“軌跡”的な世界   作:怪獣馬鹿

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お待たせしました!!
3日も掛かってしまった!!
次回は早く挙げられるように頑張ります!!
それではどうぞ!!


Gear 5

リンリンがやられた同時刻。

地下一階ではCP-0のゲルニカとマハが元白ひげ海賊団で光月おでんの家臣のイゾウと戦っていて、イゾウは刺し違える覚悟でマハを殺し、死んだ。

ゲルニカは急いでマハの元に駆け寄るが死んでいてCP-0に下った指令であるニコ・ロビンの確保に急がないといけないのに邪魔してきたイゾウにキレていた。

 

「くそ!!!白ひげの残党がなぜガキ共を助ける!?」

 

キレてるゲルニカの元にまた通信が入った。ゲルニカは苛立ちながらそれに出ると言われたのがルフィを消せと“五老星”から命令された事だった。

カイドウと戦ってる最中で勝つ可能性の方が低いにも掛からわず、邪魔をしてまで確実に消してこいという命令。確実に実行したら死ぬのは目に見えてる。

 

(あの一味が何だと言うんだ!!)

 

ゲルニカはCP-0ゆえに任務を全うする為に上に上がろうとするとイゾウと戦う前に倒した筈のドレークが後ろから腹を刺してきた。

刺されたゲルニカは自分の意志で動ける海軍のSWORDが羨ましいと思いながらドレークを再び倒して上を目指した。

 

 

 

 

 

〇〇〇

屋上ではカイドウとルフィが戦っていた。

そしてリンリンが倒された事を2人は見聞色の覇気で感じ取った。

 

「おい、気づいたか!!」

「・・・・・」

「リンリンがやられたぁ〜!!!」

「ギザ男達か・・・凄えな!!」

 

リンリンがやられた事にカイドウは叫んだ。ロックス時代からの知り合いで姉貴分としての一面を知っていたカイドウは共にワンピースを目指そうと誓いあった矢先に起きたこの事態に泣いた。

 

「思えば長え付き合いだったな・・・共にワンピースを取りに行くと誓いあった矢先によぉ!!」

 

泣き上戸になったカイドウに対してルフィは躊躇なくギア4のスネイクマンになって拳を放った。

 

「ゴムゴムの九頭蛇(ヒュドラ)!!」

「ブオォ!!!」

 

その覇王色と武装色を纏った拳はカイドウを殴ってそのまま曲がって殴って曲がって殴ってを繰り返していく。

 

「お前らの野望なんか関係ねぇ!それでまたこの国の奴らがメシを食えなくなるんだろ!?お前だけは絶対にこの国から追い出してやる!!」

「どこからパンチが・・・」

 

カイドウはどこからともなく飛んでくる拳を見聞色の覇気で冷静に見ながら金棒で弾くがすぐに別の方から拳が飛んできた。ルフィはカイドウに対して両手で攻撃していたのだ。お陰でカイドウが1つを弾いてもすぐに別の手で、更に軌道を曲げてるのもあってカイドウは結構殴られていた。

 

(攻撃の軌道を曲げる!?ありえねぇだろゴムの性質上・・・こいつ“超人”系じゃねぇのか!?)

 

混乱しているカイドウは流石に殴られすぎたのもあってルフィに対して目配せを飛ばした。

 

「止めてくれよ〜ん♪」

「まだ酔ってんのか!?」

 

甘え上戸を発動させて甘えてみるがルフィには上手く行かなかった。そのまま容赦なく攻撃してくるルフィにカイドウはルフィのやった未来視を盗んだ。

 

「うぃ〜、こうか?」

 

龍形態になってカタクリよりも速くルフィの近くまで来るとカイドウはそのまま噛みつき、ルフィを口の中に入れて上空に上がった。

 

「チクショー、食われた!!出せコノヤロー!!」

 

口の中で暴れるルフィだがカイドウは気にせずにある程度まで上るとルフィを吐き出してそのまま熱息をぶつけた。ルフィは鬼ヶ島を貫通して海に落ちるかと思われたが鬼ヶ島を通過したあたりでスネイクマンからバウンドマンになって空中を弾力で飛んで何とか逃げられた。

しかし、ギア4のタイムリミットが近づいてきた。

ルフィは急いで決着をつけるために空中を飛んでカイドウへ向かっていった。

 

「くそ!もう時間がねぇのに!!」

 

カイドウはそのままルフィに噛みつきに行くがルフィはカイドウの上に回って避けた。

 

「ウィ〜、そうかシビアだな・・・」

 

ルフィはカイドウ目掛けて拳を降り下ろそうとさらなる空気を腕に送り込んで巨大化させる。

 

「お前がいる限り、ワノ国の奴らは禄に水も飲めねぇんだろ!?」

「ウォロロロ、お前が誰に味方しようと勝手だが、ワノ国の奴らは敗北に慣れたのさ」

「うるせぇ!!侍は強えんだ!!」

「強えのか!?強がりか!?枕詞は勝者には付かねぇ!!お前はどっちだ!?」

 

カイドウはそのまま熱息をルフィに向かって放とうとするがその前に顎に向かってルフィの拳が飛んできた。

 

「ゴムゴムの覇猿王銃(オーバーコングガン)!!」

 

覇王色も纏った攻撃が顎に刺さった上に熱息が口の中で暴発した。ふっ飛ばされて地面を転がったカイドウはルフィが完全にノさせようとして向かってるのが分かると人獣型に変身し、殺戮上戸という1番危険な酔い方になってルフィを迎え撃った。

 

「砲雷八卦!!」

 

八斎戒の一撃をルフィに叩き込んだカイドウ。ルフィはギア4の制限時間が近づいてきて口から息が出そうになっていたが必死に抑えていた。

 

「もう一発・・・それでダメなら俺の負けだ・・・」

「来てみろ小僧!!」

 

ルフィは覇猿王銃の構えをしてカイドウは砲雷八卦の構えをしてお互いの攻撃が交わろうとしたその瞬間、CP-0のゲルニカがルフィの腕を抑えた。

 

「え!?」

(CP-0!?)

「鉄塊」

 

ゲルニカの鉄塊は重くなる性質を持ってたのかルフィは突然の事に少し動けなくなった。そしてカイドウももう振りかぶってる八斎戒を止められず、ルフィに容赦なく一撃を叩き込んだ。

カイドウはその時、おでんとの戦闘の時に邪魔をされて勝負を台無しにされた記憶が駆け巡った。

倒れてるルフィ、カイドウは折角の一騎討ちを台無しにされて混乱しているのもあって見聞色を上手く使えなかったが、あれを食らって生きているとは思えなかった。

邪魔をしてきたゲルニカを睨むと何も云わずにただ帽子を深く被っていた。

 

「全て覚悟の上か・・・」

 

カイドウはゲルニカに渾身の一撃をブチ込んで沈めるとそのまま龍形態になって下に行った。

 

 

 

 

 

 

△△△

カイドウにやられたルフィが最初に見たのはサニー号の上だった。ただし、仲間は見当たらずルフィは死んだのかと思った。

そんなルフィの耳に聴こえてきたのは“歌声”だった。

綺麗で大好きな心から愛してる歌声にルフィはサニー号の中を探した。

キッチンに医務室、アクアリウム、トレーニングルーム、ソルジャードッグシステム、展望台、風呂、図書室・・・色々と探してルフィはサニー号の頭に来ると彼女がいた。

 

「ここに居たのか・・・ウタ」

「あれ、ルフィ??なんでここに居るの?ワノ国じゃ?」

 

ルフィの登場にウタは首を傾げながら聞いてきた。ルフィは死んだかも知れないと言うのは黙って置こうと思って、何も言わずにただウタの隣に座った。

 

「シシシ、ちょっと色々とあってな・・・ウタは何でここに?」

「アタシは寝たらここに居たの。それで暇だから歌ってたら・・・あんたが来て・・・ねぇ、本当に大丈夫?」

「当たり前だろ!?俺は大丈夫だ!!」

 

ウタの言葉にルフィは明るくそう答えるがウタはそれをただ見ると溜息を吐いた。

 

「ふ~ん、ちょっとヤバい状況なのに教えてくれないんだ・・・お姉ちゃん悲しいなぁ・・・」

 

プイッと不貞腐れるウタにルフィは何故バレたのか分からなかった。何も言ってないのにどうして分かったのか首を傾げて冷や汗を掻きながらルフィは次に何を言えば良いのか迷っていた。ウタはそんなルフィに1言言った。

 

「何で分かるのかって顔してるね?・・・分かるよ・・・ルフィの事、愛してるもん・・・ねぇ、ちゃんとお姉ちゃんに答えて・・・本当に大丈夫?」

 

共に初夜を経験した時にウタからお姉ちゃんと言われたら本当の事を話すと約束したルフィは観念して口を開いた。

 

「ちょっとヤベェ・・・死んだかも知れねぇ・・・悪い・・・誓い守れねぇかも知れねぇ」

「・・・そう・・・ねぇ、ワノ国って良い所?美味しいご飯とか楽しい物とか一杯あった?」

「・・・いや、なかった。カイドウが居るせいで皆、満足に水すら飲めねぇ所で・・・飯を奢って貰ってよ・・・約束したんだ。腹一杯飯を食える国にするって・・・俺は・・・」

 

ウタはルフィの話をそこまで聞くとただルフィを抱きしめた。そして麦わら帽子を被せ直させた。ルフィは何でやるのか分からずにウタの顔を見ると笑っていた。するとそれに吊られてか笑い返した。

 

「なら、戻らないとね」

「・・・シシシ、そうだな♪・・・ありがとうなウタ!」

 

ルフィはそう云うと髪が白くなって服も白くなってきた。見たことない自分の変化に気になりつつもルフィは笑った。何となく笑いが止まらなくなってきた。

 

「ルフィ・・・“新時代”で会おうね!」

「あぁ!!」

 

そしてルフィはウタの前から消えてウタもサニー号から消えた。夢の一幕ゆえに2人はすぐにこのことを忘れたが大事な人に会ったという感覚だけは覚えた。

 

 

 

 

 

〇〇〇

意識を取り戻したルフィは立ち上がった。

口からは笑いが止まらなくなって楽しい気分に溢れていた。

 

「どうしたんだ俺?負けたのにまだ立てて・・・笑いが止まらねぇ・・・アハハハ・・・何かカタクリと戦った時みてぇだ」

 

ルフィはカタクリとの喧嘩の時に一瞬だけ感じた高揚感を思い出すとドンドンとドラムのように鳴り響いていく心臓の音も面白いと思い始めた。

 

「心臓の音も面白ぇ♪♪これなら俺のやりたかった事を全部出来そうだ・・・“ギア5”」

 

ルフィは完全に“覚醒”した。完全に見た目も姿も変わっていてそれは超人系の能力ではなく、動物系の能力だと云うカタクリの仮説が正しかった。

 

そのまま笑いながらルフィは覇王色の覇気を出して下の階にいるカイドウにぶつけた。周りにいた手下達は倒れたがカイドウは平気でルフィに気付かずに得体の知れないものを感じていた。

 

ルフィはそのまま腕を下に伸ばして階層を壊しながら巨大化させてカイドウを掴むと引っ張り上げた。

 

「ウォぉぉぉぉ!??」

 

驚いてるカイドウにルフィは屋上まで上げるとそのまま力の限りぶん回し始めた。身体も力がこれだと出ると思って筋肉ムキムキになり、ルフィはカイドウを地面に何回も叩きつけた。やられたカイドウは星が回るほどクラクラとしていたがすぐに戻ってルフィを見た。

 

「生きてたのか麦わら!!ありがとよ、“熱息”!!」

 

生きていた事で先程の戦いの続きが始められると思ったカイドウは喜びと共に熱息をルフィに向かって放った。

 

「アハハハハ・・・ん?えぇぇぇぇーーー!?」

 

笑いを続けてるルフィはカイドウの熱息を見ると目が飛び出る程驚いて急いで地面を触った。地面は途端にゴムのようになって捲れて熱息を受けとめるとルフィはまた筋肉ムキムキになって力の限りそれをカイドウに向かって跳ね返した。

 

「!?」

 

カイドウはそれを諸に食らって吹っ飛ばされた。

 

 

 

〇〇〇

(・・・あれを食らって覚醒したのか?・・・なんて奴だ・・・)

 

そんな何処か絵物語みたいな戦いを見ていた者がいた。先程、カイドウの一撃を受けたCP-0のゲルニカだった。カイドウの一撃を受ける際に最大の鉄塊をして何とかギリギリで耐えていた。全く予期してなかったルフィの復活にすぐさまゲルニカは写真を撮って仲間のCP-0に送った。

 

 

 

 

〇〇〇

「アヒャヒャヒャヒャ!!・・・あっ!これこれ♪♪これを無くすとウタに怒られちまう♪♪」

 

吹っ飛んだカイドウを尻目にルフィは戦ってる最中に落としていた麦わらマークの入ったウタお手性のコートを再び羽織った。すると黒いコートは白くなった。ただし、麦わらマークは変化せずにちゃんと背中に残っていた。

 

「ウォロロロ、さっきはバカが悪かったな麦わら・・・あれで勝ちにはしたくなかった」

「気にすんな!決着をつけよう」

 

ルフィはそう言ったが覚醒させて周りがゴムになった現象が楽しいのかポヨンポヨンと周りとトランポリンみたいにして跳ねて楽しんでいた。

カイドウはそれを見ながら覚醒に至ったのだと確信したがルフィが変身した事に首を傾げていた。

 

「ゴムが他に影響を与え始めたら、超人系の“覚醒”したと見て良さそうだが、妙だなその姿・・・変身は動物系の専売特許だろうが!!」

 

カイドウは龍形態のままルフィに向かって行ってそのまま噛み付いた。ルフィはカイドウの口から脱出しようと力の限り頑張るがカイドウはゴクンと飲み込んだ。

すると、身体の中でルフィが暴れ始めた。

 

「だーーー!!!」

「ウォァァァァ!?」

「ゴムゴムの風船!!!」

 

身体の中から来る攻撃に驚くカイドウ。ルフィはそのまま中で膨らんだ。するとルフィのいる部分だけカイドウも膨らんでそのままカイドウは上へ浮かんでいった。

 

「ハァハァ・・・どうなってやがる!?俺の体はゴムじゃねぇぞ!?」

 

驚くカイドウ。ルフィはカイドウの体の中で光が2つ見えたので手を伸ばすとそれはカイドウの目だった。

目をゴムのように伸ばしてカイドウの鼻先を掴むとルフィはそのままカイドウの口目掛けて飛んだ。

 

「ゴムゴムの脱出ロケット!!」

「ブオエ〜〜〜〜!!」

 

無事にカイドウの体の中から脱出出来たルフィ。風船の状態だったので息が抜けるとそのまま上に漂ってる雷雲の中に消えていった。

 

「ゴムゴムの巨人(ギガント)!!」

 

そして降りてくるとルフィは巨人族・・・いや、それ以上の大きさになって出てきた。カイドウは何も言わずに図体のデカくなったルフィの脇腹に噛み付いた。

 

「痛えぇぇぇ!!この、ゴムゴムの縄跳び!!」

「ウォォォォォォ!!!」

 

ルフィは痛がるとそのままカイドウの顔と尻尾を持って縄跳びみたいにぐるぐると回し始めた。だんだんと地面が迫ってきてこのまま行くと地面に叩きつけられるとカイドウは悟り、ルフィに向かって熱息を吐いてそのまま鬼ヶ島の外までふっ飛ばした。

 

「ハァハァ・・・何だありゃ!?」

 

龍形態から人獣形態になるカイドウはルフィの規格外すぎる覚醒に混乱していると見えたのは巨大化したままのルフィが足をグルグルと回転させて飛んできた所だった。

 

「降三世・・・引奈落!!!」

 

ルフィが拳を放とうとしてるのは見聞色の覇気で分かったのでカイドウはそれを避けて八斎戒でルフィの頭を叩きつけた。ルフィの顔は下の階に行くほど吹っ飛んだがすぐに戻ってきて巨大化も解けてルフィは座り込んでいた。

 

「いてて」

「興味深いショーだったが限界じゃねぇか?」

「うるせー!!誰が・・・限界・・・だ・・・」

 

カイドウの言葉にルフィはハッキリとそう言ったが疲労が激しいのかギア5は解けてそのまま全身萎んだ老人のようになった。

 

「誰だ貴様!?うっ!?」

 

ルフィのびっくり変身にカイドウはツッコむがカイドウもカイドウで疲労が来たのか膝が地面に付いた。

 

「そうだ、俺・・・死にかけだった。消耗凄えなこれ・・・」

「安心して死ね!!お前らの戦いは誰かが語り継ぐだろう!!」

「いらねぇ!!俺はそんなのいらねぇ!!・・・死んだら皆、骨だけだ・・・シシシ」

 

ルフィはカイドウの言葉に対してそう言うと笑って立ち上がり、拳を地面に付けた。

 

「まだ終われねぇよな・・・モモ・・・玉・・・錦えもん・・・ペドロ・・・」

「ウォロロロ・・・おい、死ぬぞ?」

「シシシ、だから俺がそんなんにビビってると思うか!?・・・“上がれ心臓の音”!!!」

 






























というわけでギア5の登場です。
さてとカイドウ戦も残り1話か2話・・・んでやりたかった宴での大騒動←こっちがメイン(ギャクありシリアスあり)

そして最終章の《新時代×大作戦》編です。
それでは皆様、次回もお待ち下さい
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