いやぁ、連日投稿できてうれしいです!!
それではどうぞ!!
例によって例の如く、あの爺がやってきます!!
天狗の飛徹こと光月おでんの父、光月スキヤキはのんびりと編笠村へ戻っていた。無事にワノ国も取り戻されて息子であるおでんの敵討ちも終わり、余生を過ごせる。それにスキヤキやルフィだけじゃなく、キッドにローも明日出航するので3つの海賊団ものんびりとしていた。
祭りがもう終わったのもあってワノ国の人達もゆっくりとしていた。
スキヤキは気分が良い状態で置いてきた物を持って城に戻ろうとヤマトと玉を連れて狛ちよに乗っていた。
「しかし、良いのかヤマト?」
「ん?」
「あの麦わらの小僧共と旅をするのではないのか?用意する事など沢山あろうに」
「その事なんだけど、僕は行かない。昨日の奴みたいなのがあの牛ゴリラを倒したせいでいっぱい来るならここも大変じゃん・・・ほっとけ無いよ」
「なるほど、お主は優しいな・・・」
「うん、それに光月おでんの父親の光月スキヤキならおでんの事を一杯知ってるかと思って♪♪」
「お主・・・最初からそれが狙いじゃな?」
「えへへ」
あけすけというか現金というかちゃっかりしてるヤマトにスキヤキは呆れつつもこれからの穏やかな日々を楽しみにしていた。
そんな中で3人は編笠村に着いた。
「ここが編笠村か〜!」
「へへ、おらの生まれ育った村でやんす」
「ここを再建するのは暫く掛かるが必ず出来る・・・ちょっと待っておれ・・・刀を・・・」
「待って、誰かいる!!」
自分の刀を取りに行こうとしたスキヤキをヤマトは止めた。自分の武器である金棒の健を構えて警戒するヤマト。スキヤキもお玉も狛ちよもヤマトの様子を見て構えた。
「何処からか気配はするか!?」
「見聞色の覇気で見てるのに分からない・・・けど、嫌な感じが漏れてる・・・かなりの使い手だと思う」
「おら、兄貴達に・・・」
「下手に動くではないお玉!!敵がどこに居るのか分からない以上、分かれるのは危険だ!!」
狛ちよに乗ってルフィ達に知らせようとしたが敵が何処にいるのか分からないのに分かれるのは危険だった。
そんな風に警戒していると遠くから何かが壊れる音が聞こえて来てヤマト達は急いでそっちの方に掛けていった。
「お、おらの家が・・・」
そこには破壊され尽くしたお玉の家の残骸があった。潰したとも薙ぎ払われたとも違う奇妙な破壊の仕方にヤマトもスキヤキも首を傾げた。
「おいおい、嬢ちゃん・・・ここはお前の家だったか?悪い事をしたな・・・」
突然の年老いた男の声が上から聴こえてきたので3人は上を見上げるとそこには先日四皇に返り咲いた“金獅子”のシキが浮かんでいた。
手には二代鬼徹とおでんが残したもう1つの愛刀天羽々斬を2本持っていた。
「何者じゃ!?二代鬼徹と天羽々斬を狙った盗人か!?」
「俺は金獅子のシキ・・・てめぇら鎖国してたから知らねぇがカイドウはまぁ・・・後輩みたいなもんでな世話になったな・・・俺はてめぇらワノ国の連中なんざどうでもいい・・・妖刀二代鬼徹にあのがんもどきの愛刀が欲しくて寄っただけだ」
シキはそれだけ言うと二代鬼徹と天羽々斬を腰に差した。愛刀の2つを足にしてからそれで良かったと思っていたがやはり火力不足だったと万国で思ってからシキは新しい刀を探していた。
カイドウと別にやり合っても良かったがバレットと一緒にやったグラン・テゾーロでの“ショー”が思った以上に派手だったのもあってそれのせいで少し遅れたらカイドウが運良くやられていた上にリンリンまで追加。シキにとっては願ったり叶ったりの感覚で目当てだった名刀を探してここまでやってきたのだ。
「良い感じだ・・・もう用はねぇじゃあな」
「逃がすわけないだろ!!」
「あん?」
ヤマトはシキに向かって飛び掛かり、健を思いっきり振り下ろした。シキは難なくと二代鬼徹と天羽々斬を抜いてそれを防いだ。
「おいおい、いきなりの攻撃たぁ・・・挨拶がなってねぇなベイビーちゃん!!しかも強え・・・何もんだ?」
「僕はヤマト!!光月おでんになる者だ!!」
「あのがんもどきにだと??だったら二刀流になってから出直せ!!」
ヤマトの言葉にシキはそう言ってヤマトをふっ飛ばした。
「お玉!!皆に知らせるのだ!!」
「分かったでやんす!!」
スキヤキに言われて家を壊されて呆然となっていたお玉は狛ちよに乗ってすぐにルフィらの元に向かって掛けて行った。
「今日は麦わらとやるつもりなんか無かったんだがなぁ・・・まぁ試運転でもやるか・・・」
「そんな暇、あるわけないだろ!!」
ヤマトはシキに向かって健で殴りに行くがシキはアッサリとそれを受け止めた。ヤマトは大口真神の人獣型に変身して力を上げた。
「無侍氷牙!!」
ヤマトはカイドウの熱息にも匹敵する無侍氷牙を放った。シキは咄嗟に全身を武装色だけじゃなく周りの木々や岩を全身に纏って防いだ。
「あぶねぇな・・・やるじゃねぇか」
「雷鳴八卦!!」
カイドウ譲りの雷鳴八卦をやって思いっきりシキをぶん殴ろうとするヤマト。シキはそれをきちん二代鬼徹と天羽々斬で受け止めた。
「雷鳴八卦・・・てめぇカイドウのガキか?」
「息子だ!!」
「そうかい」
シキは武装色と覇王色を纏った頭突きを放った。ヤマトも咄嗟に同じように纏ってやって2人は離れた。体の頑丈さに差が出たのかシキは頭から血を流していたが特に慌てる事なく余裕そうにしていた。
「獅子・千切谷!!」
両手だけではなく、足の二本の刀も使った計4本の刀から飛び出してくる斬撃の雨がヤマトを襲う。
「鏡山」
ヤマトは咄嗟に氷の殻を纏って自分の身を守ったが並の海賊では傷1つ付かない硬度の殻がすぐに壊れた。壊れたと同時にヤマトはシキの上に飛び上がって健を回しながら冷気を纏わせた。
「氷諸斬り!!」
「獅子一貫!!」
シキも二代鬼徹を持った手に大量の岩をくっつけて獅子を作り、武装色を纏ってぶん殴って相殺した。戦況はヤマトが押してるようにも見えたがヤマト本人がシキの底しれない感じを誰よりも分かっていた。
互いに地面に降りて睨み合う2人。シキは天羽々斬の感触を確認しながら笑っていた。
「ジハハハハハハ・・・」
「何を笑ってる!?」
「いや、あのがんもどきの刀はエラいへそ曲がりだと思ってな・・・」
「お前・・・気づいたのかその刀の特性に・・・」
シキの言葉にスキヤキは驚いた。あれくらいの短時間で刀の特性まで分かるとは思ってなかったのだ。剣士としてかなりの使い手だと改めて思い知った。
「へそ曲がり?・・・どういう・・・」
「あの刀は閻魔とは違う・・・閻魔は持ってる者の覇気を無理矢理放出させて全てを斬り捨てる刀としての気質は大真面目・・・天羽々斬はその逆だ・・・真に認められる程の使い手で無ければ斬撃を飛ばそうが流桜をしようが何一つ斬れぬ・・・」
スキヤキは天羽々斬の特性を軽く説明するとシキは天羽々斬を軽く振って近くの大木を切り飛ばした。天羽々斬がシキを使い手として認めたのだ。
「で、次はどうする?おでんマニアちゃん?」
「ここで倒す」
「やってみろ」
ヤマトはシキに向かって健でぶん殴りに行くとシキは二代鬼徹と天羽々斬で受け止めた後で左足の刀でヤマトの顔面を刺しに行った。頬に掠り傷を負ってしまったがすぐに体勢を立て直して上から健を叩きつけた。シキはそれを受けずに避けてヤマトの顔面に拳をぶち込んで仰け反らせると躊躇なく二代鬼徹と天羽々斬で挟み込むようにヤマトの首めがけて振るった。ヤマトは咄嗟に更に体を仰け反らせて避けて人獣型なった事で鋭くなった牙に冷気を纏わせて噛みつきに行くがシキはそんな風に噛みつきに来たヤマトの顎に拳をぶち込んで上に飛ばした。
「どうした!?おでんなんだろ!?だったらあのがんもどきの刀くらい奪い返してみろよ!!?」
「この!!鳴鏑!!」
「斬波!!」
ヤマトは空中で立て直して健から一直線の斬撃を飛ばしたがシキの斬波に負けた。斬波がヤマトに向かって飛んでくる最中、咄嗟に鏡山で防いだが又もやすぐに割れた。
「ハァ・・・ハァ・・・」
「ったく・・・中途半端なおでんだなぁ・・・あいつはもっと強かったってのによぉ・・・二刀流じゃねぇ・・・強さも足りねぇ・・・」
「まだ修行中でね・・・決めた・・・」
「あぁ?」
「僕は光月おでんになる・・・おでんのような生き方を目指す・・・最初はワノ国を回ろうかと思ったけどその前に彼の大切な相棒をお前から奪い返す・・・」
「・・・ほぉ・・・面白ぇ・・・やれるもんならやってみろ?」
シキとヤマトはそれだけ言うとまた睨み合った。
次の瞬間、上に5つの気配を2人は感じた。
シキとヤマトは上を見るとそこにはギア5状態のルフィ、キッド、ロー、キラー、ゾロが構えた状態で落ちてきた。
「麦わら!?」
「シキィィィィィ〜!!!ゴムゴムの斧!!!」
ルフィは足を武装色で硬化して巨大化させた踵落としをシキに向かって放った。
「おっと・・・その忌々しい技は二度と食らうか!!」
シキは2年前にやられたのもあって空中に飛び出して避けつつ、すれ違いざまにルフィを斬ろうとしたがゾロがそれを受け止めた。
「よぉ、ジジイ・・・少しは勘でも取り戻したか?」
「お陰様で絶好調だ・・・そっちは少しは強くなったか?」
ゾロの言葉にシキは笑顔でそう返すとゾロとルフィを吹き飛ばそうと二代鬼徹と天羽々斬を振るった。
「シャンブルズ」
しかし、ふっ飛ばしたのはルフィとゾロではなくローによって下にあった岩とチェンジされた。
「オールドが出しゃばってんじゃねぇぞ!!麦わらの前にてめぇの首を取ってやらァ!!
「
キッドとキラーがシキを挟み込むように巨大な鉄の拳と高速回転する鎌のパニッシャーで攻撃するがシキは二代鬼徹と天羽々斬で受け止めた。
「煉獄鬼斬り!!」
「
シキを下から切り捨てるようにゾロとローは刀で攻撃を仕掛けるがシキは両足の剣でそれを受け止めていた。
「なっ!?」
「嘘だろ・・・」
「ジハハハハハハ・・・カイドウやリンリンはこういうのは下手だったからな・・・なまじ体が頑丈すぎて・・・」
4人が容赦なく攻撃をしたのに純粋な技量でそれを全て受け止めたシキ。しかし、まだ2人残っていた。
「ゴムゴムの火拳銃!!」
「馬幻刃!!」
「うぉお!?」
ルフィのギア5による火拳銃とヤマトの白蛇駆。炎の拳と冷気の金棒という攻撃は流石にもう受け止められずシキはまともに食らってふっ飛ばされた。
6人は地面に降りてシキを睨む。
「来てくれてありがとう!!ルフィだけかと思ってたけど・・・」
「キッドとトラファルガーと麦わらがまた喧嘩してる時に呼ばれたからな!!俺もキッドも四皇の1人をここで落とせるなら落としておきたい」
ヤマトの言葉にキラーが簡潔に事の顛末を云うと6人は気を引き締め直してシキに向かって構えた。
シキはゆっくりと立ち上がると流石に今のは効いたのか腹を抑えていた。
「・・・止めだ・・・もう試運転は済んだ・・・ここでお前らとこれ以上やり合っても何も得がねぇ」
「おいおい、伝説と呼ばれた世代がビビってんのか!?」
「だから最後に土産でも置いてやる・・・」
キッドの煽りにシキはそれだけ言うと手を翳した。すると6人の周りに大量の岩で出来た巨大な獅子が武装色を纏った状態で現れた。
「獅子威し・地巻!!!」
シキはそれだけやると飛んでとっとと帰っていった。6人はシキの残した鬱陶しい置き土産を難なくと破壊したがその時には既に見失っていた。
「クソっ!!逃げられた!!」
「ちっ、腰抜けジジイが・・・」
「奴は何しに来たんだ?」
ルフィとキッド、ローがそれぞれ思った事を口にしてると離れた場所で見ていたスキヤキがやってきた。
「申し訳ない!!全てはわしの不注意が招いてしまった!!あのような輩に大業物である名刀を2つ奪われてしまうとは・・・」
「そんなスキヤキのせいじゃないよ・・・それに取り返せなかった僕が悪い・・・」
スキヤキはルフィらに土下座して謝り、ヤマトは咄嗟にフォローしていた。ルフィらは困惑しながらスキヤキ達の話を聴いた。
〇〇〇
一方、その頃シキはのんびりと空を飛びながら電伝虫を起動していた。
『首尾は順調かジジイ?』
電伝虫の相手はバレットだった。
「あぁ、最高の刀を手に入れた・・・もうすぐてめぇのお望みのトットムジカと戦う計画が出来るぞ・・・」
『カハハハハハハ!!こりゃありがてぇな・・・ババアの所でてめぇに僅差で勝ってどうしようかと思ってたからな』
「ふん、ガキが・・・まぁ良い・・・準備はゆっくりとやるぞ・・・ジハハハハハハハ!!」
シキはそれだけ言うとバレットの通信を切った。万国でやり合っていた時に年の影響かシキはスタミナ切れを起こしてバレットに負けた。それに関してはいつか必ず返すとは思いつつも若い頃から何回も勝ってや負けてを繰り返してきたシキにはたかが敗北の一回など屁でもなかった。
20年掛けた2年前のやつは流石に心が折れかけたが完全に覇気も戻った今、精神も完全に戻った。
「ジハハハハハハハ!!“天竜人を殺して”・・・四皇に返り咲いた!!まだだ!!俺の計画はまだまだ終わらねぇ!!・・・何が大海賊時代だ!!何がワンピースだ!!何が夢だ!!何が冒険だ!!・・・ロジャー!!俺はこれからだ!!俺の“新時代”でお前の全てを否定してやる!!」
シキはそう笑いながら、かつてのライバルであるロジャーに向かってそう叫んだ。
四皇 “金獅子”のシキ 懸賞金 54億4900万ベリー
というわけでシキが名刀2つを強奪と共にヤマトも最終章に参戦です!!う~ん、またシキがパワーアップをしてしまった。
そしてシキがやったグラン・テゾーロでの惨劇は天竜人殺しです。おかげで懸賞金も馬鹿高くなりました・・・因みにバレットも共犯者です。
グランテゾーロでの惨劇は次回やります。ひょっとしたら前後編になるかも知れませんがよろしくお願いします。
それでは次回をお待ち下さい。