“軌跡”的な世界   作:怪獣馬鹿

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皆様、遅れて申し訳ございません。
色々と忙しくて時間が取れずに遅くなりました!!
それではどうぞ!!


ウタカタララバイ/Whistle For The Choir

腕相撲大会とミスコンが終わって辺りはすっかり夜になっていた。ルフィとウタはあの後、出店を少し回ってからサニー号に来るとゾロとジンベエは酒盛りをしていて、ヤマトとチョッパーとウソップはお菓子を食べていてブルックはギターを弾いていてサンジはBBQの続きをして肉を焼いていて、ずっと船番をしていたフランキーはコーラを飲んでいた。ナミもミスコンでの悔しさが残っていたのか自棄酒をし始めていてロビンはそれを見ながら、キリの良い所で止めようとしていた。

 

「おっ、ルフィにウタちゃんも来たか」

「おぉ~、サンジ美味そうだな!!」

「昼とは違ってキノコとほうれん草のホイル焼きとか鉄板を使った鶏むね肉の蒸し焼きとか色々と変えてあるから楽しみにしとけ。ウタちゃんの分もちゃんとあるからねぇ〜♡」

「流石、サンジ!!」

「ありがとうサンジ!!」

 

サンジの説明にルフィやウタは嬉しくなってると突然とウタはルフィの腕を引っ張った。

 

「ルフィ、ほらこっちで一緒に食べよ♪♪」

「そうだな♪♪先に飯だ♪♪」

 

ナチュラルにイチャつき始めてるルフィとウタに対してサンジは血の涙を流しそうになったが正式に付き合ってる2人に対してそう思うのも自分のプライドに関わるのでサンジは堪えようとしていた。

 

「おい、嫉妬眉毛。つまみを寄越せ」

「ほらよ・・・って誰が嫉妬眉毛だ迷子剣士!!」

「誰が迷子になるか!」

「いや、今日だけで何回も迷子になっておったぞ」

 

酒盛りのつまみを渡した後でサンジはまたゾロにキレたが自分の料理を手に持ってる状態で蹴りを入れる筈もなく、サンジとゾロは口喧嘩を始めて今日1日行動を共にしたジンベエはゾロに対して率直な意見を述べていた。

 

「ルフィ〜、これ美味しいよ!」

「うめぇ~うめぇ~!!」

 

ウタはサンジから貰ったキノコとほうれん草のホイル焼きを貰ってルフィはガツガツと肉関係を食べていた。

 

「あら?ルフィに食べさせてあげないの?」

「えぇ~、ロビン。無理だよ・・・恥ずかしいし・・・ルフィは食べるのに夢中過ぎてあんまり・・・」

 

お酒を軽く飲んでいたロビンがウタにそう聞くと顔を赤くした後で何処か呆れ顔になった。ロビンはそれに対して少し笑うとハナハナの実の力でルフィの口の近くに肉を持ってきた。

 

「ルフィ、はい」

「ん、ありがとうなロビン。あ~ん」

 

ルフィはそれを素直に食べさせて貰ってロビンにお礼を言った。それを見せられていたウタは思いっきり頬を膨らませていた。

 

「厶〜っ!!ウワキモノウワキモノウワキモノウワキモノウワキモノウワキモノウワキモノウワキモノウワキモノウワキモノウワキモノウワキモノウワキモノウワキモノウワキモノウワキモノウワキモノウワキモノウワキモノウワキモノウワキモノウワキモノウワキモノウワキモノウワキモノウワキモノウワキモノウワキモノウワキモノウワキモノウワキモノウワキモノウワキモノウワキモノ」

「ウタ、お前怖えぞ」

 

呪詛のように言いまくるウタにルフィは率直な感想をした。ウタはルフィを思いっきり自分の事だけを考えさせたいと思ったが折角作ってくれたサンジに悪いと思ったし、絶品の美味しい物を食べたかった。

すると良いアイデアを思いついたウタはルフィに対して肉を差し出した。

 

「ルフィ、あ、あ~ん」

「ん?くれんのか?あ~ん!!」

 

ウタのやった事にルフィは笑いながら食べた。するとウタは笑顔になって大きな口を上げた。

 

「・・・あ~ん・・・ルフィ・・・あ~ん」

 

ルフィは顔が赤くなってるウタが口を開けてるのを見ると肉を食わせようかと思ったがルフィはウタが先程まで食べていたキノコとほうれん草のホイル焼きを箸で掴むとウタに差し出した。

 

「ウタ・・・あ~ん」

「あ~ん♡」

 

ルフィに食べさせて貰ってウタはご機嫌になるとそのままドヤ顔でロビンを見た。するとロビンだけでなく、この絡みを見ていたナミやウソップ達もニヤニヤとこっちを見ていてウタはここで漸く誂われていたのに気づいて違う意味で顔が赤くなった。

 

「どうしたんだウタ?」

「な、何でもない!!」

 

ルフィに聴かれたがウタは何も答えたくなかった。ロビンに対して嫉妬してた事と全て誂われていただけと云うのは途轍もなく恥ずかしかった。

そんな風に悶々としながらも2人はご飯を食べ終えた。お腹を膨らませて横になってるルフィ。ウタ今のうちにお風呂を掃除してお湯を入れ終わってから甲板に戻って来るとそこにはヤマトの膝の上に頭を置いてるルフィがいた。

ウタは一気にまた頭が冷えてきた。

そのままゆっくりとルフィとヤマトに近づくと2人に聴いた。

 

「ねぇ・・・なんでルフィはヤマトの膝の上に頭を置いてるの?」

「あ、ごめんごめん。僕が置くように言ったんだ。フカフカの甲板だけどそっちの方が楽になると思ってね」

 

ヤマトに悪意がないのが分かるとウタは少しホッとしたが自分がいるのに他の女の膝に頭を置いてる自分の恋人に腹が立ってきた。

 

「ルフィ・・・・・コッチニキテ・・・・・」

「ん?どうしたんだ?」

「イッショニオフロニハイルヤクソクダッタデショ?」

「おぉ!そうだったな悪い悪い!!」

 

ウタは何をやったのか気づいてないルフィをそのまま風呂に連れて行った。

 

 

 

 

 

〇〇〇

ウタとルフィは風呂場に来て一緒に入った。

 

「ウタ、俺ちょっと出とくから先に入れよ」

 

以前、一緒に入った時はヘタレなルフィを先に入らせてからウタが入ってきた。ルフィとしては脱ぐ時は別の方が良いと思って風呂場から出ようとしたがウタはルフィの腕をガッシリ掴んだ。

 

「今日は一緒に脱いで入ろう」

「そうか、分かった!」

 

ウタがそう云うとルフィも快く了承し、2人は服を脱ぎ始めた。

 

(うぅ~、ルフィと一緒に服を脱ぐって恥ずかしい!!音が・・・音が!!・・・でも一緒に居ないとどんな女に目移りするか分からないし・・・ルフィはずっと鈍感だし!!!・・・アタシばっかり嫉妬して・・・ムカつく!!!!)

 

恥ずかしさから自分ばかり嫉妬していると思ったウタは腹立たしくなってきた。尤もルフィもルフィで嫉妬は普通にしていたがウタにバレていないだけだった。

 

「ウタ、先に入って・・・」

「待ってルフィ・・・手を繋いで・・・」

 

先に服を脱ぎ終えたのでルフィは風呂に入ろうとしたがウタに手を握られたので一緒に入った。

 

「ルフィ、先に座って・・・」

 

ウタにそう言われたルフィは素直に先に風呂椅子に座った。そして前と同じように頭にザバっとお湯をかけられた。ルフィは頭を洗われるかと思ったがウタは自分の前に風呂椅子を置いて座った。

そして自分の頭にお湯を被せるとルフィと向き合った。

 

「きょ、今日はさ・・・あ、洗っこしようよ!!あ、アタシはルフィの頭とか体を洗うからさ・・・ルフィはアタシを洗ってよ・・・ダメ?」

「別に良いぞ」

 

ウタがそう聞くとルフィも笑って答えた。お互いにシャンプーを手につけて互いの頭を洗い始めた。以前とは違ったやり方にウタは恥ずかしさを感じつつもルフィの笑顔が見れて幸せであり、ルフィも笑ってるウタを見て嬉しかった。

 

「ルフィ・・・その洗いにくくない?」

「シシシ、ゴムで伸びるから大丈夫だ」

「それなら良かった」

 

ウタの長い髪もルフィが手を伸ばして難なくと洗っていて頭が泡だらけになった。お互いにお湯でそれを洗い流すと今度は布に石鹸をつけた。

 

「次は体も洗いっこしようよ」

 

ウタの言葉にルフィは首を傾げ始めた。やけに今日のウタは色々と焦っているように感じてルフィは段々と心配になってきた。

そのまま自分の体を洗おうとするウタをルフィは肩を掴んで止めた。

 

「ル、ルフィ・・・どうかしたの?」

「ウタ・・・なんかあったのか?」

「・・・ルフィがそれを聞くんだ・・・」

「それってどういう・・・んむ!?」

 

首を傾げて聞いてくるルフィにウタはキスした。というよりも口でルフィの口を塞いだと云うのが正しい。そのままウタはルフィを風呂場の床に押し倒して馬乗りした。

 

「ウ、ウタ?」

 

ルフィは困惑しながら見るとウタの雰囲気が違っていた。何故か怒っているのだけルフィは分かるとその理由が聴きたくて起きようとしたがウタに押さえつけられていた。

 

「ルフィ・・・アタシね・・・そんなに良い女じゃないんだよ・・・嫉妬だって物凄くするんだ。ずっとね、ルフィが他の女の人と一緒になってたらって思って不安だったんだ・・・ルフィは鈍感だからそんなの全然気にしてなくて・・・はっきり言って凄いモヤモヤする」

「ウタ・・・」

「今日だってアタシばっかり嫉妬して・・・ルフィは普通で・・・重い女ってのは自覚してるんだよ・・・けど最近は抑えられなくて無性にイライラするし・・・こんなダメなアタシだけど・・・キレイニキモチヨクデキルカラ・・・オイテカナイデ」

 

ウタはそうやってルフィにもう一度キスしようとしてきたがルフィはウタに手を回して上下を反転させた。

 

「ルフィ・・・ナニシテ・・・」

「俺はそんなのされても嬉しくねぇ!!俺が好きなのはウタだけだ!!」

「ルフィ・・・んむ!?・・・バッ!!んあっ!!」

 

ルフィはウタにキスした。ウタが離れさせようとしても無視して続けた。そして暫くするとルフィとウタは離れた。

 

「はぁ・・・はぁ・・・ウタ、俺が本当に好きなのはウタだけだ。信じてくれ・・・」

「ルフィ・・・ごめん・・・」

 

ルフィにそう言われて落ち着いたウタは暴走した自分が恥ずかしくて俯いてるとルフィに抱き締められて起こされた。風呂場の床に腰を下ろして、前と同じようにぐるぐると体ごと巻かれて密着した。鼻先が当たるくらいまで顔を近づけてルフィは話し始めた。

 

「それにモヤモヤしてるのはお前だけじゃねぇ」

「え?」

「今日だってカタクリも応援してるお前を見て凄いモヤモヤした。ミスコンってやつに出てた時に他の奴らに手を振ってて凄いムカついた・・・」

 

ウタはそんな風に言ってくるルフィを見るとルフィは顔を赤くしてそっぽを向いた。恥ずかしくてあまり知られたくなかった事を赤裸々に言って堪えきれなくなったのだ。ウタはそんなルフィに嬉しくなるとルフィ顔を背けながら言った。

 

「なんかあったらよ、俺に言え・・・その・・・変えたくねぇもんはいっぱいあるから変えられねぇかも知んねぇけど、愚痴は聴いてやる・・・」

「なら、ルフィもちゃんとそれを教えて欲しいなぁ・・・アタシばかりだと凄い不公平だもん」

 

ルフィの言葉に甘えてウタは耳元に口を持ってきて囁やき始めた。

 

「別に治して欲しいわけじゃなくて愚痴りたいだけだからね」

「分かってるよ」

 

ウタはそう云うとふぅ~っと軽く息を吐くと愚痴り始めた。

 

「アタシだけを見て・・・他の女に言い寄られてもはっきり断われ・・・特にハンコック・・・ルフィの鈍感・・・浮気者・・・」

 

ウタがそう愚痴るとルフィはウタの耳に口を持ってきて囁やき始めた。

 

「ウタだって・・・カタクリにあんな愛想よく笑うな・・・他の男に簡単に笑顔を向けるな・・・ウタだって鈍感だ・・ムゥ・・」

「・・・そんな風に思ってたんだ・・・」

「あんまり言いたくなかった・・・ウタにこんなの向けたくなかった・・・」

「アタシは向けて欲しいな・・・ルフィにそう思われるのは嬉しい・・・」

「俺は嫌だ・・・」

「言わないとアタシだけ恥ずかしいからダメ」

「ウタの愚痴くらい幾らでも聞いてやるよ」

「アタシだってルフィの愚痴を聴きたいんだから・・・」

「分かった・・・」

「他にはないの?」

「・・・実はドレスローザで会った時からモヤモヤしてた・・・あの宴でロメ男と話してる所を見てモヤモヤした」

「フフッ、へぇあの時からか〜・・・」

「それに・・・ウタが危険な目にあったって知るとすげぇ怒りやすくなる・・・止まらなくなる」

「アタシもそう・・・ルフィが危険な目に会うとやった奴に怒って・・・止まらなくなる」

「・・・悪い・・・こんなのウタには本当に向けたくなかった」

「良いよ・・・そこを含めて好きなんだから・・・向けて良いよ」

「そうか」

 

2人はそんな風に囁いて顔を見合わせると2人は額をくっつけて笑った。

 

 

 

 

〇〇〇

風呂場でその後、ゆっくり浸かって出た2人は寝間着に着替えてサニー号の船首の上に腰を下ろしていた。風邪を引かないように1枚の毛布を一緒に被って海を見ていた。

ルフィはウタにある事を言い始めた。それは自分からやりたくなかったがウタの為に必要な事だと思った。

 

「ウタ・・・シャンクスは来る・・・」

「・・・ルフィ・・・」

「安心しろ・・・絶対に来る・・・娘が頑張ってるのに来ない親じゃねぇよ」

「・・・そうだよね・・・来るよね・・・ジャングズばぎっど来る”よ”ね”」

 

ライブの1日目が終わる・・・ウタが来てほしかった父親である赤髪海賊団は来なかった・・・ルフィは大喧嘩をして、来てくれたのに赤髪海賊団は来ず、ウタはルフィにそう言われると安心して泣き始めた。

 

 

 

 

〇〇〇

ビックトップ号の甲板ではバギーとレイリーが酒を飲みながら海を見ていた。

 

「シャンクスは来なかったな・・・」

「まだ1日目っすよ、レイリーさん」

「・・・事情はあると思うがウタちゃんにやった12年間の事を聴くと心配になる・・・」

「レイリーさん・・・」

「ロジャー海賊団は20年も前の事であいつにも色々とあった。ひょっとしたら昔のシャンクスでは無いのではとそんなクソみたいな事を考えてしまう・・・」

 

レイリーはシャンクスとウタの詳しい事情はバギーズデリバリーの時に初めて知った。そしてシャンクスを信じたい気持ちが無くなったわけではないが不安が出来てしまった。

 

「あいつは戻ってきましたよ・・・」

「ん?」

「でないと喧嘩なんかしねぇ・・・あいつは今でもロジャー海賊団です・・・ロジャー海賊団は仲間を見捨てない・・・」

 

そうバギーははっきりとレイリーに言った。レイリーはそれを聞くと嬉しくなった。力は強くなってない、けど確かに強くなったバギーに感慨深い気持ちになった。

するとレイリーは酒グラスをもってバギーに酒を注いだ。

 

「ほら」

「あ、レイリーさん!すみません・・・」

「良いんだ・・・バギー・・・ロジャーも今のお前を見たら喜ぶだろう」

「・・・レイリーさん・・・俺、カタギに手を出した・・・」

「・・・そうか・・・」

「ロジャー船長は絶対に許さなかったのに・・・俺は・・・金欲しさにやった・・・船長の名前から逃げたかったから・・・」

「・・・バギー・・・」

「・・・レイリーさんはロジャー海賊団って言ってくれたし・・・シャンクスと喧嘩した時にも逃げねぇって言ったけど・・・俺はもう・・・ロジャー海賊団じゃない・・・」

「・・・そうだな・・・ロジャー海賊団は20年以上前に解散してる・・・新しい生き方を見つけないとな・・・」

「・・・でも・・・2年前にバレて・・・1年前にウタを助けてから・・・見るんだ・・・ロジャー船長の夢を・・・そしたら・・・会いたくなって・・・でも会わせる顔が無くて・・・」

「バギー・・・もう言うな・・・分かった・・・」

 

レイリーはバギーの言葉を止めた。これ以上は言ってる本人が苦しむだけだと思ったからだ。

 

「レイリーさん」

「今日は飲もう・・・そして3日間のライブが終わったら・・・あれを歌おう・・・宴好きなロジャーの事だ。ひょっとしたら化けて出るかも知れない・・・ロジャーも楽しく歌ったあの歌を歌って・・・もしも会えたらその時に言えば良い・・・」

「あの歌・・・そういや何年も歌ってねぇな・・・」

「たっぷり歌って楽しもう・・・ウタちゃんやシャンクス、ルフィにルフィの仲間達・・・そしてお前の仲間達にシャンクスの仲間達・・・他にも色んな奴を混じえて騒いであいつが羨ましくて出てくるくらいにな」

「・・・だったら・・・その時はおでんを食いてぇな」

「良いな・・・最高のチョイスだ」

 

バギーとレイリーはそのまま、海を見ながら酒を飲んでシャンクスを待っていた。

 

 

 

 

 

しかし、シャンクス達は来なかった。

こうしてライブの1日目が終わった・・・

















というわけでお風呂回でございました!!
純粋にルフィとウタがイチャイチャやってるだけなんですがね・・・これが難しくて・・・
次回はライブ2日目でバルトロメオとか麦わら大船団を出したいので頑張ります!!

そして前回、次回のタイトルを言いましたが変更しました。
『ウタカタララバイ』と『Don't Blame Me』でしたがThe Fratellis『Whistle For The Choir』に変更しました。和訳を見て今回の話を書いてるとルフィの嫉妬心が意外に多く出たのでルフィに合わせました。

ご興味のある方は和訳を見て聴いてください。風呂場のシーンはずっとこれが流れてるイメージで書きました。
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