ONE PIECE ~Song for You Days for You~ 作:重石塚 竜胆
━━━━燃えている。燃えている。燃えている。
建物が燃えている。植物が燃えている。
……人が、燃えて、尽きている。
数千、数万の人の命が、一瞬で奪われた。
音楽の都として小さい島ながらも栄えていたエレジアは、たった一晩で総てを喪った。
━━━━その焔を産み出したモノは、もう居ない。
残る者は、どこか似合わない麦わら帽子を被った赤髪の男と、その腕の中で泥のように眠る少女。そして、たった一人生き残ってしまった国王が、独り。
「━━━━ウタを頼む。この子の才能は、海賊なんかが持っておくには勿体なさすぎる。」
だというのに。赤髪の男は少女を国王へと託そうとする。焼け落ちたとしても、音楽を愛したこの国こそが少女の居るべき場所だというかのように。
……それは、ある意味では正しかったのかも知れない。だが、それは同時に少女の為に男が罪を被る事であり……
「━━━━だが、それは……!!」
「なぁに、悪名なら被り慣れてる。問題無いさ……」
「━━━━お頭ァ!!大変だァ!!」
少女の身体が国王の腕の中へと移った、そんな折に走り込んで来るのは、バンダナを巻いた男。赤髪の仲間であり、百発百中の狙撃手。
「━━━━どうした?」
「海軍の軍艦が……」
「もう来たのか……早いな……」
海軍。この海に曲がりなりにも存在する法秩序の根本たる世界政府。その実働武力として存在する海の抑止力である。
死の際に誰かが通報したのか、或いは
━━━━だが、運命は変わる。物語は歪む。その涯を求め続け、うねるように、捩るように。流れに抗い、止める事能わずとも、なお先へと藻掻くように。
「ちげぇんだ!!
━━━━
「━━━━なに?」
━━━━《
大海賊時代が始まる前からグランドライン前半で海賊として名を馳せる仮面の女海賊の名だ。
仮面を付けながらも、立ち振る舞いだけで美貌を想起させる
叩き直された海賊の行く末は善にも悪にも様々ではあるが、共通して彼女への敬意の念を絶やさない。いわば、潜在的な海の第三勢力となり得る可能性を秘めているが故に、世界政府は彼女の首にグランドライン前半としては異例の億単位の懸賞金をかけて追いかけている。
「━━━━ラフフフフ!!
久しぶりだねぇ、赤髪の小僧!!」
━━━━赤髪の男が疑念を抱いた瞬間、特徴的な笑い声と共に空を駆けて飛び降り来る影。
その美しさ、まさに
彼女の美貌に掛かればその身に纏うドレスの一端となる。
「……あぁ、久しぶりだな、レフィーネ・
「ラフフフフ……懐かしい呼び方をしてくれるじゃないの。それを知ってる奴ももう殆ど居なくてねぇ……
あぁそうだ。そうだったね。用向きは簡単さ。
コイツは面白い事になりそうだと来てみれば……案の定!!アタシ好みの挫折の匂いがプンプンするじゃあないかい!!」
「━━━━ッ!!」
瞬間、覇気が弾ける。赤髪の男……シャンクスと、仮面の女……レフィーネの間で。
「おっと、危ない危ない……娘の前でそうカッカするもんじゃあ無いよ、シャンクス?
ほら、魘されてるじゃあ無いかい。」
シャンクスの後方、覇王色のぶつかり合いに片膝を突きながらも耐えるエレジア国王の腕の中で体力を使い果たして眠る少女━━━━ウタ。
一瞬だけ目を向けたシャンクスは、しかし覚悟を決めたように前を向く。
「……何のことだ?この子はエレジアの子。
━━━━俺の娘じゃあない。」
━━━━それは、残酷な覚悟だった。
エレジアに娘を置いていくという覚悟、娘の為に汚名も怨嗟もすべて被って行くという覚悟。
だから、娘に背を向けるその顔は、悲壮な決意に満ち溢れている。
「……ハッ!!何をケツの青い事言ってんだいこの青二才ッ!!
鷹の眼から聴いたって言ったろうがッ!!それとも何かい?あの小僧がボケたとでも?
━━━━女は、古い海賊だった。
だから、ゴッドバレー事件が終わった後には一時だけ、後の海賊王の船に乗っていた事もあるし、赤ん坊をあやすのがヘタな連中に変わって拾われ子
「……」
そんな女に対して、シャンクスは黙るしかない。目の前の年齢不詳の女には通らないとしても、自分はそのウソを貫き通さないといけないのだと確信しているから。
「……まったく。強情だねぇ。
まぁいいさ。こっちも好き勝手言いに来ただけだからねぇ。
━━━━いつか、
その時こそ今の世界総てがひっくり返る時!!アタシはそれを《特等席》で見たいのさ!!」
━━━━それは、ラフテルに辿り着いた者達と、彼等が断片的に語った話を聴いた者達しか知り得ぬ事実。
「……」
「だから今、こうして世界を回って
━━━━そう、今この時みたいにねェ!!」
「……」
シャンクスにとっても、それは他人事ではない。
赤髪海賊団。この大海賊時代の中で、自由に生きる海賊たち。
大海賊時代という熱に浮かされ、グランドラインを突き進む海賊たちとは、意志を異とする男達。
━━━━心優しい少女の夢を護り続けた、強く馬鹿げた漢達。
「……まぁ、それはそれとして昔の
状況は分からんが、その子を━━━━娘をこの島に置いて行った方が良いとでも思ってるのかい?」
「……そうだ。
━━━━そんな責任をこの子に負わせるワケにはいかない。この子の歌は━━━━世界を救う、歌になる。海賊なんかには勿体ない。」
「……なるほどねェ……だから、
甘いねェ……ガキが一人で育てると思ってる甘ったれた奴の言い種だァ……」
「……それでも、歓待してくれた国を滅ぼした海賊になるよりは余程いい……ッ!!」
「良い悪いじゃあねェよアホんだらァ。
━━━━
「……ッ!?」
「ラフフフフッ!!
━━━━じゃあいっちょ……お説教のお時間だッ!!赤髪の小僧ォ!!」
━━━━シャンクスの動揺を見て、女は
その速度は、その音響は、雷鳴のように天地を震わせる。
グリフォンを抜いてその双撃を受け止めるシャンクスの顔に走る苦悶は、受けた銃剣の重さ故か、それとも女の言葉の故か。
「
弾かれる勢いをそのままに下がる女の手の中で、銃剣が回る、廻る、
その速度を女は、ステップを踏みながら回る自らの
覇王色を纏った一撃!!
シャンクスが咄嗟に相殺しなければ、このエレジアの大地すら真っ二つにする程の大斬撃!!
大気を焦がす程の覇気がぶつかり合い、天地が揺れる。雲が裂ける━━━━
◆◆◆◆◆◆
━━━━この日、エレジアという世界政府加盟国は崩壊した。
下手人とされたのは、当時気鋭の大海賊として頭角を現し始めていた赤髪海賊団と、心折れた者達を叩き直す危険勢力だった負け犬矯正屋。
二つの海賊団がぶつかり合った事で国は焼かれ、国民は国王一人を除いて全員が死亡した。
世界経済新聞はこの事件を『一人生き残った国王 悲嘆の慟哭!!』と一面記事を割いて特集。
これにより世界政府、並びに海軍から危険視された赤髪海賊団は
━━━━コレは当事者たちしか知らない、あの焔の日の真実。
この真実を少女達が知るのは、いつの日か。
◆◆◆◆◆◆
━━━━青い空と、紺碧の海がどこまでも続く世界。
その海の只中に一隻の漁船が浮かんでいる。
「はー、今日もいい天気だねー!!」
「いい天気だよねー」
ボートに比べれば遥かにマシな装備ではあるが、遠洋を往くには度胸の居る状況で、のんびりと話し合う少年と少女が居た。
「こんなに気持ちがいい日なんだけどなー」
「なんだけどねー」
「この船旅はひとまず遭難って事になるな!!」
「そうだねー」
少年━━━━ルフィと、少女━━━━ウタが無の会話を続ける中、轟々と音高くうねりを上げるモノが眼前にあった。
━━━━即ち、大渦である。
「頑張って航海してみたんだけどなァ……」
「私もルフィも航海術はからっきしだったものねぇ……まさかこんな大渦に呑まれるなんて、迂闊だったわ。」
……あまりに海を嘗めたように見える発言ではあるが、二人共本気ではあり、それが故にこのような状況に陥ってしまったのである。
「助けて欲しいけど船も居ねぇし……流石に漁船でもこの大渦には耐えきれねぇよなァ……」
「━━━━あ、ルフィ!!あったよ、タルが!!」
「おぉ!!でかした!!
━━━━で、タルでどうやって乗り切るんだ?この状況」
「こんな大渦だと泳げても泳げなくてもどうにもならないし、だったら逆にタルに入って蓋しちゃった方が安全じゃないかなぁ……って。」
「なるほどなー。
……うし、じゃあそうすっか!!」
━━━━こうして、彼等は遭難した。
◆◆◆◆◆◆
━━━━グルグル、くるくる。回ってゆく。
回転悲劇の幕が上がる。
━━━━
シャンクス達は私を戦いの場に出す事は決してなかったから、シャンクス達が戦っている間、揺れる船室で私は独り。
……それでも、歌えば其処にはなんでもあった。ウタウタの実が作り上げるウタワールドは意識の世界。私の想像はなんでも叶うし、飢える事も、苦しむ事も無い……
━━━━《新時代》が、其処にはあって。
……だけど。だけども。
あの日、エレジアを去ってフーシャ村へ戻って来たシャンクスはマキノさんに私を預けて行ってしまって。
ルフィのお祖父さんだって言うガープさんは、私の為にと歌わない道を勧めて来て。
……そして、コルボ山に連れていかれたルフィを通じて知り合った彼の義兄弟たちも、みんな居なくなってしまった。
━━━━砲撃の音と、爆炎の赤が船を包む。
サボが出航し、海に消えたその瞬間を、マキノさんのお使いで王都に来ていた私は見てしまった。
……私の歌なら止められると、そう駆け出そうとした私に飛びついて止めたのは、ダダンさんの一家のドグラだった。
『おみーの
だから……ダメなんだ!!ぐすっ……!!目の前で!!あんな事が起きても!!おみーだけは!!行っちゃァダミなんだァ!!』
……ウタワールドなら、なんでも叶うのに。
━━━━歌えば、独りじゃないのに。
━━━━心は、死なない筈なのに。
━━━━あぁ、なんで……人が居なくなるのはこんなに……胸が痛いんだろう……
◆◆◆◆◆◆
東の海・トアール島
「━━━━なに?酒樽が海岸に流れ着いて来ただと?雑用コビーよォ。」
「は、はい……凄く重いので、まだ中身も残ってると思うんですけど……どうしたらいいんでしょうか……」
荒くれ者の男達の前で、酒樽を運びながらビクビクと怯える少年の名はコビー。
二年前にこの男達を束ねる海賊《金棒のアルビダ》の船に間違えて乗船してしまった哀れな少年である。
「ヘッヘッヘ……そりゃあいい。おれ達だけで飲んじまおう!!」
「しかし兄弟!!もしお頭にバレたらおれ達ァ……」
「なぁに、バレやしねェよ!!
いいか?この酒樽の存在を知ってんのは酒蔵掃除当番のおれ等とヘッポココビーの四人だけだ。」
「なるほどな。なら問題ねェか。」
「だから、わかってんな?コビーィ?」
荒くれ者達はそう言ってギロリとコビーを睨む。
「は、はいィ……勿論です!!」
何も言わない。逆らわない。
そうして居れば、少なくとも殺される事は無い。
役に立たない誇りなんて、犬に食わせてしまえば……
━━━━心を削りながら媚び諂うコビーの前で、やけに重かった酒樽の蓋が中から弾け飛ぶ。
その中から現れたのは、赤いシャツと麦わら帽子が似合う少年が、酒樽の中から上半身を跳び出させていた。
「━━━━はい?」
その疑問は、いったい誰の声だったのか。
それを知るよりも先に、事態は急転し続ける。
「んー……!!よっと!!
流石に酒樽一つに二人は狭かったかもね……」
「なっはっは!!なんとか助かったからいいんじゃねぇか?いやー目ェ回って死ぬかと思ったよ!!」
少年と同じように酒樽から現れ、しかしするりと抜け出したのは、垢抜けた可愛らしさの美少女。
その美貌に、コビーを含めた四人は心奪われ、目を奪われる。
「……誰だお前ら?」
『いやオメェ等が誰だよ!?』
少年の
しかして、その一つになった心すら引き裂くように、風切り音と共に飛来する大質量、一つ━━━━
「━━━━ルフィ!!」
「━━━━サボってんじゃあ……ないよォ!!」
━━━━着弾、轟音、爆砕……男の身の丈すら超える大金棒。その重量が齎す破壊が酒蔵へと降りかかる。
「おわぁぁぁぁ!?」
その破壊は、しかし苛立ちがそのまま表れたかの如く大雑把すぎたがゆえに樽に入ったままの少年に直撃せず。
少女もまた、声よりも速く飛来する金棒の風切り音に気づいて撤退を選んでいた。
━━━━その小脇に、避けられそうもなかった哀れなコビーを抱いて。
◆◆◆◆◆◆◆◆
「あ、ありがとうございます……ところで、お二人は大丈夫なんですか?ケガとか……」
「はっはっは!!ああ、大丈夫大丈夫。なんかびっくりしたけどな。
おれはルフィ、んでこっちが……」
「私はウタ。
……あ、私も大丈夫だよ。ところで……此処はどこ?」
「あ、はい……此処は《金棒のアルビダ》様の休息地です。
僕はそこで雑用係をやってるコビーと言います。」
━━━━吹き飛ばされたその先で、少年少女たちは語り合う。
「ふーん、そうか。
実はどうでもいいんだけどなーそんなこと。」
「は、はぁ……」
……語り合う。
「ねぇコビーくん、この辺に小舟とか無い?私たち渦潮に呑まれて船無くしちゃって……」
「う、渦潮ォ!?
よ、よく生きてましたね……」
「……?
そりゃあ私たち運がいいし?」
「まーあれはビックリしたよほんと。」
「ビックリで済む物じゃないと思うんですが……
小舟なら無い事もないんですが……こっちです。」
「え、あるの!?やった~!!やっぱり私たちって運がいい!!」
……だが、コビーの先導でたどり着いた森の奥にあったのは船というより……
「なんだこれ、棺桶か?」
「ううん、きっとベッドだよ。土台部分」
「一応、船なんですけど……僕が二年かかってコツコツ作った船なんです……!!」
「二年かけて?で、要らねぇの?」
端的に要件を話すルフィの言葉に、コビーは船?縁に手を当てながら述解する。
二年前、釣りに行こうとして間違えてアルビダの海賊船に乗ってしまったこと。
そして、やりたい事があっても、アルビダが怖くて考えるだけで足が竦んでしまう事も。
「━━━━お前ドジでバカだなー……
そのうえ根性なさそうだし、おれお前嫌いだなー」
「うーん、情状酌量……と言ってもルフィには通じないししょうがないか。ごめんね?コビーくん。」
ウタは腰を折るようにして、手を合わせてルフィの無礼を謝罪する。
「うえへへへぇーん……
━━━━でも、その通りです。僕にも、タルで漂流するくらいの度胸があれば……
……あの……ルフィさんとウタさんは、そこまでして海に出て何をするんですか?」
コビーはあんまりな言い分に涙を流しながらも、ルフィの言葉が的を射ていることは否定しきれなかった。
だって、こんな自分は、あまりにも情けない。
言い出す事も出来ず、踏み出す事も出来ない。
だから、なにか切欠が欲しくて、その問いを口にした。
「━━━━私は、世界の歌姫になるんだ。」
「━━━━おれはさ、海賊王になるんだ。」
━━━━その問いに返ってきた答えの、あまりの大きさも想像できないで。
「か、か、か……海賊王!?それに、世界の歌姫!?
━━━━海賊王って言うのは、この世の総てを手に入れた男の称号ですよ!?
つまり、富と名声と力の
世界の歌姫だってそうです……この危険な大海賊時代に、世界中に届く歌なんて……!!
死にますよ!?世界中の海賊がそんな宝を狙っているんですよッ!?」
「お、目ざといねコビーくん。私の事宝だって。」
「━━━━だから、おれも狙うんだよ。」
━━━━世界中に歌を響かせて、天竜人に目をつけられたりなんかしたら……!!
この二年で世界政府非加盟国や海賊どもからの天竜人への評判なんかも耳にしていたコビーにとって、二人の夢はどちらも壮大な夢物語にしか聞こえなかった。
「む……」
だから、つい。
「ムリです!!絶対無理!!
ムリムリムリ無理に決まってますよッ!!海賊王なんて……この大海賊時代の頂点に立つなんてできるわけがないですよッ!?ムリ無あいたァッ!?」
コビーが叫んでしまった言葉に、ルフィはなんとなく拳で応えた。
━━━━それは、憧れの人から託された物を否定されるようなものだったから。
「ど、どうして殴るんですか!?」
「━━━━なんとなくだッ!!」
「ぷっ、フフッ……ルフィらしいなぁ、言葉より先に拳が出るの。」
「なんとなく!?
……でもいいや、へへへ……慣れてますから……」
暴力を受けたら、へらへら笑って媚びを売る。媚びを売るのが得意なコビーちゃん。
それが、この二年の彼の評価だった。だから、すぐに諦める。
だけど、そんなコビーの目の前に居るのは……
「おれは死んでもいいんだ。」
「……へ?」
「おれがなるって決めたんだ。
━━━━その為に戦って死ぬんなら、それでいい。」
「……」
その覚悟を、ウタは複雑な目で見つめる。見つめるしかない。
だって、約束したから。シャンクスにも、私にも、そして、エースやサボにだって……!!
あの《夢の果て》を、海賊王になって成し遂げたいんだと。
「し、死んでもいい……!?」
「━━━━それにおれはやれそうな気がするんだけどなー。
やっぱ難しいのかなー?」
「当たり前でしょ?シャンクスだって出来てないんだから。
━━━━でも、ルフィならきっと……」
眩しそうに、ウタはルフィを見つめる。
それは夢を語り合うようであり、比翼の鳥が同じ幹に止まるようでもある。
「……ぼくにも、やれるでしょうか……し、死ぬ気なら……」
「ん?なにが?」
その眩しい姿を見たから、コビーは一歩を踏み出せる。
思うだけだった願いの欠片を、口に出してみる。
「僕でも……海軍に入れるでしょうか……!?」
『海軍?』
「海賊王になるならルフィさんやウタさんとは敵ですけど……!!
海軍に入って偉くなって、悪い奴らを取り締まるのが僕の夢なんですッ!!小さい頃からのッ!!
━━━━やれるでしょうかッ!?」
「ハハッ、そんなの知らねぇよ。」
「フフッ……いいね、将来有望だ。」
口ではいろいろ言いながらも、ルフィも、ウタも笑っている。
━━━━だって、こういう風に真っすぐに憧れに向かって進み続ける姿を、二人はずっと見ていたから。
「━━━━いえ!!やりますよッ!!
どうせこのまま雑用で一生を終えるくらいならッ!!
命を懸けてここから逃げ出すんですッ!!そしてアルビダ様……アルビダだって捕まえてやるんですッ!!」
輝かしい、少年の
「へぇ……誰を、捕まえるってェ!?コビーッ!!」
それを嘲笑うかのように、船?を砕く破壊を伴って、女は現れた━━━━
レフィーネ・
年齢:60歳(エレジア崩壊時)→70歳(本編開始時点)
性別:女
異名:
身長:192㎝
誕生日:不明
血液型:不明
出身地:秘♡密
懸賞金:
氷:食べない派
能力:不明。ただし、持っている銃剣がいつのまにか増えていることがよく確認されている。
備考:NOT転生者。
この世界においてウタが救われる理由となったファクターであり、エレジアでシャンクスとかち合った海賊団の正体。
この世界の前提条件となるロジャー時代の負けヒロイン。
ミドルネームのDは実家への嫌がらせで名乗っている。