の生物の脳が大好物ということ自体は、本人も認める紛れもない事実であるが。

 

「進化の袋小路ィィ~~? フェヘッヘッヘッヘッ、アナタのような低劣で愚昧な種族にはそう見えるみたいですネェ。

 ですが、アナタはこれから思い知りますゥ。これこそが宇宙で最も知的かつ洗練されたエレガントな種族の姿であるということをォ!」

 

 アルゴ星人、いや他の宇宙人ですらとてもそうは思えないが、チブル星人の感覚としては彼等の姿は最高の知性の象徴なだけでなく洗練されたエレガントな姿であるらしい。確かにそう思わないとやっていられないのかもしれないが。

 

「レイオニクスバトルにレイオニクスの姿形など無関係。ナンセンスだ」

「イグザクトリー。これは一本取られましたネェ」

 

 アルゴ星人はそんな彼の主張を即座に否定したが、チブル星人の方も怒らずにそれを認めた。

 

「まぁ、おいおい理解していけばいいのですゥ。もっとも、それが分かる頃にはアナタは地獄にいると思いますがネェ」

「ずいぶん自信があるんだな?」

「デェャァァァァン!!」

「ギギィィィィ!!」

 

 アルゴ星人がちらりと見やると、ネロンガ・エレドータス共にラブラス達に苦戦していた。

 アルゴ星人がブチ撒いた泡の結界は未だ消えずに残っており、その範囲内に未だいる2体は姿を消しても場所が特定されてしまい、攻撃を受ける始末である。

 とはいえ、ラブラス達の方も体表に高圧電流を帯びるネロンガとエレドータスを攻撃する際は慎重にならざるを得ず、そのせいで一進一退の攻防が続いていた。

 そして、メガフラシもまた陸のギマイラと空のガイガレードに挟み打ちを受けている。前述のように他の2体はラブラス達にかかりきりで、この巻き貝の化け物の応援にはとても行けなかった。

 しかし、チブル星人は全く慌てていない。そしてそれが単なる虚勢ではなく、確固たる自信に支えられてのものだとアルゴ星人は見抜いていた。

 

「どうやって思い知らせるんだ? 是非とも聞かせてほしいな」

「ンッン~、愚かな下等生物の割には殊勝な心がけですネェ。これから大サービスでご覧に入れて差し上げましょォ!」

 

 その自信の根拠を見せるとばかりに、操縦席内でチブル星人はバトルナイザーを起動する。

 

「レディースアンドジェントルメン! これよりご覧に入れますのはワタクシの最高傑作となります怪獣ゥ! その名も――」

『バトルナイザー、モンスロード!』

「ファァァァイィィィィブキィィィィィィングゥゥゥゥ!!!!」

 

 カプセル内でタコ足に持って掲げたバトルナイザーから放たれた一条の光が黒雲に吸い込まれたかと思うと、稲光と雷鳴と共に黒雲が渦を巻き、やがて1体の怪獣がそこから現れる。

 

「何だ、アイツは……!?」

 

 一見、それはゴルザに似ていた。だがメルバのような翼があり、何より右腕がレイキュバスの顔で、左腕はガンQの顔であった。そして、腹部にはコッヴ種のような顔があった。

 そのように複数の怪獣の特徴を併せ持つその姿は、合体怪獣であるジャンボキングやタイラントを思い起こさせるものであった。

 

「グオオオオキュイイイイキヒャララララ」

 

 超合体怪獣 ファイブキング

 

 チブル星人(RB)がゴルザ・メルバ・レイキュバス・ガンQ・超コッヴの遺伝子をバイオテクノロジーによりかけ合わせ、誕生させた合体怪獣。5体の怪獣が合体しただけあって、並の怪獣とは一線を画す圧倒的な戦闘能力を誇る。

 顔と胸部はゴルザ、頭頂部と翼・背中はメルバ、右腕はレイキュバスの顔と鋏、左腕はガンQの顔、腹部・下半身には超コッヴの顔と足となっている。さらに、背中からは水色の水晶状の高エネルギー物質が背びれの如く複数生えている。

 また合体元となった各怪獣の能力を使用出来、それら複数を同時発動することで爆撃の如き圧倒的制圧力を発揮することも出来る。

 

「初めて見る怪獣だ」

 

 さすがにファーストステージを勝ち抜いてきただけあり、これほどの怪獣が現れてもアルゴ星人は動じなかった。とはいえ、だからといってこの怪獣の脅威を感じていないほど鈍くもない。

 

「そう、見た目でお察しとは思いますがァ、ゴルザ・メルバ・レイキュバス・ガンQ・超コッヴを合体させたのがこのファイブキングでございますゥ。そして、こいつがワタクシの最強の怪獣なのですゥ!!」

「なるほどなるほど。確かに相当なタマだ。だが、私のギマイラとガイガレードに敵うかな…?」

「疑うなら、レイオニクスバトルの再開と参りましょォ!!」

「是非も無し!!」

 

 両レイオニクスの間に戦闘再開の合意がなされた。そうして、地上に降り立ったファイブキングに、ギマイラとガイガレードが早速襲いかかる。

 

「ゲァッ!!??」

「ウゴー!!??」

 

 しかし、2体は超合体怪獣の圧倒的な力ですぐさま薙ぎ倒される。

 正面に立ちホワイトスモークを吐きかけたギマイラ。だが、ゴルザの口とメルバの頭頂部からの合体光線【ゴルメルバキャノン】で霧散させられた挙げ句、光線が直撃し悲鳴と共に倒れる。

 小隕石群を連射しつつ上空から接近したガイガレードだったが、掲げたレイキュバスの右手からの火炎弾と冷気の同時発射が攻撃を掻き消した挙げ句胴体正面にモロに直撃し、墜落した。

 

「……!?」

 

 配下の2体が一撃で倒され、アルゴ星人は自信に満ち溢れていた今までの態度から一転、驚愕の表情を浮かべた。

 

「ン~~フフフフ。大分ショックみたいですネェ」

 

 逆さまになったメガフラシの上で、そんな敵の様子を満足気に見下ろすチブル星人。

 呻き声を上げて仰向けで痙攣する両怪獣を見て、アルゴ星人は動揺している。そんな様は見ていて面白くてたまらない。

 

「さっきまでの威勢はどうしたのですかァ? まさかこれで終わりじゃありませんよネェ?」

「グオオオオキュイイイイキヒャララララ」

 

 追い撃ちとして、ファイブキングは倒れる2体に全身からの光線・光弾を叩き込む。とはいえ、これでも2体は絶命には至らなかったが、それはチブル星人がすぐにとどめを刺さず嬲り殺しにする意図があったためだった。

 

「ゲァ…」

「ウゴゴ…」

「ほぉう! タフネスはかなりのものですネェ!」

 

 このように多少手加減はしたとはいえ、両者がなんとか起き上がったのを見て、チブル星人はわざとらしく驚いた。もちろん、大ダメージを受けていることには気づいている。

 

「なるほど。これは全力を尽くさねばならん相手らしい……」

 

 一方、アルゴ星人は後がないことを実感し、死力を尽くし戦うことを決意した。

 故に、傷を負った怪獣達にあえてレイオニクスパワーを注ぎ込む。

 

「ゲァァァァァァ!!!!」

 

 吸血怪獣 ギマイラ(レイオニックバースト)

 

「ウゴオオアアアア!!!!」

 

 彗星怪獣 ガイガレード(レイオニックバースト)

 

 死中に活を求めるべく、深手を負った怪獣達にアルゴ星人はレイオニクスパワーを注ぎ、パワーアップさせる。これにより大ダメージを負った体も活性化し、回復力を増大。急速に傷と体力を癒やす作戦を取った。

 

「フェヘッヘッヘッヘッ!! ここでレイオニックバーストとは、いよいよ後がないようですネェ! 無駄な足掻きだとは思いますが、まぁ精々頑張ってくださいネェ!」

 

 敵が起死回生を賭けてレイオニックバーストを発動したのを見るも、チブル星人はその覚悟を嘲笑う。所詮悪足掻き、ファイブキングとの圧倒的な実力差は埋められない。

 

「ゴオ!!」

「デャアン!!」

 

 そしてさらに悪いことに、争っていたラブラスゴルゴンはここでネロンガの頭部からの放電をまともに浴び、倒れる。

 

「バオ!?」

「ギギィィ!!」

 

 同じタイミングでラブラスバムもまたエレドータスの帯電タックルをまともにくらい、そのまま前のめりに倒れて動かなくなった。

 

「ンッン~~、これで4対2ですネェ」

 

 レイオニクスバトルに勝利したネロンガとエレドータスはすぐさまこちらに向かう。そうしてファイブキングとメガフラシと合わせ、ギマイラとガイガレードの背後、両者を包囲する位置へと立つ。

 

「絶体絶命の危機というやつですネェ。どうですゥ、ご感想をお聞かせ願えますかァ?」

 

 状況はこちらが圧倒的優勢となった。そのためチブル星人は悪趣味にも、アルゴ星人に今の絶望的に不利な状況に対する感想を求めたのだった。

 

「……馬鹿な奴ほど高い所から見下ろしたがる。そんな印象だな」

「ンン~~? 馬鹿な奴とは一体…?」

 

 チブル星人は辺りを見回すが、彼とアルゴ星人しかいないため、不思議に思った。

 

「そのデカいおつむはスカスカのお飾りか? お前以外に誰がいるというんだ」

「……やはり勘違いではなかったようですネェ!」

 

 先ほどまでの享楽的な態度が一変、操縦席の中の頭脳星人の表情が一気に険しくなる。最高の頭脳・最高の知性を自認するが故に、そういった侮辱に対し滅法敏感なのであった。

 

「ンッン~~、これは不可解ですゥ。こんな絶体絶命の危機にもかかわらず何故わざわざ敵を挑発し、自らさらなる危機を招くのですかァ?」

「本当に分からないのか? 所詮そのデカいおつむは見せかけ、どうやら脳細胞は思っていたより圧倒的に少なかったようだ。やはり私が喰う価値はなかったか……?」

「………その不埒者をとっとと殺せ貴様らァァァァ!!!!」

 

 今のアルゴ星人に事態を打開する策があった――わけではない。にもかかわらず、彼の態度は挑発的で不遜なものであった。そして、そんな挑発にすぐ乗ってしまうほどに、この頭脳星人は知性の割に短気で大人気なかった。

 今までの気障りな態度をかなぐり捨ててチブル星人が叫んだ命令により、ファイブキング・ネロンガ・エレドータスがアルゴ星人の怪獣に真正面から襲いかかる。

 

「!!??」

 

 しかし、やがて両陣営の間合いが重なろうとした瞬間、突如『黒い稲妻』がファイブキングの頭上に直撃。相当のダメージがあったのかは不明だが、超合体怪獣は両膝を突き、沈黙してしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 レイオニクスバトルが続く中、山頂を覆う極光(オーロラ)の空に孔が開いたかと思うと、桃紫色の光を帯びた球体がそこより現れた。

 

「ヒャハハハハハハハハ」

 

 人間の哄笑にも似た甲高く不気味な鳴き声を上げながら、それはオーロラの中へと入っていったのだった。




用語解説

 ノーチラスタイプビースト メガフラシ

 かつてウルトラマンネクサスと戦ったスペースビーストの別個体。とてもそうは見えないが戦闘機顔負けの高い飛行能力を持つビーストであり、ウルトラマンネクサスと3度に渡って激突した。
 アメフラシとオウムガイが合わさったような見た目のビースト。ただし、4つの赤い目を持つなど、スペースビーストらしい禍々しさもある。
 武器は虹色の波動『無重力光線』で、これで人間を吸い上げて捕食する他、ネクサスの光線技や戦闘機のビーム兵器を無効化し、さらにはこれを応用しメタフィールドにも似た隔離空間まで作り上げる。また殻頂からは電撃を放出することも出来る。
 最大の特徴が前述の無重力光線を応用した空中飛行能力で、飛行時は上下逆さまになる。逆に地中潜航も可能であり、そのように行動範囲が非常に広いビーストである。
 ただし、それなりのダメージを負うとフィールド展開が出来なくなる弱点もある。また、硬そうな貝殻を持ちながら、最終的にはストライクチェスターの攻撃で倒されるなど、防御力自体はそれほどでもなかったりする。
 本個体はチブル星人(RB)に使役されている。山頂のオーロラ及び隔離空間はこのビーストの仕業であり、自陣に有利なように光線技を封じていた。ただし、やってきたアルゴ星人一行は光線技を使わない怪獣で構成されていたため、フィールドはあまり役に立たなかったばかりか、ギマイラとガイガレードの前には終始劣勢であった。

 彗星怪獣 ガイガレード

 かつてウルトラマンダイナと戦った怪獣の別個体。太陽系に接近する直径約200kmの巨大彗星の中に潜んでいた正体不明の怪獣で、プラズマ百式のファイナルメガランチャーで彗星が破壊された際に出現した。また、のちに別個体がスフィアに融合され、超合成獣ネオガイガレードとなってダイナとスーパーGUTSの前に立ちはだかった。
 灰色の体色に、頭部のカッター、鎌状の両手、一対の鏃状の巨大な背甲、開閉可能な腹部が特徴。鋭い各部位を生かした殴打や口からの光弾、さらには開閉可能の腹部の中はブラックホール状となっており、そこから小隕石群を発射する。体表もダイナのフラッシュ光弾を寄せ付けないほど硬く、彗星怪獣だけあって宇宙空間を高速で飛び回る高い飛行能力を持つ。
 本個体はアルゴ星人(RB)に使役されており、ギマイラでは対処出来ない空中の敵を始末する役。また視力や洞察力も高く、空中から暗いフィールドを彷徨く2匹の透明怪獣を即座に発見している。飛行能力に関してはメガフラシを上回っており、終始優位に立ち回っていた。

 透明怪獣 ネロンガ

 かつて初代ウルトラマンと戦った怪獣の別個体。惑星ボリスにも2体が出現し、縄張り争いでグドンを撃破した他、ブルトンに操られレイのゴモラと戦っている。
 江戸時代にも出現記録があり、当時はそこまで大きくなかったが故か、ある武士に退治された。それでもしつこく生き延び、現代になったところで電気を餌とすることを覚え、その結果巨大化した。
 ずんぐりとした爬虫類のような見た目をしており、頭部には一対のクワガタのような触角、鼻先には巨大な角を備え、大きな口は耳元まで裂けている。頭の触角からは吸収した電気を放つことが出来るが、威力・応用は個体によってまちまち。また四足歩行怪獣ではあるが、後ろ足で立ち上がり格闘戦を仕掛けることも可能。前足には大型船を持ち上げぶん投げるほどのパワーもある。
 最大の特徴はその名の通り透明化能力。これは電気を吸収した際に解けるが、個体によっては放電時に姿を現す者もいる。
 本個体はエレドータスとセットでチブル星人(RB)に使役されている。メガフラシの作り出した暗いフィールドの中でより透明化の効果を高めており、まさに暗殺にはもってこいであるが、ガイガレードには存在を勘付かれてしまい、アルゴ星人の妨害もあって能力を活かせず苦戦することになった。とはいえ、ラブラスゴルゴンをなんとか撃破したあたり、一応並の怪獣以上の能力はあると思われる。 

 吸電怪獣 エレドータス

 かつてウルトラマンジャックと戦った怪獣の別個体。水陸両用の亀型の怪獣で電気を餌としており、変電所やコンビナートを襲い停電させていた他、脱線事故を起こしてある少年の父を殺害している。
 直立四足歩行のスッポンのような見た目をしており、背中の甲羅はジャックのスペシウム光線に耐えるほど頑強。頭は甲羅の中に引っ込めることが可能で、口と尻尾から電撃を放って攻撃することが出来る。また、全身には高圧電流を帯びており、ジャックも迂闊な攻撃が出来なかった。そして、ネロンガ同様普段は透明化しており、電気を吸収した際に実体化する。このようにネロンガと似た特徴が多いが、関係性は不明。
 本個体はチブル星人(RB)にネロンガとセットで使役されている。メガフラシの作り出した暗いフィールドの中でより透明化の効果を高めており、まさに暗殺にはもってこいであるが、ガイガレードには存在を勘付かれてしまい、アルゴ星人の妨害もあって能力を活かせず苦戦することになった。とはいえ、ラブラスバムをなんとか撃破したあたり、一応並の怪獣以上の能力はあると思われる。 

 頭脳星人 チブル星人(RB)

 二つ名(というか自称)は“究極・絶対・唯一の知性”。かつてウルトラセブンと戦った宇宙人の同種族。全マルチバースでも最高峰の知能を持ち、一説にはその知能指数は5万とも言われる。
 その知能を支えるため、体の大半を脳が占めるという特異な形態をしている。巨大な脳を収める外骨格に覆われた頭部は非常に大きい反面、他はギョロ目とタラコ唇の付いた顔及び短い3本のタコ足が生えるのみである。この見た目通り身体能力は非常に貧弱であるが、浮遊能力があり移動速度自体はそれほど遅くはない。
 このように頭脳に特化しているため直接戦闘は不向きである一方、狡猾な謀略や科学技術などには非常に優れている。事実、セブンと戦った個体は女性型アンドロイドや子供を利用することで追い詰めていた。
 本個体はレイオニクスであるが、チブル星人は肉体が脆弱すぎるため、元々レイブラッド星人は本種をレイオニクス及び自身の器の候補として除外していた。本人はその事実を不満・不服とし、遺伝子改造手術により人工レイオニクスとなって、この惑星アシヨシでのレイオニクスバトルに参加した。製作した特製のファイブキングの強さは凄まじく、人工レイオニクスでありながらこの惑星アシヨシでのレイオニクスバトルで快進撃を続け、セカンドステージまで生き残っている。
 チブル星人の最高の知性を鼻にかけたナルシストかつ、独特の慇懃無礼な態度が特徴だが、非常に短気な面もある。また、ファイブキングの強さ自体は本物だが、一方で超合体怪獣の強さに頼り切りでレイオニクスとしての実力はそれほどでもなかったりする。
 他に複数の怪獣を従えているが、ファイブキングが主戦力のためサポート要員として運用している。メガフラシのフィールドで光線技を封じ、視界の悪さでネロンガとエレドータスの透明化効果を上げるなど、戦術自体は的確である。また、人工レイオニクスだけあってバトルナイザーも正規の物でなく自身が製作したコピー品であるが、4体同時召喚を可能とするなどオリジナル以上の性能となっており、技術力も本物と言える。
 尚、彼がレイブラッド星人の後継者の座を望むのは全宇宙を超えた全マルチバースの支配のためであるが、それ以上に望むのは『全知的生命体の絶滅』。
 チブル星人は全宇宙最高峰の知性を持つ種族であるが、その一方ペダン星人やメフィラス星人、ヤプール人といった彼等に匹敵する知性を持つ種族も宇宙には存在している。
 実は彼は知能に特化した代わりにかなり脆弱となった自らの種族の肉体に大きなコンプレックスを抱いている。そのため、通常のヒューマノイド体型にもかかわらず高い知性を持つ他種族に異常な嫉妬と憎しみを抱いていた。
 やがて、彼は『肉体だけでなく、知性でさえ自分達を上回る種族が現れるかもしれない』という恐怖と妄想に取り憑かれるようになった。そうして彼は『最高の知性を持った種族』という自分達のアイデンティティを守るため、自分達以外の知的生命体を抹殺することで、自分達が究極・絶対・唯一の知性を持った種族となるべく行動を開始したのである。
 そして、最高の知性を持った自分が全次元を未来永劫支配することで、愚かな者達によって創られたこの不完全な世界を完全なものへと変えると共に、新たな知的生命体が生まれた場合それらをすぐさま絶滅させ、自分達以上の知性が生まれる可能性を断つ。それが最終目標である。

 チブローダーアルティメット

 チブル星人(RB)が搭乗する超特製パワードスーツ。チブル星人は頭脳特化した代わりに脆弱な肉体の持ち主であるが、一部の個体はこのようなパワードスーツに搭乗することでそれを補っている。
 アルティメットタイプは文字通りチブローダーの中でも最高最強、究極のチブローダー。本来3mほどの大きさの一般チブローダーの3倍以上の巨躯を誇り、全身に分厚い特殊合金装甲と重武装を施してある。右肩には6連装ビームガトリングガン、左肩には8連装ミサイルランチャー、左腕には収束・拡散切り替え可能のダブルビームガン、右腕にはビームソードを内蔵しており、このチブローダーだけで怪獣と戦えるほどである。
 ただし、チブル星人(RB)はあくまでレイオニクスであり、本機体はあくまで自衛用でしかない。とはいえ、レイオニクス本人が狙われることはレイオニクスバトルでよくある話なので、十分役に立っている。

 超合体怪獣 ファイブキング

 チブル星人(RB)がバイオテクノロジーにより、ゴルザ・メルバ・レイキュバス・超コッヴ・ガンQの遺伝子を組み合わせ、誕生させた超合体怪獣。5体の怪獣が組み合わさっているだけあり、並の怪獣とは一線を画す戦闘能力と、各怪獣の特性を発揮することが出来る。
 頭部と胸部はゴルザ、頭頂部と背中及び翼はメルバ、右手はレイキュバスの顔に鋏が付いたもの、左手はそのままガンQの顔、下半身は超コッヴ(下腹部にその顔が付いている)と、まさに合体怪獣の見た目である。また、エネルギー源として高純度のスペシウム石を組み込んだため、その影響で背中から背鰭の如く鋭い水晶状となって複数生えている。
 ゴルザの額・メルバの目、超コッヴの額からは光線を放ち、さらにレイキュバスの右手からは火炎と冷気の合体弾、ガンQの左手は光線吸収及び光線発射能力を持つ。また、単純なパワーと防御力もまた並外れている。
 その圧倒的な戦闘能力で、主人のレイオニクスバトルでの快進撃を支えた。ただし、ファイブキングが強すぎてチブル星人はその強さに頼り切っているため、主人のレイオニクスとしての成長を阻害してしまう原因にもなってしまっている。
 尚、合体怪獣かつ人工生物であるせいか自我が希薄で、他の怪獣と違い主人の操り人形に近い。
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